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2007年02月25日
テレビで取り上げられたジャグラー
ヴォヴァ・ガルチェンコとオルガ・ガルチェンコがアメリカのテレビに出たようです。「The Oprah Winfrey Show」という超メジャーなトークショーで、ホスト役のオプラ(Oprah)という黒人女性は、アメリカ人なら誰でも知っています。日本で言えばタモリとかみのもんたみたいな存在です。このトークショーで大成功した大金持ちで、自分のブランドで出版事業もてがけています。2000年にアメリカにいたとき、彼女の番組は割とよく見ていましたが、さすがに7年経って46才が53才になると「歳とったな」という感じが……。どうでもいいですが。
ロシア人兄妹として紹介され、世界チャンピオンだということも言っています。まあ、いろいろパッシングの世界記録もってるし、そうですね。
画質が悪くてよく見えませんが、オルガが化粧しているように見えます。16才になったそうで、アメリカに来て3年半とか、そんな話をしています。間もなく公立高校を卒業予定で、オルガは電気工学関係に進みたいとか。
オプラと何の話をするのかなと思ったら、英語をどうやって覚えたのかと、そんなジャグラーにとってはどうでもいいことを……。「公立高校に入って、英語しゃべる以外に選択肢がなかったし」とヴォヴァは答えています。確かに2人ともやたらと英語が自然です。若者英語っぽい。オルガなんて、日本で言えば「てか、それしかなかったし?」ぐらいの語尾を上げてしゃべるトーンだったりします。
ヴォヴァは、まるでWJFをはじめたジェーソンじゃないかというほど、スポーツジャグリングについて語っています。サーカスとか、そういうんじゃないんだ、器械体操と同じで、身体能力の限界に挑戦する競技だと、そんな話をしています。
ジェーソン・ガーフィールドといえば、最近こんなビデオも見つけました。McEnroeという人がホストをやるトークショーです。1回目のWJFをやる前にテレビに出たようで、スポーツジャグリングについて語っています。意訳すると「アマチュア大会はあったけど、道具別でもなかったり、笑顔とか衣装も評価対象になる。意味わかんねーし、いまオレがやろとしてるのは、ジャグリングではなかったタイプのもの」というようなことを言っています。熱心に語っていて、ややホスト役が引いている感じがいいですね(笑) 3ボールを教えるところでは「気難しいやっちゃな」的な反応をしています。「これはゴルフクラブと同じようにクラブっていうんだ、バトンじゃないし、ボーリングのピンじゃないし、くるくる回るアレじゃないし」とか、こうるさいことを言ってます。
でですね、ジェーソンは、やっぱりすごいですよ、ジャグリング。これは、だいぶ昔のビデオのようですが、ひょっとして、あの3部作ビデオに収録されているやつかな? まだ髪の毛があるころのビデオで、本人も映像中のキャプションで「まだ髪がある」と書いています。それより驚くのは身体の変化のほうです。ある時期からジェーソンは筋肉がムキムキしていきましたよね。
ジェーソンは「97531できるか」について、ヴォヴァと賭けをしたそうです。ヴォヴァは「1日じゃ左右からスタートする97531は覚えられないでしょ」と言って3日間の時間をジェーソンに与えました。その10時間後には、こんなビデオを作ったそうです。別にこれだけをやっていたわけじゃなく、ジムに行ったりほかのこともやってたという本人談です。
「きみらが言ってる97531って、これのこと?」と、サラッと投げています。安定感あるなー。
笑ったのが、このビデオ。まあ、見てみてください。
97531とか、b975201ピルエットとか、スローモーションで見せています。なかなか美しい……。ですがっ! これはジェーソンお得意の皮肉です。バカにしてるんですよ、ネット上でビデオを公開するアマチュアジャグラーを。
「In slow motion, everything is art.(スローで見れば、なんだってアート)」と最後に書いていますが、やっとこさっとこ成功したようなサイトスワップを何度もスローで見せられることに、ジェーソンはウンザリしてるんでしょうね。最後に出てくる銃殺される人形とか爆発シーンの火花とかも同じように皮肉で、戦争映画なんかでありがちな、使い古された安っぽい手法じゃないかという皮肉なんでしょう。
ちょっと話が逸れますが、使い古された手法って特にプロは嫌いますよね。ぼくは出版業界にいたので、「文字に色を付けるな、イタリックにするな」と、よくアマチュアのレイアウトを見て思います。装飾機能があるからといってつい使ってしまうのは悪いことです。3D文字タイトルなどは最悪です。だいたいアマチュアがやると、なんでも装飾過剰になります。映像でも同じで、スローとか、フェード関係の効果を使いすぎると見ずらくなります。画面を左右で分割したりするのも、プロは絶対やりませんよね。ジェーソンはWJFの映像をテレビ向けに自分で編集したときにESPNのテレビプロデューサーに何度もダメ出しをされたそうです。テレビの映像作りって、いっぱいNGテクニックがあるわけです。画面を分割するのは絶対にない、と。もう1つ、最近映像のプロに話を聞いてなるほどと思ったのですが、マジックなどのパフォーマンスでは引きと寄りの2種類の映像を切替えることはあっても、それ以上の編集は絶対にしないそうです。タイムラインも厳格に守るそうです。そうしないと、マジックが、単なる映像マジックになりかねないからです。というように、出版にしろ映像にしろ、プロなら絶対にやらない禁じ手というのがたくさんあります。おおざっぱにいって、「なるべく編集しない」というのがいいことじゃないかと思います。ジェーソンのWJFのDVDとか、やりすぎだし……。
閑話休題。
5リンゴ・イーティングにしろ、2002年IJAのおどけたルーチンにしろ、クリス・ブリスへの当て付け動画にしろ、ジェーソンがやってることは全部、「そんなのカンタンなんだよ! オレはもっとすごい!」、あるいは「そんなのホントのジャグリングじゃねぇ」という当て付けパロディです。アンソニー・ガットーをおちょくったこともありました。気持ちはなんとなく分かるんですが、何もそこまでしなくてもって思います。
何と言っても残念なのが、彼のパロディはどれも面白いし、技術的にもいいんですよね。たぶんアドレナリンがたくさん出るからじゃないかと思いますが、下手なルーチンより、よっぽど労力がかかっていてエネルギーが感じられます。
で、本人はパロディで「ざまあみろ」と言ってるのに、そういう文脈が分かってない人には、案外、素でウケたりします。たとえば、このスローモーションの動画も、明らかに皮肉ってるのに、素で喜んでいるコメントがYouTubeには見られます。2002年のIJAのときには観客は素で喜んでいたし、さらに受賞シーンで彼が憮然とした表情で登場したのは「ネタ」と思っている人が多かった。ジェーソンはメダルの受賞を辞退して、「オレがこのメダルに値しないからじゃない、こんなメダルはオレには値しない」と言い切りました。それでもまだ、キャラを演じていると思ってる人達がいたのか、かすかに会場から笑い声が聞こえて来ます。それまでずっと、ジェーソンは、そういうことをやってきたから。
でも、あのルーチンは、「もうIJAの評価なんてコリゴリ」というメッセージだったんですよね。楽しげに笑えばいいのか、道化がいいのか、という当てこすり。ルーチンの途中で出てくるコップが浮遊するマジックのパロディーでは、わざと失敗しておどけてみせています。バカにしてるわけです。
2007年02月24日
シュウカツ?
今日は寒かった! 天気晴朗なれど風強し。
1日じゅう寒かったなぁ。といっても東京の最高気温は10.8度、最低気温は夜10時で2.5度といった程度で、例年に比べれば全然ぽかぽか。代々木公園でいちばん寒かったときは最高気温が2度とか、そんなことがあったように思います。
そんな寒いなか、しんげんもちくん、マサキ様、おかもとくんなど濃い目の若手ジャグラーが来て、何やらやってました。しんげんもちくんってディアボロもうまいのね。元もとあんまりディアのことは分かりませんが、何だか見たことのないえぐいことをやっていたように見えました。
淡々と練習、細々と記録を更新。
- 4ボール2アップシンクロダブルピルエット 1→3回
- 5ボールハーフシャワー 208→216キャッチ
- 6ボールハーフシャワー 34→36キャッチ
- 74414 12→18回
- 744 2→3回
744が微妙に3回。むずい。
マラバリに行くと、一野くんがスーツ姿。冗談のつもりで「就職活動?」と聞いたら、ほんとにそうだったみたいです。このあいだ入学してジャグリングをはじめたと思ったのに、もうそんなに時間が経ったのかとビックリ。ぼくは一野くんとほぼ同時期にジャグリングをはじめた「同じ代」という意識を持っているので、不思議な気分です。3年経つんだもんなぁ。自分のことを振り返って考えると大人って成長しないなぁ。と、そのときはそう思ったのですが、いまこうやってブログを書きながらもう1度考えてみると、ぼくもこの3年でずいぶん変わりました。結婚して子どもができて転職もしました。
就職活動でやや迷いモードの一野くんと長話し。「迷って当り前だし、どう転んでも何とでも楽しくやっていけるよ」と、いい加減な大人のアドバイス(笑)
今日のマラバリは、目黒さん、つるてつさんあたりも来ていました。あ、目黒さんは代々木公園にも来てたのですが……。目黒さんの5ボールダブルバウンスがいい感じです。癒し系だそうですよ。そういえば、その目黒さんをはじめ、5、6人ぐらいで7ボールエンデュランスをやってました。日本のジャグリング界も、そんなフェーズに到達したんですね。
帰りは8人ほどで渋谷のねぎしで晩ごはん。目黒さんがごはん大盛りをお代りしてたので「食いますね!」と言ったら、後ろのテーブルに視線をやって、「たくやはもっと食いますよ、あいつ」という返事が。
鈴木拓也さんって、練習熱心だからよく食べるのかな。見ていると、練習では動きを止めずに投げ続けるタイプだなという印象を受けます。今日も流れるような動きで3クラブを操っていました。おっとっと、という意味で足を動かすのじゃなく、表現としてよく足を使うんだなぁと思って、なるほどなぁと今日は思ったりしていました。
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影が長い |
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バランス、バランス |
2007年02月22日
液体ロシアン?
うわっ、ついにナランハさんが液体ロシアンボールを開発して発売しましたね! シリックスボールという名前だそうです。やばい、ほしいかも……。とりあえず投げてみたい。しかし、78mmという大きさはいいとしても150gは重いなぁ。ステージボール的ですね、本番用という感じです。
税込みで1個2520円。7個まとめて買うと1万7640円。むむむむ。
2007年02月19日
汚い11フラッシュ
フラッシュばっかりを追究するのも、それはそれでアリだと思いますし、9個フラッシュとか11個フラッシュってすごいんじゃないのとも思いますよ、ええ。
でも、これはいくら何でもキタナイ! 11個フラッシュだそうですが、何と言うか、これを見ると「フラッシュなんてできたってしょうがねぇ」という意見も正しく思えて来ます。この人、7カスケードの記録は100キャッチ前後のようなので、けして下手ではないわけですが。
2007年02月17日
生もコピーも
来週の2月24日土曜日は代々木公園とマラバリスタに行く予定です。なんか全然寒くなりませんね。来週もこんな感じみたいですね。
ドラリオンが来てますね。うちはまだ子どもが7ヶ月と小さいこともあって、観に行くのは無理かなと思っています。3、4才ぐらいなら目を輝かせて見るんでしょうけどね。いや、6、7才かな?
子どもが小さいからという事情とは別に、それほど見たいと思わないのでした。加藤さんの評を読んで、なおさらまあいっかと思いました。ぼくって実演志向が薄いんですよね。生で見るのとDVDで見るのが違うのは当然ですが、ドラリオンを生で見ることの価値を、それほど感じません。独身時代なら別ですが、今のぼくにとって半日を潰すほどの価値はないかなぁと。
ぼくはドラリオンのDVDを持っていて、ビクトル・キーやブラディックはDVDでもYouTubeでも何度も見ました。それでもう満足で、別に生で見たいとまで思いません。生で見たいのはガットーとボバぐらいです。と書くと、そもそも評価軸がおかしいと言われそうですが……。
生とDVDなどの映像では、それぞれメリット・デメリットがあります。
DVDなら繰り返し見れます。好きなときに見れます。途中でストップして細切れにでも見れます。スローでも見れます。肉眼よりもハッキリと、いいアングルで見れることも多いです。
生であれば、会場の雰囲気や熱気をダイレクトに感じることができます。ガットーのように狭いところでやるタイプのショーであれば、技を実際のスケールで見ることとができて、よく分かるでしょうし、迫力も違うでしょう。
DVDは偽物だから「鑑賞」に耐えないという意見もあるかもしれません。本物とコピーの議論で、いつも思い出すのは文学作品の翻訳についての議論です(ドラマや映画でもいいですが)。
文学は芸術の一種と目されているわけですが、われわれは翻訳で満足しているわけですよね。翻訳というのはコピーどころじゃないですよ、誤訳すらあって、粗悪なコピーと言っていいケースも多い。オリジナルの雰囲気を伝えるのに翻訳者は苦労するんでしょうが、そんなの土台無理です。それでもわれわれは、海外文学を日本語を通じて堪能するわけですよね。ドストエフスキーやシェークスピアのように、セリフ中心で言語にあまり依存していない作品ばかりでなく、ジェームズ・ジョイスやルイス・キャロルのような、言葉遊びが作品そのものとも言えるものすら日本語で読んでしまいます。あるいは詩なんてどうでしょうか、ほとんど訳者という別の詩人の作品を読んでいるといっていいような状態です。
ぼくは若いころアルチュール・ランボーという詩人のファンだったんですが、ぼくがランボーに馴染んだのは堀口大学という、これまた大詩人の翻訳を通してでした。ランボーの作品のなかでも特に「黎明(aube)」という詩が好きでした。堀口訳で親しんだぼくにとって、この詩の書きだしは「僕は夏の黎明を抱きしめた」という一文です。ところがあるとき文芸評論家の小林秀雄の翻訳を見たら、「俺は夏の夜明けを抱いた」とあるんですよ。
びっくりして、小林秀雄はひどい訳をするもんだと思ったんですが、そうじゃないんです。大学に入ってフランス語を少し知ってから原文を見てみると「J'ai embrasse l'aube d'ete.」(アクサン省略)とあったんですね。英語で言えば「I have embraced the summer dawn.」で、「私は夏の夜明けを抱擁した」と訳してもいいような文です。コテコテの大阪弁なら「わいは、夏の夜明けを抱いたんや」とでもするべきしょうし、ぼくの本当の意味での母語である河内弁なら「おれな、夏の夜明けを抱いてん」になります。
英語でもフランス語でも一人称は1つしかなく、そもそもそういう意味では、もともと日本語に翻訳など不可能なわけです。どう訳してもニュアンスは完全に失われてしまう、というか強烈なニュアンスが付加されてしまう。
というように、文学作品を本当の意味で味わうためには原文を読む以外ないわけですが、わざわざ全部の言語をマスターしていたら、普通の人間には一生かかっても世界文学など読めません。だから翻訳の限界は知っていても、割り切って楽しむわけです。それはそれで構わないし、何も読まないよりはずっといいでしょう。
絵画も同じだと思います。画集を見るのも十分に鑑賞と言えて、本物でないと意味がないなどというわけがありません。むしろ逆に、本物のほうが悪いケースすらあると思います。例えば、日本にやってきた著明な美術作品を見るために、何時間も並んだ上、ほんの十秒ほど遠巻きにガラスケースに収まった本物を見ることに、なんの意味があるのか。もはやこうなると阿弥陀信仰みたいなもので、ご本尊さまありがたやといった世界です。
割と最近、インドの仏教石窟の写真集を見ました。アジャンタとエローラという断崖の岩石をくりぬいて作った仏教とヒンズー教のお寺の遺跡です。これは実際に現地に行って眺めるのと写真集ではえらい違いがありそうです。行ってみたい……、とは思いますが、インドな上に人里離れた山奥なわけです。写真集で十分とするほかありません。
ずいぶん脇道にそれまくりですが、「別に生じゃなくてもいいんじゃないの」という話でした。「作品」と呼ぶべきもので、本物で鑑賞したものなんてぼくは0.01%以下じゃないかと思います。音楽なんて0.001%にも満たないかも。
2007年02月10日
diaboloとdevilは同じ語源?
以前見た動画を2つほど。発明王エジソンは後に映画に使われる映写機も作りましたが、そのサンプルとして、日本人の曲芸師が撮影されたものが残っているようです。約100年前にパリにいた日本人たちのようです。もう1つは、パロディーっぽい映像ですが、笑えます。
- http://www.dailymotion.com/fr/featured/video/x11lz8_acrobatesjaponais
- http://video.google.com/videoplay?docid=238654981022382584
どうでもいい話をひとつ。
「邪悪な力」と言えばスターウォーズ用語ですが、これは「evil」の直訳だと思います。日本語で「邪悪」というのは非日常的な言葉で、芝居がかっています。日常会話では特殊効果を狙って使われる言葉です。これに対して、evilというのはアメリカ英語では日常的に使われる言葉です。ブッシュ大統領はよく使うし、Googleの社是に「Don't be evil」(あくどくなるな)というのがあるのは有名な話です。マイクロソフトへの当て付けだと思います。
で、ふと思ったのですが、devilって、evilにdをくっつけた形です。と、思いつて急にハッとしました。もしかして、dはフランス語の冠詞で、devilはd'evilだったんじゃないかと。
英語だと形容詞というか動詞の過去分詞に定冠詞を付ける用法があって、例えば「disable(動かなくする)」という動詞から、「the disabled(不具者、障害者)」という用法が派生して、この用法は良く使われます。
フランス語のことを良く知りもしないのに、なんか、ミョーに合点がいった気になりましたが、これは全然違いました。devilとevilは語源が違うようです。こんなに似てるのに、ぜんぜん別系統の言葉から出てきてるというのは、うーん……、それだけじゃないだろうと言いたくなる感じです。現代の英語話者は両者に何か共通するものを感じているはずです。「邪悪」と「悪」みたいに。語形や発音が似ているのは、非常に重要なことで、もともと違う語彙や用法であるのに混同されて使われて、100年ぐらいで、しまいに1つの形に落ち着く語というにはよくことです。
と、アメリカ人に聞いたら「devilとevil、godとgoodは関連してるよね」と言われました。そっか!
という話は前振りで、びっくりしたのはディアボロ(diabolo)とデビル(devil)の語源が一緒かもしれないということ。これらは、少なくとも密接に関係した2語です。ジャグラーとしては、ちょっと驚きでしょ? そうでもないか……。
オンライン語源辞典のdevilの項によると、devilは中期英語の「devel」や古期英語の「deofol」、ラテン語の「diabolus」、後期ギリシア語の「diabolos」に由来する語だという話です。「罵る、悪口を言う」という意味だったようです。うーんと、diabolusという語とdaemonという語は違う語だったそうですが、英語を含めて、他のゲルマン系言語では区別がなくなってしまったと書かれています……、と書きながら、ぼくはもう自分でも何を書いてるか分からなくなって来ました。いや、そうそうラテン語やギリシア語のdiabolusからdiaboloとdevilが派生したってことで、このへん語彙の変遷が交錯してるかもしれませんよね、と。
diaboloの語源の話はどこでやったんだっけな、西川さんに何か教えて頂いた記憶があります。そうだ、にしのさんの掲示板だ。と思って探しましたが古すぎて残っていないようです。確かヨーロッパのジャグリング雑誌に語源の考察が出ていて、いくつかの説を紹介されていました。
まあ、ディアボロにしてもデビルにしても「悪魔的に難しい」というニュアンスもあるんでしょうね。英語では「devilishly」と言いますが、現代日本語口語、特に関西系で使われる「鬼のように」という用法と同じでしょうか。
で、結局なにを書いたのか、自分でも分からないブログエントリでした……。
2007年02月06日
Dmitry Chenovの練習風景
これは狂ってる! ボールの高さや人間のサイズの比率が、なんかヘンだぞ? Dmitry Chenovという人の練習風景らしいですが、サッカーボール(?)でがしがし7個ぐらい投げています。バレーボールを7個投げるUrsepioとか、サッカーボールを楽々投げるガットーとかもすごいと思いますが、ここまですごいのははじめてみました。
Chris Fowlerもすごい。753ミルズやってるのかな?
2007年02月04日
目黒さんと会った
目黒さんのアドバイス
先週のマラバリで目黒陽介さんに初めて会いました。想像していたよりもシャイなナイスガイです。って、シャイもナイスガイも死語? 21才のプロジャグラー。
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目黒さん。カメラを向けるとおどけずにいられない性格らしいです(笑) |
あまり大道芸とかパフォーマンスを見る機会のないぼくは、実は目黒さんの演技を見たことがありません。噂ではトスが激ウマだとか、ピルエットが美しいとか、いろいろ聞いてはいたのですが。
目黒さんとは、ホントにいろいろ話して楽しかったのですが、さすがに1週間経って、だいぶ忘れちゃいました……。目黒さんのプロとしてのスタンスが、とても興味深かったのですが、うーん。
目黒さん、最近ロシアンを捨ててシリコンにしたらしいんですが、6ボールとか7ボールも、がんがん投げていました。すごい。シリコンだとやっぱり疲れるらしいですけど。「7ボールまでは誰でもできますよ」と、悲しくなるようなことを言ってた気がします。
目黒さんとYoshiakiくんの会話が、ある意味笑えました。「えっ、だって、○○のほうが簡単ですよ! ○○はピピピピピって感じでしょ。△△は、トトトッだから難しい!」「いや、そうかなー、△△って、タタタって感じでさ」と擬音語が多くて、何だか意味がよくわからないのでした。
どうでもいい話ですが、こうやってブログを付けることのメリットは、知ってもらえるということです。ぼくのジャグリングなんて、ほんとにジョークみたいなもんですが、いろんな人に見てもらえるようになったことで、例えば目黒さんみたいな人でも、初対面でも知ってもらえていたりすることがあります。情報というのは、情報を発信する人のところに集まるんだなとつくづく思ったりします。
フレア
1週間以上が経っても、まだ先週の代々木の話ですが。
フレアバーテンディングの人々に声をかけてみました。いつも、ジャグラーとは違う場所で練習している人がいるなぁと思って遠巻きに見てはいたんですが、何と言うか、ジャグリングとは別ジャンルですもんね。
写真撮らせてくださいと言ってカメラを向けて、ジャグリングのことなんて知りませんという感じで、写真を撮ったあと、ちょっと投げさせてもらいました。ショルダースローをしてティンにカップインさせる技も、見よう見まねでやったら一発成功しそうな惜しい感じでした。まあ、ボディスローが苦手といっても、ボールトスをやってるので当り前なんですが、さすがに先方は驚いたようでした。5ボールを投げたら、もっと驚いてもらえました。
それでまあ、いろいろと話して教えてもらいました。フレアって2つの物体が基本なんですね。ジャグリングだと3つだし、コンタクトだと1つなわけですが、2が基本というのは面白いですね。最終的にドリンクを作らなきゃいけないので、そういうことになってるみたいです。作ったカクテルの味も審査対象らしいです。
面白いなと思ったのは、大会のスポンサーを酒造メーカーがやっていて、そこからお金が出ているという話。ちゃんとそのメーカーの本物のボトルを使ってパフォーマンスしなきゃいけないし、ラベルが見えやすいように見せる必要もあるんだとか。特定の商品のプロモーション用の大会では、その商品(お酒)を使った演技を忘れたら、それだけでマイナス100ポイントとか、そういうこともあるらしいです。ただ、ポイント制で評価するといっても、まだフレアは競技人口も少なくても、審査する側と演じる側が重複しているような世界だとか。特に日本では。
でまあ、いろいろ技を見せてもらったりして思ったんですが、フレアとジャグリングってもう少し交流するといいんじゃないかなと。アイデアの交換をすると、互いにとって新鮮な刺激があるなと、そんな風に思いました。ミルズっぽい動きとかでも、フレアには独特の味がありますよ。
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絵になるなぁ |
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寄って撮ってみた |
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シャッター速度がやや遅い。レンズが暗い |
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えっと、この人は翌日大会だったらしいです |
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絵になるなぁ |
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夕暮れ |
2007年02月03日
6ボールハーフシャワー
このあいだ、少し、感触がつかめたかなと思った6ボールハーフシャワーの動画を撮ってみました。軌道は悪くないようにも見えますが、なんか続く気がしません。
2007年02月02日
コインエンデュランス
ルーク・バラージがポッドキャストを続けています。ポッドキャストとは、音声のブログとも言うべきもので、ブログと異なり、最初から「購読」の概念があります。購読というのはsubscribeの直訳で、本当は日本語の購読という言葉は当てはまりませんが、続けて視聴する、読むという意味で、ネットでは割と普通に使われるようになってきたように思います。訳語がカバーする意味範疇が広がって、元の意味が変化するというのは、まあありがちなことなんでしょう。
ポッドキャストはiTunesを使っていれば、iPodがなくても購読できます。両方なくても、単にMP3ファイルになっているので、http://lukeburrage.com/audio/からダウンロードすればパソコンやオーディオプレーヤーで聞くことができます。英語の勉強もかねて、是非どうぞ。「ドロップが多いことってdroppyと形容詞にしちゃって言うんだなぁ」とか「オーストラリアでは、it was a crack! というようにcrackは、すごい盛り上がりとか、すごいものを意味する俗語なんだぁ」と、ぼくは勉強になりました。
ルークのポッドキャストは、今で第8回目ぐらいです。インタビューやコンベンションのレポートなどを10分前後でしゃべっています。第8回のシドニーのコンベンションのレポートは時と場所を変えて現場から、さまざまレポートを届ける形で、なかなかおもしろかったです。シドニーのコンベンションって、こないだのは140人ぐらい来たけど、その前は50人、さらにその前は15人とか、そのぐらいの数字を言ってました。ずいぶん大きくなったなぁと開催者が感慨深く語っています。参加者の声も聞けるし、うん、ルークはいいことしてるなぁ。ぼくもポッドキャストでジャグリングラジオでもやるかなぁ。
少し前に、矢部亮さんがインタビューを受けていました。欧米のジャグラーは日本のジャグリングシーンやジャグラー情報がなかなか入って来ないので、興味深く聞いた人もいることと思います。
そのポッドキャストで、ルークはジャグリングコンベンションで運営側としてゲームを主催するときの10のコツというのを伝授しています。彼は司会をすることが多いらしく(何となく分かります)、これまでに学んできたことを、みんなに伝えたいということです。ゲームをするときにはゲームに参加する人がいる場所を明確にして、ゲームに負けた人は、その輪から出るようにしろとか、なかなか実践的なアドバイスが豊富です。
コンバット、エンデュランス、サイモンセッズなどのゲームは日本でもやりますが、ルークが好きだというのがコインエンデュランスだそうです。そういえばEJCのDVDでも見たことがあります。3コインカスケードをして、最後まで残った人が、すべてのコインをゲットする、一種の賭けです。全員が10円玉でやったとしても、100人参加すれば3000円!
日本人はマジメで品がいいので(最近ほんとにそう思います)、こういうギャンブルっぽいことをやるのに抵抗を感じる人もいるでしょうし、外部の人に何か言われるというリスクを感じて、なかなかできないのでしょうけど、どうでしょうね、JJFとかWJDとかで、やってみるというのは。賭博を禁じる刑法185条を読んでみたり、これまでの判例の解説を読んでみましたが、この程度では、まったくギャンブルとは見なされないように思います。新宿の雀荘では1000点200円ぐらいまでがギャンブルではないという上限として、暗黙に認められています。一晩負け続けると、たぶん5万円ぐらい負けるぐらいのレートです。パチスロなんか1日10万円とか負けますよね、そう考えたら賭博禁止法なんてねぇ、何が賭博禁止なんだかって国ですけどね。薬物と同じでギャンブルは社会から根絶しようがないので、ある程度グレーゾーンをもうけることでコントロール下に置くという発想ですね。根絶せよと厳罰化したらアンダーグランドに潜ってやくざが儲けるだけですから。
刑法第185条 賭博をした者は、五十万円以下の罰金又は科料に処する。ただし、一時の娯楽に供する物を賭けたにとどまるときは、この限りでない。
パチスロが「一時の娯楽に供する物を賭けたにとどまる」とは、まったく言えないのは明白です。
ともあれ、100円玉縛りとか500円玉縛りでやると、結構ドキドキするかもしれません。落としたら、コインは、もはや自分のものではないってことですね。
2007年02月01日
ジャグリング女子高生
土曜日の代々木公園の写真です。ゆーたさんは絵になりますねー。持っていったレンズが暗いやつだったので、どうも画質が今ひとつな感じ。スイングしてるクラブも見えません。まあ、これはこれでいいのかな。
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下のアングルから |
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シャッター速度が遅過ぎてクラブが見えない |
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望遠レンズの威力 |
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ん、これはいいかも |
そのゆーたさんは、ぼくが「初めて97531に成功した!」と言ってもピクリとも反応しないサイトスワップ嫌いです(笑) クラブではナンバーズ系も興味なしという感じで、3クラブを究めています。
がっ、なんと、そのゆーたさんが5クラブカスケードを練習してるじゃないですか! 聞けば、「エミリーちゃんに刺激を受けて」とのこと。あれ、エミリーちゃんだっけか、名前。
エミリーちゃんは長野県在住の女子高生ジャグラーだそうで、日曜日にお父さんと2人で代々木に来ていました。かわいらしい童顔、ハーフ顔で、そういえばJJFでも見かけた気がします。お父さんはアメリカ人なのか、2人のときは英語で話してた気がします。お父さんがプロかなにかでコーチされているのかと思いましたが、そういうのでもなく、単にジャグリング好きの女子高生ということらしいです。で、2年半ほどで、 いまは5クラブが結構続いていたり、3クラブのシングルバッククロスがいい感じだったりします。ゆったりと、丁寧な感じで、マイクスメスなんかもきれいです。むはー、すごい。「すごいですね!」と声をかけたら、「でも、まいにち練習していますから……」と控えめな答えが返ってきました。ジャグリングにのめり込むのは圧倒的に男が多いわけですが、こんな例外もあるんですね。