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2006年01月05日
ブライユ点字
最近はGoogleの検索をブラウザ上から使っているので、直接Googleのロゴを見ない。見るのは検索結果リストのときに表示される小さなアイコンだけ。このアイコンが、昨日なんだかヘンに文字化けしていた。データが壊れてるなと思って、あまり気にしなかった。

これは壊れていたわけじゃなくて、点字だったらしい。“ブライユ点字”と呼ばれる点字の父、ルイ・ブライユは1809年1月4日にフランスで生まれたそうで、1月4日が点字の記念日なんだとか。
気になって点字の50音を調べてみた。子音と母音を組み合わせるハングルのように簡単で、10分ほど点字表を見つめ続けていると、だいたい覚えられる。それほど合理的なのに、ハングル同様に「合理的に人工文字を作るなら、どうして徹底して合理性を追求しなかったんだ」と思える、おかしな設計も感じられる。
音引きや一部表記の処理が、日本語の仮名とリンクしているようでいて、微妙に違っていたりするという、“もうひとつの表記問題”を見るようで興味深い。ふだん空気のように接している日本語とは微妙に違うパラレルワールドをのぞき込んだような気分。
点字図書館の人気貸し出し書籍リストを見てみた。『問題な日本語』なんていう日本語関係の本が読まれていたり、五木寛之の百寺巡礼が人気だったりするようだ。ふつうなんだけど、やっぱりパラレルワールドをのぞき込んだような気分。
対向するプラットフォームで、遠く離れたまま線路越しに平然と手話で雑談を続ける聾唖者が、少しうらやましく思えたりするのと同じように、電気を消して、ふとんに潜り込んでいても読書ができるという点字読者を、少しうらやましく思ったりする。という不謹慎な、興味本位の理由であっても、まったく興味をもたないよりは、興味をもって覚えようとするほうがいいのだろう。
すっかり忘れてしまったけど、ハングルが(音として)読めるようになったころ、手に取った韓国の雑誌で「マイクロソフト エクスプロラ マウス」といった表記を読み取ったときに感じたような新鮮な感動を、点字でも感じてみたい。さっそく明日、地下鉄の料金案内を指でなぞってみよう。
投稿者 ken : 2006年01月05日 11:04
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コメント
非音声の言語も面白い世界ですね。日本語文字の点字はけっこうシステマティックだと思います。やゆよあたりが詰め込んで有る気もしますが、しかたないかなぁと。
ちょうど最近キーボードをローマ字打ちからカナ打ちに変えているのですが、アマチュアタイピストだと配列の仕組みより結局は慣れの方が勝るというのが感想です。だからまぁいいかなぁと。
手元を見なくても読み書きできるデバイスはとっても興味があります。最近はケイタイの親指入力が標準のようですが、それほど高速でなくブラインドでの入力もいまいちですよね。(Pobox予測が標準だからなおさら見ないと無理)昔、満員電車で通学通勤していたときには、身動きしにくい手元でも見ないで打てるキーボード(というか入力装置)があったら便利だなぁといろいろ考えていました。吊り革の反対の手元でごそごそと打ち込めるようなもの。出来たら便利かなと。
唯一の致命的な欠点は、痴漢と間違われることですが…。
投稿者 にしの : 2006年01月05日 22:49
システマティックですが、母音の並びが2進法的なようで、
そうでもなかったりするのは気持ち悪いです(笑)
たいした問題ではないのでしょうが、どういう理由から
あの並びになったのかは興味があるところです。
タイピング速度は、入力方式によらず、実は結構一定している
という話があります。親指シフトは確かに平均して速いのだけど、
あんがいノンビリ打つことになるようです。で、一定なのは
なぜかというと、頭のなかで音を発音する速度が一定している
からではないかという仮説を、キーボード入力を研究している
人に聞いたことがあります。
手元を見ずに打てて、しかも最速と言われるのは、無連想方式の
直接漢字入力ですね。T-CODE、TUT-CODEあたりが有名です。
2打鍵のストロークの組みあわせで2000個ほどの漢字を打ちますが、
覚えてしまえば、完全なブラインドタッチができるそうです。
変換が不要で、変換候補を見る必要がないからです。
実はぼくのドメイン名のd-codeは、ぼくが使っていた入力方式である
D-CODEから取ったものだったりします。ふつうの仮名漢字変換と
直接漢字入力方式を混ぜたハイブリッド型で、ユーザー数は
開発者とぼくの2名だけという超マイナーなものでした(笑)
たとえば「d;」が「思」という漢字に対応しているので、
「思う」は「d;u」と打ち、「思います」は「d;imasu」とやります。
すらすらと画面に文字が確定状態で流れ出てくる様は、かなり
気持ちがいいものでした。
満員電車でコンピューターを使いたいっていう願望ありますよね。
指輪キーボードなんてのもありました。指を動かすと、その振動を
読み取って入力ができるという。
投稿者 西村 : 2006年01月06日 23:52
母音の並び、なるほど、なんかへんですね。5音というのがバイナリ表現に対して最悪な数字だったのが原因のような気がします。
はからずもd-codeの由来が聞けて嬉しかったり。(^^;
漢字直変換もいっそ標準になったら(初心者にも強制しちゃうと)いいなとつねづね思います。個人的には漢字選択入力の決定版は和文タイプライターだと思ってます。平面に漢字が表で書いてあって二次元に動かして打つやつです。ぜんぜん速くないですけど。古い機械ですがご存知でしょうか…。あのくらい豪快な解決を電子デバイスでもやったら良いのに。。(その意味では、旧式のJR端末:棒を挿すやつ、も素晴らしいと思ってます)。自分で気づいてませんでしたがもしかすると私はキーボードが嫌いなのかも(^^;;
手元を見ずにというのは、じつは片手で、というのを書き忘れてました。イメージは↓こんなやつです。
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/970529/fujitsu.htm
で、つぼ押し機くらいに小さくして片手で握り締めて入力できるようなものです。スィッチにすると4,5接点程度の。グローブタイプで修験道のように印を切り続けるのも魅力的です。
指輪キーボードなんて発想もあるのですね。使ってみたいかも。足につけるとタップキーボード?貧乏揺すり入力も悪く無さそうな…。
(最後に、97年の記事が残っていたimpressに拍手)
投稿者 にしの : 2006年01月07日 01:28
T-Codeを開発した山田先生は、
漢字の書き順など覚えさせるぐらいだったら、
小学生に本当に必要なタイピングを覚えさせろと
言っていたように思います。まったく同感です。
Qwerty配列のローマ字かな変換は、私も慣れの
ために仕方なく使っていますが、
およそ考えられる方式のなかでも、結構
ひどいシステムだと思います。
和文タイプライターは、、、うーむ。
投稿者 西村 : 2006年01月09日 22:15