« 2006年03月 | メイン | 2006年05月 »
2006年04月29日
マラバリ練
雨模様だったので代々木公園はあきらめて、夕方からマラバリへ。
新入生がいっぱいいたのか、やたらと体育館は混み合っていた。なんかジャグリング人口って急増中?
633、534、7441、741でいろいろ記録が微増したような、そうでもないような。あんまりちゃんと数字をトラックしてないので、このへんはよくわからないけど、だいたいどれも15~20連続ぐらい。7531だけは、どうしても3連続しかできない。いまは633がいちばん簡単に思える。(6x,4)(4,2x)*が、どうも難しい。思い出したようにやっているけど、せいぜい6が4、5回しかできない。いずれにしても、このへん、ちゃんと数値目標を立ててやらないと、どうも漫然と投げてるばかりで良くない気がしてきた。
4クラブは、投げはじめて10分ぐらいは、明らかに「低すぎる」か「回転が足りない」という症状で、1.5回転になってしまう。何が起こってるかよくわからず、フラッシュだけしてみると低いことに気づくという感じ。自分が思っているよりも高く、回転も少しきつめに付けないとダメらしい。で、ある瞬間に「もっと思い切って高く!」と自分に言い聞かせて投げると、スッとパターンに収まる。そうすると、10~20キャッチ程度続くようになる。――ということを、何度やっても毎回最初からやり直している気がする。でも、3クラブのダブルでも、1up2upでも最初は低さとの戦いだったから、やっているうちに直っていくいくのだろう。2in1でできることでも、4本になると途端に訳がわかってないという状態になる。
帰りは渋谷でYoshiakiくんと餃子。パーキンくんが、最近d753144とかやって喜んでいるという話だった。「サイトスワップの数字に溺れてますよ」とか。いいね、いいね、ぼくはそういうの大好き。まさにトラッシュスワップ。
投稿者 ken : 23:32 | コメント (2) | トラックバック
2006年04月28日
ジャグてっく
東工大のジャグってくの練習に初めて参加しました。1年生がわんさかいてビックリ。そして、ちゃんとワークショップっぽい形で、いろいろと上級生が道具を指導をしているようで手厚い歓待だなーと感心しました。
2年生になった野山さんに話を聞くと、ジャグてっくはピラミッド型の人数構成になっているそうです。4年生は1人しかいなくて、2年生は20人ぐらい。1年生はすでに10人が正式に加入して、まだ迷っている(?)人がたくさんいるという感じのようです。
訂正:数字を間違えていました。2年生は20人、3年生は10人、4年生が1人だそうです。失礼しました。
こう見えても知らない人に話しかけることに、それなりにストレスを感じるほうで、今日は4、5人の人としか話ができませんでした。そして話しかけた人が、入ったばかりの1年生だったり、外部から初めてきた人だったりでした。
話しかけたうちの1人は高校1年生でした。ジャグリングを始めたきっかけを聞いたら、「たまたま家にお手玉があって。それで調べてみたんです」ということでした。「検索したんだ、じゃあ竜半さんのところとか見て練習したんですか?」と聞くと、そうそうと言ってました。やっぱりインターネットの影響は大きいですね。いまやりたい技はと聞くと、97531だとか。うむむ。
あ、そういえば桔梗兄とも少しだけ話しました。「あんまボールはやらないんですよ」と言いながら、かなり激しくボールを投げてました。
ジャグリングはさして進展もなく。4クラブファウンテンで18→23キャッチと微増。3クラブでカスケードやシャワーをトリプルで投げてみたら、20~30キャッチは続くことが判明。高いスローというのは、ただ高いというだけで気持ちいいものですね。低く回転の速いダブルも何となく楽しいことを発見。単純でいいなぁ。
明日は午後は代々木公園、夕方からマラバリの練習に参加予定です。
投稿者 ken : 23:13 | コメント (1) | トラックバック
2006年04月26日
香港で記念ジャグリング
香港で記念ジャグリング。
「結局はヘタだから」としか言いようがないんですけど、ウォーミングアップしないと、ホントに今でも5ボールはボロボロです。調子がいい日は、いきなりボールを5個取り出してそのまま200キャッチぐらい続くんですが、うーん、なんでしょうね、人が見ているとか撮影しているという意識がでてくると、途端に20キャッチぐらいで乱れたりします。5分ぐらいウォームアップすれば、なんてことないんですけどね。
投稿者 ken : 23:59 | コメント (2) | トラックバック
2006年04月25日
WJF2005のボール、クラブ
出張で香港に来ています。なので、今ごろ届いてるはずのDVD、『匠』はまだ見ていません。その代わり、カレー君のページで紹介されていたWJFのビデオを2本とも見てしまいました。
- ボール部門決勝:http://video.google.com/videoplay?docid=-1822530771195011402
- クラブ部門決勝:http://video.google.com/videoplay?docid=6225523623836928848
著作権の問題をクリアしているのかどうか、ぼくは知りません……。
ヴォヴァ、ディーツがやっぱりスゴイです。トビー・ウォーカーも、かなり来てます。
それにしてもジェーソンの陰謀なのか、インタビューでは多くのジャグラーが「スポーツジャグリング」について、ヒトコト言ってますね。ヴォヴァはスポーツとアートという2つの面があるけど、自分はスポーツとしてジャグってると言い、ディーツはスポーツジャグリングが大好きだと言い切ってるように思います。
5ボールのルーチンがみんなよく似ています。で、それが悪いことかというと、ぼくはどうもそう思いません。一時的に似通ったりすることはあっても、オリンピックの体操競技なんかと同じで、ジャグリングの技術はきっとどんどん進化していくことでしょうし、いろいろ流行も現われるんじゃないかなって思えます。
逆に限定された範囲で技術だけを比べられることによって、今後もジャグラーたちはどんどん技術的限界を押し上げていくことになるんじゃないでしょうか。10年後に振り返ると、WJFは「あれがジャグリングのターニングポイントのひとつだった」と呼ばれるようなモノになっているかもしれませんよね。まあ、わかりませんけど。
投稿者 ken : 23:12 | コメント (0) | トラックバック
2006年04月24日
ゆり6個
6シャワーを試したら11キャッチ。うーん、なるほど。淡々と練習すれば淡々と伸びそうな印象を受けるけど、そんなに甘いものでもないのか……。
投稿者 ken : 23:55 | コメント (0) | トラックバック
9-1はまもなく発売開始?
動画情報です。
- Springtime Manupilation(QuickTime、155MB)。ファイルサイズが大きいので要注意。北欧のジャグラーが集まって作ったDVD、『9-1 NORDIC OBJECTS』のトレーラー第2作です。かなりオリジナリティの高いヘンな動きがたくさん出てきます。9-1は、『Juggling in Stockholm』というものの第2弾となるDVDで、Visionbotというグループが制作しているようです。この予告編だけでマイケル・カラスは絶賛していたりします。すでにDVDのパッケージも完成しているようですし、そろそろ発売でしょうか。
- ヴォヴァのクラブ、2006年冬(QuickTime、43MB)。6クラブのショルダースローとか、えげつないです。ヴォヴァはどこまで行っちゃうんでしょうね……、本当かどうか確認できませんが、Norbiによると、ヴォヴァは2004年の10月頃に7クラブを始めたそうです。まだ確か18歳か19歳ですよね。ガットーも、たいそう褒めています。
- ガットーのエンターテイメント7(QuickTime、18MB)。うわーっ、6クラブが! 6ボールが! すごすぎです。6クラブ4アップバッククロスピルエットは10回ほどやって成功せず、翌日また10回ほどやってようやく成功したと言ってます。6シャワー6アップって……。はふぅ。
投稿者 ken : 23:50 | コメント (0) | トラックバック
5シャワー100キャッチ突破!
朝練で1時間ほど投げたら、5シャワーで60→104キャッチと一気にジャンプアップしました。ひょっとしてYoshiakiくんの記録を1キャッチ差で追い抜いた!?
キレイに10~20キャッチ続いたり、ふらっと乱れて甲斐性で立て直したりですが、だいぶ5シャワーの感じがわかって来た気がします。100突破記念に逆手5シャワーもやってみましたが、最高で12キャッチと、まだこっちはメチャクチャ。
投稿者 ken : 11:00 | コメント (0) | トラックバック
2006年04月22日
マラバリ練
友人の結婚式2次会パーティーの後、いそいそと代々木公園へ。パーティーの場に、銀色に輝くクラブのノブがにょっきり顔を出したカバンを持って行くのって、なんか後ろめたいものですね……。
今日は野毛に行ってる人が多いのか人は少なめ。16時前から17時過ぎまで練習。割とみっちり。b17131の2連続や、久しぶりにやった4シャワー4アップがキレイに決まった。それを見ていたあつしさんが「ガツガツやってますね~」とヒトコト。確かにシャワーって、かなり力業っぽい感じ。5ボールカスケードも好調で、久しぶりに自己記録の400に迫った。すごくラクに行けたので、今日は記録が来ると思ったのに! やっぱりモ・チョイデの悪魔が……。
みっちり投げてたら待ち合わせの時間に遅れそうに。あわてて電話しようと思ったらケータイの電池が切れていて焦る。何年ぶりかで公衆電話。使い方が分からんぞと一瞬戸惑う。硬貨の入れ口がないっ! カード専用か!
タクシーで駒場へ。駅で植山くんと待ち合わせ。
植山くんは元会社の後輩で、先週麹町でカレーを食べていたらバッタリ再会しました。4、5年ぶりです。ジャグリングを始めて以来、いろんな人にジャグリングの話をしてきましたが、食いつきの良さでは植山くんは抜群でした。たいていの人は「ああ、モノ投げるやつ? ふーん」ぐらいの話なんですけどね。
プログラマーをやっていて、真性ハッカーの植山くんは、最近Scheme(スキーム)というプログラミング言語に凝っているという話をするので、ぼくはそれに絡めて少しジャグリングの話をしてみたのでした。ぼくがサイトスワップの計算をいろいろやってみるのに使ったLispという言語はSchemeの仲間です。「滞空時間を数字で表すと、ある種の数列はジャグリング可能になってね、それを判定するプログラムを作るのにLispが良かったように思う」と言ったら、植山くんはサイトスワップそのものに興味を示すような人でした。やっぱり理系マインドってありますよね。
それで、その場でパソコンを開いてジャグリングの動画をいくつか見せたら、たいそう驚いて、ボールジャグリングの実物を見せてくれと、植山くんは言うのでした。で、カレーを食べ終わって表に出て、少しボールを投げたら、ますます興味を示して、その場で30分ほど練習をしました。
食いつく人は、こうやって食いつくんだなと改めて思ったのでした。植山くんは、その日のうちに東急ハンズでボールを買ってきて、カスケードの練習をはじめました。まだ最高9キャッチという段階で、すでにSchemeを使ってサイトスワップのジャグリング可能性判定の関数を2バージョンほど書いてしまうという、ある意味なにか間違った方向に歩み出したのでした。
と、そんな食いつきの良さだったので、マラバリスタの練習に誘ってみたのでした。
いきなり激しい動画も見せたし、マラバリに行けば、いきなりみんな5クラブを投げているしで、いったいそういうものを初心者時代に見ると、どう見えるんでしょうね。ぼくも最初に見たのがヴォヴァとかジェーソンでしたが、彼らは、文字通り自分とは違う世界の人々ですから、少し事情が違う気もします。
植山くんは、スティック、ディアなども含め、いろいろとマラバリの人たちの練習を見せてもらっていたようです。3ボールカスケードも、さっそく20~30キャッチは続くようになっていました。
練習中、途中でみんなが集まって五月祭に向けたリハーサルを2組ほどやってました。ディアのペアと、シガボのペア&パッシングという感じのパフォーマンスです。3人並んでやるシガボのパッシング的なルーチンが新鮮でした。よく動きが練られていて、メリハリもあります。ただ、クールに決めるという表情とノリなのに、失敗したとたんに「テヘヘ」と地が出るのは控えたほうがいいじゃないだろうかなどと思って見ていたら、やっぱりそんな指摘がありました。マラバリのリハーサルでは、演技の後に、特に上級生を中心にダメだしをするわけですが、それを見た植山くん、「すごいみんな真面目に取り組んでるんですね」と驚いていました。そうそう、ぼくも初めて見たときは驚いたのでした。
新入生が3ボールを練習しているなか、明らかに激ウマな1年生が何人かいました。ジェーソン・藤田くんは、WJF大好き、ジェーソン大好きという丸刈りの爽やか青年です。いや、ジェーソン・藤田というのは、ぼくがいま勝手に付けただけですが、話を聞いたところ、ジャグリングを始めてまもない高校生のころに「一流のを見ろ」と言って親に買ってもらったビデオがジェーソンの『ジャグリングマスター』だったそうです。5から6へのキックアップで6ボールシャワーをやるのを見て衝撃を受けたのだとか。
そのジェーソン・藤田くんは、7個が50キャッチ、6個が90キャッチぐらいとナンバーズも結構いけるそうですが、すごいのは5個のオーバーヘッドとかシャワー。姿勢と軌道がやけにキレイです。さすがジェーソンに憧れるだけあります。あまりに5シャワーに余裕があるので「ハイローもいけるんじゃないですか?」とか「6シャワーもフラッシュは余裕ですよ、きっと」とそそのかしてみました。そうしたら、ストイックな彼は、やっぱりまずは基本を安定させないとというようなことを言って爽やかに笑うのでした。さすがジェーソン系。足が動こうが姿勢が乱れようが、まだ力不足だろうがお構いなしに5シャワーハイローに無謀に挑むぼくとはだいぶ違うようです……。「ロシアンがいいのはわかるんです。だからダメなんです」といって頑なにビーンバッグにこだわっているあたりも、なかなかに器の大きさを感じさせる厳しい発言でした。
が、ぼくのしつこいそそのかしの甲斐があって、藤田くんは5シャワーハイローも6シャワーも試していました。ぜんぜん余裕でできてます……。ハイローは最初タイミングが合わなかったものの、少し高さの比率がわかるとみるみる記録が伸びて行ってるようでした。
今年の1年生は経験者が多いそうで、ほかにも5個のサイトスワップをガリガリ投げている人が2人ぐらいいたような気がします。うひゃー。
今日はあと、理科大の渋谷さんとか、社会人の方とか、はじめて練習に参加したという人がたくさんいました。
帰りはYoshiakiくんと植山くんと連れだって、渋谷で食事。満員のためにステーキのアウトバック、ハンバーグのゴールドラッシュ、パスタのラ・ボエム、メキシカンのゼストと連続で断念。結局、点心っぽい中華。
投稿者 ken : 23:52 | コメント (0) | トラックバック
2006年04月21日
週末はマラバる予定
日曜日は雨の予報だからというのもあるのですが、今週末は土曜日にマラバリスタの練習に参加する予定です。久しぶり。代々木公園はお休み。
ランチの時間に清水谷公園で投げているアナタ! アナタもご一緒にどうですか? (いや、妻のクラブジャグラー目撃談です。会社のそばで練習している人がいるそうな)
投稿者 ken : 11:16 | コメント (0) | トラックバック
2006年04月20日
5ボール3アップ初成功!!
よし、来たっ! 5ボールカスケード3アップピルエット初成功っ! やったやった!
5ボールで100キャッチ超えたときや、3ボール3アップに初成功したときと同じぐらい興奮しました。20回ぐらいやって、3回ほど成功しました。ただ、最初の2回は回り終わった後に7キャッチしかできませんでした。「ピルエットは、成功後に(道具の数×2)キャッチしないと成功と言えない」というジェーソンの定義に従うと、成功じゃないよなーと思いつつ、「でもまあ成功とか言っちゃうかなー」と思っていたら、完全な成功がすぐにやってきました。
今日はほかにも少しずつ記録が。
- 3ボール3アップピルエットで27→34回
- 4ボールハイローシャワー(9151)で45→64連続
- 5ボールハイローシャワー(b171)が3連続ほど続いた(ような気がする)
- (6x,4)(4,2x)*で12→24キャッチは半年ぶりの更新
ふと思い立って、ちょうど1年前の練習日記を見たら、「久しぶりにピルエットの練習。3ボール3アップピルエットが2連続成功。うがっ。うれしい。9151が2サイクル」とありました。日記に残していると、自分の上達度がハッキリわかります。同じ頃の日記には、「冷静に考えてみると、5ボール3アップとかってゲロむずじゃないのか」とありました。とてつもなく難しそうだと感じていたことを思い出します。
投稿者 ken : 23:52 | コメント (12) | トラックバック
2006年04月19日
ヴォヴァの7クラブサイトスワップ
- ヴォヴァの7クラブトリック(QuickTime、7MB)。7クラブで、867、966、5アップピルエットを決めています。ヴォヴァは誰もやったことのないこと、誰もできると思わなかったようなことをやりますね。ガットーは7クラブ7アップを決めたことがありますが、867や966あたりは、うーん、たぶんヴォヴァが初めてじゃないでしょうか。
そんなヴォヴァに対して、「ただスゴイだけ」という冷めた評価もありますが、ぼくは、徹底して技術を追究するヴォヴァが好きです。
投稿者 ken : 23:08 | コメント (21) | トラックバック
2006年04月18日
ボールジャグリング テクニカルビデオ新版
もう先週末のことですが、日本ジャグリング協会の会報誌、『Shall We Juggle』が届きました。「練習」をテーマにした特集で、日本を代表するジャグラーたちの練習場所や練習時間に関するアンケートが掲載されています。いや、やっぱみんなすごい練習量ですね。ぼくもがんばろうとおもいました(って何で小学生みたいな感想だ)。
ボールジャグリングの入門ビデオ、『ボールジャグリング テクニカルビデオ』(2940円)が届きました。DVD版です。このビデオを買うのは3度目です。1度テープが壊れてVHS版は2度買いました。そんなこともあって、正直、「また買うのかぁ、うーむ」と、さすがに後ろ向きな気分になっていたのですが……、いやっ、買った甲斐がありました。今回新たに追加されたデモンストレーション映像は必見です。カレー君(進藤一宏)、しんげんもちくん(青木康明)、ゆーたさん(潮木祐太)、森田智博くんと、日本を代表する4人のジャグリングがすばらしいです。どれもレベルが高く、見応えがありました。編集されたビデオっていうのもいいですね。しんげんもちくんとか、ノードロップだし(笑)
カレー君としんげんもち君は、分類としては、これまでIJAで見せたようなジャグリングですが、明らかにパワーアップしています。カレー君の自由の女神、キャリー系の4個シャワーはホントに激しいです。あるいは、しんげんもち君の3個での連続ビハインドザネックは、4個のマルチプレックス・連続ビハインドザネックに進化しています。そのほか4、5カ所ぐらいで、「うわっ、なんじゃそれはーっ!」と叫びそうになりました。
ゆーたさんは、いつも代々木公園で一緒に練習していて隣で見ているはずなのに、改めてルーチンとして見るとぶっ飛びます。ボディースロー系は単発よりも、ある程度いろいろと混ぜて連続してやらないと、そのエネルギーが解放されないのかも? 男っぽく、力強く、ダイナミックなテクニックが、存分に発揮されてるなと思いました。ピアニストとか、ワイルドでスピーディーです。去年の夏のJJFの興奮を思い出しました。めっちゃ格好いいですよ。
森田君は超絶です。おでこに1個載せたまま6ボール4アップピルエット、7ボール7アップピルエット、3ボール3アップ4回転ピルエット、7シャワークオリファイ(?)、6シャワーハイロー、4シャワー4アップダブルピルエットとかとか、もうホントに信じられません。
これからジャグリングを始めようと思ってこのビデオを手にした人は、いったいこの4人のジャグリングに、どういう印象を受けるんでしょうね。ぼくは中嶋さんの1アップ2アップバリエーションやミルズメスを見ただけで、ぶっ飛んだものですが。
投稿者 ken : 11:00 | コメント (5) | トラックバック
2006年04月17日
睡眠学習
週末のダブルスピン練習の貯金効果が現れたのか、3クラブカスケードのダブルで230→314キャッチと記録が伸びました。531(トリプル・シングル・手渡し)の左右連続もできるようになりました。左2in1で50→83キャッチ、4クラブファウンテンで16→18キャッチと、少し何かが改善され、だいぶファウンテンの形が見えてきました。もう後はひたすら投げるだけという感じです。いや、最初からひたすら投げる以外に何もやってませんけど。
運動学習(ニューロンの結合強化=脳の回路形成)は運動中にだけ起こるものではなく、運動をやめてから数時間程度は持続するものらしいです。なので、たくさん練習して「なかなかうまくいかない」と思っていても、一晩寝て起きたら「あれ? できるぞ!」となっていることがあります。まとめて3時間練習するより、朝、昼、晩で1時間×3回のほうが効果があると言われていますが、それも脳に吸収時間を与えることができるためと考えれば、何となくつじつまが合います。
経験的に言うと、2~3日ガツガツ練習して、それから3日ほど経ったころに、その効果が現れる感じもします。だから、軌道や投げる感覚がぜんぜん改善されないからといって練習をあきらめたり中断することはないというのが持論です。たくさん試行錯誤した結果を、寝ている間に脳が勝手に濾過して、正しい部分だけ残してくれるというふうに楽観的に考えるようにしています。
投稿者 ken : 11:00 | コメント (0) | トラックバック
2006年04月16日
それでも7個買う
またナランハでボールを注文してしまいました。ロシアンM(白)×7個です。いや、もう自作とかって、めんどくさくて……。
それにしても、やっぱりロシアンは耐久性が低いですね。いま使っている黄色いヤツは1月末に購入しましたが、3月末までには7個中4個でボールのつなぎ目が裂けるか、砂を詰めて閉じた穴のフタが取れてしまいました。4月中旬現在、すでに7個中5個で砂漏れしています。
テープを巻いて補修しましたが、すでに細かい傷がたくさんついているため、テープの粘着力が低く、そのためにテープの下でも砂がもれてきて徐々に徐々に砂が出てくるという状態になっています。それでもまあいいかなと思ってましたが、やっぱりキレイなボールで投げたほうが気分もいいかなって……。『ボールジャグリングテクニカルビデオ DVD』を注文したついでに、ついウッカリと注文しちゃいました。
ぼくはボール(クラブもですが)の扱いがかなり荒いので、そんなこともあって、こんなに早くボールがダメになったのかなと思います。たとえば、4個の練習をしているとき足下に残りの3個を適当にバラバラ置いたままにすることが多いです。めんどくさがりなので、どれか1個が転がっていっても、適当に拾い上げて練習を続けたいからです。で、そんな状態なので、割としょっちゅうボールを踏んづけます。ピルエットでふらついたりしたら、グシャッと踏んでしまいます。ロシアンは踏むとダメですね。代々木公園で練習していると、よく通行人にも踏まれます。自転車で踏まれたことも何度かあります。
あと、ぼくはほぼすべての時間をアスファルト上で投げています。がっつんがっつんボールが地面に落ちまくります。だから細かい傷がすぐに付きます。そんなことも、ロシアンにはよろしくない感じです。
すごくヘンな話ですが、道具が傷ついたりボロボロになるのって、何というか「オレは、それだけやったぞ」という満足感を与えてくれたりする面もあるような……。最近、靴を新しいのにしたら、やたら靴底が柔らかくて、2ヶ月と経たないうちに底がなくなりました。それがまた何となく嬉しい……って、変態ですかね。
投稿者 ken : 23:22 | コメント (5) | トラックバック
2006年04月15日
負けてる感(オレはダメ感)
15日土曜日の今日は薄曇り。午後は代々木公園に行って練習します。
気温は11度ぐらいまでしか上がらない予報。最低気温も変わらないので、ハッキリしない天気という感じか。ジャグには無問題。北風3~5mと、風もふつうぐらいの予報。
行ってきました代々木公園。今日は、今村さん(北里大)、ゆーたさん、ともこさん、ごーさん、Yoshiakiくん、あつしさん(YDC)、ムラマツさん(マラバリ)と、たくさん来ていました。あれ? ほかにもクラブジャグラーがスティールパッシングをしてたような……。ポイラーもいっぱいいて、何やらジョークネタっぽいシーンを撮影をしているようでした。
久しぶりにガッツリとジャグりました。ぜんぜん上達はしません……。でも、それなりにいろいろやったので、地道に貯金はできてるかなという感じです。特にクラブのダブル関係は、423、441、42、4440、55500、1up2upあたりで遊ぶのが楽しくて、いい感じです。531も左右2連続が、そろそろ行けそう。
ボールはボロボロで、6ボールなんかはもうフラッシュがやっと。5ボール3アップもまだできません。いつまで経っても744の7がおかしい。5シャワーもヘタになったし、あれもこれもそれもヘタになった感じがして悲しいです。何でもサクサク投げるYoshiakiくんやムラマツさんを見てると、やっぱり自分は何か根本的にダメなんじゃないだろうかとすら思えてきたりします。いや、きっと錯覚なんでしょうけどね……(そして錯覚にしろ事実にしろ、この感覚をもつことはいいことだとも思えます)。まあ、単にレベルが違うというだけで、質的に何か違うなどということはないはず。上達しない日ばかりが続いていても、練習を続けている限りは客観的な上達は確実に起こっているはずですから、気にしてもしょうがないですね。1ヶ月後、3ヶ月後、1年後に振り返ると、「ああ、あれから上達したもんだな」と思う日がきっと来ると思ってます。
練習後、ムラマツさんと竹下通りにあるトンカツ屋へ。7時ごろにお店に入って10時過ぎまでしゃべってました。いやぁ、ジャグ話はホントに尽きません。
投稿者 ken : 23:47 | コメント (0) | トラックバック
2006年04月13日
カッパー米屋ビデオほか
ちょっと古いのも混じってますが、ビデオ情報を……。
- 米屋さんのシェーカー(WMV、10MB)。我らが米屋さんのカップ動画です。フレアっぽい動きとか、かなりキテます! rec.jugglingでも好評で、最近やっぱりシェーカーに凝っているというダン・ホルツマンも「すばらしい。これほどのクリエイティビティーをカップで見られて嬉しいよ」と言ってます。マイケル・カラスは見たかなぁ。
- ベッドルーム・トリックス(QuickTime、7MB)。室内ジャグリングビデオです。ビックリするような難しい技はありませんが、バカバカしくて笑えるトリックがいっぱいです。4のスローを壁でバウンスさせる“壁ボックス”と、6を強制的に4にする(6,4)*のシンクロファウンテンに笑いました。4ミルズのところで、4ウィンドミルや4ボストンメスっぽいのが出てきます。このへんもちょっと新鮮。
- ジャグれるギャル、Erin Stephensのボール(WMV、55MB)。はっきり言って、この女はスゲェです。6個のオーバーヘッドとかやっちゃいます。かなりのサイトスワッパーでもあります。どうでもいいダンスがいっぱい出てくるのは前作同様ですが……。フォークキャッチミルズとかヘンなこともやってます。いやー、すごい。前作から1ヶ月しか経たずに公開されたビデオですが、あまりの上達ぶりに、みんなビックリしていました。
- Cruise Ship Life。プロパフォーマーとして客船に乗って5週間とか、そういう単位で仕事をしているアイバン・パセル(Ivan Pecel)の「客船ライフ」のドキュメント(?)映像です。小さな丸い窓に押し寄せる切ない波の様子を見れば、ジャグラーなんて船底のほうに追いやられてるってことがよくわかります(笑)。客船内のショーの様子もよく分かります。お客はみんなリタイアした金持ち老夫婦みたな人たちばかりだから、アイバンなんて孫みたいなもんなんでしょうね。なんかそういう和気藹々とした雰囲気が伝わってきます。で、まあ船なんて狭いもんでしょうけど、とんでもない場所で練習しているアイバンとか、狭い狭いトイレでお馬鹿なことをしてるアイバンとかも出てきて笑えます。
投稿者 ken : 23:25 | コメント (4) | トラックバック
2006年04月12日
life goes on, so should you
2004年1月にジャグリングを始めました。最初、「juggling、ジャグリング」で検索して、いろいろネット上の情報を読みあさりました。
そのとき(そのときだけではないですが)、かなり熱心にジャグリングのページを作っている人で、しかもジャグリングを「かつてほど熱心にやっていない」という人のページをいくつか見つけました。日本のあおたくさん(?)も、その1人です。
そんな、かつてジャグリングに夢中だったという人たちのなかでも、ひときわ印象的だったのがRay Bowersさんです。数年間ジャグリングに打ち込み、7ボールで32キャッチという記録を作ったのをピークに、急速にジャグリングから離れたアメリカ人です。その後、彼は社交ダンスに目覚めて、今はそっちのほうに熱中しているそうです。自分のサイトで、こんなことを言っています。
I do not juggle like I use to... There was a time when I thought I would be juggling till I couldn't move any more. I have found that everything changes. Juggling was one of my big obsessions and is still a fun activity, but I cannot say I do it like I use to. I sometimes miss my juggling friends, but life goes on. Now it is time to go dance!
もう前みたいにジャグリングをしていません……。自分は動けなくなるときまで投げ続けるんじゃないかと、そう思ったときもあったものですが。すべては変わるってことがわかりました。ジャグリングは、自分にとって非常に大きな存在だったし、いまでもジャグるのは楽しいんです。でも、もう前みたいにやってるとは言えないかな。かつてのジャグリング仲間を懐かしく思うこともありますが、人生いろいろ変わるもの。今は、ダンスだよ!
これを読んで以来ずっと、彼が書いている「life goes on」というフレーズが頭に残っています。といっても、これは決まり文句で、もともとぼくがこのフレーズが好きだからということもあります。life goes onというフレーズには、当人が期待(想像)した道筋とは異なっていようとも、ともかく人生は引き続き進んでいく。だから、変わってしまったことや、失ってしまったモノについて、いつまでも嘆いたり拘泥したりせずに、先へ先へと進んでいこう、そのために今やらなきゃいけないことがあるんだ、というニュアンスを含んでいます。アメリカ人なら肩をすくめる仕草をするところかもしれません。
まあ、新しい趣味に夢中になったために、それまでやってきたことを少しあきらめる程度のことなんて、「life goes on」というほど寂しい話じゃないですけどね。
ぼくは、どうだろうなぁと思うのでした。今年中にも急激にジャグリング熱は冷めるかもしれないし、案外4、5年ぐらいがんばっちゃって、「町内一のおやじナンバーズジャグラーを目指すんやっ!」とか言ってるかもしれません。
投稿者 ken : 23:25 | コメント (2) | トラックバック
2006年04月11日
お休み
週末に宮崎に帰省していました。戻ってきてから体調がすぐれず、どうも胃腸が何かにやられてるんじゃないかという感じです。ジャグリングもお休み中。
投稿者 ken : 23:38 | コメント (6) | トラックバック
2006年04月07日
週末
そういえば今週末は旅行に出るため、代々木公園には行けません。今月はいろいろ予定があって、あまり練習できないかも。
投稿者 ken : 11:08 | コメント (0) | トラックバック
2006年04月06日
クジャクの羽と7個ボール
そもそも、なぜジャグリングなんてするんでしょうか。いろいろな答え方があると思います。「楽しいから」というのも答え方のひとつですが、これは一種のトートロジー(同語反復)として、今は排除します。同じコトを別の言葉に言い換えただけで答えになっていないからです。「なぜ楽しいと感じるのか?」を問題にしたいのです。
ぼくは「性淘汰」という進化論の仮説で、うまく説明できると思っています。
ダーウィンは「適者生存」の原理によって生物進化を説明した「自然淘汰」で知られていますが、性淘汰という重要な概念も提出しています。理由は忘れましたが、自然淘汰に比べて性淘汰の方は長らく生物学者たちの間で無視されたか、忘れ去られていた仮説だそうです。
性淘汰とは端的に言えば、「異性にモテた個体の遺伝子が残る、モテない個体の遺伝子は消え去る」ということです。これだけなら当たり前ですが、どういう遺伝子がモテるかを観察してみると、ちょっと意外な事実が広く動物界に存在することがわかります。
基本的には生存の可能性が高い遺伝子の徴候が、異性にアピールします。賢いとか、足が速いとか、身体が大きいとか、肌がキレイ(免疫系が正常に機能している)とか、生物としてのサバイバル能力に関わる徴候です。そういう遺伝子を自分の子どもがもてば、より自分の遺伝子が残る可能性が高くなります。
ところが、これとまったく反対に、生存に不利なはずの徴候がもてるケースがたくさん見られます。たとえば、大きくてきれいな羽をもったクジャクだったり、やたら長いばかりで邪魔な角の生えたオリックスが、メスにモテます。適者生存ということで言えば、動くときに邪魔になるような角は、本来淘汰されるべき特性です。生存に不利だからです。生物進化はムダなリソースを使うことを許さないのがふつうで、クジャクの大きな羽は、自然淘汰の原理では説明できません。
「ハンディキャップをもっていても立派にやっていけてますよ」ということ示しているんだというハンディキャップ仮説というのもあるらしいですが、それよりも説得力があるのは「適応指標仮説」です。クジャクのオスは(そう意識してやってるわけじゃないですが)いい遺伝子をもっていることを羽で宣伝しているというのです。
遺伝子を保存しているDNAは、宇宙からやってくる高エネルギーの宇宙線にさらされていて、結構な頻度で部分的に壊されてしまうそうです。カンタンに傷つきます。傷つくと、たとえばある酵素に必須のタンパク質を合成するべき遺伝情報が壊れて、そのことによってさまざまな病気や奇形が発生します。病気にかかりやすく、死にやすい個体になります。宇宙線による遺伝子情報の変異は、ごくごくまれに奇跡的に良い結果をもたらしますが、基本的にはたいした影響がないか、影響があるとしたら悪い影響です。
美しい羽を生み出す遺伝情報は、ゲノム上の多数の場所にわたります。どこか一部の遺伝情報に欠陥があると、羽の模様が崩れたり、発色が悪かったりと、影響がでます。あるいは栄養状態が悪かったり、免疫に異常があれば、羽の質感が落ちるかも知れません。つまり、あの大きな羽は遺伝情報を誇張して見せているというわけです。メスはオスの羽の様子をみれば、「あ、この人の遺伝子は壊れ気味」とか「おお、パーフェクトに近い遺伝子!」というように判断できます。
クジャクの羽に当たるのが、ヒトの場合は脳みそだそうです。
ヒトの知性(脳)は、ヒトの繁殖に有利に働きました。でも実は、生存に有利だから知性が発達したわけではないということを進化を研究する研究者の多くが言ってます。ヒトの脳は、生存だけを考えた場合、あまりにもムダで大きすぎます。維持に膨大なエネルギーを使います。サルたちは、ある種の声でコミュニケートしますし、道具も使いますが、ふつうに森で暮らす分には十分必要な知性を備えています。脳はサルのサイズで十分足りているのです。
ほかの霊長類と比べて、どうしてヒトだけが巨大な脳を発達させたのかというと、それは、クジャクが羽を発達させたのとたいして違わないというのです。たまたまそれが「適応指標」として機能したからという話です。ちょっとした偶然だったといいます。だからこそ脳の巨大化は爆発的な速度で進みました。ほかのサルたちに、いまだにヒトに起こったのと同じ進化が起こる徴候がないことも説明できると言います。
脳というのは相当に複雑な臓器で、遺伝情報がちょっとでもやられたり、発育に問題があると、機能が低下します。逆に優れた脳機能を示している個体は、よりよい遺伝情報をもっている個体である可能性が高いということが推定できます。
人間が使う言葉は、日本語であれ英語であれ、どんな言語でもだいたい3万から6万程度の語彙をもつといいます。ところが、これは生存や社会の運営には多すぎる、という指摘があります。集団で狩りをするにも、宗教儀式をするにも、ビジネスをするにも文明を運営するにも3000語もあれば十分。じゃあ、残りの数万語は何のためにあるのかというと、クジャクの羽と同じで、それを使いこなせる脳をもっているかどうかを異性に示すために維持されているという仮説です。洞窟の中で楽しいおしゃべりができるオスがモテた。それでますますヒトは言葉を発達させた、という話です。
韻を踏んだり、厳しい様式に従って作る「詩」というものも同様に、それだけの制限があっても上手に表現できる才能があるかどうかを、ちゃんと異性から見分けられるためにある、一種のふるいのようなものです。
言語運用能力は脳の一部分だけに過ぎません。学問、スポーツ、音楽、その他あらゆる芸術やスポーツは、すべてどこか特定の部位の脳の活動です。これらはすべて「適応指標」じゃないかと思うのです。ファッションセンスがいい、笑いのセンスがいいというのも、脳の活動がいい証です。
ある種の小鳥たちの間では、上手にさえずるオスがモテるといいます。歌のうまいヤツと下手なヤツがいます。これもやっぱり適応指標で、メスは、間近にそのオスをみなくても歌の巧拙でオスの遺伝子のだいたいのところを判定できるというわけです。
頭をかち割って中の脳みそを検査したり、あるいは唾液のサンプルでDNA検査をしなくても、3個投げているか、7個投げているかを見れば、一発で違いがわかります。少なくとも7個投げている個体は、認知能力や反射神経、運動能力に問題がなさそうだとメスにわかります。複雑な神経系が正常なら、それは全般的にいい遺伝子をもっているサインと見なせます。
ジャグリングでは微妙なタイミングのズレが失敗に結びつきますが、これはつまり反射速度とかリズム感の優劣を、誰もが見てわかるかたちに誇張して見せているものだと考えることができます。
「モテるために」、オスたちは恐ろしくムダなエネルギーを使います。データをとってみると、スポーツや芸術に費やすエネルギーや時間は圧倒的に男のほうが多いことが示されます。今でこそ現代人はムダに使える時間もエネルギーもありますが、人類はつい最近まで(地域によっては今でも)常に飢えと闘っていました。どうして体重の2%しかない脳という臓器が、摂取したエネルギーの2割も使ってしまうようなムダが可能なのか。ムダなエネルギーを費やしてまで、どうして洞窟や遺跡に膨大な芸術を残したかと言えば、それはすべてモテるためだったということです。ちなみに、性淘汰の圧力はメスからオス、あるいはその逆にも働くといいます。オスは選ばれてるだけじゃなくて、メスを選んでもいます。
ジャグリングで、若い男ほどエネルギーを注ぎ込むのは性淘汰の圧力によるものだと思うのでした。といっても、ジャグリングをはじめ、個々の活動によって本当にモテるかどうかは、また別の話です。本人たちにモテようという意図があってそれをやってるというわけでもありません。それは誰も自分の遺伝子を残そうと思って恋愛していないのと同じような話です。遺伝子が自分を広める活動にすぎないといって恋愛の価値がないかのように論じるのはナンセンスです。同様に、芸術やスポーツが性淘汰という進化論的枠組みで説明できるからといって、それらがもともともっていた価値は少しも減りません。
スポーツにルールがあるのは、「ズル」を許さないためです。ズルをする人たちを、ぼくらは非常に憎みます。なぜなら、ズルをする人たちは実際以上に自分の適応指標をよく見せているからです。ぼくらを操る遺伝子にしてみれば、これは生き残りをかけた深刻な問題です。
というふうに、ここで激しい「競争」が起こります。クリス・ブリスを悪し様に言う人々は、方向性が違うというだけでは納得しません。たぶん、それはある種のズルのように感じるからじゃないかと思いました。実際の能力以上に評価されていると感じるのであれば、許せなくて当然です。
たったひとつの原理で「なぜジャグリングするのか」ということの理由が説明できるとは思いませんが、性淘汰とか適応指標という概念で、割とスッキリと見えてくるものがあるんじゃないかと思っています。性淘汰については、ジェフリー・F.ミラー(長谷川真理子訳)『恋人選びの心――性淘汰と人間性の進化』が、とてもオススメの本です。
芸術やスポーツ、あるいは学問は自分でやるばかりではありません。それらを理解する(審美眼をもつ)ことも重要です。それはそれで優れた脳をもつ証拠になるからです。いまや趣味のいい音楽を聴いていることや音楽について「語れる」ことは、楽器や歌で音楽的才能を発揮するのと同じぐらい大切なアピールとなっています。
若いオスのクジャクが競って羽を広げるように、若いジャグラーは競って投げる。ゆーたさんが、ブログで「(ジャグリングを)コンペンティブじゃなく楽しむのは女性とおじさんの特権なんだな」といってますが、ぼくもそう思います。
ただ、おじさんに関して言うと、ひとつ逆説的な現象もあるように感じています。「とりあえずオンナはもういいや」と思う年齢になると、多くのオトコが道楽にすごいエネルギー(お金、体力、時間)を使うようになるという現象です。それはある人々にとってはゴルフだったりします。仕事だということも多いです。あるいは、食べ歩きだったり、ワインを集めることに情熱を燃やすヒトもいます。クルマ、旅行、釣り、オーディオ、パソコン、カメラ、マリンスポーツと、まあ趣味に情熱をかたむけるおじさんの多いこと多いこと。本屋の雑誌の棚を見ればわかりますが、趣味の雑誌はほとんど男性向けです。女性向け雑誌は年齢で区切られていて、個別の趣味を扱う雑誌はきわめて限られています。まあ、趣味は趣味でも競争的要素の強いものと、そうじゃなくてコレクター的要素が強いものとではずいぶん話は違いそうですけど。
ぼく自身についていうと、ぼくは、ジャグリングをコンペティティブじゃなく楽しめるおじさんと言うにはちょっとまだ若すぎるのか、かなりムキになっています。
azukiさんが日記で「僕が考える趣味とは」というのを書いていて、ああ、同意見だなと思いました。
人から、azukiの趣味は趣味の範疇を越えてるって言われる事がある。
確かにそうかもしれない。
趣味ってのは、勝ち負けや技量に関係無く、
その行為を楽しめれば、それで良いのかもしれない。
その方がストレスも溜まらず、幸せなのだろう。
でも僕の考え方は違う。
やるからには上手くなりたい。
元から道楽でやってるもの(麻雀とかゲームとか)もあるけど、
趣味としてやり始めた物は、何がなんでも上達したい。
勝負に負けたら超悔しいし、スランプに陥ったら食事も喉を通らなくなる。
もし、もう負けても良い、楽しければそれでいいや。
そう思う様になったら、その趣味をやめる時だろう。
細く長く、続ける事に意味がある、なんて言葉は僕には無い。
ぼくのジャグリングの場合、もともとあまり勝ち目がない感じなので「負けてもともと」です。だから恬淡としてるように見えるかもしれませんが、負けず嫌いですよ、ぼくだって。趣味に限りませんが、何かをやると決めたら、徹底してやらないと気が済まないところがあります。そのほうが断然楽しいと思うからです。ジャグリングに限りませんが、たいていのことは、やればやるほど楽しくなるものだと思っています。
「上達すること」は「楽しむ」過程で起こる付随的なできごとで、楽しむための手段のようなもの。ところが、いつの間にか上達自体が目的となって、手段と目的が入れ替わってしまいます。それは倒錯した状況かもしれません。ある意味では何かが狂っています。でも、こんな狂ったような世の中なんですから、狂わずにいるほうこそ、狂ってるのだとも言えます。いやウソです、言えません。
このあいだ『日本の詩歌』(大岡信)という本で読んだのですが、室町時代に成立した閑吟集(かんぎんしゅう)という歌集に、こんな有名なのがあります。「何せうぞ、くすんで、一期は夢よ、ただ狂え」(まじめくさってどうしようってんだ、一生は夢のようなもの、ただ狂って生きろ)。「狂う」は現代日本語と違って、何かに熱中するというニュアンスがあったらしいですから、文字通りに狂うというより、何かに夢中になれというぐらいの意味かもしれません。
冷静に考えると、むなしくなるようなことでも、何か熱中できるものがある生活というのはいいもんですね。
投稿者 ken : 11:35 | コメント (10) | トラックバック
2006年04月05日
匠
少し前から話題になっていますが、「匠
昨日の夜、駅高架下の微妙にひとけのないところで練習していたら、まっすぐにこちらに向かってくる人がいました。近眼で目がよく見えないので本能的に気づいていないフリをしたのですが、すぐそばまで歩いてきてその人は話しかけてきました。「大道芸ですか?」と聞くので、「いえ、大道芸とかじゃなくて趣味で練習してるんです」と、いつもの受け答えをすると彼は続けました。「いや、そうじゃなくて、大道芸、わたし大道芸やってるんですよ。ジャグリングやってるのが見えたんで……」というじゃありませんか。名前を聞くと、芸人まことさん。あ、知ってるかも! と、そのときは反応したのですが、後からよく考えると横浜でパフォーマンスを見たことがあったのでした。堂々と、自分の演技を自分で楽しんででもいるかのように余裕をもって演じるパフォーマンスのときのキャラと、目の前で「練習中におじゃまして恐縮です」と遠慮がちに言う控えめな雰囲気に、あまりにギャップがあるように思えて驚きました。まことさんは「お上手ですね、私はもうしゃべりのほうばっかりで3個しかやらないんですよ」と言うのでした。
「大道芸とジャグリングって別ですよね」ということを何となく言ってみたりしましたが、あまり話も弾まず……。もう少し大道芸の話を聞かせてもらえばよかったなぁと、後になって後悔しました。最近持ち歩いているジャグリング用の名刺をお渡ししたので、ひょっとしたらアクセスしてくださるかもしれませんが。
投稿者 ken : 23:04 | コメント (0) | トラックバック
2006年04月04日
3ボールハーフシャワーができなかった、あの頃
誇張修正法の効果があったのか、5ボールハーフシャワーの(6x,4x)で94→114キャッチと微増しました。またひとつ上半期の目標達成です。ひとつ、またひとつと目標をクリアするヨロコビ……。
ハーフシャワーの感触がぐっと良くなったので、6ボールで75のハーフシャワーを試したら、20キャッチぐらいはいけるようになっていました。ファウンテンよりずっと簡単かも! 少なくとも練習しようという気になります。
今でこそぼくも5個だ6個だののハーフシャワーと言っておりますが、2年前には3ボールのハーフシャワーも、ほとんどできませんでした。2年前に温泉旅行に行ったときにボールを投げている動画が出てきたので、見てみたんですが、まあヒドイです。
(QuickTime、5MB)。ジャグリングを始めて間もない2004年5月ごろの動画。
ウィンドミルはかなり怪しいし、オーバーザトップは2回で落とすし、ぼろぼろです(笑)。キックアップスタートや3ボール1アップピルエットにいたっては、何がしたいのか分かりません。あ、よく見るとキックアップではなくてアンダーザレッグでした……。4ボールも、シンクロファウンテンが2、3キャッチで破綻しています。
ホントに練習すれば上手くなるもんですね。
投稿者 ken : 23:21 | コメント (2) | トラックバック
2006年04月03日
ルーク・バラージのバウンスルーチン
ルーク・バラージは、いろいろやりますね。
- ルーク・バラージのバウンスルーチン(AVI、40MB、要DivX)。斜めになったボードで3~7個をバウンスしています。黒いスーツ姿もよく似合っているし、いい雰囲気です。ビックリするようなアイデアはありませんが、ナンバーズっぽさとピルエットが入ったバウンスというのが新しいです。ミスもなく良くまとまっています。ルーク本人の説明によると、場所も取らず、高さも要らず、観客からよく見えて、しかもバウンス台は持ち運びが容易というのがポイントだそうです。なるほど。ところで最近、彼はロシアンボールに変えたようで、6ボール6アップピルエットが2回連続で成功したり、いい感じだとブログで言ってます。
投稿者 ken : 23:40 | コメント (0) | トラックバック
2006年04月02日
台湾のスーパーディアボロ小僧
これが噂の台湾人?
- 台湾人のディアボロイスト(MPEG、18MB)。ディアって、あまり違いが分からないぼくですが、これは何か違う! と思う……。明らかに速くてキレがいいです。やっている技自体が凄いのかどうかわかりませんが、ふつうのディアの演技を倍速にしたぐらい速くてぶっ飛びます。しかし、いくらなんでも女の子がキャーキャー言いすぎ。
しかし、WJFに出たという噂の台湾人は別人?
投稿者 ken : 23:29 | コメント (2) | トラックバック
2006年04月01日
4シャワー4アップ初成功!
代々木公園へ。数ヶ月ぶりでバイク。しかも原付。交差点の2段階右折とか、どうやって曲がっていいのか分からないし、気づくと原付通行禁止のトンネルに突っ込んでいってしまったりで、ドキドキ。
ときどきドキドキしながらも、晴れた青空をバックに咲き誇る桜の下を走る気分は爽快そのもの。
代々木公園は桜見客でいっぱい。いつものメンバーのような、ポイの人がいっぱいいたような……。埼玉からオカベさんとその弟子が来ていて、暗くなってから、みんなでサイモンセッズをやった。みさおちゃんとか、chieさんとか。暗いと、ほとんどあっという間にみんなボールを落とすし……。
通りかかった関西弁ばりばりのオカマちゃん2人に3ボールカスケードを教えた。「きゃーきゃー、わかんれへーん★」と言いながらも、2人のうち1人は10分ぐらいで6キャッチ。クオリファイ。飲み込みが早ッ!
YDCからシュウさんという人が来ていた。東北大奇術部の出身だとか。矢部亮にディアを教える中学生だかなんだかが東北にいるという話を聞いた。3年とか5年もしたら、日本も含め、世界各地から、そういう子たちがワッと出てくるんじゃないだろうか。
一瞬だけ、ナランハの繁岡さんが登場。2歳になるお子さんを連れていた。子どもができると、ジャグリングどころじゃないですよと言われた。ぼくも7月には1児のパパ。ジャグリング時間減るだろうなぁ。「趣味は娘です」とか(笑)
春休み中で、明日から修学旅行で京都・奈良に行くという、やまもと君は、今日も744、753、64系、97531といった5ボールサイトスワップをクラシックビーンバッグでガシガシ練習していた。やまもと君に「1日どのぐらい練習してるの? 2、3時間とか」と聞いたら、「2、3時間なんてもんじゃないですよ」といって笑ってた。うむ、それでこそ若手ジャグラーだ! (肩を壊さないように)投げまくれ!
5ボールハーフシャワーがいい感じになってきた。「誇張修正法」の効果があったように感じる。しばらくは何でもかんでも誇張してみよう。
5シャワーで55→60キャッチと記録が微増。練習すれば、まだまだイケそうだ。4シャワー4アップピルエットが初成功。シャワーに戻ってからすぐに崩れてしまったけど、確かに成功は成功。うれしい。じゃぐてっくのshuさんの4シャワー4アップの動画を見て、ぶっ飛んだのは、いつだったか。「こんなのは、若くて才能のある人じゃないとできっこない」と思ったのを鮮明に覚えている。
4シャワーで1個をbぐらいで投げて、その下でボックスの左右を1回ずつやるという、かなりどうでもいい技もできるようになった。成功率2割ぐらい。動画を撮ろうと思ったけど、カメラの前では1度も成功せず……。
(QuickTime、9MB)。やまもとくんにムービーを撮ってもらいました。花見シーズンの代々木はすごい、という様子がわかる動画。4シャワーの変な技の連続失敗シーンも。
4クラブが11→16キャッチと、だいぶ雰囲気が出るようになった。だいたいあるべき軌道や高さ、回転の感触がわかってきた。
5クラブを投げてみた。案外一発でフラッシュできたりしてと思ったのは、かなり甘かった。いきなり1本目がガッツリと唇を直撃! 泣きそう……。
クラブは攻撃力が高いので、人が来ない森のほうに入って投げた。少し離れたところで、やまもと君が2ディアのハイトスをやっていた。「森の中で遊んでる」という感じが、すごく心地いい。
公園内で大道芸をやってる人がいて、ものすごい人垣ができていた。典型的なネタの連発で、いい感じの盛り上がり。しかし、クラブのチョップで、あれほど盛り上がるとはビックリ。
ところが、公園の監視員のおじさんが制止しに入る。「もうちょっとで終わりますから!」といって強引に続ける芸人さん。すごい……。
その芸人さんは「大事な話があります、私は大道芸で生計を立てています」といって投げ銭の前口上をするところで、ふいにサイフを取り出した。そのサイフからボッと火が出た。手品か何かで、大道芸人の台所事情は「火の車」とでも言うつもりだったらしい。ところが火が出たとたんに観客に混じって渋い顔をしていた監視員が飛んできて「火はダメです、やめてください!」と叫ぶ。
「じゃあ最後の技です」といってナイフとリンゴを取り出して、地面に客を寝かせると、またまた監視員が飛んで入る。「やめてくださいって! ナイフと火はダメです!」。観客はすっかり楽しんでいるし、和やかな雰囲気になっていたので、完全にこのおじさんが悪者になってしまっている……。どこからともなく拍手が起こって「やらせろー」という雰囲気に。
結局ナイフはあきらめて、最後はバルーンを頭からかぶって割るヤツ(何とかチキンていうんだっけ)。すべて定石通りっぽいけど、このバルーンネタが客には大受け。
投げ銭用の帽子を取り出すと、監視員が「投げ銭はやめてください、ダメです!」とまたまた制止。不服そうに敵意を隠さない芸人さんと監視員がにらめっこしている間に、ふいに客の1人が、チャリーンとお金を投げた。すると、わらわらと観客が集まってきて「がんばってくださいね」という言葉とともに、じゃんじゃんお金を渡していった。むしろ、その場にいる悪玉監視員に対する当てつけというニュアンスで投げ銭をしていった人もいたんじゃないかと思う。ムッとしたまま、お金すら取り上げそうな雰囲気の監視員を白い目で見て立ち去る人々……。監視員もやるべき仕事をやっているだけだから、可哀想と言えば可哀想だけど。