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2005年07月30日
裸ジャグラー、オンエアーへ?
新宿中央公園のナイアガラの滝へジャグリングの練習に。むしむしと暑い。時折小雨がぱらついたりして、猛暑という感じではないけど、ずっと低温サウナに入っているような、そんなじめじめと暑い天気だった。じっとしていても汗がにじむ。練習に来ていたシガるさんも、小林さんも、休憩の合間に練習するような、そんな感じ。隣にいたサッカーのリフティングをジャグリングにしたような芸、「フットボール」の人々も、活気があるようなダレてるような。
トリッキーなリフティングが異様にうまい人がいるなぁと思ったら、ヘブンアーティストの資格(というのか?)をもった芸人さんだったらしい。なんじゃそりゃ、っていうぐらいうまい。
あまりに楽しそうにボールを蹴っているので、ちょっとやらせてもらってみた。「その靴じゃムリですよ」と笑われたけど、それなりには蹴れる。サッカー部だった中学生のとき、練習なんてまともにした記憶はないけど、リフティングだけは楽しくて結構やったもの。しかし、パフォーマンスでやるリフティングは足の甲をつかうインステップキックでも、親指の付け根あたりを使うインフロントキックなんかともちょっと違うらしい。つま先でやや引っかけ気味に蹴る。
あまりに汗だくでTシャツがびっしょりになったので、半裸になってみた。水泳をやめてから、腕以外の上半身は、すっかり貧相になってしまったけど、同年代のビール腹のことを思えば、「脱いでも犯罪じゃないだろう」というぐらいに大丈夫な身体だろうと自分では思っていたりして。夏の公園なんて半裸はいっぱいいるもんだし。
4ボールや5ボールのシャワーを投げていると、汗だくの脇がツルツルすべる。我ながら気持ち悪い。どうもぼくは脇を締めすぎじゃないかと思ったり。
ツルツルべたべた言いながら、クラブを投げていたら、カメラを構えた2人組みがよってきた。「公園のジャグラー」として被写体になってくれということかと思ったら、そうじゃなくて深夜のフジテレビの取材だった。
「戦後60年。日本はどう変わったか」。そんもん戦後の半分しか生きてない人間に聞いてどないすんねん……。と、思いつつ、現代日本社会のことやら憲法問題のことやらしゃべり始めたら、10分ぐらい経っていた。乳毛がちろりんと出た裸のまま、赤黄青のクラブをもってしゃべる汗だくのジャグラー……。絵にならない。「えぇえぇ、個人的には改憲すべきだと思ってますよ」。偉そうにしゃべるジャグラー。絵にならん。
フジテレビのディレクター、ぼくと同じ年だったけど、ある先入観をもって取材しているフシがありありと伝わってきて、ちょっと編集が心配になった。ディレクターの頭には「戦後60年。なんか日本やばい?」という問題意識があるんだろうけど、それが漠然としすぎていることが、質問の曖昧さから伝わってくるように思えた。ぼくが「なんのかんの言って日本は恵まれてますよ。先進国、途上国、どこでもいいですが、どこの国と比較して悲観するほどの状況だっていうんでしょうね」というような意味のことを言ったら、それに対して「おっしゃるのは物質的には、ということだと思うんですよね」と返ってきた。政治的に不安定で物質的に欠乏が日常の暮らしをしてみてから言おうよ、そういうセリフって、と思う。
夜は東大のジャグリングサークル、マラバリスタの練習に参加。途中渋谷で上履きを購入。これで体育館でもピルエットの練習がやりやすくなった。妻が海外出張中なのをいいことに、朝から晩までジャグリング。
妙にクラブのうまい外国人2人組が来てるなぁと思ってみていたら、やたら背が高いほうの一人が5クラブで、がつがつトリックを繰り出したり、2人で10クラブのパッシングをやったり、3ボールで見たこともない激しいトリックを繰り出したりしはじめた。マクシム・コマロが3bdwでやっていたアラウンド・ザ・ヘッド・シューティング・シャワー(というのだろうか)のバリエーションがえぐすぎる……。左右をスイッチしてバシバシッとボールが飛び交う。
「Get the Shoe」というドイツ人のプロジャグラーだったらしい。汐留で何やらショーをやってるらしい。どおりでうまいはずだ。そういえば、この人たちのマーシャルアートジャグリング(動画へのリンク)は、あほくさくておもしろい。
マラバリって東大生の集まりの割に、みんな英語が全然できないので、片言でやりとりしている様子。でも、ぜんぜんジャグリング用語は通じる。もともとジャグラーはパターンを伝え合うときにサイトスワップとかカウントという数字でしゃべるので、ワンツースリーが言えれば、どこの国のジャグラーとも意思の疎通はできるのか。
それにしても、いきなり2人がペアになって投げ合うパッシングで、初対面の2人がサクサクと投げあえちゃうのってスゴイことだと思った。ぼくはパッシングのことはよくわからないけど、音楽で言えばアドリブのセッションみたいなものか。基本のコード進行だけ、ちょっと打ち合わせておけば、あとは、それぞれの持ち味でワラワラとクラブを投げれる。適当にトリックを入れたりピルエット(回転)したりできるらしい。パッシングは楽しそうだ。
プロジャグラーだから、技量はやっぱり圧倒的だし、ワザのバリエーションも豊富。一般受けしないか、あるいは成功率が低くて人前では見せられそうもないトリックを次々と見せてくれた。そういうときだけ、みんな練習する手をとめてワラワラと集まってきたりして。
しかし、プロジャグラーたちに「WHOA!」と言われるようなトリックを繰り出せるマラバリの子たちもすごいよな。あごの高さの3ボール3アップピルエットをみたとき、そのプロジャグラーの一人は目を丸くして「もういっかいやってみてよ」と言ってた。カレー君のサイトスワップは、プロ以上のものがあるなと端で見ていて思った。
投稿者 ken : 2005年07月30日 23:30
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