2008年11月10日

ひさびさYouTube

何となくYouTubeで火置さんのビデオをみてビビりました。ジャグリングをはじめて2年半! なんか狂ってますね。すごい。

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2008年10月23日

JJF2008の写真

JJF 2008神戸の写真をオンラインアルバムにアップロードしました。去年のようにチャンピオンシップやゲストステージに関する詳細なブログを書いている時間が取れなさそうなので、ひとまず写真だけでも。



上の写真アルバムは適当に取捨選択した80枚ほどが入っていますが、こちらのアルバムには600枚ぐらい置きました。写真のオンライン公開は困るという方はご連絡くださいませ、削除します。ご自分が写っている写真をダウンロードして使っていただくぶんには連絡不要です。

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2008年10月12日

JJF2008、2日目

JJF2008神戸、2日目です。とりあえず楽しいです。ぼく的には久しぶりに天井の高い室内での練習なので、自分の練習もやりたいと思ってたんですが、けっきょく体育館ではいろんな人の技を見たり話をしている時間が長かったかなという感じです。

チャンピオンシップも体育館の練習風景にも共通して言えることじゃないかと思いますが、今までのふつうのジャグリングの時代は終わったなと思いました。カスケードもファウンテンも、あんまり見当たらないんですよね。もっともカスケードが盛んなのはシガボの人たちというぐらいにふつうじゃないです。

多様性というのは広がりってことだと思うんですが、その広がったジャグリングの世界が縦にすいーと伸びたんじゃないかなと思いました。シガボの人たちは明らかに世界の先端を歩んでいて、レベルも完成度もすさまじくなっています。

3ボール系の人たち、特に若者たちは、また新しい世界を切り開いているなという印象を持ちました。一時期、しんげんもちやマサキ様風のものが流行ったように思いますが、今はまたいろいろです。このへんは時間があれば、また改めてかければと思います。

ゲストステージは構成、各内容とも非常に充実していて楽しめました。森さんの空とぼけたトークによる幕間のコントは、ジャグラーのツボを押さえた抱腹絶倒ものでした。ちゃんとそれが各ゲストの紹介につながったりして、いい息抜きとアクセントになってたんじゃないかと思います。

今日は佐藤信春さんやタカシェンカさんといった九州系ジャグラーさんを中心としたグループでゴハンに行ったあと、米屋さん率いる(?)ヨネゲードショーのセクハラ飲み会に参加してきました。

ちゃんとメモを取りながら話を聞けば良かったなぁと思うほど、いろいろなジャグラーさんにおもしろい話を聞きました。今日は1日体育館では話ばっかりしていた感じです。

そのへんはまたJJFが終わってからおいおいブログに書ければと思っています。さあ、あと1日。

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2008年10月11日

JJF 2008初日

始まりました、JJF 2008神戸。簡単に感想を。

チャンピオンシップは、1位が青木康明さん、2位が古谷創さん、3位が竜半さんでした。なんと2位と3位がシガーボックス。今年はシガーの当たり年で、やたらシガーが多く、そしてそのどれもがレベルが高くて楽しめました。

1位の青木くん(しんげんもち)は、ついに来たという感じです。実力、人気、知名度ともにずば抜けていますが、JJF、IJAともに金メダルはこれまでなかったのではないでしょうか。

音ピタ、高速、ごちゃごちゃ系、手元がちゃがちゃ系と、常に新しい世界を切り開いてきた青木くんですが、今度はダンス系が大炸裂です。振り付けに凝ったジャグリングはありましたが、ダンス要素をジャグリングに統合としたといえるレベルのパフォーマンスは初めて見ました。新ジャンルといっていいぐらいに進化しています。

前半にややドロップがあって、「厳正な」審査となると金メダルは微妙なのかなと思いましたが、1位になりました。2位のシガボと人によっては順位が逆と思った人もいたかもしれませんが、順当な気がします。

3位の竜半さんは、「ついにリューハンの時代が来た!」と叫びたくなるような素晴らしく盛り上がるステージとなりました。

今年もまたJJFチャンピオンシップはレベルアップしています。決勝進出者の技術力や完成度には、すごいものがあります。

ともあれ、また日を改めて。

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2008年08月20日

代々木公園いいとこ一度はおいで

東京に遊びに来るジャグラーさんから、「東京に行くので、ほかのジャグラーと交流したい。どこに行けばいいですか」という質問をよくメールでもらいます。大学や地域のサークルもいいでしょうし、ナランハもいいかもしれません。上野公園あたりも大道芸好きなら行く価値があるかもしれません。東京は結構広いので、欲張ってあちこち移動してたら大変ですけど。

でもまあ週末の半日ぐらい、というのであれば、ぼくのオススメはやっぱり代々木公園なんですが、代々木の練習ってぼくのブログとかには良く出てくる割に情報がネット上にありません。なので、少しだけ簡単に。

だいたい土曜日も日曜日も誰かしらいるのが代々木の素敵なところです。いつもイダキという民族楽器を練習している数人と、コンタクト系ジャグラー数人、クラブやボールが数人という感じで緩やかに集まっています。同じ場所にシートをしいたりしています。早い人だと朝10時とか11時にはイダキを吹きはじめますが、ジャグラーが投げ始めるのは13時、14時ぐらいという感じです。日によって集まる人の数や、道具の種類はかなり違います。

よくよく見渡すと、公園には、ほかにもポイのグループがいたり、まったく違う方面でフレアを練習している人がいたり、あるいはよくよく見たら矢部さんじゃないですか! というような人がまた違った場所で練習していたりと、まあいろいろです。フットバックをやる人たちもいるし、タップダンスの練習をしている人たちもいるし。ジャグラー+イダキグループは、そういう人たちとはあまり交流はないですけど。

で、集まっている練習場所ですけど、基本的には以下の地図のとおり。夏は芝生の上で、冬は風を避けるためにぱっとみトイレに見える(浄水器?)小さな建物の前にいたりします。まあ、ほぼ同じ場所ですけどね。駅から結構歩きます。代々木公園といいながら、最寄り駅が原宿駅であることに注意という感じです。

yoyogimap.jpg


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2008年08月15日

ヴォヴァの野望?

ヴォヴァがESPNに出演してますね。ふつうの人が名前を知ってる、世界で初めてのジャグラーになりたい。いちばん最後にそう言っててなるほどなと思いました。ふつうの人に「誰かジャグラーって知ってる?」と聞いても、たぶん名前は1つも出てきませんよね。

ヴォヴァは、いま20歳だそうです。

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2008年06月21日

Oli RothくんがJJFに!?

ごぶさたしています。うわ、5月2日以来ブログを更新していませんでした……。薄々は知ってましたが1ヶ月半も放置でした。

練習しないと上達しないということを露骨に実感しています。海外出張にも一応ボールを7個もってきたりして、仕事の合間の息抜きに天井の低いホテルの部屋でちょろっと投げる程度のことはしています。そのぐらいの熱意はありますが、まったく進歩なんてない気がしています。

2つほどお知らせを。

この週末にマット・ホール先生が奥さんと一緒に東京に来ます。日本にいる教え子に会うんだという話です。それで、23日の月曜日に六本木で一緒に晩ご飯でも食べようという話をしています。関東方面の人で、もし興味のある人がいたら、メールをken97531あっとgmailどっとcomにください。

YouTube経由でイスラエルのOli Roth君からメールをもらいました。3ボールで変わった技を連発したりする、あの人です。JJFに行きたいんだけど、情報を見つけられなかったという話です。とりあえず開催日時と場所の地図を知らせておきました。ここ数年、JJFの海外での噂は広がっているでしょうから、もしかして海外からひょっこり来る人が結構いたりして?

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2008年04月30日

ジャグリング経験者

先週末、久々の代々木公園は、雨でした……。公園につくなり、いつもの木の下で雨宿りしているジャグラーたちに指をさされて「雨男が来た!」という出迎えですよ。それなりに雨があがったりして少しだけ練習。で、夕方からは規定路線でマラバリへ。

4月なので新入生やニューカマーがやや多かったようです。今年の1年生は例年にも増してジャグリング経験者が多いそうです。確かに壁際で練習している人たちを見ると、例年ならせいぜい4ボールファウンテンかミルズメスをやっていそうなところ、いきなり744が続いていたり、6ボールハーフシャワーができてたりします。

まあ高校生のときにジャグリングに出会って2年とか3年も練習すれば、それはそのくらいになるかもなという気がします。インターネットやDVDの全盛時代ですし。

ほかのスポーツに置き換えて考えるとわかりやすいです(いや、ぼくは別にジャグリングはスポーツだという一派じゃないですよ、念のため)。サッカーとかバスケだと、高校に入ってから始めるのではちょっと遅いですよね。中学時代に3年間やってきた経験者と比べると技量には雲泥の差があって、3年経っても追いつけないことも少なくないでしょう。同様に、大学に入ってからサッカーを始めたなんていうと、何というか、苦労が多そうです。ジャグリングも、もし今後も普及していくなら、そういう風に「経験者」が当たり前になっていくのかもしれません。

そうなったとき中高6年間でジャグリングをやったとしたら、大学に入学するころに到達するレベルってどんなものになるでしょうね。

そうした経験者の1人、山村くんと少しお話しました。山村くんは新高校1年生で、高校に上がったのを機にジャグリングサークルにでも行こうと思って最近マラバリに来るようになったそうです。ジャグリング歴は4年ほどで、小学校5年生だか6年生のころにジャグリングを始めたそうです。


山村くん。3ボールの足に絡み付く系とか首まわり系とか

山村くんは3ボールと4ボールが非常に激しくて、ちょっと形容が難しいですけど、うーん、うまいです(笑)。マサキ様を目指そうと思ったものの、真似したんじゃかなわないというので、独自路線を開拓。何だか見たことのない技をいっぱい見せてもらいました。

すごいなと思ったのは手の速さです。4ボールシャッフルとか4ボールキャリーができちゃうのには驚きました。ふつう4ボールキャリーといえば53で投げて3 だけ運びますが、そうじゃなくて3ボールキャリーを、そのまんま4個に拡張しただけの軌道です。ふつう間に合うと思わないですよね……。まだ完全に続くという感じではないですが、4ボールキャリーってできるんだなというが分かるぐらいにはなっています。4ボールシャッフルは、そのまんま3ボールシャッフルの拡張です。しかも軌道が低くて、見ていると「4」という数字が見えるほどです。

足系もいろいろやっているようで、トゥストールを使った技もうまいなと思いました。驚いたのは4ボールファウンテン+トゥストール連続です。よく4個のボールを使って3ボールカスケード+トゥストール連続ってやりますよね、ぼくはできませんけど……。あれの4ボールファウンテン版を山村くんがやっていたんですね。ただ、カスケード軌道と違ってふつうにやると片手で2個+トゥストールにしかなりません。それでぼくが「上の4個を53にしたら何とかなるんじゃない?」と言ってみたら、いきなりそれっぽい感じでできてしまったりしていました。若いっていいなーと思います。

山村くんは「数えたことないですけど」と言いながら7ボールもサクサク投げるし、ナンバーズもふつうにこなします。あまりほめて若い人を無用に増長させてもいけないな、と責任ある大人(ほんとか笑)としては思うわけですが、大型新人登場の予感ですよ。この調子でがんばれば、IJAのジュニアでメダルが狙えるんじゃないかと思いました、まだ16歳ですしね。

体育館では元スーパー高校生の飯島くんも気になりました。6クラブが延々と続いているし、7クラブが綺麗に投げ出せてますよ! ぼくが見ている瞬間には7クラブはフラッシュが惜しいなという感じでしたが、最高は11キャッチ回収だそうで、ジャグルも見えそうですね、と。最近の飯島くんはコンタクトに目覚めたそうで、鏡の前で動きを研究していたりしました。


飯島くん。まるでパッシングするかのようなクラブの数!

そのほか体育館ではIJA2007で個人決勝に進んだ近土祐さんがデビルスティックを練習していました。あまりに練習に没頭されてたので声がかけられませんでしたが、すごい迫力でした。3本のスティックがブンブン宙を舞うし、身体も舞うという感じです。元京大ドーナツの人だと聞きましたが、さもありなんという感じで、練習が本番さながらでした。ポーズや表情作りが、完全にステージ向けなんですね。練習というより本番そのものという感じです。ふだんから、フルでポーズや表情作りの練習をするからステージ上でもできるのかと、そんな風に思いました。マラバリは技術系の人が多いので、ふだんは技術を中心に練習している人が多い気がしますが、どうでしょうか。

関西系では、あとhigamiに出ていたしげぞうさんが練習に来ていました。手のひら4ボールファウンテンとかシャンプーカスケードとかがすごい人です。4月から横浜に住んでいるそうです。練習後の自己紹介では「カスケードしかできません」と言っていました。確かに。でも実はああ見えて6個でファウンテンとかもやるという噂を聞きましたよ。

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2008年04月16日

ウェスくん

ウェス・ペンデンくんが遊んでますねー。(6x,4)*のバッククロスにビビりました。

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2008年04月05日

福井っていうのはですね

福井県のジャグラー、山浦雅史さん(ホームページ)のプロモーションビデオ第3弾です。ボールがかなりヤバイです。山浦さんは2005年1月にジャグリングを始めたということですから、3年ちょっとですね。あり得ない……。

去年のJJFでは「福井から来ましたって言っても、みんな福井って知らなかったりするんですよね……」と嘆いていました。ぼくは関西育ちなので海水浴なんかで行きましたが、関東の人とか、あまり知らないでしょうね。この際、みなさん福井県の場所を覚えましょう。原発で有名です。それ以外だと、えーと、、、何があるんでしたっけ(笑)

fukui.jpg


山浦さん、今年はJJFチャンピオンシップ出るのでしょうか。期待してますよ!

投稿者 ken : 22:27 | コメント (2)

2008年03月31日

日本のジャグラー2人とか

あのジャグリング王子ことSenjyuくん(=長竹くん)のビデオ第三弾です。なんかすごいなぁ……。ボールもクラブもディアも、どれもハイレベルってところがすごいですよね。あと、これは性格的なもんだろうと思うんですが、技がどれもキレイですよね。

もう1人、日本のジャグラーさんで、ひおきようすけさんのビデオを最近みました。YouTubeで「jugglerlife」というアカウント名で、最近ぼくのチャンネルを登録してもらったので存在に気づきました。ボールジャグラーのみなさん、まあ以下の映像を見てください、これが2年で到達するレベルですかというぐらいすごいです。

背景の建物が見覚えがある感じで、ジャグりま専科のエリックさんだかここあさんがが似たような場所でビデオを撮っていたような記憶が……。と思ってふと気づきました、記録簿に最近よく記録を付けている火置陽介さんですね。ジャグりま専科のページに紹介がありました。まだ2回生! 4月から3回生かな、だとしたらめっちゃ練習時間ありとか? ちゃうか……。で、今年度の目標は「9ボール50キャッチ、7クラブ50キャッチ、7ボール7アップピルエット、db97531、デュアルプロペラ」だそうです。うむむむむ。

あ、あともう1つ、最近見ていいなと思った映像を。ManiacDrewというニックネームでrec.jugglingでもよく見かける黒人ジャグラーです。ちなみに英語で「黒人」というのは最近はブラックとかブラック・ピープルといいません。差別的表現として嫌われます。英語で言うときはアフリカン・アメリカンと言い換えた方がいいです。日本語でもアフリカ系アメリカ人というのもありですけどね、通じない可能性もあるので難しいです。

で、Drewさんですが、ステッキを振り回しています。スピード感のあるスイングの要素がうまく入ってて、オリジナリティを感じます。


投稿者 ken : 10:41 | コメント (4)

2008年03月14日

ホスピタルクラウン

ジャグリングメーリングリストの西川さん情報で知ったんですが、ホスピタルクラウンをテーマにしたテレビドラマが始まるようです。3月14日からフジテレビです。もしかして普通にテレビを見ている人なら、とっくにご存じ?

hc.jpg

で、ぼくが気になったのはドラマの元になった原作を書いた本物のホスピタルクラウン、大棟耕介さんです。ホスピタルクラウンって、それなりに確立されたジャンルなんだと思っていましたが、そうでもないんでしょうか。大棟さんは日本でホスピタルジャグリングというジャンルを切り開きつつある人のようですね。有限会社を立ち上げてアーティストを派遣する業務を組織化し、自分たちのことを「社会性のあるマニア集団」と位置付けています。2005年にホスピタルクラウン協会というNPO法人を立ち上げたりもしています。

ということを淡々と書いていますが、大棟さんのインタビュー記事を読んで、めっちゃ興奮しました。ガキ大将の子ども時代から始まって、練習狂いの陸上バカだった中高時代、それから大学に進学して日本のトップ選手と肩ををなべて練習したときの挫折感と、そこからのがんばり。さらに鉄道会社の退屈な仕事と、それを楽しくする工夫の話、「おまえなんか会社を辞めて、1人でやっていけばいいんだ」と上司に言われて「あ、その手があったか」と独立してしまう話、どれも興味深いです。こういうぶっちゃけトークで軸のぶれないことが言える人って好きだなぁ。ホスピタルクラウンと言うと、何となくナイーブなボランティア精神のにおいが感じられますが、大棟さんは、そういう先入観を先回りしてキャッチし、あっさり否定しています。

ホスピタルクラウンとして取材を受けることが増えているんですが、どうもマスコミは、僕を「いい人」にしたがりますね。愛とか、涙とか、そういう文脈で語られてしまう。確かに無償で病院を回っていますが、「ラブ&ピース」の精神で目を潤ませたボランティアだとは思ってほしくない。目の前の誰かを笑わせ、なごませ、気持ちを軽くする。これは、クラウンが職務として果たすべき役目。

むはっ、いきなりフジテレビの宣伝コピー「愛と涙の感動実話」を真っ向から批判するかのような発言(笑)。この落差がいいですね。本音っぽいですよね。優等生的で安っぽいお涙ちょうだい感がなくて。

病院は人間が抱える4つの苦しみのうち3つが露骨に存在する場所です。仏教は生病老死こそが人間の持つ苦しみの根源だと説きますが、病院は病老死が詰まっています。四苦八苦というときの、あの四苦のうち三苦です。そういうリアルな場の出来事を、自分たちの日常のストレスを発散させる手軽な感動ドラマに仕立てて消費しようという根性が嫌じゃないですか。やるなら、ドキュメンタリーとして淡々と伝えるほうがいいと思うんですけどね。まあ、それは好みの問題ですね。

大棟さんは生きることとか新しく何かを見つけてそれに打ち込むことが楽しくてしょうがないんでしょうね。日本ジャグリング協会誌「Shall We Juggle?」でも取材してインタビュー記事を載せるといいんじゃないでしょうか(と、ものすごく他人事のように書いてみる……)。

ともあれ、テレビドラマの影響力は半端ないですから、これでクラウニングに関心を持つ人がぐっと増えるでしょうね。クラウニングにとってジャグリングという技術は主従関係でいえば従でしょうから、ジャグリング自体にはまたしても光は当たらないのが趣味ジャグラーとしてはやや悲しい気もします。「趣味でジャグリングやってます」と言ったとき、ふつうの人が想像するのはますますクラウンになってしまうでしょうからね。

投稿者 ken : 10:00 | コメント (0)

2008年03月12日

VovaのテレビCMとか

Vovaが宝くじのテレビCMに出演したようです。別になんてことはない映像ですが、Vovaがちゃんと笑ってるのを久しぶりに見た気がします。

http://flalottery.com/video/en/video_player.swf

もう1つVovaのソロの映像です。後ろの黒い幕の感じからすると、イスラエルのジャグリングフェスティバルかな? ふつうにドロップがあったり、ふつうっぽい3クラブをやったりしています。やっぱりVovaはいいですね。WJF系のルーチンに比べて、色々ふつうっぽいです。


次のはナンバーズジャグリングの神、Bruce Sarafianのコメディパフォーマンス。最近ジャグリングを再開したらしいですが、すごい安定感です。技は簡単なものから難しいものまで混ざっていますが、どれもこともなげにやっています。すごい。この映像は1ヶ月前に本人が投稿したものですが、そのうち、これと同じルーチンでボールを2個足したジャグラー向けの映像を公開するよなんて言ってます。楽しみ。

同じくBruce Sarifianの8ボールいろいろ。ぼく的にはマルチプレックスシャワーがびびりどころでした。

投稿者 ken : 00:04 | コメント (2)

2008年03月11日

ぼくらにはマット・ホール大先生がいる!

ルーク・バラージのポッドキャストが相変わらずおもしろいです。思い出し たように、まとめて数回分を聞くという感じです。割と最近、インターネット におけるジャグリングの歴史とか、マット・ホールのインタビューなんかを聞 きました。マット・ホールは各地のジャグリング大会に参加していますが、 JJFにだけは来ていません。別にギャラなんて気持ちでいいのよ、学校の先生と いうフルタイムの職があって収入があるから、旅費とか滞在費出してくれれば それでいいんだけどさ、JJFってトップジャグラーしか相手にしねえんだよなー と笑ってました。

ルーク・バラージはマット・ホールのことや自分自身のことを「フルパッケー ジ」だとも言ってます。ジャグリング大会に参加したとすると、何でもできる というんです。ゲストステージだけでなくて、ワークショップもできるし、体 育館での練習ももちろんふつうにオッケー。英語という言語の問題はあるかも しれませんが、特にルークは司会がうまく、ゲームの進行役も喜んで引き受け てくれそうです。2人ともパーティー好きっぽいので、一緒にビールを飲みに行 くのもオッケーとか、そういう付き合いのよさも期待できます。そういうこと を指して、ゲストジャグラーとしてのフルパッケージという呼ぶわけです。マッ ト・ホールは、どの道具でもワークショップができます。

マット・ホールはジャグラーとしては、ちょっと変わったプロフィールをもっ ていて、今まで歩んできた道のりや、そこへいたるまでの話が非常に興味深い です。彼は日本語もペラペラだし、JJFに来たらそういう体験談も惜しみなく語っ てくれるでしょう。

そんなわけで、もしJJF2008の海外ゲストの出演交渉でお困りのようでした ら、マット・ホール先生なんていかがでしょうか、JJF実行委員会のみなさま。 まるで残り物か安全牌のようなひどい言いようですが、ステージのショーも盛 り上がると思うんですよね。

マット・ホールは6月あたりに日本に来るそうで、代々木でジャグろうよな んていう話をrec.jugglingでしてました。

投稿者 ken : 10:00 | コメント (0)

2008年03月07日

JJF神戸日程決定

ジャグラーたちの祭典、Japan Juggling Festivalの日程が正式に決まったようですね。10月11日(土)〜13日(月)の3日間で、13日は体育の日の祝日です。場所は神戸です。三ノ宮から20分強の総合運動公園駅というところだそうです。

そういえば今朝なんとなく、図書館で阪神・淡路大震災の記録写真集を見ました。あちこちのビルや高速道路などの建造物が全壊、または半壊して、それが建て直されるさまを、4〜5枚の写真で時系列で見るという写真集です。地下鉄じゃなくてJRかな、三ノ宮駅の駅ビルも無残に崩れていました。

Wikipediaによれば死者6434人、負傷者4万3792人。

あれっ、もう13年も前なのか。若いジャグラーの人は当時子供だったかもしれませんね。いまメリケンパークでジャグってる人たちの中には被災した人もいるのかな。

ちなみに、去年静岡で行われたJJFの様子は、以下にレポートを書きました。そういえば、去年のJJFのチャンピオンシップの写真がほしい人は、コメント欄かメールでご連絡ください。ここに載せたやつよりいい写真がありますよ。あ、ゲストステージも。って、見てないかな、しんげんもちくんとか。かっこよく撮れてるよー。

投稿者 ken : 23:07 | コメント (2)

2008年03月02日

雑技団のローラーボーラー

仕事で中国に行ってました。ジャグラーにとって中国といえば、以下のような狂った雑技のイメージが強いかもしれません。地方出身の才能ある子どもたちが、日夜激しい特訓を重ね、さらにその中から選ばれたトップだけが雑技団で巡業するという、そんなイメージです。

いまでも、そういう側面はあるのかもしれませんが、沿岸都市なんかは、だいぶそういう古い中国のイメージと違う場所のようでした。大連(だいれん、中国読みでだーりぇん)というところに行ったんですが、けっこう近代的で開放的な街です。重工業から産業の比重を転換中のITの発展が著しく、街並みも、ややエキゾチックな東京の中華街というぐらいです。いや、どうでもいい話ですが。

次の映像は、ややFalcoっぽい高速3ボールジャグリングです。

この人、前に見たときよりも上達してる気がする。ジャグラー的には、やや繰り返しが多いのと、ベーシックな技が中心なのが驚き半減というところですが、それでもノードロップで、これだけ視覚的に楽しめるルーチンをこなせるのはすごい技量じゃないかと思いました(訂正:つぎはぎ編集のある映像でドロップをカットしていますね。本人に聞いたらドロップで悩んでるみたいです)。手に握った2のボールの扱い方がおもしろいですよね、くねくねと。ぼくはウィーブとかヨーヨーとか、あの手の「意味ない動きじゃん」という奴にはピンと来ないほうなんですが、効果的にやれば2もいいなと思いました。特にこの人の2は、すいっ、ぴたっ、すいっ、ぴたっと、静と動のメリハリが良くて気持ちいいです。ちょっと研究してみたくなりました。

そういえば、月曜日にはガットーのビデオ最新版が出るようです。有料ダウンロードかな? ウェス・ペンデンも、有料のダウンロード映像を作ったらしいです。20分の映像で5ユーロ(7.4ドル=800円ぐらい)。トレーラー映像は以下のとおり。入手先は http://www.wespeden.com/crustyjuggler/Sweden_video.htmlです。9ボールカスケードが続いているように見えるのが、ぼく的にはグッと来ました。ウェスはスウェーデンのサーカス学校に入って、いまは確か半年だかそれぐらい。経済的にサポートするという意味で、映像にお金払ってくれるとうれしいというようなことを言ってたように思います。修行期間中ですね。


投稿者 ken : 13:30 | コメント (4)

2008年02月22日

日本のショーン・マッキニー

ゆーたさんの3ボールが来ましたよ! 激しい! かっこいい!

知らない人のために念のために書いておくと、このビデオのタイトル「Extreme 3ball juggling」にある「extreme」(エクストリーム)というのは、極端なとか究極のといったニュアンスで、最近、ある種のジャグリングスタイルに対する形容詞と使われることが増えてきました。エクストリームという名前を冠したジャグリング大会もあります。発端は2004年6月に29歳という若さで自殺してしまったジャグラー、ショーン・マッキニーの追悼ビデオのタイトルです。

ショーンは、3個のボールでジャグラーを感動させる圧倒的な技術力と、型にはまらないエネルギッシュなジャグリングスタイルで、ジャグリング界に多大なインパクトを与えました。日本のジャグラーの中にもファンが多く、もう死後4年近くになろうというのに、今でもジャグラーたちのインスピレーションの源泉となっています。

ゆーたさんは、ショーンのスタイルにもっとも近づいたジャグラーの1人だと思います。日本のショーン・マッキニーといってもいいし、実は世界的に見ても、ここまでショーンに近づこうとした人は少ないと思います。ショーンの元恋人のペギーにも、ぼくはYouTubeのリンクを送りますよ!

ちなみにぼくが初めてゆーたさんの3ボールを見たのは2005年の大阪JJFでした。あれは衝撃的でした。チャンピオンシップのときに、ぼくの隣に座っていた埼玉の佐々木た君が、「個人的には、チャンピオンはあの3ボールの人ですよ!」と言ったりしたのを思い出します。ゆーたさんは、この年、個人部門2位になっています。1位の小林さんのリングも美しかったですが、ゆーたさんが1位でもおかしくなかったと、ぼくもそう思ったものでした。

そういえば、ぼくが代々木公園に行き始めたのも、そのゆーたさんが練習しているらしいと聞いたからだったりします。

しかし、不思議なことに、人間というのは何でも見慣れてしまうもので、今ではゆーたさんが投げてても、「ああ、案外ぼろぼろ落とすんだな」と横目で見ているぐらいだったりします(笑) いや、嘘です! 3ボールで激しくやってるときは、ぼくはだいたい手をとめて見とれていますよ、いやホント(笑)

★追記

ショーンの元恋人、ペギーから返事が来ました。ビデオの情報を送ったのを喜んでくれたようで、ゆーたさんのジャグリングも絶賛です。ショーンの競技会(WJFでやってるやつですよね)に出てくれるといいのに、と言ってます。「あの帽子をかぶてると、すごくショーンに似てる」とも笑っています。

投稿者 ken : 23:17 | コメント (3)

2008年02月14日

ジャグリングという芸術運動

ひがみ2が出たおかげ(?)で、久しぶりにrec.jugglingを斜め読みしています。トーマス・ディーツが「なんか難しいトリックのアイデアない? 次のビデオでやるから!」とアイデアを集めていたり、アンソニー・ガットーの傲岸不遜な「俺、天才だから」という態度に関連して100以上もの大量のコメントツリーが発達していたりと、相変わらずです。ヴォヴァとガットーの比較では、またしてもヴォヴァの父親が出てきて「うちの息子にいちゃもんつけるな」とか言ってます。いやまあヴォヴァに関する事実に反する指摘に対して「それは事実じゃない」と言ってるだけですが、それにしてもヴォヴァパパは、ヴォヴァの話になると、ものすごい勢いで登場してものすごい勢いでコメントを付けますね。ヴォヴァのほうは、rec.jugglingのようなコミュニティにはあんまり興味がないようですが。

相変わらずですが、なんか楽しい。ジャグリングでいちばん楽しいのは自分でやることだと思っています。自分が上達することがいちばん楽しい。今のぼくにとって、その次に楽しいのは、誰かのジャグリングを見ることそのものじゃなくて、ジャグリングコミュニティを眺めたり、それについて語ったりすることです。自分の上達に望みが薄くなった今、これはこれでいいなーとか改めて思い始めたりしています。

ジェイ・ギリガンが言ってましたが、ジャグリングという芸術はまだ歴史が浅くて、今まさに目の前でさまざまな表現形式が出てきていて、テクニックも進化しています。近代的なジャグリングが盛んになったのは、絵画や写真などに比べて遙かに最近のことで、20年とか30年、まあせいぜい50年なわけです。例えば、以下の100年前のジャグリング・サイレントムービーを見てみてください。これは1907年から1908年にかけてフランスで撮影されたものらしいですが、まあ、これを見ると、ジャグリングがある種の進化を続けているという気が確かにします。カスケードの技術レベルとかアクロバティックな動きだけを見れば、同じ人間ですから、そうそう劇的にレベルが向上しているということもないでしょうけど、それにしても過去20年の変化は大きかったのじゃないかと、そんな気がします。いや、待てよ。サーカスのトップジャグラーじゃない趣味ジャグラーが7個なげるような時代は、過去に1度もなかったですよね、きっと。

ジェイ・ギリガンには伝統的なサーカスやジャグリングと異なる、新しいジャグリングの旗手として活動してきた自負があります。実際そうだと思います。そうした新しい表現を、しんげんもちくんやマサキ様をはじめとする日本のジャグラーが引き継いで大いに発展させているのを見るのは、とてもエキサイティングでうれしいと言っています。JJF2007で体育館にあふれた、多様なスタイルを見たジェイやエリックは、それが当然と思わないで、この多様性をキープしてほしいとしきりに言っていました。日本のジャグリングシーンは多様性が特徴だそうです。誰もがクラブばっかりやってる体育館の光景というのは欧米では珍しくないんだとか。

ボールのトス、それも中途半端なナンバーズやサイトスワップしかやらないぼくが言うのもなんですが、多様性は重要ですよ(笑)

あ、ジェイがいう芸術(art)という言葉には、大げさなニュアンスはありません。別に愛や宇宙について表現するとか、そんなことじゃなくて、ジャグリングという表現形式を使って何かを表現すること、という風に言ってます。ジャグリングが目的じゃなくて、スタート地点だ、と。表現するものはジャグリングそのものでもいいし、そうでなくてもいい。ちょっと踏み出す一歩なんだとも言ってます。

表現って、発信側と受けとる側がいて、さらに文脈もあります。ひがみ2の中で、エスカレータでボールをコロコロするような表現は、モダンなジャグラーにとっては非常におもしろいです。真剣に遊んでいる感じが楽しいし、それなりに練習したのかなと分かる感じもあって拍手したくなります。ひょっとして発展性もあるかな、とも思わせます。このエスカレータコロコロって、3b different waysの地面コロコロやピアノコロコロに通じる何かがありますよね。3bdwだけじゃなくて、IJAでもステージコロコロはいろいろあります。それらは、だいたいコミカルです。

本来ジャグリングをやるべきでない公的な場所や大道具を流用してジャグリングをやるというのは、ジャグラーにとっては1つの本能のような、そういう感じがあります。そういう文脈やニュアンスを共有しているジャグラーにとって、あのエスカレータコロコロは、何か心にガツーンと伝わってくるものがあるですよ。

もちろん、ぼくが感じたそういう「表現」が、発信者の意図とずれていたり、ぜんぜん無関係である可能性もあるわけですが、それでもまあ、ジャグリングという表現形式を通して、何か意味(表現)を共有できる、というのは、そういうことなんじゃないかと思ったりします。

と、ジェイのことを思い出したように書いているのは、今まさにJJF2007のインタビュー記事を絶賛準備中だからだったりします……。遅れてます、すいません。ジェイが熱く語るジャグリング芸術論はおもしろいですよ。

投稿者 ken : 10:33 | コメント (0)

2008年02月13日

ひがみ2

ひがみ2のビデオが公開されました。すごすぎて鼻血が出そうです。YouTubeのコメントに「ジャグラーが何度も何度も見ることができるビデオだ」という指摘がありましたが、本当に、そんな気がします。

出演しているみなさんは、MARRONさん(リングとか)、KOBASHUN(db97531)、SHINGO SAKATA(7up、633アルバート)、HARUKA(手の甲)、しげぞう(魔女コスプレ?)、YOHEI OTA(ビハインドザネック・ペンギン&ノールック)、SHOGO KAWAHARA(高速3b、BTBロボット)、FAKIRA(4ディア4アップ!)、KENYA YAMAMOTO(5クラブフラット)、YUKI ONISHI(7スティール、5bマルチhi-loシャワー)という感じです。違ってたらごめんなさい。YouTubeからの引用なのでアルファベットのままです。

ビデオのスタートは、こばしゅんの気合いのdb97531ですが、これは前作のひがみ1の最後で予告した「comming soon」に対応するものですね。それをちゃんと覚えていた人もいて、rec.jugglingで反応している人もいました。まだ「ひがみ」の前編を見てない人は、以下もどうぞ。

あ、興奮のあまり、rec.jugglingに勝手にポストしてしまいました。これから投稿しようとしていたのでしたら、ごめんなさい>関係者の皆様

で、ひがみ2ですが、太田さん(ジャグラーヨーチャン)の楽しそうな笑顔とか後ろ歩きビハインドザネックが、かなりいいです。いい感じで映像にアクセント的に入っていて、ひがみという作品自体が楽しめるものになっていますね。リングころころとか、エスカレータころころとかも(笑)

魔女コスプレってしげぞーさんですよね。なんか雰囲気が変わりました……、よね。rec.jugglingではcreepy(キモい)とか言われていますが、日本語同様にこれにはポジティブなニュアンスもあって、Joe Showersさんは、しげぞーさんのおかげで10倍ぐらいひがみを気に入った、なんて言ってます。

こういうのって大事ですよね。今日仕事である人の講演を聴いてきたんですが、人が何かを気に入るかどうかって、ほんの些細な、表面的なことだったりするものだという指摘に改めてハッとしました。そうなんですよね。ジャグリングとは本質的に無関係なところで、全体の印象の何割かが決まるような気がします。出演している人のスキルレベルや、内容が優れているだけでなく、こうした笑顔があるからこそ、rec.jugglingでも好意的な反応が多かったのだと思います。すごいと思うだけじゃなくて、「なんかいいなー」と思わせる何かが、ひがみ全体を通じてあるように思います。これは映像を編集した人の腕もあるのでしょうね。

念のために書くと、太田さんのやっているビハインドザネック・ノールックって、難易度は、たぶん……、えっと、けっこう高め? ですか? というのを感じさせないヒョーキンな感じがいいですね。最近あんまりジャグリング情報を追えてないんですが、太田さん、ブログやってたんですね! 気づかなかった。

白いテープを巻いたロシアンで3ボールやってるかわはらさんって、あれ、ビハインドファクトリーと同一人物? ぼく、かなり好きですよ、いまどきのジャグリング界からしたら割合にふつうの3bの動きかもしれませんが(ビハインドは違いますが)、正確で高速。リズムも軌道もすごくいい。ああいう風に投げたい……。

それにしても7ボールジャグラーが大量ですね。日本のジャグリングレベルは本当に来るところまで来たような感もあります。クラブではまだ世界のトップクラスと開きがあるような気がしますが、ボールに関してはかなりいい線いってるんじゃないでしょうか。酒田くん(がんこマン)の7ボール7アップとか、すごいですよね。アンソニー・ガットーは2年ほど前、7ボール7アップが「いつでもできる」という状態になったのは、割と最近のことだと言ってた気がします。まあガットーの「いつでも」は本当にいつでもなんでしょうけどね。

JJF2007のときに体育館や街路で撮った映像を少しだけYouTubeにアップしてるんですが、ファキラさんのディアに対するコメントが多いです。4ディア4アップとかダブルピルエットとか、かなり狂ってますよね!

これでまたJJFに行ってみたいと思う海外ジャグラーが増えたと思います。マット・ホール先生も、いよいよJJFに行きたいと言ってます。ていうか来てほしいですよね、ゲスト枠でなくても(笑)

投稿者 ken : 23:00 | コメント (5)

2008年02月12日

時代は8ボールファウンテン

しばらくまた更新が停滞してしまいました。

このあいだ、2月2日の土曜日に代々木公園とマラバリに行ってきました。久しぶりにやまもと君に会ったら、また成長していてビックリです。

最初に会った中学2年生のときの印象が強いので、会う度にぼくは「背が伸びたねぇ」と言ってる気がします。中高生って、こういう台詞にウンザリしてません? ぼくは「またかよ、こないだ会ってから背なんて伸びてないよ」とよく思っていましたが、まあ大人になると、誰でもこういう台詞を口にするものなんですね(笑) なんたって、ふだん生活してて周囲にいる人たちって、みんな5年ぐらい、人によっては10年ぐらい見た目が変わりませんからね。1年や2年で身長が伸びて顔立ちも変わる人たちを見ると驚くわけです。

さて、そのやまもと君ですが、ジャグリングも大幅パワーアップ。ぼくが出会ったころは、確か「744が2回できた!」とか「94444初成功!」なんて言ってたし、5ボールもフラフラだったのに。

今や、7ボールカスケードや(8x,6)*がふつうに続いていたり、864とか激しいサイトスワップとか投げています。db97531も回収までは来てるそうです。


やまもと君

8ボールファウンテンもフラッシュは余裕で、もうちょいでジャグるなんだそうな。しかもスポーツビーンバッグのXLです。

やまもと君いわく「8ボールは、ボール同士が衝突しなければ続くんですけどねぇ」だそうです。まったく同じセリフを、やまもと君が6ボールファウンテンのときにも言っていたのをよく覚えています。まだ30キャッチ前後のころのことで、確かにボール同士が当たって終わるパターンが多かった。しかし、今や6ボールは余裕。うーん、ボールが衝突することが続かない理由じゃないってことですね。たぶん、それは結果なのではないかと。

で、そのやまもと君情報によれば、関西のがんこマンは、7ボールカスケード中に2度5アップを成功させるらしいです。日本の若手ジャグラーのナンバーズはすごいですね。

マラバリには、もう1人、激しいナンバーズ系の人がいました。中野さんです。8個とか9個を投げているので、写真を撮らせてもらいました。9個って、一瞬7個と見間違えますね。明らかにボールは多いんですけど……。


マラバリの中野さん。練習では9個ぐらいまでやっています。

投稿者 ken : 10:30 | コメント (0)

2008年01月03日

10ボールマルチカスケードとか

もうジャグリングのビデオも一通り見たし、見飽きたなとかうそぶいていますが、実際はそんなことはありません。次々とまあ、驚くような人や技が出てくるもんだなと思いますよ。

というわけで、いくつか見てて驚いたものを。

まず、Grigoriy LoviginとAlexandr Koblikovという2人の練習風景を撮った映像です。10ボールの[55]カスケードとか、8ボールの[66][66][66][66][00][00]ピルエットとか、狂ったようなマルチプレックスが出てきます。WJF5に出るってことなんでしょうね。ジェーソンがIJAで声をかけたのかな。

次の「New Shoes」というビデオは、「ビデオ作品」という感じでストーリー性があります。朝起きてから、なんだかやることなすこと調子が悪かったけど、古い靴を新しいのに取り替えたらツキが回ってきた、というような音楽の歌詞と内容があっています。演技も自然だし、いい感じです。ジャグリングのレベルも高い。

次のビデオは、われらがこばしゅんです。7ボール7アップが来ましたよ! 9ボールカスケードは11キャッチぐらいでしょうか、軌道がすごく綺麗です。目が慣れてないのでよく分かりませんが、7ボール5アップのb888822(?)ピルエットとか、7ボールのd666666(?)とか、かなりナンバーズが激しいことになっています。激しいシャワー系のピルエットは、カレー君を彷彿とさせます。


投稿者 ken : 07:00 | コメント (0)

2007年12月25日

25年前のジャグリング(その2)

5ボールカスケードの映像をYouTubeで公開している数学教授のジャグラーに、どうやって5ボールカスケードを習得したのか聞いてみました。1982年、17歳のときに5ボールができていたというのは、ちょっと驚きです。

やっぱり予想通り、誰に教わるでもなく、自分で5ボールカスケードを思いついたという話です。すごすぎる。

紙の上にいろんな瞬間のボールの位置を書いてカスケード軌道を「想像した」というんですね。5ボールのやり方を自分で思いついたということです。映像を見たわけでも、アニメーションを見たわけでもないというわけですから、すごいです。

さらに、卓球テーブルを傾けてボールを転がす練習をしたそうです。テーブル上だとボールがゆっくり動くので、いきなり投げるより簡単だからで、その練習方法も自分で考案したといっています。

テーブル上のボールの動きに充分慣れてから、実際に空中にボールを投げたと言っています。

欧米人のかなり多くの人がジャグリングとの出会いは「Juggling for Complete Klutz」(超ぶきっちょのためのジャグリング)とか「Beyond the Cascade」(カスケードを超えて)の2冊の本のいずれかだと答えます。この2冊は1990年代前半の出版ですから、やっぱり1982年には、書籍の情報すらまともになかったんじゃないかという気がします。

ぼくは、こういう人こそ、本物のジャグラーだと思います。ある種の天才がなければ、こんなこと絶対に無理です。

ぼくは子どものころに3ボールカスケードや2イン1ハンドはできたので、4ボールのやり方も、実は分かっていました。要するに片手ずつ2個やればいいんでしょ、と。シンクロファウンテンとスプレッドまでは自明ですから、実際に試してみたこともありました。ただ、まったくできる気がしないんですよね。それで3分以上練習したことはありませんでした。「きっと、これはやり方が違うんだ。こんなことは人間にはできない」と思ってしまったんです。あるいは、子どものときにサーカスで学んでいないとできないことなのだろうと思ってしまいました。

もちろん、「おそらく5個のジャグリングは可能」ということ自体は、1982年にアメリカに住んでいた17歳は知っていたでしょう。でも、それにしても「自分にできる」と思えたところあたりに非凡さを感じます。「理論的には」と結果を想像して、そこに突き進めるというのはある種の才能ですよね。

この数学教授は4x4x4のルービックキューブをやりながら歌っている映像もYouTube にアップしていますが、もしかするとこれも自分で解法を見つけ出したのじゃないかしら。聞いてみよう。

投稿者 ken : 10:30 | コメント (3)

2007年12月23日

25年前のジャグリング

ものすごく気になるジャグラーがいます。数学の教授らしいです。以下の映像、表情といい体の傾きといい、軌道の異様な低さと幅の広さといい、まったく普通じゃありません。

この映像に対して「なにこれ、もっと5ボールはふつう高いよ。高く投げれば安定するよ」というツッコミを入れてる人がいます。違う! ホントにYouTubeにはパッと見で見当外れのことを書く奴が多い。

これは1994年、29歳のときに撮影した映像という話です。彼は今42歳でしょうか。教え子とおぼしき学生が「年寄りの微積分の教授が、こんな才能を持ってたなんて!」とか書いています。

もっと驚きは、17歳のときに撮影したという5ボールカスケードの以下の映像です。1982年といえば、撮影器材も高価だったはず。VHSビデオすら普及が始まったばかりのころです。そして何より、周囲にサーカスの人でもいない限り、現物のカスケードを見ることはできなったんじゃないかと思います。ジャグリングに関する情報も、せいぜい書籍ぐらいしかなかったはず。もちろんインターネットはまだありません。サイトスワップが発明されたころ、数学の研究者がどっとジャグリング界になだれ込んできたという話ですが、それは1984年以降の話だったと記憶しています。

25年前に、どうやって5ボールを覚えたのか、ある意味、まったく謎です。今直接本人に聞いてみていますが、周囲にジャグラーがいたようにも思えません。あまりに軌道が低いから、文字による記述だけで挑戦したんじゃないかという気がします。もしかしたら、純粋に自分で思いついた可能性もあります。とすると、なぜ「自分にも5ボールはできる」と思ったのかが気になるところです。できる、と思わない限り、そうそう練習を続けられるようなものじゃないと思うんですよね。ほかの映像もいくつか見てみましたが、「変人」という形容が当てはまりそうな人です。何というか、独特です。意味不明のビデオがいくつかアップされています。まるで「どう見られるか」を気にしていないような感じで、おもしろがっているように見えます。そういう人だから25年前に5ボールとかできちゃんじゃないかな、というのがぼくの感想で、たいそう驚いています。

こうした映像をみて「変なの!」と思うのは、映像世代のジャグラーたちですね。ある意味、理想的な姿に近づいてるのかもしれませんが、みんな同じことをやっていてつまらないという見方もできます。5ボールカスケードという基本技ですら、衝撃的なほど「方言」があったということですからね。


投稿者 ken : 13:06 | コメント (2)

2007年12月16日

ジャグリングを使ったテレビCM

2006年のIJAポートランド大会のジュニア部門で銀を取ったトニー・ペッツォ(Tony Pezzo)と、「ミニマン」などと呼ばれることがあるほど小柄なジャグラー、エイドリアン・ポール(Adrian Pole)の2人が、ソニーのテレビCMに出ているようですね。撮影は東京でやったみたいです。そういえば少し前に2人は東京タワーの下でジャグってる映像を公開していました。

このCMって今やってます? 知らないのってぼくだけ? もともとあまり見ないテレビですが、子供ができてからは、さらに輪をかけて見なくなったので、よくわかりません。

トヨタのポルテのCMに続いて、ジャグリングを使ったCMですが、プロデューサーは同一人物? そんなわけないか。ともあれ、ジャグリングの映像が一般に知られるのはいいことですよね。

二人ともちびっこジャグラーですね。トニーのほうは14歳。IJAで入賞したとき13歳。エイドリアンのほうは、まだ12歳! しかも、ぼくの記憶が確かなら、ほんの1、2年前にジャグリングを始めたばかりで、メキメキ上達しています。

投稿者 ken : 23:11 | コメント (2)

2007年12月15日

社会人でも!

ジャグリングを始めた中学生が1年ぐらいでメキメキ上達するのは見ていても、まあ、そんなものかなと心静かでいられますが、ジャグ歴1年という社会人が7ボールにまで手を出しているとなると、ぼく的には、ちょっと心中穏やかではありません。

福岡県のアキヒトさんからメールを頂きました。ジャグ歴1年の25歳で社会人だそうです。とても1年目と思えないレベルです。

ジャグリングを始めた人が初心者でいる期間は年々短くなっているように思いますが、何なんでしょうね……、この上達速度は。

アキヒトさんは1日30分から1時間ぐらい練習するそうです。休日は4、5時間。社会人にしては練習しているほうでしょうか。いつもタカシェンカさんと一緒に練習しているそうですから、いいお手本とアドバイスが常にあるのがいいのかもしれません。

7ボールはまだ13キャッチだそうですが、目標は7ボール、5クラブだとか。PX3も5本買ったというのが社会人的というか、ジャグリング廃人予備軍的というか(笑) だって、社会人が立てる目標じゃないですよ。

ちなみにタカシェンカ(萩原崇)さんの最近の動画は以下。rec.jugglingでも話題になっていましたが、タカシェンカさんのジャグリングは7クラブや5クラブバッククロス、アルバートやっちゃったりとか本格派です。三角形の道具は、ウクライナのサーカス学校で一子相伝的な技術として学んできたという話でしたっけ。大きな道具はゆったり動いてすごく見栄えしますね!


投稿者 ken : 23:59 | コメント (5)

2007年12月12日

技術系ぶっとびビデオ2本

すさまじいリングジャグラーです。アイデアに満ちていてイノベーティブだし、技術力も高い。これは絶対見ないとダメですよ!

もう1つ、気が狂ったような技術系ビデオを。ジョサイア・ジョーンズ(Josiah Jones)が6ボールミルズメスを延々とやっています。こんなに続く人がいたなんて衝撃です。5ボール5アップピルエットから……、とネタバレはやめておます。見て驚いてください。埋め込みリンクが禁止されているので、直接以下のリンクを開いてどうぞ。ちなみに、ジョサイアは7ボールミルズメスもクオリファイ(自己記録は24キャッチ)したことがある、という証言もrec.jugglingに。ほんまいかな……。

http://youtube.com/watch?v=VKDG_3uf2Q8

投稿者 ken : 23:57 | コメント (2)

2007年12月08日

すごいパームスピニングのルーチン

手のひらでボールを転がすパームスピニングには大別すると2種類あります。1つはクリスタルボールを使い、ボール同士が接触したまま回転させるもので、コンタクトジャグリングの1種とみなされています。

もう1つのやり方は、ゴムやシリコンのボールを使って、ボール同士を離したまま回すやり方です。発祥がどこかとか、どのぐらいメジャーなのかは知りませんが、1995年のIJAでトニー・ダンカン(Tony Ducan)がすばらしいルーチンをやったのが有名です。

その影響なのか知りませんが、日本のジャグリング界では、この非接触スタイルのボールスピニングは、それなりに人気があってできる人も多い気がします。

ただ、ふと気づくとマイナーになっているように思ったんですが、それは錯覚? あまり最近みていません。そもそも海外ではトニー・ダンカンぐらいしかやっているところをみたことがありません。

というわけで、2年ほど前にYDCのイケさんに撮らせたもらったデモンストレーションをアップしました。すげえですよ、これ。ぼくはやってみたかったけど、腱鞘炎になりそうな予感がして諦めました。


投稿者 ken : 23:17 | コメント (0)

2007年12月06日

なぜクラブは並ぶのか

12月22日土曜日は、今年最後のジャグ納めの予定です。代々木、マラバリ行きますぞ! いや、納めるほどそもそも代々木もマラバリも行ってないんですが……。


ジャグヲタ女子高生ジャグ界のアイドル、エミリーちゃんの5クラブカスケードの写真を撮っていたときに微かに気づいていたんですが、5クラブカスケードではクラブが2本ずつ綺麗に並ぶ瞬間があるんですよね。これって5クラブできる人には常識?

上手な人の5クラブカスケードを見ていると、同じ高さにとどまってパタパタとその場で回転しているような錯覚を覚えることもあります。

これは錯覚ではなく、実際にクラブは並ぶようです。The Mathmatics of Jugglingには、そんな話も出ています。

カスケードでは空中のボールが2個ずつセットになって同じ高さに並ぶ。しかも、クラブの場合には2本が平行になるのも必然なのだそうです。5クラブのダブルスピンでは、2本が互いに180度ひっくり返った平行の位置関係になってすれ違います。クアドラプルスピン(あれ、トリプルだっけな)では、ピッタリ同じ方向を向いて平行になる瞬間がある。

平行になる理由は割と単純で……、と、あれこれ数式が並んでいましたが、ぼくはそこまでは読みませんでした。

もう1つ、The Mathmatics of Jugglingのネタで驚いたというか、妙に納得したことを。

4個ボールをピラミッド型にしてパームロールってやりますよね?あれ、3個のボールの上に乗った1個は、非常にスムーズに回るわけですが、不思議に思ったことはありませんか? 自明なようで、自明ではありません。摩擦のあるゴムボールでもなめらかに回る。接触した状態でも回るわけで、つまり、歯車のようにある比率ですべてのボールがうまくかみ合って回っているということです。

同じピラミッドを床に転がすと、何と驚くべきことにピラミッド型が崩れることなくスムーズに床の上を転がったりします。ピラミッドから手を離せば重力で上のボールが下の三角形を崩してしまいそうなものですが、直感に反してそうはなりません。不思議。

このへんのことを、The Mathmatics of Jugglingでは、ちゃんと三角関数を使って計算してくれています。さらにそこから驚くべき結論が!

ピラミッド頂点のボールは、下の3個の回転とは反対方向に回りますが、その回転速度は、下のボールの回転速度よりも速い。回転速度の比率はボールを積み上げるアングルに依存します。上下のボールの中心を結んだ線が床と作る角度と52度になるときに、最大になり、だいたい4.2倍の回転速度になるらしいです。

どうりで頂点のボールがグルングルンと異様に高速に回るわけです! 下の動画を見ると、トマトが狂ったように回っているのが分かります。

いやぁ、数学って役立ちますね。いや、ピラミッドのパームロールなんて生活には何の役にも立ちませんけど……。

投稿者 ken : 23:00 | コメント (9)

2007年12月02日

宇宙に1つしかないカスケード

だいぶ前に買った『The Mathmatics of Juggling』(Burkard Poslster、2002)という本が実はおもしろいことに気づきました。前半半分ほどはサイトスワップの基本的な定理と証明が延々と続く、いかにも数学っぽい本で、通読するには退屈だなーと思っていたんですが、後半のほうは各トピックが独立していて短く、それぞれ非常に興味深い内容になっています。拾い読みするだけでもおもしろい。

jugmath001.jpg

中でも一番の驚いたのは「多体問題」に関するものです。割と最近、1990年代に入ってから、ジャグラーにとってはロマンはかきたてられる、こんな予想がされています。

「銀河に1つぐらいか、あるいは宇宙に1つぐらいの存在確率で、8の字を描きながら3ボールカスケードの軌道を回る3つの恒星系が存在するだろう」。

jugmath002.jpg

互いに重力を及ぼし合う天体の運動というのは、重力多体問題とかN体問題(Wikipedia:N body problem)と呼ばれ、古くから解くのが難しいとして知られています。18世紀後半に数学者のオイラーとかラグランジュが、簡単なケースで3体問題の解を求めています。1つは太陽のまわりを反対側に位置する2個の天体が円運動するモデル。もう1つは円軌道上を3等分したところに3つの天体が存在するモデル。

これ以外では、非常にカオティックな振る舞いをして、それぞれの天体の質量や位置、速度などの初期条件の違いによって、まったく予測困難な動きをするようになると考えられているそうです。

ところがカスケード軌道は、どうやら比較的安定で、多少の初期条件の違いであればしばらくは大きく軌道が乱れることなく運動を続けるらしい、ということが1993年に示されたそうです。軌道が乱れても再び安定な位置に落ち込むような、そういうバランスが成立しているわけではないようです。だから非常に存在確率が低いということでしょうか。

カスケード軌道が比較的安定した解だと分かった後にも、いくつも新しい解が発見されているそうです。どうやら奇数個であれば、必ず安定したカスケード軌道がありうるということのようです。うーん、ジャグラーならすぐ考えることですが、3体問題で正三角形の頂点に質点があるモデルを3ボールシャワーとすると、nボールシャワーは一般に可能ではないんでしょうかね。ちゃんとこの本を読めば書いてあるのかもしれませんが、読んでいません。

自明でない軌道もたくさんあります。ぜひともアニメーションでみてみたい! 3カスケードも含めて、いずれも等速度の運動ではないはずですが、といって、ぼくらジャグラーがよく知っている単純な加速度運動とも違うはずです。互いに互いを束縛しつつも、ある種のサイクリックなハーモニーをもって運動するんでしょうね。

jugmath003.jpg

ちなみに上のような解のすべてが実際に我々が住んでいるような宇宙で成立するわけではないそうです。引力を距離dの関数で「f(d)=d^(-b)」と表したとき、「b>1」でしか成り立たない解もあるそうです。うーん、あれ、われわれの宇宙は「b=2」じゃないの? 「b=1」と、この本に書いてますが、2次元+時間で考えるとb=1なのかしら。よくわかりません。ともあれ、こういうネタが好きな人には、この本おすすめですよ。

追記:アニメーションありました! http://www.soe.ucsc.edu/~charlie/3body/をどうぞ。これは美しいですよ。10個とか20個の質点が本当にこんな運動することがありうるのかと、にわかには信じがたいです。「8 on a daisy」とかみてみてくださいよ、驚愕です。

もっとすごいパターンは、http://www.ams.org/featurecolumn/archive/orbits4.htmlあたりにも。あまりの驚きでウットリです。

投稿者 ken : 22:58 | コメント (3)

2007年12月01日

海外ジャグリング事情あれこれ

伝説のナンバーズジャグラー、ブルース・サラフィアン(Bruce Sarafian)がジャグリング界に復帰したようです。1990年代に「ナンバーズの神」と言われた人で、今でも世界記録をいくつかもっています。8ボールなんかはガットーに負けてると思いますが、それでもまあすごいです。10年以上前の時点で、10〜12個で記録を出しています。

サラフィアンは赤ちゃんが生まれてジャグリングから離れていたと聞いたことがあります。今は何才ぐらいなんでしょうね。またナンバーズを始めたなんて言ってます。

話が飛びますがグリーシャが7ボール7アップのダブルピルエットができるそうですね。まじか。

久しぶりにYouTubeでいろいろ見ました。

ハワイのサーフィンジャグラー。一発ネタというか、誰でも1度は思いつきそうなあれですが。

見どころいっぱいの「British Juggling Convention 2007 - Part 2」。イギリスにはいろいろすごいジャグラーがいますね。映像に出てくるのはイギリス人ばかりじゃないですけど。

もしまだ見ていないならBJC2006の映像もおすすめ。ちなみにBJC2007のPart1は、あまり見るべきものがありませんでした。

ジャグリングと関係ないですが、Elena Popovaという人のサーカス芸。かかとがすごいですよ。片足のかかとでブランコをやるのは「popova」という名前がついているそうです。世界中でも彼女しかできない技だからだそうです。

ヴラディックです。うーん……、きもい。確かに新しい表現だし、すごいんですけど、何だかなあ。ぼくには才能と時間の浪費に思えます。

投稿者 ken : 10:46 | コメント (0)

2007年11月29日

ハワイの超絶ジャグラー

2005年に結婚式兼新婚旅行でハワイに行きました。そのときホノルルのメインストリートで見かけた黒人ジャグラーをYouTubeで発見しました。名前がTonyだということまでは分かっていたんですが、映像で再び見れるとは! フルネームはTony Flowersだそうで、もともとシカゴベースのジャグラー。いまはハワイを離れてシカゴに戻ったんだとか。

彼がすごいのは、5ボールバッククロスが異様に低いことと、大きなソフトボールを使っていることです。ぼくは彼に話しかけて、ちょっとボールを投げさせてもらったんですが、ソフトボール、あなどれませんよ(そのときの日記はhttp://d-code.org/tos/200505.html#20050514に)。

YouTubeはすごいですね。YouTubeというよりはインターネットというべきか、Web 2.0というべきかもしれません。探そうと思って見つけたのではなく、何となくジャグリングの映像を見ていたら並んででてきて見つけた、という感じです。今のインターネットには、同じようなキーワードを並べている人々が、それぞれ互いに発見できるようになって緩やかにつながるという仕組みがあります。まあインターネット以前からそういう仕組みは社会にあったし、1990年代のインターネットにも、例えばrec.jugglingようにそういう仕組みはありましたが、ここ1、2年で異質の加速をした感じがあります。

YouTubeに動画をアップした小林さん(こばしゅん)は、ジェーソン・ガーフィールドからWJFへのお誘いを受けたそうですが、ジェーソンはジェーソンで、WJF5に向けた準備を進めるうえでYouTubeが役立ったとと言っています。最近来たWJF情報のメルマガで彼は、こんなことを言ってます。「YouTubeのおかげで、最近新たに数人のすごいジャグラーを見たので、これから来年にかけて私が才能があると見た新しい人たちにコンタクトするつもりだ」

ジェーソンは同じメールのなかで、「WJFに出ると思えないようなアーティストたち」が来るとも言ってます。アーティスト?? その「アーティスト」たちは、トーマスやヴォヴァが不安にならざるを得ないスキルをもっているとも書いています。まさかガットー? なわけないよなぁ。

去年のWJFのDVDが1枚だけ出たようです。チャンピオンシップのほうではなくて、コンベンションの様子や練習をまとめたものですね。うーん、買おうかな。どうしようかな。南米ジャグラーが作ったDVD、「スペースジャグリング」というのも最近でましたね。トレーラーは、http://www.spacejuggling.com/で見れます。

投稿者 ken : 23:08 | コメント (6)

2007年11月26日

こばしゅんのdb97531

金沢大学ジャグリング アンド マジック サークル」、略称、金大JMCのこばしゅんが、YouTubeに大量に動画をアップしたようです。ちなみに「こばしゅん」とか呼び捨てしてますが、ぼくは面識はありません。YouTubeでチャンネル登録をしていただいたようなので、こちらからもチャンネル登録してこばしゅんウォッチを始めました。

で、YouTubeにアップされてる動画は、例えば、こんなのです。

db97531ですね……。うはー。

微妙に「やるぞやるぞ」と体勢を整えているところを見ると、やっぱり難しいんでしょうか。それにしてもすごいです。ぼく的には6ボールのb97531連続3回のほうもビビりまくりです。

もともと金大JMCはホームページでたくさん動画を公開していて、ぼくも大半は見ていました。でもですね、そうですよ、どうせ動画を出すならYouTubeとかjuggling.tvとか、そういうところじゃないと、もったいないです。

さっそくYouTubeでは「おまえWJFいけよ!」というコメントが次々に入っています。日本にこんなナンバーズジャグラーがいるとは知られていませんから、そういう意味でも驚きなんでしょうね。db97531を成功させられるジャグラーって、たぶん世界でもまだ10人はいないんじゃないかと思います。ぼくはこの動画へのリンクをrec.jugglingにも投稿するべきだと思いますよ、さらっと。きっとジェーソンからメールが来て「WJFに参加してみないか?」と誘われると思いますよ、まじで。

最新の記録に追いついているのかどうか知りませんが、こばしゅんの記録簿は ここ。すげえですよ。

投稿者 ken : 23:34 | コメント (7)

2007年11月22日

けん玉グローバル

イギリスのけん玉チャンピオン(?)たちの映像。結構おもしろい。実力のほどはどうなんでしょうか、ボーダーさん?







投稿者 ken : 23:58 | コメント (8)

2007年11月06日

JJF2007@静岡の映像など

JJF2007@静岡の映像を、あれこれ集めてYouTubeにアップしてみました。もっといろいろ撮ってるつもりだったのですが、うーむ。


投稿者 ken : 23:23 | コメント (2)

10代の伸び

神戸のかっくんのビハインド・ザ・ネックを見て衝撃を受けました。

http://blogs.yahoo.co.jp/pingpongjuggler/26369564.html

技としては特別すごいということはないですが、何というかさらっとマスターしてしまう感じは、もう信じたくないですね。10代ってやっぱり違うんだと思わざるを得ません。陰に陽にぼくもこれを練習していますが、いまだ全然ダメですよ。

練習量なのかなぁ、うーん。

投稿者 ken : 21:44 | コメント (4)

2007年10月26日

Falcoの超高速ジャグリングはすごい

いくつかJJF関係のエントリーで本文の訂正・修正をしているので、再度書いておきます。

JJF審査の具体的な内容についてはオオツカさんに丁寧なコメントを頂きましたのでご覧ください。


先週代々木公園に行ったら、さんたまの映像をデジカメに入れたまま持ってた人がいたので見せてもらいました。ぱさーじゅのシャワー少年、いちかわさんがすさまじく進化しててビックリしました。かなりのハイスローを足でキャッチとか、オリジナル技も炸裂。

しげぞーさんのも見ました。セバさんフォロワーの若手ホープですが、もはやセバさん、これは出藍の誉れと慶賀すべきことではありますまいか。

三玉王はマサキ様。三連覇だそうです。1回目に勝ったときに見た覚えがあります。そのときと比べると、スピードや技のバリエーションも進化しているように思いましたが、何よりも安定感の上がり方が半端ない。プロっぽいなと思いました。

デジカメの動画撮影って便利ですね。デジカメが登場して何が変わったかって、「ほら、この写真」と写真を他人に見せるデバイスとなったことですよね。それが動画であまり起こってなかったのは、性能面の問題ではなくて、使ってる側の使い方の問題で、それは主に先入観という心理的な問題なんだろうなと思いました。もっと動画をとっていろんな人に「オフラインで」見せるといいことがあるかもしれませんね。さっと撮って、さっと見せるぐらいのもの。


そうそう、ジャグリング王子がIJA2007の思い出をまとめた映像を作っています。途中にちょっとだけウクライナ出身のアレクサンダーという17歳のゲストジャグラーが写っているそうです。10ボールマルチやってます。

10マルチはリズムからすると[55]かな? いや、そんなの無理か。どんなマルチか調べようとして久しぶりにサイトスワップジェネレータを起動してみました。起動してからマルチが扱えないことに気づきました。で、ついにで10ボールのサイトスワップをいろいろ見てたんですが、10個のサイトスワップってすごいですね(当たり前)。

マーカス・ファートナーがYouTubeにアップロードしているので、たぶんドイツ人ジャグラーだと思うんですが、Falco Schefflerという人がすごいなと最近思ってます。とにかく高速です。信じられないぐらい速い。以下の2つ、見てみてください。

ふつうのジャグラーの半分から1/3ぐらいの高さで、しかもきわめて正確にキビキビと投げてますよね。4ミルズ、5ミルズとか何かが狂ってますよ。こういうの好きだなぁ。1本目のビデオの最後のほう、4ボールボックス当たりのバリエーションも、何度見ても感動します。

初めてジャグリングを見たとき、手のなかでボールが踊ってるように見えました。でもふつうの技が自分がでもできるようになると、もうそんな風には見えません。Falcoさんのジャグリングは、そういう初めてジャグリングを見たとき衝撃を思い出させるようなボールのピョコピョコ感があります。

投稿者 ken : 10:00 | コメント (10)

2007年10月21日

審査、難しいんでしょうね

皆様コメントありがとうございます。長くなったのでコメント欄ではなく、またエントリーで。

にしのさん、2001年まで観客投票があったんですね。確かに問題がありそうです。ドミノさんが言うように、都市部の人の多くは、いずれかのパフォーマーと知り合いだったり、所属サークルが同じでしょうから、組織票とまで言わなくても投票に影響を与えそうです。まだ世界が狭いというか観客が少なすぎるということでしょうか。

審査員やチャンピオンシップ担当者が、これまで試行錯誤を重ねてきただろうことは容易に想像できます。ただ、2006年と2007年を比べると、必ずしもノウハウが蓄積・継承されてないのかなという感じを受けたのです。

そういう印象を受けたのは中嶋さんの話があったからということのほかに、今回初めて行われたビデオ審査による予選で何が起こったのか、予選参加者にもそのほかの人にもよく分からなかったからです(本選と予選は別物ですが……)。

ぶっつけ本番ならいざ知らず、何度か撮影した中でベストのルーチン演技を提出できるビデオ審査で、桔梗兄弟が二人とも予選オチというのは、よく分からない事態です。聞いたわけではないですが、本人たちも予想外だったのじゃないかという気がします。

あの飯島君も予選オチ。

彼らの実力を知る参加者は、これらの事実から強いメッセージを受け取ったはずです。「技術があってもダメなこともある」。

当たり前かもしれませんが、じゃあ、いったい何が欠けていたのか? そもそも何を求められていたのかを、予選応募者は理解していたのか?

そこが何とも不透明な感じがして、ゲスの勘ぐりかもしれませんが、ぼくはこう思いました。予選審査では、クラブやボールの伝統的な技術系は13枠のうち2、3枠が割り当てられるだけで、むしろ審査では、無意識か意識的かは別にして13枠をトータルで見たときの新規性や多様性を、優先させたのじゃないかということです。桔梗兄弟が不利なのは、みんなあまりにも彼らを見慣れてしまっていることです。

こういうことはあちこちで起こっていることかなと思います。超実力派のディアボロ勢が10人台湾からやってきても、ステージをディアボロだけで埋め尽くすわけにはいきません。チャンピオンシップが全体としてバラエティを保ち、盛り上がることも大切なことです。だから、似たような方向性のルーチンが2つあったら、実力とは違うところで二者択一の圧力がかかるということはあってもしょうがない。これは予選でも起こる現象でしょうし、本選でのメダルについては、もっと強くかかる圧力かなと思います。

しかし、チャンピオンシップにかけてがんばってきた人からすれば、ほかのパフォーマーが何をしようと、そういうこととは関係なく、自分のパフォーマンスを評価してほしいと考えるでしょう。もし本当に公平さを求めるなら、13枠のうち10枠を10人の台湾人に与えることだって場合によってはしないといけない。

公平さと、ステージ全体としての構成のバランスを取るのは難しいことでしょう。

そんなこともあって、予選にしろ本選にしろ、あまり審査を透明にしすぎるのも弊害があると思います……。いろいろな要素を考えた上で、経験を積んだ審査員が協議して決めるのがいいとは思います。

で、無理矢理まとめます。

世の中、ある方針が絶対的に正解だということは少なくて、Aという方針とBという方針の間に「ちょうどいいバランス」というのがあるものだと、ぼくは思っています。そのAとBはたいてい矛盾する180度反対の方針です。

そういうことで言えば、JJFチャンピオンシップの審査にまつわるバランスの軸は3つほどあるのかなと思います。

  1. 客観評価と主観評価のバランス
  2. 個別評価と全体構成のバランス
  3. 評価の透明性と密室性のバランス

これらのバランスをどう保っていくのかということかな、と……。JJF2007は、どうだったでしょうか。少し透明性を上げても良かったのじゃないかな、というのがぼくの意見です。特に予選については。

審査の話はこれぐらいにします。ぼくはパフォーマンスにはあまり興味がないほうだし、ステージの経験もないので、こんなこと偉そうに言える立場にもありません。こんなことを書いたのは、予選オチして悄然としているジャグラーたちを見ていてやりきれない気持ちを共有してしまったからです。審査というものの難しさを感じたので、JJF参加者の1人として、思うところをあれこれ書いてみました。

あ、付け加えておきます。今回のJJFチャンピオンシップはステージ全体として大成功だったと思いますし、個人、チームとも1位、2位は同意できるものでした。3位と特別賞あたりは別の選択もあったのかなと思いますが、それはまあ個人個人でいろいろ好みなんかもあって意見の分かれるところでしょうね。

書き終わって気づきましたが、ぼくが言ってる不透明性の違和感は、むしろ予選のほうだけかもしれません。混同したまま書いてしまった……。

投稿者 ken : 12:45 | コメント (6)

2007年10月11日

チャンピオンシップ感想続編

えーと、チャンピオンシップの雑感など……。なんか書くペースが遅いですね。うーむ。

チャンピオンシップの全体に言えることですが、主従関係でいえばジャグリングが「従」になったステージが多くなったように思いました。今回のJJFチャンピオンシップの入賞者は、どれもステージパフォーマンスとしての完成度が非常に高かったように思います。もう技術だけでどうこうなるレベルじゃないのかも。

今回の出場者のなかで、比較的技術指向が強かったのは激しいナンバーズ系のボールジャグリングをやったガンコマン(酒田くん)や、クラブジャグリングの石川さん(京大ドーナツのM2?)でしょうか。石川さんは、おそらくJJF史上初じゃないかと思いますが、ステージ上で5クラブバッククロスやアルバートをやったり、アルバートとトレブラを連続で混ぜる「6ウェイ」(でしたっけ?)など信じられないような高度な技を繰り出しました(追記:2004年のJJFで、すでに佐藤信春さんが5クラブバッククロスをステージで投げたそうです)。ガンコマンも石川さんもドロップがやや多かったので入選を逃したのかなと思います。逆に、技術系でチャンピオンシップに臨むなら、思いきり高い技術レベルでドロップを抑えないといけないわけで、これはもうとんでもなくハードルが高いですね。

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かなり激しいナンバーズの実力派、ガンコマン。ちょっと衣装がWJF系かしら!?


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衣装、表情、ポーズとも決まってます、石川さん。技がえぐい。ドロップが目立ったのが惜しい

そのほかツボにはまったパフォーマンスの感想を順不同で。

ディアボロのファキラ(深河)さん。エクスカリバーっていうんでしたっけ、水平に回すやつ。あれで、いきなり首の後ろを回したり、自分も回ったりで、なんだかすごいことになりました。あの一連の技のときは会場から大歓声があがっていました。座ったまま正面を向いて、笑って3ディアをやるとか、技術力もすごい。体育館の練習ではハイトスで4個のディアを操っていました。個人的には入選にもっとも近かった1人じゃないかと思います。

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ファキラ(深河)さん。体育館では4ディアまでやっていました。すごい技術力

エリック(寺尾)さん。ショーン・マッキニーと、cocoaさんの匂いが感じられるパワフルなボールジャグリングでした。4ボールシンクロ2アップ、2個同時に足の下とか、かなりショーンっぽくてよかったです。2年ぐらい前によくブログを見ていて、密かにライバル視してたんですが、あっという間に回転数でいうと数万回の差が付いた模様です(笑) エリックさんは、もう大学の4回生で「今回のチャンピオンシップはいい思い出になった」と爽やかに笑っていました。

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どことなくcocoaさんの匂いがするエリック(寺尾)さん

目黒さん。3本の棒をヒトデのような放射状にして結びつけた不思議なオリジナル道具によるパフォーマンスでした。マニピュレーションにありがちな、「こんなアイデアを思いつきました」というレベルを越えて、見るからに難易度が高そうな技や、高速な手の動きでスパパパッと棒をさばくような技に目を見張りました。ジャグリングの基礎力のたまものなのか、練習の成果か、天性のものか、それはぼくにはわかりませんが、ちょっとやそっとでできることじゃないなという感じを受けました。動きの表現としても、その道具じゃないとできないというようなもの、あるいは視覚的にコミカルなものを混ぜていたのがいいなと思いました。具体的にいうと、例えば3本の棒の1本の先端を持ち、残りの2本を床につけて、「歩かせる」ような動きです。舞台から退場するときに、まるで小さな子どもの手を引いて連れていくような感じが、とても印象的でした。目黒さんのパフォーマンスも、個人的には入賞してもおかしくなかったと思いました。

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目黒さんの、ちょっと不思議な道具のマニピュレーション

今年のチャンピオンシップ個人部門には39人が予選に応募して、ビデオ審査で13人に絞られたそうです。競争率3倍というのは前代未聞でしょう。個人として出た桔梗兄弟や、個人的にはいちばん楽しみにしていた潮木ゆーたさんが予選落ちというのも驚きでした。

投稿者 ken : 23:24 | コメント (8)

2007年10月10日

JJF静岡の会場で出会ったジャグラーたち

JJFの話、あれもこれも書くつもりだったのが、すっかり遅くなってしまった……。時間が経つほど忘れていきます。こうなったら、もう去年と同じく箇条書き的に思いつくまま。

佐藤信春さん。体育館でジェイ・ギリガンや青木くんと技を見せあっていたのですが、ぼくは佐藤さんの3ボールに衝撃を受けました。ありえない動き、考えもしなかった斬新なアイデア、すごすぎます。掲載許可をもらってビデオを撮ったので、近いうちにここに載せますが、ジェイが舌を巻くはずだと思いました。佐藤さんに「でも、こんなにオリジナルのを出しちゃうと真似されるんじゃないですか?」と聞いたら、「まあ、それならそれで、また新しい技を考えなきゃいけないってことですよね」とさらっと言いのけました。かっこいいこと言うなぁ。

佐藤さんはあまりネット上に露出がなく、知る人ぞ知るという感じの人です(古くからジャグリングをやっている人なら誰でも知ってるのかな?) 九州在住で、DVD「匠」ではナンバーズやクラブもやっています。8年前にジャグリングに出会って今は25歳。仕事を始めたので最近はなかなか練習時間が取れないと、帰りにご一緒したタクシーで話していました。

佐藤さんは3ボールで知られてると思いますが、その一方7クラブとか5クラブバッククロスだとかも練習しているというすご腕です。「オリジナルとか3ボールをやるとしても、やっぱりナンバーズもやらないと。7クラブもやりますよ」と言ってました。これはジェイも同じことを言ったな。いろいろやって「ボキャブラリーを増やす」というようなことです。ボキャブラリーに振り回されるようじゃいけないけど、詩人はたくさんのボキャブラリーの中からぴったりと適した表現を選ぶんだと。

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佐藤信春さん。3ボールのオリジナルがえぐいし、ナンバーズもサイトスワップもクラブもえぐい

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佐藤さんの技の数々に舌を巻くジェイ・ギリガン

そうそう、佐藤さんの話で、ひとつおもしろいなと思ったことがありました。佐藤さんはゲストのエリック・アベリのことを「正直、よく知らなかった」というんですね。ところがサインを求めたところ、ちゃんとNobuharuと書いてくれた。これって象徴的な話だなと思うんです。今までなら、日本のジャグラーが一方的に海外ジャグラーを知っている状態だったようなところ、今では逆に日本人ジャグラーが海外で知られているケースもある、ということです。やっぱりDVDとかYouTubeとか見えるところに映像を置くと、見る人はみんな見てるんですね。

エリック・アベリは「日本のビデオは全部みてる。日本語のWebサイトもカンでクリックして、変なページ開いちゃったりね」と笑ってました。これは半分はリップサービスで、すかさずジェイ・ギリガンが「おまえは日本だけじゃなくて、あらゆるジャグリングの映像をみてるじゃん」と突っ込んでいましたけどね。


「ししょう」と呼ばれてる神戸のジャグラー、大西さんも、見た目は地味な感じですが、すごい人でした。趣味ジャグラーの典型という感じで、人に見せるとかパフォーマンスするとか、そういうことには興味がないジャグ歴4年半(?)の19才。

大西さんは7ボールが300キャッチちょいとか。最近はすっかり麻痺してしまいましたが、7ボール300キャッチってすごいですよね。JJFの会場では、本当にあちこちで7ボールを練習している人がいました。JJF2005大阪のとき、4ボールミルズと7ボールカスケードの練習がふつうになったといって、みんな驚いていたような記憶があるのですが、そのときには7ボールはせいぜいフラッシュからジャグルという程度の人が多かった気がします。今年のJJFではふつうに60から100キャッチ程度は続く人がざらにいたような感じです。

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「ししょう」と呼ばれている大西さん。神戸、大阪あたりではかなり知られたすご腕らしいです

7ボールを投げている人がたくさんいたなかでも、森田くんだけは別格かもなと、軌道を見ていて思いました。2 年ぐらい前に聞いたとき、7ボールの記録は900キャッチ後半だった気がしますが、そういえば最近はどうなんだろうか。ピルエットのほうは、3ボール3アップの5回転が「できそうでできない」なんて言っていました。森田君の動画も、近々アップします。

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相変わらず激しく投げて激しく回っていた森田くん。ちょっといつもと違うアングルで7ボールを撮影


かっくん&ためさんの、親子ジャグラーコンビにお会いできました(ためさんのブログ)。ためさんは、来年の神戸JJF2008の実行委員長になるほど、このところジャグリングにのめり込んでいるジャグリングおやじ。あ、失礼、ぼくと1歳違いなので「おやじ」呼ばわりはないですね。え、2人ともおやじ? えぇえぇ……(泣)

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神戸の親子ジャグラー「ためさん」(右)は、来年のJJF実行委員長です。静岡JJF実行委員長の米屋さん(左)とバトンタッチって感じで記念撮影

で、ためさんは10才になるかっくんと2人で仲良く上達競争を続けてきていて、ブログと動画をちらちら見ていた感じでは、ある時期までは、そんなに実力は変わらなかったような気がしていまいた。5ボールの記録の伸びも、さほど差がない感じでした。それは、ためさんが頑張りすぎおやじなのじゃないかという疑惑もあったわけですけど。だって、ふつう5ボールを何時間も投げたりします? 1000キャッチを目標にしたり? あ、ぼくもかつてそうでしたけどね(笑)

5ボールエンデュランスで、ためさんに負けたのはちょっとショックです。いくらなんでも「いきなり投げても300〜400キャッチは軽い」というぼくのほうが、まだ5ボールは続くと思っていたんですが、思いきり負けました。それで最近またちょっとカスケードの練習をしたりしています。

そうそう、大西さんがひとつ興味深いことを言ってました。「5ボールは3ボールとまったく同じように投げれば、ぜんぜん疲れませんよ」ということです。そらとぼけたような関西弁で淡々と話す大西さんです(笑)。そんなことを言われてもなぁ……。それでハイわかりましたと言って投げられたら誰も苦労しないわけです(笑)。しかし、少なくとも、「まったく疲れない」と言ってるジャグラーが、5ボールカスケードをどう感じているかを端的に示した言葉だと思いました。ぼくはゆるゆるとそういう境地を目指しますよ。

まったく疲れないといえば、今年の5ボールカスケードエンデュランスで1位になった大野さんの記録は1時間8秒でしたが、1時間半はいけるなと思ったと言ってました。2時間ぐらいが体力的限界かもしれないとも。むむむ。ちなみに、大野さんはJJF2006個人部門チャンピオンで、去年の5ボールエンデュランスでも33分の記録で勝っています。大野さん、大学を出たらプロになるそうです。

閑話休題。ためさん&かっくんの親子ジャグラーコンビの話です。やっぱり、すごいのはかっくんです。見ていると、それほどジャグリング中毒とか、ジャグリング大好きというほど熱中しているように見えないんですね。疲れたら、体育館のはじっこのほうで休んでいたりして。よほどお父さんのほうが熱心という気がします。

それでも、かっくんの伸びはすごい。JJFの会場で、ちょろちょろやってるだけで、「さっきな、6ボールで57キャッチ出てん! まぐれやねん」とか「5ボール5アップピルエットできた! ほんまやで、見ててや……、ほらっ、ほらっ、ほらっほらっ」とか、みるみるまに自己記録や初成功を出し、初めて成功したかと思えば、何度も繰り返し成功させたりしていました。ぼくが知っていた範囲では、ついこの間まで5ボール3 アップの成功率があがらないというレベル、6ボールも30キャッチ前後がやっとという感じだったはずなのに、いきなり伸びてるがな……、という感じでした。97531も初成功したかと思えば、何度か成功させたりしていました。成功率がそれほど高くない場合でも、常に惜しい感じの失敗が続き、動き自体が安定した感じがするのは、一体なんだろうなと。

これが10才の伸びかと、あまりの習得のリズムの違いに愕然としました。

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超伸び盛りの、ちびっこジャグラーホープ、かっくん


大阪大学ジャグリングサークル、パティオからきたファンキーなジャグラーたちも印象に残りました。むむむっ、せっかく聞いたのに名前を忘れてしまいました、ごめんなさい(すぐに書かないとダメですね)。サッカーボールを投げたり、激しいボディースローを投げたり、はたまたフライパンを操ったりするジャグラーたちでした。

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関西系のゆかいなジャグラーたち。ボディースローはふつうにすごくて、フライパンミルズメスやファウンテンは奇妙にすごくて、サッカーボールジャグリングはゆかいにすごい感じでした


あ、大阪といえば(京都かな?)、ミス・サリバンさんも来ていました。クルマのCMでテレビに出ている、あの女性ジャグラーです。テレビに出たことで、いろいろ言われるんじゃないですかと聞いてみたら、案外そうでもないんだとか。「ママ」という役回り上、髪をママっぽくしていたので、知合いもそうじゃない人も、気づかないんだとか。そんなもんなんでしょうか。

あと、会場で気になった人といえば、マラバリ1年生の飯島くんです。大学生ですが、最初にあったときの印象で、いまだに「スーパー高校生」という気がします。で、飯島くんはクラブがすごい。6クラブファウンテンがかなりきれいに続いていました(これも後で動画で)。ふつうに30〜40キャッチぐらい投げて、ちゃんとクリーンに終わるような練習をしていました。最高記録は60キャッチぐらいと言ったかな? あいや、いま記録簿を見たら70キャッチとありました。トリプルスピンですね。うはー。飯島くんの練習を見ていた森田くんは「彼は練習効率がいいですよ」と褒めていました。まだまだ伸びそうで、恐ろしいです。

投稿者 ken : 23:15 | コメント (4)

2007年10月02日

JJF2007、ペア部門

せっかく書いたチャンピオンシップペア部門のブログエントリが消えてしまいました……。熱暴走という今どき信じられないフリーズが繰り返し起こってファイルが消えました。やばいです、だんだん時間が空いて記憶が……。間違いがあったら指摘していただけるとうれしいです。

気を取り直して、チャンピオンシップのペア部門です。

1位は桔梗兄弟によるクラブパッシングでした。安定感、演出、技量のどれをとっても文句なしの実力派です。10 クラブ(たぶん)まで投げました。ぼくはパッシングをしない非パサーだからか、パサーとは違う感想をもったようです。パサーくったんによれば、桔梗兄弟のパッシングは、何もそこまで難しくしなくてもいいのではという「ありえないほど難しい」ものだったそうです。「オレ、ひとりで叫びまくってましたよ」とか。うーん、ぼくにはクラブの本数はだいたい数えられても、どれが難しいパターンだったのかとか、よくわかりません。サイトスワッパーにしかわからない複雑なサイトスワップみたいなもんでしょうか(違う?)。ぼくがいいなと思ったのは、肩の上に乗って上下でパスするサーカス的なトリックだったりしますが、やっぱりこれって素人っぽい感想なのだろうか……。

kikyo.jpg桔梗兄弟の安定した演技

2位の目黒家は目黒さん、のぼ(松田昇)さん、ジャグリング王子の3人によるパフォーマンスでした。あ、念のため、ジャグリング王子というのは、Senjyu= Yoshiaki=長竹くんのことです。呼び名がいろいろあるのはクールじゃないから、ジャグリング王子で統一しようよ、Yoshiakiくん(笑)

で、ジャグリング王子は不思議な役回りで、基本的に舞台袖に近いところに座っていて何かを読んでいるような感じでした。たまにボールを受け取ったりはしていましたが、あまり役なし。そのことを目黒さんに聞いたら「ボールを拾いに行く絵を作りたくなかったんですよね」とのこと。なるほど、確かにシリコンボールをたくさん使ったバウンスボールが入るジャグリングでは、ボールが散り散りになって見苦しいシーンが生じがちですよね。

目黒さんとのぼさんといえば、日本のバウンスジャグリングの上から2人を取り出したような人たちです。トスの腕も抜群の2人。その2人が繰り出す、バウンス、トスを組み合わせた2人にしかできないルーチンは見事でした。Wバウンスというんでしたっけ、2度バウンスさせるパターン。5ボールのバウンスパッシングでそのパターンを描きながら、2人でゆるゆるとステージ上を回転しつつ、やや距離が離れていくというのが視覚的に面白いなと思いました。2人の間でゴム紐が伸びていくような不思議な感覚がありました。

これまた呼び名がわかりませんが、1人がジャグってるパターンをスティールして、再びすぐにそのボールを戻すトリックってありますよね。5ボールリフトバウンスで、上下に並んだ2人であれをやったりというのもありました。上に立った人はひたすらリフトバウンスカスケード。下の人は落ちてくるボールをつかんで、即トス。上の人は何ごともなかったかのようにリフトバウンスを続けるという感じです。トトトトと手を素早く出して、無造作にボールを操り、ある瞬間は、完全にカスケードが床から浮かび上がっていたような気がします。すごい。

meguroke.jpg不思議なバウンスのパッシング

さて、3位はAriesです。男女ペアによるハットの演技ですが、まあ写真を見てください。そこはかとなく大人の色気が漂う2人でした。聞けば、2人でペアを組むようになって3年半。すっかり息が合っている感じです。

ペア結成当時は3年生(男)と新入生(女)。「結成3年半ですか、じゃあ、付き合って何年目ですか?」と冗談混じりに水を向けたら、一瞬、女性の方は聞こえないふりをしたような感じで微妙な空気が漂いました。男性のほうはパートナーの答えや反応を盗み見てから出方を考えたのか、0.5秒ほど間を置いて「いや、それはこれから期待ってことで、はっはっは」と答えました。男は悲しい生き物ですね。

いやいや、2人は結構いい雰囲気だし、うーん、あ、書けば書くほどダメですか。しかし、話を聞くまでは、ぼくは2人は学生じゃなくて、プロなのかと思っていました。もう長年ペアでやってる人たちなんだろうなって。実際には東京農工大@ジャグのM2と学部3年の2人でした。

堂々とポーズが決まってるし、「3ハットとか、飾りですから」と男性が笑うように、ジャグリングの匂いがきわめて薄く、むしろダンスパフォーマンスのようなステージだったからです。JJFという感じがしません。特別賞狙いだったそうですが、見事に3位入選です。こういうパフォーマンスが入選するようになると、JJFのステージに幅が出ていいなと思いました。まあ、あまり多様になると客観的な評価というのが難しくなってきて、いったい順位というのは何なんだという感じになってしまうのでしょうけどね。

女性のほうは、ダンスやチアリーディングをやっていて、むしろそっちの練習が忙しいんだとか。新入生でサークルに入ったとき、ジャグリングという感じでもないしなぁというので、ハットでペアを組んだのだとか。ダンスやパフォーマンスの要素が強く感じられたのも道理です。

aries.jpgAriesのパフォーマンス。JJFに似つかわしくなく大人の雰囲気の2人

今回、入賞はなりませんでしが、ペア部門では「おじゃ〜ま」のステージも、ぼくはかなり良かったと思いました。ツボにはまりました。グループ名の「お」は「お笑い」、「じゃ」は「ジャグリング」、「ま」は「マジック」だそうです。JJFチャンピオンシップのパフォーマンスでは、マジックの要素はありませんでしたが(追記:いや、あったかも。リングがくっついたり離れたりするマジックとか?)、笑いはいっぱい。だんご三兄弟の音楽にあわせてリングをだんご状に並べるというコメディタッチのパフォーマンスで、会場は大いに笑いに包まれました。これまたプロなのかと思うほどの完成度と演技力です。2人とも表情がいい。実に芸達者です。JJFのステージパフォーマンスには本当に幅が出てきたんだなと思いました。細面のほうの彼がフリーパフォーマンスで見せたパフォーマンスも、そのまま人通りの多い街角にもっていけば拍手喝采、大爆笑というような、芸として完成度の高いものだと思いました。ボールジャグリングの腕も確か。細面じゃないほうの彼も、左足で2in1、右手で2in1の4ボールファウンテンを披露しました。ジャグリングも、めっちゃうまいやんか。


ojama.jpgコミカルなおじゃ〜まのパフォーマンス

投稿者 ken : 23:58 | コメント (4)

2007年09月29日

モザイク

続きもまだ書くつもりですが、写真の整理ついでにヘンな遊びをしてみたり……。

マサキ様の写真ですが、クリックで拡大してみてください。JJFに参加したひとは、どこかに自分が写ってるかもしれません。

masaki-mosaic.jpg

古典的なモザイク写真ですが、これ、あのトーマス・ディーツの友達のschaniが作った「Metapixel」という画像処理ソフトで作りました。彼はプログラマなんですね。ぼくのカメラの師匠でもあります。

投稿者 ken : 13:41 | コメント (6)

2007年09月26日

写真間違い

わーっ、なんか変だと思ったら、チャンピオンシップの写真を間違ってアップしていました。いや、ほぼ間違ってないんですが、アップしようと思っていた、いちばんよく撮れてる写真を先に別フォルダにしてしまって、それをアップしそこねた……。時間があったら差し替えます。どうりで秦さんのアルバートがないはずだ……。末広さんの座布団も6枚と書いた割に写真には5枚しか写ってないし……。

投稿者 ken : 23:50 | コメント (3)

JJF2007 チャンピオンシップ(その3)

JJF2007 チャンピオンシップ、個人部門第3位は那覇から来た三宮(さんのみや)さんでした。流れるようなデュアルスタッフの演技で、2本のスタッフが首の回りにまとわりつく不思議な浮遊感がありました。両手を離して2本が回っていた瞬間があったような気がしますが、それはぼくの目の錯覚? ともかく見たことのないテクニックの連続で、次は何が起こるんだろうかと目が離せない演技でした。

san01.jpg
流れるような三宮さんのスタッフの演技

ぼくがこれまで見た印象では、男性がスタッフをやる場合には力強さやスピード、躍動感を強調する人が多いように思います。風を切る音が聞こえそうなぐらいスタッフをビュンビュンと回転させ、舞台の左右に汗が飛び散るような演技です。そういうスタッフの演技がある一方、三宮さんのスタッフは、どちらかといえばダンスに近いものだったように思います。もちろん緩急はあるのですが、かといってやたらスピードや力に頼るというものではありませんく。実際、飲み会でお話した感じでもおっとりしたしゃべり方の人でした。スタッフ歴は2年半ほどだそうです。

いわゆる「音ピタ」のルーチンで、途中でスタッフをプロペラのように投げ上げて2回手を叩くという箇所が何度かありました。音楽にぴったりと合っているので、観客も2度目からは、その動きが予想できて、みんなぴったりと同じタイミングで手を叩いていました。そこだけが急にコミカルにも感じられて、いいアクセントになっていました。演技を見せっぱなしで終わらせるのではなくて、見ている人を巻き込むという意味でも、あの手拍子は良かったと思います。ステージパフォーマンスに疎いぼくのことなので、ぼくが知らないだけかもしれませんが、ああいう演出は常套手段なのでしょうか? なるほどなと思いました。

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ポーズも決まってます


さて、チャンピオンシップの個人部門には今回も特別賞がありました。海外ゲストのジェイ・ギリガンとエリック・アベリの2人がともにベストのステージだった言ったという末広さん(名前違ってたらすみません)の「座布団ジャグリング」です。6座布団ファウンテンや、2座布団リバース(?)とか、非常に不思議な動きがたくさん出てきました。あまり書くとネタバレ感が強いので、このぐらいで……。座布団の正体は2本の小さめのフープを束ね、布をかぶせたものらしいです。座布団という見た目と違ってリングに似た動きもするようです。

末広さんはサーカス学校に所属しているそうで、アクロバットもかなりいけるようです。体育館ではおへそを肘で支えて片手でバランスする技(名前知りません)から倒立、さらに倒立から、また片手バランスに戻るというようなことをやっていました。ボディービルダーのようにムキムキという感じではなく、贅肉のない筋肉質の身体と作務衣のような和装が印象的でした。

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6座布団ファウンテン!

投稿者 ken : 23:40 | コメント (0)

2007年09月25日

JJF2007 チャンピオンシップ(その2)

JJF2007 チャンピオンシップ、個人部門第2位はジャグリングドーナツの浅野雄太さんの、大きめ、柔らかめのビーンバッグ3つによる演技でした。浅野さんはチャンピオンシップの一番バッターだったのですが、初っぱなからこれかよとぶっ飛びましたよ。

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ボールはお母さんが作った手作りのものだったそうです

ぼくは未だにライブでもDVDでもドーナツライブを見たことがありません。が、浅野さんのパフォーマンスを見て、これがドーナツの演技の厚みなんだろうかと漠然と感じました。構成、表情、ポーズが非常に良かったです。ショーとしての完成度が高いなと思いました。安定度も高く、見ていて安心感がありました。安心できるから楽しめるんでしょうね、観客も。快活な動きと相まって、ボールが活き活きして見えました。

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個人部門第2位の浅野雄太さん。動きや表情も、すばらしかった

テクニックも抜群で、会場がどよめく高難度の技を次々と繰り出しました。片膝をついて「ビハインドザネックシャワー足の下通し」を楽々やったのにビビりました。ご本人笑って言うことには、「いや、意外とできるもんですよ」だそうです……。

浅野さんと言えばピルエットです。ステージでは、えーとどこまでやったんだっけか、忘れてしまいました……、がっ、とにかくすごかったですよ!

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ビハインドザネックシャワー足の下通し

ステージで何回転したか忘れてしまったのは、体育館でたっぷり見せてもらったので、その印象が強すぎるからです。今は3ボール1アップクインティプルピルエット(5回転)の回収までできるそうです。記録簿を見たら、今年2月に3ボール3アップクアドラプルピルエット(4回転)の記録が1になっていますね。

去年と比べると若干回り方が変わったように見えました。蹴りの力を強くするために、回る前に身体が傾いていました。去年はまっすぐ1本の棒のようになったまま、くるくるくるーと回る感じでした。5回転はたまに1回キックでできることもあるという感じで、3-2とか4-1に分けてツーキックで回るそうです。3で蹴るか4で蹴るかは回っている最中に決めるんだとか……。そうそう、浅野さんはピルエットに関しておもしろいことを言っていました。ボールは1個増やすごとに難易度が幾何級数的にあがるけど、ピルエットは回転を1回足すのに、そこまで急激に難易度が上がらないということでした。足し算的なんでしょうか。

というわけで、ご本人にお願いして体育館で回ってもらった動画を以下に掲載します。ビビりますよ、このクルクル感!

投稿者 ken : 23:19 | コメント (4)

2007年09月24日

感動のJJF2007 チャンピオンシップ

行ってきましたジャパン・ジャグリング・フェスティバル2007静岡。最終日は早めに引き上げて東京に戻りましたが、いやー、すごかったです。正直いって今年は去年の盛り上がりを超えられないだろうなと思っていたのですが、ある面では去年を上回るものがあったと思います。

参加人数は300人強。これは昨年の400人超えには届きません。しかし、長く実行委員を続けているくったんによれば、静岡という開催場所を考えると300というのは非常に多いそうです。年々ジャグリングが普及してジャグリング人口が増えているのは間違いなさそうです。参加者名簿を管理していた実行委員の1人によれば、東京以外からの参加が非常に多くて、かなりの広範囲からジャグラーが集まったということです。

JJF2007の華の1つはチャンピオンシップですが、そこで何が起こったかを端的に言うと、関西旋風が巻き起こったということと、これまでのめざましい技術向上に加えて、パフォーマンスの完成度で大幅なレベルアップをした、ということだと思います。

これまでの日本のジャグリングの進化が縦方向だったとすると、今年は横方向にぐーんと幅が広がった感じがします。パフォーマンスの見せ方だけではなく、道具や技のバリエーションにぐっと多様性が出たように思います。ヴォヴァやガットーみたいな生粋のジャグラーはまだ現れていないかもしれませんが、日本のジャグリング界は、もう世界の背中を見て追いかけていないんだなとつくづく思いました。技の難易度、多様性、オリジナリティと、どれをとっても世界のジャグラーに多大なインパクトを与えられるところまで来ていると思います。DVDの「匠」が海外で売れていると伝え聞きますが、JJF2007のDVDが出たら、すごく世界的に話題になると思います。海外ゲストのジェイ・ギリガンもエリック・アベリも、しきりに多様性と独自性をほめていました。ヨーロッパのコンベンションに行くと、みんなクラブばかりやっててボックスを1日中やってる人というのはいないんだそうです。ジェイもエリックも体育館で何か技を見せてと言われて困惑した、と言っていました。「キミらのほうがずっとすごいことやってるじゃないか!」と。

ジェイは伝統的なサーカスやショーのジャグリングのスタイルを壊して、サイトスワップだとか前衛っぽい動きだとかを採り入れてきた第1世代だと自認していると胸を張ってきました。今後はヨーロッパのように多様なスタイルのジャグリングを受け入れる風土を、故郷のアメリカに持ち帰りたいという思いが強いそうです。その一方、コーメー君やマサキ君のような次の世代に対して、非常にわくわくしているんだと言います。ほかの芸術形式に比べてジャグリングはまだ始まったばかり。まあ10年か20年か、人によっては50年というかもしれませんが、ともかく近代的なジャグリングは歴史が浅く、表現の幅は急激に広がってきていますよ。そういう芸術活動の一端を担っていること、あるいは担ってきたことがジェイの矜持であり責任感を感じる部分でもあるのでしょう。

ヨーロッパには、新しいジャグリングを受け入れる環境があるけれども、アメリカや日本にはまだありません。ジェイは、そういうアメリカの現状を何とかしたいと思っています。コーメー君やマサキ君にはヨーロッパに行ってほしいと思っています。受けられる刺激も多いし、パフォーマンスがやりやすい環境があるから、若い2人にとってはいいんじゃないかと。

もしこの先日本でやっていくなら苦労が多いはずだけど、ちょっとずつちょっとずつ変えていけるはずだ、とも言っていました。大道芸フェスティバルようなもので顔が知られれば、ちょっと変わったことをやってみる。次の年には、もっと変わったこともできる。というように、徐々に徐々に変えていくしかないんだと、そんなことをジェイは言っていました。彼は自分がやりたいことを好きにやっているタイプのアーティストという印象をぼくは持っていましたが、全然そんなことはありませんでした。もっとプラクティカルな行動派です。現実に対して働きかけて自分の思うものを形にし、自分がいいと思う文化や環境を作っていこうとしています。必要とあれば妥協もする。思わせぶりな理想を語ったりもしません。ぼくには意外でしたが、すごく現実主義者だし、サービス精神も旺盛です。「なぜそれをやるのか」「なぜ、その観客の前でそれをやるのか」。そうした問いに答えられないようなことはやらないんだと言っていました。

あ、ジェイの話はインタビューをしたので、協会誌で、ちゃんとまとめます。1時間半もしゃべりました。しゃべり出すと止まらない人ですね、ジェイは。30歳を迎えて本人はおとなになった、落ち着いた(more calm)といっていましたが、言葉の端々に漏れてくるエネルギーや情熱にはすごいものがありますね。ステージもエネルギッシュでしたよね。


JJF2007チャンピオンシップの結果と個人的な印象を手短に書こうと思ったんですが、ちょっと長くなりそうなので今日は個人部門優勝の1人だけ。もちろんここで書く結果は非公式のものなので、そのつもりで見てください。後で修正するかもしれません。

個人部門1位はデビステの「エス」こと、秦(はた)さんでした。大阪大学医学部4年生でパティオ所属だそうです。すでに書きましたが今年は関西勢の活躍が著しかったです。また改めて書きますが、2位は京大ドーナツの浅野雄太さんの3ボールルーチンでした。

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個人部門1位の秦さん(エスさん)

ミルズメスやアルバートなど、ボールやクラブのトリックにインパイアされたと思われるトリックや、2本のスティックだけで1つのショートルーチンを見せるなど会場をどよめかせ続ける非常にオリジナリティの高い演技でした。おでこに載せたスティックを背中に落として蹴り上げ、そこから演技に入るというリングでよくある技も、ありました。会場は本当に驚きに包まれていました。前人未踏の技を次々と繰り出し、デビステアルバートをノードロップでがんがん決めたときには鳥肌が立ちました。ぼくを含めて観客にはトスジャグラーが多くて、デビステの最新事情を知らないから、なおさら驚いたということもあったのかもしれません。デビステのアルバートは前人未踏というより、ちらほら試している人はいるけど、まだ誰もまともにできないという状態らしいです。

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これはステージではなく、パレードの途中で秦さんが見せたアルバート。ステージ中のアルバートはうまく撮れませんでした……。

会場で何度かスタンディングオベーションが起こりました。それよりもすごいのは、喝采が起こる直前の瞬間、客席全体に鳥肌がさーっと広がっていく感じが分かったことです。度肝を抜かれて、みんな言葉を失っていました。そういう空気が確かに会場を包みました。

決めポーズや身のこなしが非常に洗練されていて、神々しくすらありました。よく覚えていませんが、全体を通してドロップは1回あったかどうかという完成度(後でご本人に聞いたら3回だそうです)。全身にみなぎる緊張感が、ルーチンを徐々にこなしていったときに自信と力強さに取って代わっていくのが分かりました。決めポーズの表情が良かった。達成感と満足感に高揚してほおが紅潮し、やや涙目になっていたように見えました。

これでもかと左右の観客にアルバートを長々と見せつけたときの、技の滑らかさと安定感にしびれました。見ていて落とす気がまったくしないんですね。神がかっていました。何かが取り憑いている感じ。圧倒的な存在感でエネルギーを会場に向かって放っていました。それは、まぶしいオーラとなって会場の観衆を包み込んでいました。ルーチンやトリックの完成度という「ジャグリングの領域」を超えたところで、手が痛くなるほど拍手をしたくなる何かが確かにありました。感動しました。

hata03.jpg

特別賞、3位、2位と入賞者が発表されて、最後に1位の発表が残ったとき、ぼくはすでにカメラのレンズを秦さんに向けていたのでした。

約6分のルーチンを800回通しで練習したと聞きました。ふつうのパフォーマンスだとせいぜい300回が相場で100回程度ということも少なくないといいますから、尋常ではありません。でも、それだけの価値があったということでしょうね。

秦さんは医学生なので6年コース。4年生(関西弁では4回生)の今年やりこんだので、当面は大会など目指すことはないという話でした。将来は是非ドクター自ら患者を楽しませるクラウニングドクターを目指してほしいと思います(笑)

ご本人に対して、感動しました完璧じゃないですかという話をしたら「いや、実際ビデオ見返してみたら、たいしたことないですよ、きっと」といって笑っていました。自分のことを笑ってみせるというの気取りのなさが、ちょっと関西人っぽいなぁと思いました。ともあれ、本当におめでとうございます。スティックにかけた情熱と、ステージで出し切った実力に、みんな感動したと思います。そういう意味ではおめでとうよりも、ありがとう、というほうが適切かもしれません。いいものを見せて頂きました。

投稿者 ken : 23:00 | コメント (5)

ゲストステージ!

ゲストステージ、激しかった……。そんなイメージはなかったんですが、ジェイ・ギリガンはサービス精神が盛んですね、盛りだくさんのショーで堪能しました。フレア・バーテンディングは圧倒的なクールさ。

と、今日もとりあえずひとことだけ。

投稿者 ken : 01:37 | コメント (0)

2007年09月23日

JJF!!

ひとことだけ。JJFにこれなかった人、これはすごい失敗ですよ!! 今年のJJFはすごい!! はっきりいって、すごいですよ!

チャンピオンシップは40組がでて13組が通過という激戦。決勝も、ありえないほどのハイレベルで、もうショウとして見ても、見応えがあるものでした。

いま午前2時……、寝ます。

投稿者 ken : 02:03 | コメント (0)

2007年09月15日

Joelle?

青木康明の3ボールのような、バンダイ系のような、そんなディアボロ。






あれ、ディーツと一緒に投げてるこの女って誰? かなりうまい。Joelleという人でドイツ人ではないらしいけど。







投稿者 ken : 22:08 | コメント (1)

2007年09月14日

ヴォヴァたのしい

ヴォヴァ楽しい! 5クラブ5アップでんぐりがえり!

ついでに、これ、見ました? えぐいボールですよ。864がいいなー。

db97531って日本で成功させた人いるんでしょうか。うーんと、あるとしたらカレー君かこばしゅん? Tifftyというイギリス人ジャグラーが「オレって4人目?」と興奮しています。ピーター・ボーンは、db97531の2連続を最初に成功させるのは誰だろうね、と答えていました。


投稿者 ken : 23:11 | コメント (0)

2007年08月31日

ジャグリング王子

IAJ 2007のジュニア部門で優勝したSenjyuくんがテレビに生出演しました。日テレの朝の情報番のワンコーナーです。仕事の移動中にリアルタイムで見ましたよ、いや、ケータイのワンセグって役に立つこともあるんですね。ちなみに録画もしました。

sendyu.jpg

“ジャグリング王子”と紹介されていました(笑)。華麗なディアボロを演じる映像に付けられていたBGMは、今どき中華料理やでも流れていないほどの中国宮廷音楽風(って何や)の音楽……。そりゃ中国ごまとも呼ばれるけどねぇって感じです。

日本ジャグリング協会って1999年8月30日に設立されたんですか、知らなかった。だから「ジャグリングの日」だそうです……。そんなの聞いたことないけど、さすがテレビだなと思いました。ストーリーを作るのがうまい。

それにしてもSenjyuくん、堂々と華麗にやってたなぁ。さすが世界チャンプ。すごいよ。うちの妻は「えっ、背が伸びたね」と違うところでも驚いていました。

ところで背中側を斜めにのぼっていくエレベータみたいな技をやってたように思いますが、あれってオリジナル? かっこいいねぇ。


もう1つ、たぶん見られている回数という意味では、すごいだろうというネタを。

我らがドミノさんが、グーグルのビデオコンテストで採用されたようです。詳しくはドミノさんのブログをどうぞ。映像は以下の通り。早く送りになっちゃってますが、ドミノさんのページからオリジナルの映像も見られます。

ていうか、ぼく、このブログぜんぜん更新してなかったんだ……。練習もしてないし、もうダメだなぼくは。うーむ、悲しい。7ボールを投げるまでは死ねないぞ(嘘)

投稿者 ken : 23:50 | コメント (0)

2007年08月20日

日本語ジャグリングポッドキャスト始めたい

ルーク・バラージがジャグリングに関するポッドキャストを続けていますが、ほかにもJugglers on Jugglingというのがあります。以前1度だけ聞いて音質も悪いし、内容もグダグダだったので、気にもとめてなかったんですが、放送(?)する回によってはおもしろそうです。まだ見ていませんが、WJF4なんかは動画で配信しているようです。IJAについてはマット・ホール先生がしゃべっているというので、ちょっと聞いてみようという気になっています。WJFはジャグリング界を変えたか、どんな影響を与えたか、とか、ジャグリングの道具のブランドについてなど、ジャグラーなら、それなりに気になる話題を取り上げたりもしているようです。

念のため。ポッドキャストというのは、インターネットで配信するラジオみたいなものですが、実体は単なるmp3ファイル(音声ファイル)です。ダウンロードすれば、どんなパソコンでも聞けます。iTunesが代表的ですが、ポッドキャスト対応ソフトを使ってあらかじめ登録作業を行っておくとダウンロードが自動化できます。毎週月曜日更新のポッドキャストを登録しておくと、月曜日には勝手にパソコンに最新番組が届いているというわけです。まあ、ぼくは思い出したときに手動で取りに行っていますけどね。

うーん、ぼくももうちょっと時間があったら、日本語でポッドキャスト始めたいなぁ。それでここあさんとかにインタビューを! いまはSkypeみたいなネット上の通話ソフトがあるので、時間だけ決めておけば地理的に離れていてもインタビューぐらいできちゃうという時代なのでした。単にSkypeでしゃべって、その音をmp3にしてネットに置くだけという。

ここあさん、やりませんか? みんな、IJAのことを含めて、いろいろな話を聞きたいと思いますよ。ものを書くのって手間ですけど、しゃべるのなら楽なもんです。

と、公開メールみたいな。Senjyu君にもIJAの興奮と涙の話を聞かせてほしいぞ!

投稿者 ken : 23:00 | コメント (6)

2007年08月17日

DVD注文

急に思い出したようにWFJ2006のDVDなど注文してみました。そういえばIJA2006も見てないし、9-1も見てないし、最近ついて行ってません。

久しぶりに、「」を見ました。竜半さんのシガボとか、くめさんのデビステとか、いいなぁと思いました。

オルガが2年ぶりにジャグリングの個人練を再開したそうです。結構ちゃんと投げられるようで、YouTubeにいろいろ動画があがっています。

投稿者 ken : 10:48 | コメント (0)

2007年08月10日

ガットーの(6x,4)*

ガットーが久しぶりに動画を公開しました。必見だと思います、ぶっ飛びますよ。見るにはQuickTimeの最新版か、もしくはVLC Playerあたりを使うといいと思います。

ついにガットーが(6x,4)*をやっています。5アップまでやっています。しかし、「ジャグリング史上、もっとも醜悪なパターンの1つ」と言っています。ガットーらしいです。

ネタばれっぽいので、これ以上は書きませんが、ほかにもいっぱいぶっ飛ぶことやってますよ。この人はホントにすごい。トップジャグラーの中でもテクニカル面ではやっぱり別格です。

で、2つめの奴はパロディーです。リングで奇妙な動きをしています。マニピュレーション系のジャグラーをバカにしてるんでしょうね。そのへんもガットーっぽいです。何もそこまでやらなくてもと思いますが、まあ、そのぐらい競争心がないとトップジャグラーになんてなれないのかな。

そのリングマニピュレーションの映像に「退屈するといけないので」と、隅のほうにはめ込まれる形で流される9ボールカスケードは250~260キャッチぐらい続いている気がします。

あー、久しぶりにジャグリング動画で興奮しました。

投稿者 ken : 10:44 | コメント (0)

2007年07月31日

12ボールフラッシュの世界タイ記録

Brian Koenig君が12ボールフラッシュを含む練習ビデオクリップを公開しました。8ボール続いています。7ボールシャワーはやや怪しいもののキャッチ数はそこそこ。で、何がすごいって、彼がジャグリングを始めてまだ2年弱ということです。ある種、化け物的です。

ブルース・サラフィアン、ベン・ビーバー、ピーター・ボーン、ルーク・バラージあたりが、12ボールフラッシュを達成したジャグラーとして知られています。すべて映像ががあります。ピーター・ボーンは13ボールフラッシュに成功したと自己申告していますが、誰も確認していないので非公認記録ということで、12ボールフラッシュは一応世界記録タイですね。

2年もかからずに世界記録達成って、どう考えればいいんでしょうね。ブライアン君に才能があったことは認めます。でも、どうもぼくにはそれだけが理由に思えません。ジャグリングって、ほかのスポーツやアートに比べてプレーヤー人口が少なすぎて、世界記録といっても高校の部活でいえば県大会優勝ぐらいの話なんじゃないでしょうか。いや十分にすごいですけど……。

投稿者 ken : 23:46 | コメント (0)

2007年07月25日

ルークとポーラ

うーん、IJAでの日本勢の活躍の続報聞きたいなぁ。DVD早く出ないかな。

ルーク・バラージと、恋人のポーラ(ドイツ人だったかな?)の2人がEJC2006で見せたパフォーマンスの映像が落ちていました。うーん、観客はジャグラーのはずですが、けっこうウケていますね。見せ方は新鮮ですが、内容自体はふつうっぽいです。

ルークとポーラはポッドキャストを熱心に続けています。今日電車のなかで聞いたんですが、トレス・パスのインタビューの回が、非常におもしろかったです。エクスカリバーってトレスパスなんですか、最初にやったの? その誕生秘話みたいな話とか、ジャグリングのトリックの流行の話とか、興味深いネタ満載でした。あっ、セバサンへの言及もありました、そういえば。セバさんの技はまねされたり流行したりはしないよね、と、なんだかある意味当たり前のようなことを言ってました。流行するトリックというのは、ふつうの道具で、コンセプトがハッキリしていて、派生技がいっぱいできて、そしてたくさんのジャグラーが見ている場所で披露すること、みたいな話をやってます。おすすめの回です。

投稿者 ken : 22:59 | コメント (2)

2007年07月21日

IJA結果!

IJA 2007の速報が届きました! うわわわわわっ!

個人部門は顔なじみのWJF勢が総なめ(?)、チームではジョグリッシモと桔梗兄弟!、そしてジュニアで長竹くん(=Yoshiaki、Senjyu)と岡本くん(ルキ)が入ったようです。おめでとう!! すごいぞ!


Individuals:
1. Thomas Dietz
2. Wes Peden
3. Vova Galchenko

Teams:
1. Jonglissimo
2. Kikyo Brothers
3. Genetic Fallout

Juniors:
1. Yoshiaki Nagatake
2. Nate Martin
3. Teruki Okamoto

投稿者 ken : 08:15 | コメント (4)

2007年07月18日

そろそろIJA

IJA 2007が始まりましたね。ジュニア部門が木曜日の夜、チーム・個人部門が金曜の夜ということは、日本時間で金曜日の昼頃に第一報が届きそうかな。日本のジュニア勢はどうかな?

会場の写真を数枚、Flickrに載せている人がいました。ここに写っているBall Rollingという写真は、ぼくの椅子ジャグリングと似てるぞ! これだけ大がかりな道具を持ち込んだということは出場するのかな? どんなもんか見てみたいですね。

大小リングの写真も気になります。サイズによって投げ上げたときの高さが違って、それでマルチのパターンができるんだとか。

投稿者 ken : 10:30 | コメント (2)

2007年07月17日

14ボールフラッシュは可能

英語版Wikipediaの「Juggling」の項目に誰それが14ボールフラッシュに成功したという記述が最近書き加えられていたようです。それを見て、rec.jugglingに「マジで?」というスレッドが立ちました。誰か確認できる人はいないのか、と。

元となったコミュニティの掲示板を見ると、Richieという人が、確かに14ボールフラッシュしたとありました。本人は、ビデオは見せないよ、それがナンバーズジャグラーのやり方だ、みたいなことを書いていて、周囲は微妙に賞賛しているような雰囲気のやりとりでした。

13ボールフラッシュの非公式世界記録を持つピーター・ボーンは、スレッド全体がジョークっぽいノリだけど、もし本当だとしたらおめでとう、という反応をしていました。

結局驚いた本人がrec.jugglingに出てきて、別に誰かをだまそうとしたんじゃなくて、単なる内輪受けのジョークだったんだと説明したことで落ち着きました。一時的とはいえWikipediaに掲載されたことに、本人がいちばん驚いたということでしょうね。アイルランドの人だったみたいです。

ここから、いくつかのことが分かります。

ピーター・ボーンは14個フラッシュは人間に可能だと思っているということ。

ピーター・ボーンは先を越されても「おめでとう」と言える、いい奴だということ。

Wikipediaの記述を簡単に信用してはいけないということ。

どうでもいいけど、YouTubeのぼくのチャンネル登録者数が29人に増えました。役立つものだなぁ。次は、よく質問を受けるロシアンボールについて説明してみようかなどと思っています。

投稿者 ken : 23:47 | コメント (0)

2007年07月02日

16ボールパッシングの世界記録

久しぶりに見た2人組、Bounce Dickは、また進化してたようです。David CritchfieldとJohn Jonesの2人で16個バウンスの世界記録を出しています。74キャッチだそうです。

これでも、彼らはこれまでに4回しか16ボールをクオリファイしていないっていうんですね。そんなことってあるかなぁと思って考えてみたら、16ボールのクオリファイって32キャッチなんですね。40キャッチとかって、クオリファイ+アルファ程度ってことですね。思わず笑っちゃうしかないです。あれ、違うかな? ひょっとしてパッシングだと、さらに2倍の64キャッチでクオリファイ? 映像のなかの記録を見ていると66とかが多いので、そんな気がします。


投稿者 ken : 23:54 | コメント (0)

2007年06月30日

テレビCMのジャグリング

テレビをあまり見ません。今は特に0歳児がいるのでテレビをつけないようにしています。そんなわけでネットで気づいたのですが、トヨタのポルテというクルマの宣伝でジャグリングをやってるらしいですね。http://toyota.pod.tv/porte/にCMの映像と、スペシャルムービーが用意されています。

投げているのはサリバンさんですね。いかにもジャグラーという感じではなくて、むしろモデルかなと思わせる爽やかな笑顔がいいですよね。「えっ、このモデルってCMのためにジャグリング練習したの? いや、それにしてはこれはうますぎ!」という感じです。これがセバさんだと、クルマの中からカスケード+でんぐり返りで出てきかねませんが、それはきっと放送禁止映像になっちゃいます(笑)

投稿者 ken : 12:47 | コメント (2)

2007年06月18日

シャーマンのドジョウすくい

Nazar Skladanyさんという1976年ウクライナ生まれのサーカスの人の「Shaman」というタイトルのパフォーマンスです。高度だし、ミスがないし、いい感じ。

日本人のぼくの目には、ドジョウすくいのように見えます。投げている円盤は笠にも見えるかも。どことなく和風のような、アジア風の衣装や顔立ちと併せて、まあ、そういう演出なんでしょうね。

しかし、やっぱりトスジャグリングは3個以上から始まるんじゃないかと思うわけで、最初の2個のパートが長すぎて飽き飽きしちゃいました。まあ、それはぼくがジャグラーだからなのかな。

投稿者 ken : 23:33 | コメント (2)

2007年06月15日

クリス・フォウラーのビデオ

久しぶりにクリス・フォウラーがビデオを公開しました。9-1で使われている曲と同じらしく、そこで難癖がついたりしているようですが、技術力はすごいですよ。ぼくは好きだなぁ、こういうの。6ボールの(8,8)(4,4)連続から、(a,a)(6,6)(2x,2x)と投げるのにビビりました。初めて見たかも。

ぜんぜん関係ないですが、トーマス・ディーツは、やっぱり練習では9ボール7アップピルエットが成功するらしいです。ガットーは、たぶん成功しているんでしょうけど、人前やビデオでは見せてませんね。

脈絡なく、さらに別の話を……。最近カレー君を見ませんが(ってビデオの話ですけどね)、やっぱりマッスルミュージカルが忙しいんでしょうか。で、労組が「ちゃんと金払え」と怒ったというはニュースがありましたが、カレー君は大丈夫だったのかな。報道されている話を読む限り、まあ酷い話です。

もう1つ、別の話を……。YouTubeでジャグリング入門の映像をあれこれ公開しているわけですが、なんだか次々と「購読」(subscribe)されたり、ありがとうというコメントを受け取ったりしています。やっぱりニーズあるんだなと改めて思っています。これほど「見て! オレのすごい技!」のビデオがあるのに、4ボールのやり方をステップバイステップで見せているビデオって、ぜんぜん見かけませんものね。

それと、明日の話。ワールドジャグリングデイということで代々木公園に行きますが、もしかしたら、その後は堀の外の公演に行けるかも。ぜんぜん行けると思っていなかったので前売りを買ってなかったのですが、当日券もあるようです。詳しくは、公演企画者である、ハードパンチャーしんのすけさんのブログ(http://yaplog.jp/hp-shinnosuke/)からどうぞ。

投稿者 ken : 23:45 | コメント (0)

2007年06月11日

カラスの新作

マイケル・カラスが久しぶりにビデオを出しました。クラブを組んだり回したりという動きって、ぼくはピンと来ないヒトなんですが、それにしてもこのビデオはいいなと思いました。ともかくオリジナルだらけです。それがすごい。

投稿者 ken : 22:45 | コメント (5)

2007年06月02日

5ボール逆さまカスケード

上下逆さまの3ボールカスケードは見たことがありますが、5ボール!

こっちはフルルーチン。なかなか楽しそう。


投稿者 ken : 14:36 | コメント (3)

2007年05月29日

5ボールボストンメスとか

久しぶりに非YouTubeというか、非Flash動画ですが、この「No Pirouettes 3」は見る価値がある動画です(リンク:http://www.jimms.de/noPirouettes3.avi

5ボールボストンメスと、リバース自由の女神あたりにぐっと来ました。もうどこに転がってるのか忘れましたが、No Pirouettesシリーズの最初のビデオもなかなかクリエイティブなアイデアが満載でおもしろいものでした。えっと、どこの人たちだっけ?

投稿者 ken : 23:46 | コメント (0)

2007年05月23日

エイドリアン・ポール

イギリス人のエイドリアン・ポール君、確か12歳ぐらいだったような。10歳でジャグリングを始めて、ここ1年半か2年ぐらいで、めきめき上達しています。かなり注目株。British Young Juggler Of The year 2007にも選ばれた子です。

この夏のWJFに出ることになっていたように記憶しています。WJFで旅費を募っていたりします(http://www.thewjf.com/sponsorship.php)。スポンサーになる意味がよく分かりませんが……。

スポンサーといえば、アンパンマン顔のウェス・ペンデン君はスウェーデンのサーカス学校に申し込むみたいです。これもビデオのダウンロード代金という形で旅費と学費を募金していました。スウェーデンのサーカス学校は名門だそうで、ジャグラーは毎年だか2年だったかに1度、2人ぐらいしか取らないそうです。そこに、えーと何人ぐらい申し込むといってたかなぁ、、、、いかん、ウェス・ペンデンのインタビューを聞いたのは、2週間ぐらい前なので忘れちゃいました。

投稿者 ken : 23:07 | コメント (0)

2007年05月21日

コンベンションって

欧米のジャグラーは、いつでも「juggling convention(コンベンション)」の話をしています。各国いろいろとジャグリングコンベンションがあります。ルーク・バラージなんかは、いつもいつも渡り歩いるようです。

conventionって日本語だと「大会」と訳すのがふつうなんでしょうけど、日本語の大会というのは、どうもニュアンスが違うんじゃないかと、帰り道に夜空を見上げながらふと思い至りました。

日本語の大会は、「○○大会」という風に使って、どちらかというと競技が前面に出てきます。そうでもないですか? でも、もともと大会という言葉は、たくさんの人が集うことだけを意味していて、例えば「党大会」などという言葉があります。今では、単に集まることは「集会」という言葉を使うほうがふつうで、ひょっとしたらそういう使い分けができつつあるのかもしれません。

conventionという言葉は、convene(集まる、集める、召集する)という動詞から来ています、たぶん。元はラテン語です。なので、conventionも、単に集まるということで、必ずしも競技という意味合いはないように思います。

日本でジャグリングがfestivalとなっているのは、学園祭とか体育祭のように、みんなで集まって楽しむといえば「祭り」だからでしょうね。違うかな。農耕文化が長いので、季節の節目節目に祭りを楽しむわけですね。

ああ、そんな話じゃなくて、ルーク・バラージのジャグリングポッドキャストの話を書こうと思ったのに。ここ数回のジャグリングポッドキャストは聞き応えがありました。特にトーマス・ディーツは「子どもの頃からずっと世界記録は13カスケードだと思っていた。だから9個の練習してても自分は全然だと思ってた」みたいな話とか、いろいろおもしろいことを言ってました。

ジャグリング百科のチャーリー・ダンシーは陽気なおじさんです。

あっ、そうだ、いちばん気になったのは、ルーク・バラージがWJFにコンペティターとして参加して、すごく嫌な目に遭ったと言ってることです。ジェーソンとかヴォヴァをはじめとするジャッジたちに冷笑されたというんです。いや、それどころかヴォヴァはかなり露骨にルークのジャグリングをバカにする発言もしたんだとか……。ホントかなぁ。

投稿者 ken : 23:48 | コメント (2)

2007年05月19日

スピードジャグリング

これはすごい。見たことのない種類のうまさです。小さく、速く、正確です。それに高さも入れて、えぐいサイトスワップをやっています。3ボールの低さと速さは尋常じゃないです。


投稿者 ken : 22:52 | コメント (0)

2007年05月12日

あなたの心にまだショーンはいますか

rec.jugglingで「いちばん好きな3ボールジャグラーは?」というスレッドが立っています(リンク)。それぞれ動画へのリンクが張ってあったりするので、まとめて見てみると驚きがあるかもしれませんよ、是非。

ステファン・シングやマサキ・ヒラノ、クリス・クレモといった名前を挙げるヒトが多い気がします。

コウメイ・アオキやショーン・マッキニーの名前があまり出ていないのが意外と言えば意外ですが、こういうランキングをやると必ず「最近見た人」が出てきて、「しばらく見てない人」は出てきません。ショーンもDVDが出た直後だったら、みんな名前を挙げたと思うんですよね。近時点効果というんでしょうか、なんか名前があったような気がしますが、心理学的なバイアスです。

あ、そういえばビクトル・キーも名前がなかったぞ。誰も思い出さなかったのか!?

会社だと、自分以外の社員の業績評価をするときに、同様の注意をされることがあります。半期(6カ月)の評価するときに、ついつい直近の3カ月の印象が強くて公平な評価ができなくなりがちなのです。

ショーンの元恋人(ショーンは3年ほど前に自殺しています、念のため)のペギーが、ショーンの名前を挙げるまで、誰もショーンの名前を出さなかったというのは、悲しい話です。去る者は日々に疎し、Out of sight, out of mind. ということですね……。

投稿者 ken : 23:20 | コメント (4)

2007年05月03日

ナランハ ジャグリングまつり

3、4、5日の3日間、ナランハ ジャグリングまつりが開催されますね。ジャグリングショップ、ナランハの恒例イベントです。行きたいなぁ、行けないなぁ。

特に、ジャグリングを始めたばかりの人や、これから違う道具に手を出してみたいという人にはお勧めのイベントです。日本全国からたくさんのジャグラーが集まってきてたりして、そういう人たちと交流するだけでも楽しいですよ。

天気もいいみたいだし、代々木公園にも人が集まりそうですね。

投稿者 ken : 11:58 | コメント (0)

2007年04月15日

13320

ピルエットは360でダブルピルエットは720、トリプルなら1080です。

では問題。13320は何でしょうか。サイトスワップじゃありません。37回ピルエット!

投稿者 ken : 10:48 | コメント (0)

2007年04月14日

JUGGLEがリニューアル

会費を払ってないはずなのに、IJAの会報誌「JUGGLE」が届きました。表紙はマットホール。なぜか読みどころが多く、とてもおもしろかった。

リニューアルしたようです。何となく、いまIJAは新しいディレクターのKimさんのもとでいい雰囲気にあるように見えます。ボランティアもたくさん集まってきているようです。Kimさんはムードメーカーとしての才能があるんでしょう。もり立て役として、うまく人を巻き込んでいっているようです。

ビックリしたのはアンソニー・ガットーが、ふつうにアルバート入門を書いてたりすることです。これは新連載で、今後も続くみたいです。ただ……、役立つかとか読んでおもしろいかとか、新しい発見があるかというと、うーん、あんまり……。そもそもネットで公開しているビデオを、写真に落とし込んで並べて、文章もしゃべっているものをテキスト化しただけのようで、既視感がいっぱいです。それにアルバート(とガットーは呼びませんが)を練習するコツは、「まず片側を練習し、連続でできるようになったら反対側、それから両方を一緒に」みたいな話でガッカリします。そんな当たり前のアドバイスを言われてもねぇ。

もう1つ、新連載で注目はジェイ・ギリガンです。「Juggle 2.0」というネット業界のバズワードっぽいキーワードで最近のジャグリング界の動きを分析しています。タイトルは「The Cult of Spin」(ピルエット教)。皮肉なのかマジなのかよく分からないノリで、最近はクラブのスピン数が重要になってきていると、WJFがジャグリング界に与えている影響、進化の方向性について再考を促しています。5クラブ3アップを全部シングルでやるのは確かに難しいけど、それってなんか意味あるの? ということです。このままいくとフラット、シングル、ダブル、トリプル、クアッドの5種類を混ぜた5クラブカスケードとか、もっと行くと中指と人差し指でキャッチするのか、小指と薬指でキャッチするのかみたいな違いまでが重要になってきて、まったく意味不明の技の競い合いになるんじゃないかと、そんなことを書いてます。不可解なまでに進化した2012年のWJFでは、こんなアナウンスを聞くことになるんじゃないかと書いてます。「Wow! We just saw a five-club quad single single double flat three-up in reverse triple 360 with ring finger catches using a slow, low-to-high turn ratio! But, too bad, she moved her feet」。笑えます。が、すでにWJFがやっていることが、そういうことかもしれませんよね。

ジェイ・ギリガンは、今後もジャグリング界の動向について思ったことを毎回書くことになっているようで、なかなか楽しみです。

マット・ホールの特集も読み応えがありあした。29歳でジャグリングを始めて、いま36歳ってことはぼくと同い年。日本で言えば慶応大学かな、スタンフォード大学で修士号まで取ってるというから、かなりのインテリです。そのマット・ホールのこれまでのジャグリング人生や、ジャグリングに対する考え方みたいなものが、よくまとまっている記事でした。

なんと言っても出色は、「もし一般雑誌がジャグリング特集をしたら?」というパロディものの2ページです。実在の女性誌やタブロイド誌などの表紙をまねて作ったカバーと特集のコピーが笑えます。

そのパロディー記事に書いてあって驚いたんですが、ジャグリング雑誌ってドイツ語圏(と英語圏)のKaskadeのほかにも、イタリア語圏の「Juggling Magazine」、スペイン語圏の「El Ambidextro」なんてのがあるんですね。もちろん日本語圏の「Shall we juggle?」も紹介されていました。過去にはオーストラリアに「Oz Juggling」、イギリスに「The Catch」という雑誌もあったようで、結構な数になりますね。少なくとも現在も発行されているジャグリング専門誌というのは世界に5誌はあるということですね。

大会に参加できるわけでもないし、IJAの年会費30ドルでJUGGLE4冊ってのは、ちょっと高いなと思ってましたが、このぐらい読むところがあるなら考えてもいいかなと思い直しつつあります。DVDも買わないといけないし。

そうそう、今年IJAは60周年だそうです。7月にノースカロライナで行われるIJAの大会にはビクトル・キー、マクシム・コマロ、ヴィレ・ワロあたりがゲストで参加するようです。

投稿者 ken : 11:31 | コメント (0)

2007年04月05日

ガットーが来たら

ガットーがきたら、こんな感じらしいですよ。これはアルゼンチンにショー旅行にでたガットーが、地元のジャグリングサークルに顔を出したときの映像なんだとか。去年の9月ぐらいみたいですね。うーん、マラバリに来ないかなー。

投稿者 ken : 23:00 | コメント (4)

2007年04月02日

ジェーソンとガットーがタイマン対決

タイマンって古語? それはいいですが、rec.jugglingに、ジェーソンとガットーが今度のイギリスでのWJFで直接対決することになったという噂が流れてきました。なんでも、ラスベガスのピザ屋で2人はバッタリ会ってしまって、それで結構いい感じで話しをしているうちに、ガットーがWJFにでることを了解。

案外あれでもジェーソンはいい奴っぽいので、実際に会って話せば2人は意気投合するかもなーと、そんなことを思ったぼくはもちろんバカで、正確に言うと、極東だから4月2日バカってことだったみたいです。なんだよ、イギリスはまだ4月1日かよぉ。寝る。


投稿者 ken : 00:45 | コメント (2)

2007年03月27日

ビニール袋ジャグリング

ケータさんの買いもの袋ジャグリングがいい感じです。これはジョークですが、軌道が安定するような袋か何かを使って、もうちょっといろいろできませんかね。まあ、ビニール袋だからいいってのもありますが。IJA2006のDVDにそういう映像が入っていたらしいです。まあ、もともと昔からスカーフとか袋ってあるジャンルのような気がしますが……。詳しくはケータさんのブログをどうぞ。


投稿者 ken : 23:56 | コメント (4)

2007年03月04日

YouTube好き? 嫌い?

rec.jugglingで2006年のベストジャグリングビデオの投票が始まりました。といってもごく私的なもので、思い付いた人が呼びかけただけですけど。

「YouTubeのものは、ダウンロード版がないかぎり候補から除外する」というルールが気になって、「むしろYouTube以外見る気がしないんだけど」という話をしたら、意外にYouTubeが嫌われてんだなってことが分かりました。まあ、確かに画質は悪いですけどね。

rec.jugglingに投稿するような人は、ジャグリングに対して熱心な人が多いので、公開されるビデオは全部見てるような人もいるでしょう。そういう人は、画質がいいDivXとかMPEG4を好むようですね。

生パフォーマンスとDVDの話でも書きましたが、手間と質なんてトレードオフなんだから、いろいろと選択肢があるのはいいことだと思うし、YouTubeじゃなければ面倒だから見ないという人って多いと思うんですけどね。少なくとも、そういう人がいることを理解していないのは時代遅れだと思うんですけどね。

YouTubeを除外しても、IJDbに投稿されたビデオは1年で1308本もあります。1日3.58本です。1本3分としても全部で65時間分ですよ。もうね、見てられないんです。こんなぼくですら。仕事から戻って5分とか10分、長くても20分ぐらいだったりするですよ、ジャグリングの動画を見られる時間なんて。

そんなときに、30MBとかをダウンロードしてっていう投稿が1本とYouTubeが3本あったら、YouTubeのものは2本はちゃんと見ますが1本は最初の20秒で終了。ダウンロードのものなんて見てられないですよ。手間だし遅いし。最近ものすごい勢いでビデオがアップロードされているので、本当にそのぐらいのペースです。

ぼくがジャグリングをはじめた2004年には動画を探し求めて検索しまくったものです。動画そのものが貴重だったからです。でも、今や事情はまったく逆です。動画は文字どおり掃いて捨てるほど溢れているわけで、ハッキリ言って、見てもらいたいと思って動画を公開するんなら、できるだけ敷居を下げないとダメだと思うんです。高画質にして100人に見てもらうのと、高画質+YouTubeの両方で公開して、高画質は50人しか見てくれないけど1000人にYouTubeで見てもらえるなら、そのほうがいいんじゃないでしょうか。

まあ、どう見てほしいかなんて公開する人の自由ですから別にいいんですけどね。ただ、ハードルを高くすると、「そもそも見てももらえませんよ」ってことが本当に分かってるのかなーって。イントロが1分もあったら、途中でウィンドウを閉じられちゃいますよって。もう時代は変わりました。見るべきものや読むべきものが多すぎて、ウンザリしていませんか?

文章も同じで、長いと読んでもらえません。ってぼくが言うことじゃないですが。ははは。しかし、ぼくのこのジャグリング日記、なんで「ジャグリング」で検索したときGoogle検索で10位、ヤフー検索で3位とかなんでしょうね。ビックリ。え、あれ?? いま検索して知ったんですが、ヤフーのWeb検索で3位ってすごくないですか? ナランハさん、広告入れませんか(笑)

検索で来る人用に、「ジャグリングとは」とか「カスケードのやりかた」みたいなエントリーも、そのうち書くかなぁ。

投稿者 ken : 23:10 | コメント (3)

2007年02月25日

テレビで取り上げられたジャグラー

ヴォヴァ・ガルチェンコとオルガ・ガルチェンコがアメリカのテレビに出たようです。「The Oprah Winfrey Show」という超メジャーなトークショーで、ホスト役のオプラ(Oprah)という黒人女性は、アメリカ人なら誰でも知っています。日本で言えばタモリとかみのもんたみたいな存在です。このトークショーで大成功した大金持ちで、自分のブランドで出版事業もてがけています。2000年にアメリカにいたとき、彼女の番組は割とよく見ていましたが、さすがに7年経って46才が53才になると「歳とったな」という感じが……。どうでもいいですが。

ロシア人兄妹として紹介され、世界チャンピオンだということも言っています。まあ、いろいろパッシングの世界記録もってるし、そうですね。

画質が悪くてよく見えませんが、オルガが化粧しているように見えます。16才になったそうで、アメリカに来て3年半とか、そんな話をしています。間もなく公立高校を卒業予定で、オルガは電気工学関係に進みたいとか。

オプラと何の話をするのかなと思ったら、英語をどうやって覚えたのかと、そんなジャグラーにとってはどうでもいいことを……。「公立高校に入って、英語しゃべる以外に選択肢がなかったし」とヴォヴァは答えています。確かに2人ともやたらと英語が自然です。若者英語っぽい。オルガなんて、日本で言えば「てか、それしかなかったし?」ぐらいの語尾を上げてしゃべるトーンだったりします。

ヴォヴァは、まるでWJFをはじめたジェーソンじゃないかというほど、スポーツジャグリングについて語っています。サーカスとか、そういうんじゃないんだ、器械体操と同じで、身体能力の限界に挑戦する競技だと、そんな話をしています。


ジェーソン・ガーフィールドといえば、最近こんなビデオも見つけました。McEnroeという人がホストをやるトークショーです。1回目のWJFをやる前にテレビに出たようで、スポーツジャグリングについて語っています。意訳すると「アマチュア大会はあったけど、道具別でもなかったり、笑顔とか衣装も評価対象になる。意味わかんねーし、いまオレがやろとしてるのは、ジャグリングではなかったタイプのもの」というようなことを言っています。熱心に語っていて、ややホスト役が引いている感じがいいですね(笑) 3ボールを教えるところでは「気難しいやっちゃな」的な反応をしています。「これはゴルフクラブと同じようにクラブっていうんだ、バトンじゃないし、ボーリングのピンじゃないし、くるくる回るアレじゃないし」とか、こうるさいことを言ってます。

でですね、ジェーソンは、やっぱりすごいですよ、ジャグリング。これは、だいぶ昔のビデオのようですが、ひょっとして、あの3部作ビデオに収録されているやつかな? まだ髪の毛があるころのビデオで、本人も映像中のキャプションで「まだ髪がある」と書いています。それより驚くのは身体の変化のほうです。ある時期からジェーソンは筋肉がムキムキしていきましたよね。

ジェーソンは「97531できるか」について、ヴォヴァと賭けをしたそうです。ヴォヴァは「1日じゃ左右からスタートする97531は覚えられないでしょ」と言って3日間の時間をジェーソンに与えました。その10時間後には、こんなビデオを作ったそうです。別にこれだけをやっていたわけじゃなく、ジムに行ったりほかのこともやってたという本人談です。

「きみらが言ってる97531って、これのこと?」と、サラッと投げています。安定感あるなー。

笑ったのが、このビデオ。まあ、見てみてください。

97531とか、b975201ピルエットとか、スローモーションで見せています。なかなか美しい……。ですがっ! これはジェーソンお得意の皮肉です。バカにしてるんですよ、ネット上でビデオを公開するアマチュアジャグラーを。

「In slow motion, everything is art.(スローで見れば、なんだってアート)」と最後に書いていますが、やっとこさっとこ成功したようなサイトスワップを何度もスローで見せられることに、ジェーソンはウンザリしてるんでしょうね。最後に出てくる銃殺される人形とか爆発シーンの火花とかも同じように皮肉で、戦争映画なんかでありがちな、使い古された安っぽい手法じゃないかという皮肉なんでしょう。

ちょっと話が逸れますが、使い古された手法って特にプロは嫌いますよね。ぼくは出版業界にいたので、「文字に色を付けるな、イタリックにするな」と、よくアマチュアのレイアウトを見て思います。装飾機能があるからといってつい使ってしまうのは悪いことです。3D文字タイトルなどは最悪です。だいたいアマチュアがやると、なんでも装飾過剰になります。映像でも同じで、スローとか、フェード関係の効果を使いすぎると見ずらくなります。画面を左右で分割したりするのも、プロは絶対やりませんよね。ジェーソンはWJFの映像をテレビ向けに自分で編集したときにESPNのテレビプロデューサーに何度もダメ出しをされたそうです。テレビの映像作りって、いっぱいNGテクニックがあるわけです。画面を分割するのは絶対にない、と。もう1つ、最近映像のプロに話を聞いてなるほどと思ったのですが、マジックなどのパフォーマンスでは引きと寄りの2種類の映像を切替えることはあっても、それ以上の編集は絶対にしないそうです。タイムラインも厳格に守るそうです。そうしないと、マジックが、単なる映像マジックになりかねないからです。というように、出版にしろ映像にしろ、プロなら絶対にやらない禁じ手というのがたくさんあります。おおざっぱにいって、「なるべく編集しない」というのがいいことじゃないかと思います。ジェーソンのWJFのDVDとか、やりすぎだし……。

閑話休題。

5リンゴ・イーティングにしろ、2002年IJAのおどけたルーチンにしろ、クリス・ブリスへの当て付け動画にしろ、ジェーソンがやってることは全部、「そんなのカンタンなんだよ! オレはもっとすごい!」、あるいは「そんなのホントのジャグリングじゃねぇ」という当て付けパロディです。アンソニー・ガットーをおちょくったこともありました。気持ちはなんとなく分かるんですが、何もそこまでしなくてもって思います。

何と言っても残念なのが、彼のパロディはどれも面白いし、技術的にもいいんですよね。たぶんアドレナリンがたくさん出るからじゃないかと思いますが、下手なルーチンより、よっぽど労力がかかっていてエネルギーが感じられます。

で、本人はパロディで「ざまあみろ」と言ってるのに、そういう文脈が分かってない人には、案外、素でウケたりします。たとえば、このスローモーションの動画も、明らかに皮肉ってるのに、素で喜んでいるコメントがYouTubeには見られます。2002年のIJAのときには観客は素で喜んでいたし、さらに受賞シーンで彼が憮然とした表情で登場したのは「ネタ」と思っている人が多かった。ジェーソンはメダルの受賞を辞退して、「オレがこのメダルに値しないからじゃない、こんなメダルはオレには値しない」と言い切りました。それでもまだ、キャラを演じていると思ってる人達がいたのか、かすかに会場から笑い声が聞こえて来ます。それまでずっと、ジェーソンは、そういうことをやってきたから。

でも、あのルーチンは、「もうIJAの評価なんてコリゴリ」というメッセージだったんですよね。楽しげに笑えばいいのか、道化がいいのか、という当てこすり。ルーチンの途中で出てくるコップが浮遊するマジックのパロディーでは、わざと失敗しておどけてみせています。バカにしてるわけです。

投稿者 ken : 23:22 | コメント (6)

2007年02月22日

液体ロシアン?

うわっ、ついにナランハさんが液体ロシアンボールを開発して発売しましたね! シリックスボールという名前だそうです。やばい、ほしいかも……。とりあえず投げてみたい。しかし、78mmという大きさはいいとしても150gは重いなぁ。ステージボール的ですね、本番用という感じです。

税込みで1個2520円。7個まとめて買うと1万7640円。むむむむ。

投稿者 ken : 23:02 | コメント (4)

2007年02月19日

汚い11フラッシュ

フラッシュばっかりを追究するのも、それはそれでアリだと思いますし、9個フラッシュとか11個フラッシュってすごいんじゃないのとも思いますよ、ええ。

でも、これはいくら何でもキタナイ! 11個フラッシュだそうですが、何と言うか、これを見ると「フラッシュなんてできたってしょうがねぇ」という意見も正しく思えて来ます。この人、7カスケードの記録は100キャッチ前後のようなので、けして下手ではないわけですが。


投稿者 ken : 23:35 | コメント (12)

2007年02月06日

Dmitry Chenovの練習風景

これは狂ってる! ボールの高さや人間のサイズの比率が、なんかヘンだぞ? Dmitry Chenovという人の練習風景らしいですが、サッカーボール(?)でがしがし7個ぐらい投げています。バレーボールを7個投げるUrsepioとか、サッカーボールを楽々投げるガットーとかもすごいと思いますが、ここまですごいのははじめてみました。

Chris Fowlerもすごい。753ミルズやってるのかな?


投稿者 ken : 23:33 | コメント (2)

2007年01月26日

ガットーのドキュメンタリーDVDを見た

ふと思い立ってガットーのDVD、「From Vaudeville Acro-Cat To The King Of Juggling. --- The Story Of Nick and Anthony Gatto.」を買って見てみました。ガットー本人のサイトから30ドルで買いました。2週間弱で届きました。不世出の天才ジャグラー、アンソニー・ガットーの、これまでの歩みが分かる貴重なドキュメンタリーです。

いやはや、良くできたドキュメンタリーで、とても楽しめましたし、ガットーがまた好きになりました。最近、ガットーフォーラムで古株のジャグラーが強制退会させられたとかで「いったいガットーんとこの掲示板はどうなってるんだ。発言の自由ってのはないのか!」と、ちょっとガットーの社会性のなさが話題になっていたりして、何と言うか、よくわからない人だなと思ってたりしたんですが、うーん、このビデオではいい感じの人ですよ。

ここ2年ほど、ガットーはネットや動画で露出しまくりですが、そういうものを見ていただけでは分からないガットーの人となりや、内面にまでよく迫っています。本人がよくしゃべっています。すごくよくしゃべっています。栄光の子ども時代にパリ、オーストラリアなど世界中をパフォーマンスの旅をして歩いたこと、イギリス王室の面々を前にしたときの興奮や、ディック・フランコのステージで競演したときのこと、青年時代にジャグリングから離れた2年間のこと、初めてフランシス・ブランの演技をテープで見たときに受けた衝撃のこと、初めてフランシス・ブランが自分のステージを見に来て、それをステージ前に知ってしまってビビッたこと、IJAやモンテカルロで優勝したときのこと、そういった想い出を語りながら、実際のその映像が挟みこまれた構成です。いろいろなテレビ番組で取り上げられたときの映像が多いことも、ジャグリングのDVDとしては異例の完成度になっている理由かも。

彼のコーチであり父であるニック・ガットーもたくさんしゃべっています。ニックの若き日のアクロバット映像も入っています。初めて見ました。ニックの証言によれば、ガットーは4才になる少し前にジャグリングを始めたそうです。ショービジネスで生計を立てて行くことの辛さを知っているニックは、ジャグラーになってほしいとは思わなかったと言います。ただ、遊び程度に教えたということです。それでも、ごく最初のうちこそ、ガットーもふつうに苦労したものの、数週間するうちにみるみる上達するのが分かったと言います。4ボールも、5ボールも、練習する必要がなかったほど、すぐにできたと言います。さらに、新しい技を思い付いて、それを視覚的にイメージしてすぐに実行に移す才能があったと証言しています。神童の名にふさわしい逸話ですよね。

よく言われることですが、ガットーは少なくとも8才ぐらいから、ずっとずっと同じルーチンをしています。上達もしているし、難易度も少しずつ上がっていく様子が、このDVDを見ているとよく分かりますが、それでも基本はまったく同じです。しんげんもち(青木康明)君が、毎年毎年、あるいは見るたびに違うことをやっているというのは、本当にすごいことだと思いますが、まあ方向性の違いでしょうね。ジェイ・ギリガンもそうですが、新しいことをやること自体がジャグリングだという感じですもんね。ガットーは、そうじゃありません。本人は新しいことにチャレンジし続けなければダメだと言っていますが、ジャグリング界から見れば、ガットーは文字どおり十年一日のごときルーチンを大切に大切に磨き上げていると見るのが一般的だと思います。

8才のころのジャグリングを見ると、やっぱりまだ不安定なんですよね。軌道には、すでにただならぬ美しさがありますが、10代になるころに出てくるキレもないし、ドロップも多い。何より、ステージ上で何をどうしていいか分かっていない感じが、とてもほほえましいです。思わず画面の前で拍手しましたですよ。

ステージに立つ前にどんな気持ちでいるのかとか、ステージ中に何を考えながら投げているのかといったことも、本人の言葉で語られています。このへん、興味深いなと思いました。

そうそう、彼の子ども時代の練習時間は本当に短かったらしいです。最初は15分か30分。その後もせいぜい1時間。30才を超えて、いろんな技ができるようになった今は逆に練習時間が増えているといいます。すべての技を練習しようと思ったら6時間ぐらいかかると言っています。毎日ショーをやるので、そんなに練習するわけにもいかず、せいぜい2時間とか2時間半だそうですが。

ガットーファンだけでなく、同時代を生きるジャグラーとして、1度は見ておくべきDVDかもなと思いました。英語字幕も日本語字幕もないので、英語が聞き取れないとドキュメンタリーとしての魅力は半減してしまいそうですが……。ナランハで取り扱っていないのも、そういう理由でしょうか。

ぼくは趣味ジャグラーの中でも泥くさいほうで、「練習しなきゃ上達なんかない。誰でもそうだ。イチ練習したら上達はゼロ、ジュウ練習したら上達はイチ」と思っていたんですが、そうじゃない人、そういう凡夫の世界とは無縁の人も、世の中にはいるんだなと、つくづく思い知らされました。ガットーはやっぱり天才ですよ。練習するのがバカらしくなります。ってまあ、不遜にも世界のトップと自分を比べて項垂れるほうがどうかしてますけどね(笑)

ぜんぜんどうでもいい話ですが、ぼく、ブログ休止宣言したのに、けっこう更新していますね、ははは。で、明日は代々木! 久しぶりにクラブやるぞ!

投稿者 ken : 23:20 | コメント (0)

2007年01月21日

クリス・フォウラー

Chris Fowlerは、ここのところ週に1本、なんらかのビデオを公開しています。最新の7本目のビデオでは、4クラブの逆スピンファウンテンから、逆スピンの7531なんかをやっています。

http://www.youtube.com/watch?v=NPjthOm7stE

最近はビデオががんがん公開されますね。カメラも安くなったし、PCの性能も上がったし、何と言ってもYouTubeがありますもんね。いい時代です。

その一方、rec.jugglingでは「もう最近の投稿はビデオばっか」とウンザリ気味に言う人が出てくるほどです。確かにやたらめったらビデオが公開されています。ぼくの練習動画もそうですね、まあその動画のリンクを掲示板に投稿したりはしませんけど。

「オレの人生の5分を返せ!」と叫びたくなるようなものも増えています。でも、ネット上の発言にしろ、動画の公開にしろ、どんどんやるのがいいと思います。そうでないといいものも出てきません。

投稿者 ken : 10:12 | コメント (0)

アラン・シュルツ

チェコの天才ジャグラー、Alan Sulc(アラン・シュルツ)が、2006年にブダペストで行なわれたインターナショナルサーカスフェスティバルで演じたルーチン。すさまじい……。

http://www.youtube.com/watch?v=cQUxLRHXi_Q

去年の静岡では9ボールフォースバウンスをフラッシュしてたという話を聞きましたが、ビデオではフラッシュ以上続いているように見えます。ルーチンを通して、ノードロップだし、ドロップの気配もありません。それにしても彼は細腕ですね。ひょろひょろ。やっぱり腕力は不要じゃないでしょうかね。シリコンボールでトスの7カスケードもやっています。

追記:去年の静岡では9ボールじゃなくて、11ボールフォースフラッシュだったようです。訂正します。

投稿者 ken : 09:48 | コメント (4)

2007年01月13日

KaskadeがJJF2006特集

ヨーロッパで発行されているジャグリング雑誌「Kaskade」の2007年1月号の見本誌が届きました。JJF特集の使う写真を何点か送ったので、そのお礼という形です。「送る」といって、ちゃんと送って来るところがドイツ人だなぁと……。掲載見本誌送りますよと調子のいいことを言って、実際には催促しないと送って来ないケースって日本でも山のようにありますから……。アメリカ人だったら、「オッケー、すぐ送るよ、ケン!」と言いながら、10回言わないと送って来ない気がします(笑) いや、嘘です、こういうのは担当者次第だったりします。

表紙はビクトル・キーで、6ページほどインタビュー記事が載っていました。まだ読んでいません。

巻頭の特集はJJF2006です。合計3ページですが、Kaskadeはドイツ語と英語を併記しているので文章量的にはその半分ぐらいでしょうか。原稿は西川正樹さんが書いたもので、JJF3日間の具体的な内容が時系列で紹介されています。

Kaskadeって、はじめて読みましたが、けっこう編集クオリティも高いし、内容も充実してるっぽいです。年4回刊の季刊誌だそうで、1冊4.7ユーロ+送料1.1ユーロ(約700円+160円)。欧州外からの年間購読契約だと、年4冊で送料込みで24ユーロ(約3600円)だそうです。あれ、年契約のほうが高い? 年契約だと航空便なのかな。ここ5年ほどでユーロ高傾向で、1ユーロ100円から155円あたりまで来てるんですね。かつて2400円で買えたものが3600円ということで、なんかすごく損した気分ですね。

kaskade_cover.jpg

kaskade1.jpg
kaskade2.jpg

投稿者 ken : 23:02 | コメント (4)

2006年12月29日

97531ミルズ

これはスゴイ! 東大ジャグリングサークル、マラバリスタのはたけ君の97531ミルズ、6ミルズの動画です。

http://www.youtube.com/watch?v=wZx4cLTDWTE

前に97531ミルズ練習してるなーと思って見てたことがありますが、こんなにクリーンに成功させるなんてビックリ。本人がrec.jugglingにも投稿してて、好評のようです。世界は広いですね、ふつうに生活していると会えない同類というのはどこかにいるもので、ミルズ系を究めている人達からの反応がすごいです。753ミルズから97531ミルズはどうだとか、864ミルズはどうだとか……。

はたけ君は確か今2年生で、サークル運営の中心となる執行学年だったと思います。だから、あまり自分の練習ができないと言っていました。サークルの練習日には自分の練習はほとんどせずに、体育館のあちこちを歩いて回って「どうですか?」と声をかけるのが仕事だったようで、ぼくもよく声をかけてもらいました。そんなこともあって、「オレ、練習してないっすから」という雰囲気を醸し出していたように思ったんですが、いきなりこれかよって感じです。いや、もともとうまくて大学入ったばかりのころには6ミルズの練習を始めていたような人ですけど。

この3ボールボックスシャッフルミルズシャワーフタツキ(って何やそれ)をやってるのって、あれ、マラバリの人かな? これまたすごいですね。

ぼくの4ミルズは平均2往復の12キャッチぐらいで、20キャッチがやっとです。がっくし。

投稿者 ken : 11:41 | コメント (2)

2006年12月25日

中嶋センセイのTV出演

これ、リンクを貼るのは著作権的には微妙な話かもしれませんが、日本のジャグラーは必見!!

ナランハの中嶋潤一郎先生が東大大学院に在学中にTVに取り上げられたときの映像:http://www.youtube.com/watch?v=b2RvSOMyVik

むー、中嶋さん若い……、めっちゃ関西弁やし……。つぶつぶオレンジはじめて動くのを見た。

あ、いや、意外に今まで「ジャグリング」と日本語で検索したことなくて、ようやく発見したので、ついうれしくなって……。

投稿者 ken : 09:59 | コメント (0)

2006年12月24日

9ボール@YouTube

みなさんYouTube見てますか。

Vovaがクルマで事故って怪我したみたいですね。1週間ほどまったくジャグリングできなかったといってます(http://www.youtube.com/watch?v=5tQtT_R2EeQ&mode=related&search=)。まあプロだから当り前ですが「1週間やってなかった」って、それってそんなに「やってなかった」というほどのことなのか……。そうそう、Vovaは最近8ボールもやってるみたいですね。けっこう続いてるし。9ボールもきれい。

Vovaはたくさんビデオを公開してるし、ブログを通してファンのアマチュアジャグラーと交流しているようです。4年前と現在を比較するビデオ(http://www.youtube.com/watch?v=JOSpWPeVy_w&mode=related&search=)もいいですね。Vovaの過去の上達っぷりがよく分かります。

最近、すげえなと思ったのはRojic Levickyというサーカス系(?)の人です。9ボールのスタートがユニークです(http://www.youtube.com/watch?v=icZm8uIy2Uo&mode=related&search=)。9ボールハーフシャワーも結構できてます(http://www.youtube.com/watch?v=QrJYXSuxnoE&mode=related&search=)。

9ボールといえば、250キャッチ前後のガットーの世界記録(http://www.youtube.com/watch?v=aMTH3nkysdc)が断然すごいです。ジェイソン・ガーフィールドですら、20〜30キャッチです(http://www.youtube.com/watch?v=94dLt1G6FS4)。

なんで9ボールコレクションをしてるかと言うと、イギリス人のBrianKoenig君が1年4ヶ月というジャグリング歴で9ボールのクオリファイを達成したというんですね(http://www.youtube.com/watch?v=W4zCxFAqJZg)。軌道は汚いですが、すごいです。(6x,4)*の9個版である(ax,8)*も、若干やってます。彼はいま7ボールは最高150キャッチらしいです。

投稿者 ken : 12:00 | コメント (0)

2006年10月22日

The siteswaps DVDを見はじめた

先週頭に早々に届いていた「The Siteswaps DVD」を見始めました。まだ全3巻中1巻目を部分的に見ただけという感じですが、いやはや、これはすごいDVDです。まず、映像がキレイです。ちゃんとそれなりに絵になる場所でジャグっているか、そうでなければ、白い布の前など、ちゃんと見やすいように光や配色に気をつかって撮影されているという感じです。

収録パターンも徹底しています。道具の種類や投げかた受けかたのバリエーションも豊富です。

文字の載せかたやタイトルの付けかたも凝っていて(凝り過ぎ?)、かなり時間をかけて製作したなというのが分かります。たとえば、サイトスワップの解説で、ボールのリリースとキャッチを時間直線に沿って色分けして円弧状に結ぶというグラフがありますよね。あれが実際の実演にあわせてリアルタイムでグラフィカルに表示されたりします。

1巻目は個数と周期別の実演、サイトスワップの説明、インタビュー、パフォーマンスが入っています。いったい2巻目以降は何が入っているんだろうかと思うほど、かなーりいろいろ入ってます。2個のパターンでもおもしろいものがあるし、3個や4個についても、やってみたいと思えるものがたくさんありました。ぼくはサイトスワップなんて、ほとんどやってないに等しいし、ぜんぜん知らないんだなと思いました。

ベン・ビーバーの実演がすさまじいです。特にサイトスワップ系のミルズメスが鼻血が出そうにすごい。753とか663とか、ほとんどどんなバリエーションでも投げてしまいます。

まあ、まだ見始めたばかりですが、ほんとにすごい。サイトスワップのすべてが入った決定版と言えそうです。このDVDはジャグリングの歴史に残るという予感がします。

The Siteswaps DVD。3枚組
パッケージ裏面。2000以上のパターン!
1枚目

投稿者 ken : 23:18 | コメント (2)

2006年10月14日

ディーツワークショップ

ディーツのワークショップの内容ですが、東北大ケータさんのブログエントリー、「とあるボールジャグラーのブログ: JJFレポート?」が詳しいです。参考になる話があるかもしれませんよ。

ディーツは「Move your feet.」と言っていて、脇を開くぐらいなら足で移動して上半身の乱れを固定するほうが大事だと。脇を開くのはシンクロパターンで2個が同時に落ちて来て、どうしようもないときだけ、と言っていました。

ジェーソン・ガーフィールドの言う「Don't move your feet.」は、足を固定して、そのぶん上半身や腕を動かせといっているわけじゃないと思います。JGは全身の姿勢を安定させて乱れたら止めろと言っているんじゃないかと。いっぽうディーツは腕の乱れはよくないけど、足で動くところまでは構わんだろうと、そういう違いでしょうか。

そういう意味では、両者の主張は言葉自体は180度正反対ですが、「運動にかかわる部分はなるべく固定しろ」という同じことを言っていて、「なるべく」の度合が違うだけなのかもしれません。

投稿者 ken : 11:11 | コメント (2)

2006年10月11日

ついに幻のサイトスワップDVDが発売!

ついにメディア・サーカスのDVD、「Siteswaps: The DVD」が発売となりました。もう出る、もう出ると言い続けて4年? 5年? 何度も出てこなかったので、呆れ果てた人々が「またその噂かよ」としか反応しなくなってしまっていた超大作です。サンプルムービーはここにあります。

DVD3枚組で11時間半。サイトスワップのすべてが詰まったビデオというふれこみです。3〜11個のボール、クラブ、リング、椰子の実、マンゴーなどで、25人以上のゲストが、いろんなサイトスワップを投げまくった映像がたっぷり。ソロのほか複数人でやるサイトスワップというのもあるようです。バウンスもあるようです。

価格は75ドルとやや高めで、そのことでrec.jugglingが大騒ぎになっています。「高すぎる!」と騒ぐお子さまたちがいっぱいいるのはいいとして、いい大人のはずのイギリス人が1人、ロクでもない言いがかりをつけたことに反応して、一斉に周囲が反論したりして。まあ、そのイギリス人は信じられないような嫌われもので、いっつもいっつもバカなコメントをして顰蹙を買ってるんですけどね。

内容を考えれば価格は順当ですが、まあ詰め込み過ぎという感じでパッケージとしては微妙です。実際のジャグリングは5時間ぶんで、残り5時間半のうち4時間はインタビュー、90分は数学っぽい講義だそうです。サイトスワップ発明者の話や、世界ではじめて(6x,4)*がパブリックな場所で実行された映像だとか、そういったサイトスワップ秘話もたくさん入ってるようです。このへんのコンテンツは、ジャグリングの映像だけに興味がある人にはキツイかも……。まさにサイトスワップの決定版ではあるのですけどね。

投げているジャグラーのリストには、ベン・ビーバー、ピーター・ボーン、ルーク・バラージなんて名前が見えます。ルーク・バラージいわく、あまりに製作に時間がかかったので、自分のパートの撮り直しを申し出たそうです。レベルアップして、安定度が増しているからという理由で。けっきょく、そのまま古い映像でDVD化したようです。うーん、どうなんでしょうね。サイトスワップの進化とレベルアップって速いからなー、そのへんがちょっと心配ですね。ネットのほうが先を行ってる可能性もあります。

とか書いているあいだに買っちゃいました。送料込みで日本円で9900円ほどでした。

投稿者 ken : 23:17 | コメント (4)

2006年09月06日

9個以上投げるための32のコツ

ピーター・ボーンがハイナンバーズのフラッシュに関する32のティップス(こつ)をまとめた記事をIJDbに公開しました。記事は「32 tips on flashing high numbers of balls」にあります。

ハイナンバーズというのは、たぶん9個以上のことだと思うんですが、もしかすると8個とかでも参考になる話があるかもしれません。

片手で7つのボールをもっている写真が笑えます。こんなのでホントに1個ずつ投げ出すことができるのかって感じです。

ざっと眺めただけですが、おもしろそうだから翻訳してみようかしら……。前に翻訳するといったベン・ビーバーのインタビューはほったらかしだったりするんですけど。

投稿者 ken : 23:10 | コメント (6)

2006年09月03日

ガットーが8クラブジャグル!

アンソニー・ガットーが前人未到の8クラブクオリファイです。ビデオでは3度成功しています。

ガットーの8クラブ(QuickTime、54MB)

なんかなぁ、やっぱり8クラブも、それなりに余裕があるように見えます。すごい。

ビデオの冒頭でボールの744とかクラブの633をやっていて、あいかわらずサイトスワップをバカにしています。そういうガットーな不尊な態度にたいして、rec.jugglingでは、ジェーソンに対するときなみの反感を感じているという投稿がちらほら見受けられます。

投稿者 ken : 23:23 | コメント (2)

2006年08月28日

Merakiの感想

ショーン・マッキニーの『Meraki 』を見ました。7本分のフルルーチンが収められているほか、30分相当の2つのストリートパフォーマンスが入っています。特にストリートパフォーマンスがいいなと思いました。お客さんとの駆け引きが、とても自然で、ショーンは大道芸人としても才能があったのだと分かりました。何というか、トークに愛と笑いがあるんですよね。

封筒には、こんなスタンプが!


あと、ぜんぜんオタクっぽくない。ちゃんと一般人向けに、わかりやすい大技をわかりやすく説明して喝采を受ける、という線を外しません。たとえば、「これからもっと難しくなりますよ!」と言いながら、ちょこちょこ3ボールで例の激しい動きをしたりするんですが、そういう部分は「ここは前座だからどうでもいい」という感じで流します。ジャグラー的には、そのへんの動きのほうが「おぉ」という感じなんですが、ここでは客は反応しません。で、「まずボールを順に投げあげます。それで1回転して1個つかむ。それからもう1回転して次の1個をつかむ。――それで……、もう1回まわって最後の1個をキャッチする。こんなのってどうですかっ!?」とやると、客は期待感に盛り上がる。で、もちろんショーンは一発成功。

あと、観客の子どもにスローインさせて、3クラブ→4クラブに移行するというような技をみてて思いましたが、甲斐性というか地力がすごい。強引につかみ取って、ちゃんとファウンテンを始められちゃうんですね。並みのジャグラーなら、「ミス」ということで、手を止めるだろうなという乱れ方をしても、すかさず脇に2クラブを挟んで2in1を続けつつ「まだ落としてない! まだ落としてない!」と言いながら、体勢を立て直し、ちゃんとまた4ファウンテンに戻ったりします。むしろ、一般客にはウケているように思いました。

非ジャグラーにとっては、ドロップこそが失敗で、ミスは必ずしも失敗ではありません。「おっとっと」というのは、ある意味ではジャグリングそのものです。ふつうの人にとってジャグリングは、「こっちが落ちてきたから、こっちに手を伸ばし、あわてて投げ上げて……。ともかくボールが落ちないように次々にボールに手を出す」ということの繰り返しでしょうから、おっとっとからの立て直しはウケるんでしょうね。

ふつうっぽい客寄せもやっています。小さな子どもを前に連れ出して、指先でボールスピニングさせます。で、「プレートが回り出したら、みなさん大きな拍手で喝采よろしく! まるでとてつもない芸がここで行なわれてるというような感じで、向こうまで聞こえるように!」という感じ。これって大道芸では、割と基本なんでしょうか。いずれにしても、そういう大道芸の定番っぽいことも、ショーンは、ごく自然にやっています。

2000年に来日したときの映像も収録されています。日本のどこか分かりませんが、橋桁や陸橋の端を歩きながらジャグるシーンが多く入っているほか、JJF会場の入り口付近で6分にわたって3ボールを投げている映像があります。背後に、ずっとセバさんが映っているシーンで、日本のジャグラーが「うぉぉぉ」と言いながら取り巻いて見ているという感じの映像です。この3ボールが、すごい。やっぱりショーンは、すごい。何であんなスピードでばしばしボールを取れるんだか、ホントにわかりません。動きのバリエーションも豊富だし、ドロップがきわめて少ないし、久しぶりにジャグリング映像で感動しました。これまでに、Juggler.com/DVDや、ショーンの追悼DVDとも言える『Extreme Juggling』といったDVDで、それなりに見てきたつもりですが、なぜか全然違った印象を受けました。久しぶりに見たからかもしれませんが……。

もう1つ、印象に残ったシーンは、ジェーソンとの1対1コンバットです。ステージ上で、「じゃあ決着つけるか」という感じで2度立て続けにコンバットをやるんですが、座頭市のチャンバラ並みの電光石火の動きでショーンが勝つんですね。2回とも。ジェーソンが呆然(憮然!?)とするさまが、ちょっと笑えます。ショーンの戦闘力は桁違いです。

「陽気なジャグ馬鹿2人」という感じの(ショーンの相手は誰だろう?)、パッシングの練習風景も、なかなかおもしろいことをやっていますし、ジェイ・ギリガンと一緒にやった大人数による意味不明なジャグリングアクトなんかの映像も入っています。

投稿者 ken : 22:19 | コメント (2)

2006年08月23日

不思議系ジャグリング

動画を2つほど。マイケル・カラスは、おもしろい奴ですね。

TinkerToyのほうですが、固定部を棒ではなく球体にして、回転する棒の自由度をあげると、もう少し複雑なパターンもできそうです。あと、サイズを大きくすれば速度を落とせて、ナンバーズ系もいけそうです。果してそれが、非ジャグラーにも整然と流れるようなパターンとして認識されるのかどうかは不明ですが。

コイノボリのように地面に立てた棒に、数本の棒を垂直にはめ、そのコイノボリをグルグル回しながら全身でパフォーマンスってのはどうでしょう。回転してきたコイをダックしてかわしたり、ジャンプしたり。うーん、ややこしいだけで全然だめかな。

投稿者 ken : 23:05 | コメント (3)

2006年08月16日

生まれ変わった全世界統一記録簿

IJDb(インターネット・ジャグリング・データベース)はrec.jugglingも読めるジャグリング総合情報サイトです。コラムやビデオデータベースも充実しています。このサイトを運営・管理しているColin.Eさんが週末をつぶして、新たに「記録簿」を作ってくれました。

ジャグリングの記録簿といえば、BOGLEG(JRDb)というのがあったのですが、しょっちゅうエラーが起こるし、サーバーがダウンするしで、長らく使いものになっていなかったようです。それで、ここに書かれた記録も回収して、新たに統合した、ということのようです。

Colinさんからメールが来て、ぼくの5ボールの記録ログを全部送りました。新しい記録簿はグラフも描けるのですが、その機能を見せつけるために、ぼくの5ボールの例が、ちょうどいいと思ったようでした。少し前に1000キャッチ越えのグラフをrec.jugglingに投稿したのです。

グラフになった結果はなかなかのものです。

伸びのグラフも表示するIJDbの記録簿

そして、なんと! ぼくは5ボールシャワーでVovaに勝ってるじゃないですか!!

じゃーん。Vovaに5シャワーで勝った!?

いや、まあ余裕でぼくの負けに決まってるわけですが、なんかちょっと驚きました。

ディーツの記録も古いながらも載っているし、ガットーの記録も「編集委員」みたいなボランティアが登録していくということにするみたいです。全世界統一ジャグリング記録簿ですね。ちゃんと動けば、けっこうみんな熱心に登録するようになるんじゃないかしら。

ドーナツの記録簿が、日本のジャグリング界に与えた影響は非常に大きいと思います。ジャグリングは数字だけじゃないという意見があるのも重々承知しておりますが、こうやって記録簿で陰に陽に競い合うことによって、みんなが伸びていったということは多いにあると思うのです。

本当はぼくもドーナツの記録簿に登録しようしようと、いつも思っていたのですが、どこのジャグリングサークルにも所属していない悲しさで、どうやって登録したもんかなぁと思っていたのでした。

Excelとかテキストファイルみたいなメモ程度じゃなくて、自分のパソコンにデータベースをインストールして、ちゃんと記録を管理するようにしようと思っていましたが、それも面倒だし、IJDbに残すようにしようかなーと思ったりしています。

IJDbにメンバー登録すれば、すぐに記録簿にアクセスできますので、ご興味のある方、あるいはディーツを目指すという人は是非どうぞ。見るだけでもどうぞ。クラブ関係の記録を見ると、日本と世界の壁はまだまだ厚いのかなーと思います。

投稿者 ken : 23:41 | コメント (0)

2006年08月15日

JJF2006関連動画

久しぶりに少し動画を少し。

ジェーソンはたいして会場とやりとりしていませんね。名乗って、趣旨を伝えてという程度です。トニー・ペッツォは、ちびっこいですが、いくつでしょうね。なかなか堂々としているというか、楽しげに演技しています。マイケル・カラスのやつは、うーん、ピンと来ませんでした。いくら何でもジャグリングが少な過ぎないでしょうか。

あ、そうそう、次の土曜日に代々木公園でボールを手渡しと書きましたが、その日は都合が悪いという人でやっぱり郵送にしてって人は、おしらせくださいませ。次にいつ公園に行けるか、ちょっとわからないので……。

投稿者 ken : 10:53 | コメント (2)

2006年08月01日

ショーンの新DVD

ショーン・マッキニーの新しいDVD、『Meraki』が発売されました。新しいといっても、故人ですから、たくさんとりためてあったビデオから、採録したというものです。ショーンは、ビデオマニアというほど熱心に自分の映像をとりためていたという話です。7本ぶんもフル・ルーチンが入っているほか、ストリートパフォーマンスの様子なんかも入ってるようです。40ドルです。買っちゃうかも……。

ショーン・マッキニーの新作DVD

北欧のジャグラーたちが集まって作った『9-1 Nordic Object』のほうも、いつのまにか発売されていました。ナランハので5250円で販売しています。こっちも買っちゃうかも。ああ、ダメな大人です。

投稿者 ken : 11:39 | コメント (4)

2006年07月25日

X Jugglingの勝者

rec.jugglingで、X Jugglingの結果が報告されています。

Three balls: Cate Flaherty -- 1 up forward roll to between the leg juggling
Four balls: Kazuhiro Shindo -- http://www.jugglingdb.com/videos/index.php?
uid=466PSN-9P2PO912R4-2
Five balls: Tomohiro Morita -- 5 up 720 
Six balls: Kazuhiro Shindo -- I don't remember
Seven balls: Marco Paoletti -- I don't remember
Three rings: Sean Blue -- Between the leg pass trick, very cool
Four rings: Brian Gadomski -- Pancake multiplex to pancakes
Five rings: Ivan Pecel -- Double ring kick
Six rings: Brian Gadomski -- b55555
Three clubs: Takashi Kikyo -- Vova's reverse backcross 360 trick
Four clubs: Niels Duinker -- 1 up double body placement
Five clubs: Stefan Brancel -- 88441 behind the back

カレー君は4ボールと6ボール、森田君は5ボールで勝ったみたいですね。桔梗崇君は、道具別でも勝ってましたが、ここでも3クラブで勝ってます。すごい。X Jugglingの参加者のリストをみると、いかにも盛り上がりそうな名前が散見されます。Ivanのダブルリングキックが見てみたい。

コメント欄でるりけっとさんが良かったと書いてくださいましたし、rec.jugglingでも、主催者(?)がたいへん盛り上がったようなことを書いています。今回初の試みとなったX Jugglingの模様はIJAとは別に、2、3ヶ月ぐらいでDVDとして出荷するそうです。これまた楽しみですね。

投稿者 ken : 11:35 | コメント (4)

2006年07月24日

Vovaの新サイト

VovaとOlgaのサイト、http://www.galchenko.com/がリニューアルされました。もともとプロっぽい体裁のサイトでしたが、さらに玄人臭のする凝ったサイトになっています。あ、プロというのは芸人のプロではなく、サイト構築のプロという意味ですが……。

たぶん、TIMEの表紙撮影の模様だと思うんですが、撮影風景をショートムービーで紹介していたりします。「たぶん」というのは、音を消してムービーを見たため、よくわからないからです。

Vova、Olgaともにブログを始めたようです。父親のVasilliでしょうか、Papaとしてブログを始めたようです。そのブログによると、Vovaはここのところ、大道芸をやったりしているようです。滞在ビザの問題で、就職ができないからだそうです。それで、大道芸をはじめたころは、あまりにも自分はダメだと思ったと書いています。ジャグリングはできても、パフォーマンスやしゃべりというのは経験が浅いということなんでしょうね。それでもくじけずに週末ごとに商店街のようなところでやりつづけたようです。徐々に自信もついたし、何より、自分が何者か、自分のジャグリングがどういうものかを説明すると、みんなちゃんとわかって評価してくれると言っています。ひょいと人前に出て5ボールをやっても誰も気に止めないけど、ちゃんと説明して7クラブをやると、みんなちゃんと評価してくれるんだ、とか。

最近、ガルチェンコ兄妹はメディアへの露出が増えているようで、水曜日の26日にもNBCに生出演するそうです。OlgaはTIMEの記事露出のおかげだといってます。で、その模様はネットでも流れるといってますが、ぼくはちょっとどこに情報があるのか見付けられませんでした。番組の中で、2人は何か大きな発表をするといっています。

Olgaはカリフォルニアにある名門大学、UCバークレーで短期コースか何かを受講しているみたいですね。5クラブバッククロスが20キャッチいった! と、コーフン気味にブログに書いたりしています。

投稿者 ken : 23:08 | コメント (0)

2006年07月22日

ジェーソンはジャグらずにしゃべったらしい

ジェーソン・ガーフィールドは何やら変わったことをしたようです。ほとんどジャグらずに、ただ観客からの質問に答えただけ、というようなことを、Cateさんがガットーフォーラムで伝えています。ジャグリング界からの質問に答えるために予選に勝って、ステージの時間を獲得したということです。それは、やりすぎだろう……。Cateさんの知合いの非ジャグラーは「傲慢なゲス野郎(an arrogant jerk)」に見えたといいます。がんばって練習してきて、ジェーソンのために予選に落ちた人はどうすればいいんだ。不尊じゃないかと思います。

マイケル・カラスが3位のようです。2位はもしかして、コジマさん? 日本人でディアの人が勝ったとCateさんはいってますが、台湾人とかと日本人は区別がつかないので違うかも? 1位はウクライナのサーカス学校の、誰かという話ですが、え??

投稿者 ken : 15:14 | コメント (5)

2006年07月07日

Fatboy Slim勝者決定!?

Fatboy Slimのジャグリングコンペティションの勝者が決まったようです。

これのどこがジャグリングやねん……。まあ、いい映像だなと思うし、よく編集されているわけですが……。でもなあ、うーむ。まあいいノリだけど、あと10kgぐらいやせてるほうがぼくの好みかも……。あ、そういう話じゃなくて。

ヴォヴァは選ばれなかったわけですが、一歩引き下がって、自分が音楽ビデオを製作する立場だと思って考えてみると、そんなもんかなって思えてきます。ヴォヴァは狭い台所で5クラブを投げてたりして、ジャグラー的にはウォォォという感じですが、まあふつうの人が、あれを「プロジャグラー」だとして見たら、「あっそ……」で終わりじゃないかとも思うのです。だって、5本ぐらいできて当たり前だろうし、それをどこでやろうと、別にねぇ。もう死語ですが、「想定の範囲内」かなって。

もうふつうのことは誰も見たくないのかなって思います。見飽きちゃったってのか。たとえば、サーファーの映像って、たとえば、ただデカいだけの波に乗ってるだけの映像だと、どんなに芸術的にチューブをくぐっていても、もはや、「ああ、昨日しけたバーでビール飲んでたら、流れてたやつもそんなんだったね」という感じにしかなりません。たとえば、以下のJoe Hagueのビデオもそんな感じです。rec.jugglingに登場するビデオとして見たら、あり得ないほどのデキのいいビデオだし、ジャグリングもなかなかです。でも、ぼくがプロデューサーだったら、「だから何?」と思うだろうなって。

ジャグリングも、並みのカスケードじゃしょうがない気がします。逆に、ミルズメスや1up2upあたりは、たとえ3個でも、あまり見たことがないという人が多いので、へぇという感じになるのかなって思わなくもありません。クリス・ブリスのは、まさにそんな感じでした。

投稿者 ken : 23:05 | コメント (3)

2006年06月27日

ヴォヴァに米国滞在ビザ降りず!?

ヴォヴァ関連を。

コンテストのほうは、ファットボーイ・スリムが主催しているコンテストに対するヴォヴァの応募作品です。クリス・ブリスというジャグラーを見た音楽業界の人々は、ジャグリングが音楽を引き立てるのにいいツールになりうると思ったんでしょうね、クリス・ブリスよりもいいジャグリングができると思うやつ募集、ということで、ファットボーイ・スリムは1ヵ月前ぐらいからビデオでの応募を受け付けています。選ばれたら彼のビデオで使ってもらえるということで、ルーク・バラージなんかも応募すると言っていました。ビデオの長さなど細かい応募規定がわからずに、やや混乱もあるようですが、まあ、順調に応募作は増えているようです。

ただなぁ……。ヴォヴァのジャグリングはすごく好きなんですが、クリス・ブリス以上にウケるとは、ぼくには思えません。

もう1つは、WJFの宣伝用プロフィールビデオです。まあ、スゴイです。激しいです。で、いろいろしゃべってます。要点は2つです。

1つは練習について。ふだんの練習は、自分の上達が感じられなくてすごくストレスがたまるものだと話しています。ヴォヴァは「上達すること」が、ジャグリングが好きないちばんの理由だと言っています。だから上達が感じられない日々の練習はストレスがたまる、と。「そうなんだけど……」とヴォヴァは続けて言います。2、3ヵ月のスパンで見ると、自分がうまくなったことがわかると言ってます。

意外にふつうっぽいです。ヴォヴァほどの人でも、こういう感覚なんですね。いや、ヴォヴァぐらいトップに上り詰めた人でも、まだ2、3ヵ月単位で上達していることに驚くべきでしょうか。

ともかく励みになります。


もう1つ、暗いトーンで語っているのは、やるせない話です。ヴォヴァは今回のWJFが最後になるかもしれないと話しています。どうもアメリカに移民ビザの申請をはねられたようです。

「Extraordinary Ability Visa(並はずれた能力をもつ人に与えられるビザ)」というものを4月に申請していたようです。科学や芸術など特定の分野で活躍するヒトに与えられるもので、その活躍の様子としてテレビで放送された映像などを証拠として提出するようです。ヴォヴァほどの人をもってしてもダメだということは、アメリカは、特にジャグラーを移民として歓迎していないということなんでしょうね……。

いま2度目の嘆願をしているそうですが、もし拒否されれば、180日以内に国外に退去しないといけません。

911以来、アメリカの移民政策や旅行者の受け入れポリシーは厳しさを増していますが、今やロシア人は旅行ビザを取ることもきわめて困難なのだそうです。旅行もできないとなると、もうWJFにも出場できません。

ロシアに戻ると何が待っているか、という問いに対してVasilli(ってヴォヴァの父親ですよね?)がrec.jugglingで、こう言ってます。「(ロシアで)サーカスに入るかもしれないね、でも、1ヵ月に200ドル(約2万3000円)とかなんだよね」。兵役もあるかもしれないといいます。

オルガはまだ18歳以下なので、それまでは滞在できますが、いずれヴォヴァと同じ運命をたどることになるそうです。

なんかやるせないですね。ヴォヴァもオルガも、米国生活が長くて、もうロシアには戻りたくないでしょうね。

投稿者 ken : 11:10 | コメント (5)

2006年06月24日

オルガ&ジェーソン

むっ。いい天気。今日土曜日は代々木公園行くかもー。

「America's Got Talent」という日本のNHKのど自慢のような番組にアイヴァン・ペセルが出演したようです。このところ話題になっている、何でも勝ち抜き戦みたいな番組のようです(詳しくは、2006年3月31日の日記に書きました)。アイヴァンは、審査員の1人さんざんコケにされたようです。ただのジャグラーじゃん、という感じで。

アイヴァン本人がrec.jugglingに書いているんですが、どうも、さえないパフォーマンスに見えるように編集されたようです。本人は不本意だと言ってます。ノードロップだったし、アイヴァンですから、演技はいつものように完璧だったようです。観客は実はオオウケだったとも言います。でも、辛辣な評価をする審査員がネガティブなコメントをしたら、他の審査員もそれにつられたとか、そんな感じの話みたいです。合否で言うと通過したようで、次にまたパフォーマンスする機会を与えられるようです。

アイヴァンと違って観客、審査員の双方からいい評価を得たのがブラディックだそうです。上半身裸でエネルギッシュな演技をしたそうです。見てみたい。


4ミルズで12→18キャッチ(3往復)と回り始めました。かなり嬉しい。6ボールハーフシャワーで24→25キャッチ。6個はボロボロだけど、何となく練習する気になっています。ファウンテンは、どういう感じかというと、666666756467みたいな。バラバラ。なんかついクロススローになっちゃうんですよね。

投稿者 ken : 11:18 | コメント (2)

2006年06月19日

PX3はそんなにいいのか?

うはーっ、WJD2日目って、マット・ホール先生が代々木に来たんですね! 行くべきだった……。初日には目黒さんとかカレー君も来てたというし、やっぱビッグイベントは違いますね。


ジャグリングそのものではなく、ジャグラーがしゃべっているビデオをいくつか。

ひとつ目は、ヴォヴァ・ガルチェンコです。言わずと知れたトップジャグラー。クラブに関しては、ひょっとしたら“生きる伝説”のアンソニー・ガットーのレベルに追いつき、追い越すかもしれないと言われているようなスーパージャグラーです。そのヴォヴァが、「クラブはラネゲードじゃなく、PX3にしたほうがいいよ」なんて言っています。

YouTube.comというのは動画の投稿サイトです。簡単に登録・視聴できることから爆発的に利用が増えています。クリス・ブリスの動画も、ここでブレークしました。tubeはテレビを指す俗語で、「You tube.」と動詞的に使うことで、「映像を流すのはあなた」ぐらいの意味になっています。的確なネーミングも、このサイトの成功の理由っぽいです。

ヴォヴァの発言ですが、イリノイ州に住む、ふつうのジャグラーの質問に答える形で公開されました(これ)。質問は「いまラネゲードを3本もってるんだけど、もう2本買い足すべきか、それとも別のクラブを選ぶべきか。いろいろ情報は入ってくるんだけど、このへんにはジャグリングショップもないし、誰か良い点と悪い点についてコメントをください」というものです。

ヴォヴァは長々と3分以上しゃべってますが、繰り返しが多いだけで、ヴォヴァがPX3を勧めるポイントは2点。

1つは耐久性です。「オレはクラブの扱いが荒いし」なんて言って、PX3の耐久性を高く評価しています。もう1つは、PX3の開発者が、利用者の意見をよく採り入れるという点だそうです。かつてノブで気にくわない問題があったとき、ラネゲードの人たちはヴォヴァの意見を聞いてくれなかったけど、PX3の人たちなら聞き入れてくれただろうということを言ってます。

それにしても、「それを使ったからって自動的にジャグリングがうまくなるようなクラブなんてないよ。だからPX3を勧めるのも、おもに耐久性の面だね」とも言ってます。当たり前ですが、慣れの問題も指摘してて「ラネゲードに慣れてたら、PX3より投げやすいと感じる、その逆も同じ」とも言ってます。両方投げてきたヴォヴァほどの人が言うと、こういう発言って説得力がありますよね。

ヴォヴァに続いて、ルーク・バラージもPX3を絶賛しています。

ルークも耐久性をいちばんに挙げています。イギリス訛りの早口なのでディテールは聞き取れませんでしたが、ラネゲードを使っていたときには、かなりの頻度でクラブが壊れてたそうです。ノブを交換したり、テープを変えたりで、オリジナルの部分なんて最後には残っちゃいないんだ、とか。それがPX3では1年で、たった1度、小さな問題があっただけだと言っています。

ルークもヴォヴァも、激しく投げあげるジャグリングをやるし、そもそも練習時間が桁違いなので、耐久性のことを何度も口にするんでしょうね。

もう1つ、ルークはちょっと信じがたいことを言っています。柔軟にしなるPX3の構造に言及するところで、バイクのサスペンションのたとえ話を持ち出しています。PX3クラブの内部の芯棒には、従来のように木ではなく、プラスティックのような樹脂が使われています。なので、曲げに強い。というか、手で曲げれば曲がりますし、折れません。踏んでも折れないと聞いています。

このPX3の柔軟性が、バイクのサスペンションに似た役割を果たすというんです。スピードを出してカーブに突っ込んでも、サスペンションがあればボディーは持ちこたえますよね、それと同様にPX3も耐久性があるんだという話。いや、ここまでは常識的な話なんです。

にわかに信じられないのは、投げるときにクラブが一旦たわんでエネルギーをため込み、リリースの瞬間にたわんでいた芯棒が伸びて、そのバネのような反動が、ハイスローにいい影響を与える、と言っています。バイクでサスペンションの性能があがって、ジャンプ台のジャンプの飛距離が伸びたのと同じ原理だと言ってます。「個人的な感想だけどね」と言ってます。

ルークはコメントの最後で、ハッキリと明かしていますが、彼はPX3を作っている会社(?)となにやら契約関係にあるようです。ヴォヴァもそうだったと思います。ルークは正直者で、そこはちゃんと心してオレの言うことを聞いてね、とも言っています。


YouTube.comは、サンマのからくりテレビ的な一発ネタのビデオを公開する場という感じでスタートし、やがてジャグリングやX Games的な神業系動画の宝庫となり、最近は日本人の間では録画し損なったドラマをダウンロードするためのサイトみたいな感じにもなっています。著作権ぶっちぎり……。

それとは違う動きとして、YouTubeを、お互いに顔を見ながら声でコミュニケーションするための場として使う動きも増えているようです。いまネット上のやりとりは掲示板やメールが主流ですが、これがネットの未来かも知れません。クリス・ブリスネタのことで、ジェーソンはたくさんメールを受け取ったそうですが、もう一切返事をする気がないと言っています。その代わり、YouTubeで堂々と顔と名前を出して言いたい意見を言うなら、質問にも応えようといっています。

ジェーソン・ガーフィールドはWJFの立役者なわけですが、そのジェーソンに、さっそくイギリスからChiokというアマチュアジャグラーが、3ボールやコンタクトジャグリングといったWJFが無視しているジャグリングの側面について、なにやら言っています(ちゃんと聞いてないです)。Chiokは、rec.jugglingにもよくポストしている、たぶん韓国か中国系の移民か何かです。こんな顔してたのか、と、ちょっと新鮮なオドロキ。まあ、それはどうでもいい話ですが。

Chiokに対する回答で、ジェーソンが、いろいろ興味深いことを言っています。まず、WJFに自分が出場しなかったことについて、「今後また出るかもしれないし、何とも言えない」と言ってます。まだWJFのレベルに不満をもっていて、自分が出て、レベルの底上げしないといけないかも、と言ってます。特にリングのレベルが低いことを指して、「ディーツは8リングまでしかやらず、9リングはトライさえしなかった」なんて言ってます。クラブについては、すでに十分レベルが高く、限界をどんどん超えていってくれていると「ヴォヴァ、トーマス、ウェス、トビー、タカシ」と具体的に5人の名前を挙げています。桔梗君の名前が入ってます。

WJFの展望で興味深いのは、各国にブランチを作るかもと言ってることです。さらに、WJFを年に1度のイベントとかじゃなくて、年に何度かあちこちでやるようなイベントに育てたいというようなことを言ってることです。なかなか壮大な。

クリス・ブリスについては、「うまいジャグリングと下手なジャグリングの違いを見せるためにやった」と言ってます。good jugglingとbad juggling。うーむ、誰がどうやってgoodを決めるのかが問題になっているのに、いきなりこれかって感じのコメントです。みんなジャグリングを知らないんだ、オレは教育的な意味も込めてやってるとも言います。まあ、そうでしょう。しかし、みんなが「クリス・ブリスのジャグリングはすごい」と言っていることに対して、「それは事実ではない」と言い切るジェーソンは、やっぱり傲慢だとぼくは思います。なんて世間知らずなんだと思います。「お客さんが喜んだ」、それがすべてを物語っています。「おまえらがジャグリングを分かってないからだ」などというのは、負け犬の遠吠えに過ぎません。WJFが人々にジャグリングの一面を知らしめることになるとしても、クリス・ブリスのほうがいいと思う人の数は減らないでしょう。現に、ぼくがそうです。ぼくと同様に感じたジャグラーも数多いです。

WJFの目的である、人々が限界を打ち破っていくのを見たいというジェーソンの思いは、おもしろいエピソードとともに語られていました。もともと週に1度ジャグリングサークルに通っていたジェーソンは、1週間のうちに自分がどれだけ進歩できるかを見せつけるために一生懸命練習したようなところがあったそうです。次にジャグリングコンベンションに参加して、さらにレベルを上げようという気になる。ところが、そういうのもあるレベルまで来ると終わると言ってます。ジャグラーとして食っていけるようになるとか、周囲と比べてもう競争的な環境がないとなると、それ以上のレベルに行かない、ちょうどクリス・ブリスのように……。そんなこともあって、'90~'96、'97年ごろまでジェーソンはあんまりジャグリングをやってなかった時期があるそうです。

WJFは、一流の人々を集めることで、一流の人々に動機付けを与えるんだとジェーソンは言ってます。練習する意味、「オレはもう十分だ」と思っている人々に、もう1度レベルアップする理由を与えるのがWJFだ、ということでしょう。

あ、いろいろ長くなりまくったので、このへんで。

投稿者 ken : 11:04 | コメント (4)

2006年06月17日

宣伝ビデオ作りました

うぐ。急用で、WJD行けませんでした……。


いままでの練習ビデオで成功したシーンだけつないで音楽を付けてみました。非ジャグラーの友人に自慢するためのものですが、検索でこのページにたどり着く人に、「こんなことやってます」というのが伝わるといいかなというのもあって、まとまったものを公開しておこうかと。右のプロフィール欄にリンクをつけました。

3ボールが寂しいのでもう少し入れたいのと、4ボールシャワー系も、もうちょっとあるだろうって感じなんですが、そういうのは撮影したビデオ素材が何もないことに気づきました。

まあ、「天井が低いと投げれない」とか「けっこうな運動量だ」ということを非ジャグラーにもわかってもらえるかなというところです。

投稿者 ken : 23:11 | コメント (6)

2006年06月14日

9個フラッシュぐらいできてもいい

思い出したようにビデオ情報を。

このビデオ自体は、必見という感じではないのですが、以下の文章を書いた後に見たので、何となく紹介したくなりました。


前々から1度書こうと思っていたんですが、8個とか9個のフラッシュは、そう難しくないようですよ。ここは若いジャグラーにもたくさん読んでもらえているようなので書きますが、rec.jugglingとかガットーのフォーラムを見ていると、8個で20キャッチとか9個でフラッシュとか、そういうのがごろごろいます。たぶん、年齢は13~16歳、ジャグリングを始めて1年とか、せいぜい2、3年と、そういう人たちも多いです。

「9個フラッシュ成功したよ!」という書き込みに対して、ルーク・バラージがいらついた感じの反応をしていたのが印象的でした。「で、7個はどんだけできんだい?」というような冷めた返事をしてるんですね。つまり7個が20~30キャッチ程度でも、ひたすらに9個フラッシュを練習すると、たまたまできるという瞬間はあるということらしいです。ジャグラーの多くは、分不相応な練習を嫌いますから、「まだおまえ、9個は早いだろ」とツッコミたくなるところなんでしょうね。

さて、それはそうなんですが、そうはいっても、たとえば8個で20キャッチとかってスゴイのはスゴイです。9個フラッシュだって、マグレだろうがなんだろうが、9個フラッシュに違いありません。9個フラッシュができても意味がない、などというルーク・バラージのような冷めた見方もありますが、そのルーク・バラージにしたって自分のホームページで11個(あれ? 10個だったかな? 12個だったかな?)フラッシュができたことを延々と自慢する文章を綴っていたりしました(いや、自慢というほどではなくて、おもしろい文章でした。峠をドライブしていたときにクルマで事故って、精神的に動揺したままクルマからフラフラと降りて、小刻みにふるえる手で10個を投げたら1発だか2発目で初めてフラッシュに成功した、という話でした)。

周囲のレベルによって、動機付けが変わってくることってありますよね。たとえば、ぼくが明日1時間ぐらいやってみたら8個フラッシュできた、といったら、きっとそれを読んだ人のうち何人かはやってみようという気になるかもしれません。同様に、同年代で同じぐらいのジャグ歴の人が9個フラッシュしたとわかれば、やってみようと思うでしょう。できなければ、練習不足だと思うでしょう。

どうも、ジャグリングの歴史が長いイギリスあたりには、すごいジャグラーが多くいて、そういう環境にみんな触発されるようです。残念ながら、日本のジャグリング界は、そういう意味ではまだ刺激が足りていないように思います。13個フラッシュする人もいなければ、7個でガシガシとサイトスワップを投げる人もいません。ジャグリングをはじめて1年で8個とか9個がちょっとできるという人に対して、「まあ、若い人なら、そのぐらいできる人いるよね」という反応をするだけの環境が、まだないですよね。

これはボールのナンバーズだけじゃなくて、クラブなんかでも当てはまる話なんじゃないかと思います。まあ、実際にイギリスに行ったことないので、わかりませんけど。

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2006年06月13日

激し目の5ボールサイトスワップ動画

久しぶりにジャグリング動画を。

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2006年06月02日

リアル宣伝動画

Real Jugglingが宣伝用にpodcastをやっていたようです、気づきませんでした。出演者ひとりひとりが簡単なパフォーマンスを披露しながら、ステージに向けての抱負を語っています。QuickTimeが入っていれば、パソコンでも動画が見れます。


realpod.png

BJC2005のビデオでも見たんですが、矢部さんはフラフープのような大きなリングを去年あたりから始めたようです。BJCの体育館の映像に映った矢部さんは、背中の上を転がす技とか、肩に微妙に引っかけるリバースバッククロスみたいな技をやっていました。滑らかさとか安定感とか、かなりスゴイと思いました。楽しみ楽しみ。

桔梗弟って15歳なんだ……、若っ!

投稿者 ken : 23:52 | コメント (0)

2006年05月26日

ジャグ関係イベント

今週末からジャグリング関係のイベントが目白押しです。

と、こういう情報は米屋さんが立ち上げてくださった、掲示板ベースのコミュニティーサイト、“No drop No life”のカレンダーが役立ちます。まだアカウントを作ってない人は是非どうぞ。

ぼくが行けそうなのはリアルジャグリングとワールドジャグリングデイぐらいかなーと思っています。堀の外に出る目黒さんとか、SOBUKIさんとか、見てみたいですけど。

投稿者 ken : 11:20 | コメント (2)

BJC2006

英国のジャグリングコンベンション、BJC2006のDVDが出たようなのでオンラインストアで買いました。12ポンド(2560円)です。ディアボロの矢部さんや、アメリカからマットホールがゲストとして来ていたようです。プレビュー映像もあります。同じホームページから、ジェイ・ギリガンのショーのDVD、『KuKa』なんてのも買えるみたいですね。これって有名なのかしら?

今年のBJCでは、X Jugglingに相当する試みをルーク・バラージがホストする形でやったということです。成功したようなことが聞こえてきています。ルーク・バラージは、その経験から、今年のIJAで予定されているX Jugglingについて、「これじゃうまく行かない」と、あれこれ苦言とも提言とも言えないことを発言していました。開催時間が長すぎるということと、道具別、個数別などでジャンルを分けすぎだというのが主な主張です。ぼくもそう思います。何ごとでもそうですが、最初はあれこれ風呂敷を広げないのが得策だと思います。器なんてひとつあれば十分で、ジャンルを分けるのは、分けた方がいいと思うようになってからで遅くありません。

あ、そういえば、今さらですが、6月10日のリアルジャグリングのチケットも買いました。18時からの分です。楽しみ楽しみ。

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2006年04月25日

WJF2005のボール、クラブ

出張で香港に来ています。なので、今ごろ届いてるはずのDVD、『匠』はまだ見ていません。その代わり、カレー君のページで紹介されていたWJFのビデオを2本とも見てしまいました。

著作権の問題をクリアしているのかどうか、ぼくは知りません……。

ヴォヴァ、ディーツがやっぱりスゴイです。トビー・ウォーカーも、かなり来てます。

それにしてもジェーソンの陰謀なのか、インタビューでは多くのジャグラーが「スポーツジャグリング」について、ヒトコト言ってますね。ヴォヴァはスポーツとアートという2つの面があるけど、自分はスポーツとしてジャグってると言い、ディーツはスポーツジャグリングが大好きだと言い切ってるように思います。

5ボールのルーチンがみんなよく似ています。で、それが悪いことかというと、ぼくはどうもそう思いません。一時的に似通ったりすることはあっても、オリンピックの体操競技なんかと同じで、ジャグリングの技術はきっとどんどん進化していくことでしょうし、いろいろ流行も現われるんじゃないかなって思えます。

逆に限定された範囲で技術だけを比べられることによって、今後もジャグラーたちはどんどん技術的限界を押し上げていくことになるんじゃないでしょうか。10年後に振り返ると、WJFは「あれがジャグリングのターニングポイントのひとつだった」と呼ばれるようなモノになっているかもしれませんよね。まあ、わかりませんけど。

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2006年04月24日

9-1はまもなく発売開始?

動画情報です。

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2006年04月19日

ヴォヴァの7クラブサイトスワップ

そんなヴォヴァに対して、「ただスゴイだけ」という冷めた評価もありますが、ぼくは、徹底して技術を追究するヴォヴァが好きです。

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2006年04月13日

カッパー米屋ビデオほか

ちょっと古いのも混じってますが、ビデオ情報を……。

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2006年04月03日

ルーク・バラージのバウンスルーチン

ルーク・バラージは、いろいろやりますね。

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2006年04月02日

台湾のスーパーディアボロ小僧

これが噂の台湾人?

しかし、WJFに出たという噂の台湾人は別人?

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2006年03月31日

クリス・ブリスのインタビュー

ビートルズの音楽に合わせた3ボールのパフォーマンスで話題のクリス・ブリスですが、アメリカのフジテレビとも言える、FOXのトークショーに登場したようです。もはや“クリスブリス現象”といってもいいぐらい、2月ごろから彼の動画はネット上で話題になっていたということです。アメリカ人ジャグラーの多くが、「もういいよ、あいつの話はオレにしないでくれ」という感じで辟易しています。さっきまで5ボール3アップの練習をしていたのに、それを横目で見ていた母親が「ねぇ、あんた、このジャグリングすごいよ! これ知ってる?」と言いだしたり、あるいは「ジャグラーなら、この人知ってるかな、すごいよね、この人、誰? これぐらいできるの?」と周囲の人にじゃんじゃんメールされたりしているようです。

このインタビューを読むと、クリス・ブリスは20カ国ほどで話題になっているようです。20カ国というのは主に英語圏でしょうか。だいたい海外のネットの話題は日本には遅れて入ってきますし、これからテレビで紹介される可能性はありますが、今のところ日本では全然話題になっていませんよね。

本人は、何年も前からやってきたことで自分のサイトにも置いてあったのに、なぜ「いま」、「この動画」が、突然大ブームとなったのか分からないとしながらも、こんなことを言っています。「世の中が、暗くて、シニカルで、恐ろしいものになってしまい、そのことでみんな気分がふさいでいて、だから、そうじゃない何かを求めているんじゃないかな」。クリスブリスは大量のメールを受け取っているそうですが、そのなかから、2つほど紹介しています。1つは、1日に1度は動画を見ることで、さあ今日も1日がんばろうという気にさせてくれるといっているもの。もう1つは、アフリカの難民キャンプにある人道的支援団体で働く人からもらったもので、「ありがとう、エネルギーをもらったおかげで、起きて仕事をする気になれました」という内容だったそうです。そういうメールをもらって、クリス・ブリスは、「もはや、これはパフォーマンスがどうとか、ジャグリングがどうという話じゃない」と気づいたと言ってます。

ビートルズですもんね、音楽が。'60年代のアツかった時代の記憶を蘇らせた人々も多かったのでしょうか。


ところで最近のアメリカでは、こういうふうに突発的に何かが人気になるということが続いているように思います。いや、アメリカというより、ネットかもしれません。

インターネットというのは顕微鏡みたいなもので、あるとき、どこか辺境で起こった小さなできごとが、あっという間に地球規模に拡大されるようなことが起こります。もともとテレビなどのマスメディアがそうした機能を担っていましたが、メディアに勤める人間の目の数が限られているのに対して、ネット上は至る所にウォッチャーがいます。なので、「これはおもしろい」と思ったものは、たちまち口コミで広がります。いまやテレビは、ネットで話題になったことを、数ヶ月から半年遅れぐらいで取り上げてるように思えるほどです。日本で言えば電車男なんかが典型です。ぼくは完全にブームに乗り遅れて読んだなと思っていましたが、その流行遅れのぼくに遅れること、さらに1年ぐらいでテレビや映画でブームとなりました。


アメリカン・アイドルという勝ち抜き歌合戦ようのな番組が、2、3年前から、すごい人気を博しています。素人か、素人に毛が生えた程度のワナビーが全米各地のオーディションを受けて、歌やダンスで勝ち残っていくという番組です。視聴者の投票で、もっとも人気のない人が落とされていき、最後に残った人は、それなりにその後にアルバムを出すなどして活躍しているようです。

この番組で、2年前におもしろい現象が起こりました。

オーディションで落ちた人は、泣き崩れたり、審査員にくってかかったりしがちだそうです。審査員に「向いてないからやめたほうがいい」などと言われてメソメソ泣く応募者のシーンというのが、本戦の模様に混じって少しずつ放送されます。

多くの落選者が落胆を隠さないのに対して、地方予選で落選したウィリアム・ハンという中国系移民は、ちょっと違いました。彼はリッキー・マーティンの「She bangs」という歌を、3人の審査員の前でアカペラで歌ったのですが、それはそれはヒドイ歌と踊りでした。音痴で、おぞましいダンスなのです。でも、ノリノリで一生懸命セクシーに歌いました。審査員が頭を抱えて笑いをこらえるなか、すぐに音楽が止まりました。辛口評で知られるイギリス系の審査員、サイモン・コーウェルは、「キミは歌はダメ、踊りもダメ、いったい何て言ってほしいの?」とストレートにこき下ろしました(落選シーンの動画は、ここです。超笑えます。でも、一通り笑った後、本当に彼を笑えるのか自問してみましょう)。

面罵されたウィリアムは、少しもひるまずに、こう応じました。「ぼくは歌の専門的訓練は受けたことないから」。そういう問題じゃないよと、誰もが突っ込みたくなった場面です。自覚症状のない彼の反応に驚いた審査員は、「そりゃ、今世紀最大の驚きだね」と笑いだします。ところが、すかさず彼は言います。「ぼくはもう精一杯やったし、何も悔いはない」。卑屈になるでもなく、明るく本心から言った彼のこの言葉に、誰もが感心して、そしてアメリカじゅうが、彼のことを好きになったのでした。ぼくもすごく好きになりました。本当に愛すべきキャラクターをもってるのです。

彼はその後、レコード会社から300万円でデビューのオファーを受けて、実際にアルバムを何枚か出します。いまもファンサイトがあります(ウィリアムについて、もう少し詳しく書いたぼくの日記は、ここ)。

ずば抜けた才能どころか、並み以下のパフォーマンスで多くの人々を魅了してしまった、ウィリアム・ハン現象は、どう説明すればいいんでしょう。パフォーマンスの魅力って、何でしょうね。「技術」「パフォーマンス」「キャラクター(オーラ)」の3つの要素を仮定できそうです。ぼくの理解ではクラウニングは「キャラクター作り」であって「キャラクター」そのものと必ずしも一致していません。習得できるキャラクター作りは、技術とパフォーマンスの範疇です。キャラクターというのは、もっと内面から出てくるようなものじゃないかと思います。ジャグリング界では、キャラクターというものの重要性が過小評価される傾向にあるように思います。たとえば「クリス・ブリスは、あのキャラクターがいいんだよ」と言えば、「あれのなにがいいんだ?」「これの良さがおまえにはわからんかッ、びしびし!」とか話がすれ違わなくてもいいような気もします。


さて、いま話題なのは、アメリカン・アイドルの商業的成功を横目で見ていたNBCテレビが、アメリカン・アイドルに代わる新番組を企画していることです。今度は歌と踊りだけじゃなくて、ジャグリングやマジック、コメディーも含めた、すべてのパフォーマンスを受け付けるということです。この番組については、IJAの定期刊行誌「JUGGLE」にもニュース欄で紹介がありました。的確ながらもいつも酷評ばかりしている辛口審査員のサイモン・コーウェルが企画の中心的役割を果たしているようで、ずいぶん話題です。

FOXには「30 SECONDS TO FAME(名声への30秒)」という番組もあって、それは30秒の間にジャグリング、手品、歌、アクロバットなどを繰り広げ、観客の反応だけで合否を決めるという番組です。過去にはバウンスボールで床に置いたキーボードを弾くダン・メネンデスも登場したように思います。

アメリカン・アイドルと30 SECONDS TO FAMEという2つの人気番組を足して2で割ったようなのが、今度はじまる「America's got talent(アメリカに才能あり)」という番組です。4月からオーディションが始まるようですが、今から「オレは出る!」といって興奮している若手ジャグラーが、ガットーフォーラムにいます。

ジャグリング界のウィリアム・ハンは登場するか、ちょっと楽しみです。

あ、そうそう、もう1人、中国語圏のネットから話題になってグローバルに広まった有名人がいます。Back Dormitory Boys(后舎男生)です。めっちゃおもしろい2人です。これは最近、日本のテレビでも最近放映されたみたいなので知ってる人もいるかもしれませんが。

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2006年03月28日

ガットーの奥さんの3ボール

動画情報です。

追加:ガットーのリンクが間違ってました。修正しました。

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2006年03月24日

ガットーが7リングで15分5秒の世界新

5分32秒というそれまでの世界記録を塗り替えて、アンソニー・ガットーが7リングで15分5秒の世界記録を打ち立てたようです。途中で1歩も足を動かさなかったし、最後には5アップピルエットも決めて終わらせたということで、まだまだその気なら続けることができた感じです。ガットー自身はヘッドバウンスをした状態でも記録が出せたんじゃないかと言ってます。投げている間、300人ほどの観衆は静かに見守っていて、最後はスタンディングオベーションだったといいます。記録が出るまでは静かにすばらしい。投げていたそうですが、記録を過ぎてからはジョークを言いつつ投げていたんだとか……。ガットーは本当にトップジャグラーの間でも別格ですね。

それまでの記録が5分程度であったことや、7ボールの記録が10分程度であることを考えると、すさまじいです。

今回の模様は、準備やら打ち合わせ段階の映像も含めて30~40分にまとめてDVDにするそうです。

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2006年03月23日

XJuggling

「これは未来のジャグリングの1ジャンルだ! きっと人気種目になる!」

xjuggling.jpg

ぼくはそう直観して、「うぉぉぉ!」と嬉しくなったのですが、今年のポートランドのIJAでは「The Extreme Juggling Competition」というコンテストが新たに付け加わるようです。ちょっとよく調べてないからわかりませんが、名前からして故ショーン・マッキニーを記念したものじゃないかと思います。限界に挑戦し続ける、エクストリーム(極致)なジャグリングのコンテストです。

洗練されたルーチンのこととか、ドロップのこととか、そんなの全部忘れていいんだ、これは完成度を競うものじゃない。たった1度、何度失敗してもいいからたった1度だけトリックを成功させて会場を沸かせてみてくれよ。

それがXJugglingの企画主旨だそうです。

与えられた20秒×3回の間に成功させた技のなかで、いちばんいいものだけが評価対象となります。それ以外は何も関係なし。決まるまで同じ技を繰り返してもいいし、いろいろやってもいいそうです。難易度、独創性、スタイル、会場の沸き具合がそれぞれ評価ポイントとなります。

簡単に言えば、一発芸コンテストですね。ただ、笑いを狙うような一発芸ではなくて、ともかく、誰も見たことのないような、そして誰もステージではできないような難易度の高い技のショーケースです。IJAはパフォーマンスアートのジャグリング、WJFがスポーツジャグリングだとすると、これは“ロックスター”ジャグリングだと、FAQに書かれています。会場が、1人のスターに対して一斉にその快挙に喝采を送る。

スケボーやBMXに見られるような、「反抗」「危険さ」「エッジなこと」「セックス」といった若者文化、ストリート文化的なものがジャグリングにあってもいいだろうということを、企画者の2人が書いています。スケボーの世界には、「エッジな演技」だけを競い合うような競技があって、とても人気を博しているそうです。そういう競技会があったからこそ、目をみはるような高度な技を、観衆は見ることができたと紹介しています。

余裕でできる技って簡単に見えるんですよね。どんなにスゴイことでも。特に非ジャグラーにとっては、ほとんどは「まあ、おもしろいね」ぐらいになってしまう。だから、テクニックを磨きに磨いた人たちが、自分の実力ギリギリのところで、何度かチャレンジした後に成功させるようなトリックをやる意義はあります。ジャグラーばかりか、非ジャグラーも大いに湧かせるように思います。

企画者の2人は、DJや裏方で協力できるボランティアを募っています。JUGGLEにも関連記事があったりするのですが、口調が情熱的です。この2人はアツい。ジャグリング界が、そして何より非ジャグリング界が、どのぐらい反応するのかわかりませんが、ぼくは大いにコーフンしてしまいました。いまネット上で動画クリップを公開しているような新世代ジャグラーたちも、「オレの時代が来る!」と思ってるかもしれません。ルーチンとか非ジャグラーに見せるとか、パフォーマンスするとか、そんなのには興味がない、ただただ誰にもできない難しい技を決めたいんだというような、そういうジャグラーにも、これで少しは日が当たるかもしれません。

もちろん参加者のエントリーが始まっています。コンテストは、ボール、クラブ、リングで、それぞれ3~8個と個数別に行なわれるようです。シガボやディアはリストに見あたりません。

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2006年03月19日

モ・チョイデの悪魔

天才アンソニー・ガットーが気になることを言ってます。最近毎日のように9ボールカスケードを練習していて、だいたい200キャッチは問題ないそうです。ところが、自己記録(ガットーの自己記録とは、そのまま非公認世界記録です。公認世界記録は去年ガットーが打ち立てた250キャッチ)の340キャッチに近づくと、「あの声」を聞くそうです。

ジャグリングをやってる人なら、みんな、ああ、あれねと思うでしょうか。「あっ、100キャッチ行きそう!」とか「あっ、記録が出そう!」と思うと、まもなくパターンが崩れて落としたりしますよね。そんなときに聞こえてくる、あの声です。「も、もちつけー! こ、こころを静かに、た、たもてーっ!」と聞こえてきますよね。そんなこと考えなければ、ひょっとしたらすんなり記録も出たかもしれないのに、ヘタに「そうだ、その調子でパターンが広がらないように……焦るな、焦るな」などと意識すると、とたんにパターンが崩れます。

アンソニー・ガットーも、まったく同じことを言っています。

(9ボールを)投げているとき、頭のなかはまったく空っぽ、キャッチ数を数えているだけなんだよ。記録に近づいてくるまで記録のこととか一切考えないんだけど、「もうすぐだ!」という、ろくでもない考えがちょっと頭に浮かんで……。それで、自分のなかの悪ジャグラーが顔を出してきて言うんだ、……パターンを狭く抑えてボールを低めにしたほうが、たぶんいい。少しでも何かを変えたら……、地面にボールが真っ逆さま。

200キャッチは割と問題なく出て300キャッチを越えるとドキドキするってことは、ぼくの5ボールとガットーの9ボールのキャッチ数とドキドキ感は、ぴったり同じぐらいです! 4個差! ちなみにガットーは9ボール7アップは「まだだね」と最近言ってたので、ぼくの「5ボール3アップはまだだね」とぴったり同じ! うーん、4個差! 4個差だよ!

どこで練習してるのか知りませんが、ガットーは5~6平方フィート(=0.5平米で、1辺が約70センチ)の場所で9ボールを投げてたりするそうです。で、記録が出そうなときに限って背後に階段が迫ってきて「もう後ろはないぞ、ちょっとパターンを前に出さないとヤバい」とか思うそうです。世界記録が出るかもしれないっていうのに、そんな狭いところでやるなよと思いません? (笑)

この「もうチョイ!」と心の中で叫ぶ悪魔を、これから「モ・チョイデの悪魔」と呼ぶことにしました。

モ・チョイデの悪魔と戦う方法について、ガットーはこれといって何も処方箋を用意してくれていません。ぼくも、これについては何も解決がないと思います。あるのは練習のみ。ただ、ひとつ言えるのはいったん壁をやぶると、このモ・チョイデの悪魔はその壁から戦線をぐっと引き下げるようです。たとえば今日203キャッチを出して200キャッチの壁を1度でも超えると、180ぐらいではモ・チョイデの悪魔が出てこなくなります。なので、ぼくは「ねばれるだけ、ねばるべき」というのが持論です。パターンが崩れようが甲斐性だろうが、ともかく何がなんでも、その最後の1キャッチはつかむべきです。それで100キャッチが出るか、クリーンに90キャッチで終わるかでは、ぜんぜん次からの心理的な余裕が違ってきます。


そうそう、3月22日にドイツのシュツッツガルトで、ガットーは7リングの世界記録(自己記録)チャレンジをやるそうです。いまの記録は5分22秒だそうですが、よほど観客が飽き飽きしない限りは世界記録を出すつもりだという話です。

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2006年03月16日

ステファンの3ボール即興

動画情報です。

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2006年03月14日

クリス・ブリス対ジェーソン・ガーフィールド

ジェーソン・ガーフィールドがやってくれました! クリス・ブリスを巡る大混乱に対してガツーンと一発、すさまじいルーチン映像を公開しました。いまネットのジャグ界は、この2人を巡って話題が沸騰しています。

まず、何はともあれ、クリス・ブリスの3ボールルーチンからご覧あれ。

クリス・ブリスのこのルーチンは、ヤフーやMSNといった有名サイトで紹介されたようで、そのために非ジャグラーが「この人スゴイ!」といった感想を多く漏らしたようです。まあ、当然の反応と思います。

クリス・ブリスというジャグラーが非ジャグラーの間で話題になっているらしいことが、ジャグラーの耳に入りはじめました。「このジャグラーすごいね!」といってクリス・ブリスの映像のURLをメールでえもらったジャグラーが多かったようです。

ところが、クリス・ブリスのルーチンは技だけをみれば、特別に難しいところはありません。だから、「こんなのは“すごい”ジャグリングじゃないんだよ! ディーツを見ろ! ガットーを見ろ!」と怒り出すジャグラーがたくさん出てきました。「ウンコだ」「つまんなくて死にそうだった」「ボールと必死で戦ってるように見えるね。で、クリスは負けてるように見えるんだけど」「なんだあの表情は?」というように、さんざんけなされています。

リンゴを食べたりトーチを投げるのを非難するジェーソン的な反応をした人が多いわけです。

さて、そうこうしているうちに真打ちのジェーソンが登場しました。たぶん準備してたんですね。「クリス・ブリスのジャグリング技術はウンコだ」とジェーソンが激しく怒って、長い文章と、入念に作り込まれたパロディールーチンを作って映像を公開しました。

BlissDiss2.mov(QuickTime、40MB)。これがジェーソンによるクリス・ブリスのパロディー・ルーチンです。

2つの映像を画面に並べて同時に再生すればわかりますが、まったく同じタイミングで同じような技をやっています。ただし、ジェーソンはすべて5個です。この技術力と技の開発力は、すごいです。狂ったようなクローキャッチが笑えます。

ぼく自身はクリス・ブリスが気に入りましたし、そのことを2度ほど公言していますが、「クリスブリスいいじゃん」と言うのに、ちょっとプレッシャーを感じます(笑) クリスはクリスでいいんじゃないかと言ってるのは、本当に少数です。あまりにみんなが「クリスのジャグリングはウンコだ」というので、その反対意見を言うと自分が間抜けに見えるんじゃないかと心配してのことなんでしょうか。

この話題を振られたガットーは、ジェーソンのビデオを見ても「自分のジャグリングは何も変わらない」ことを理由に見ようともしません。ガットーは、一切「この人」とはかかわらないことにしたと言っていて、ジェーソンのことを名前で呼ぶことすらしません。誰かを笑いものにして、それをダシにして目立とうというんじゃなくて、それだけの技術があるならジェーソンも自分のジャグリングをやるべきじゃないかという意味のことを言っています。ぼくも同感です。オレはほかの人を尊敬することができる人間だけを尊敬するねということもガットーが言っていましたが、これにもまったく同感です。自分と方向性や感性が違っても、そのことだけで他人の批判をするのは、不当じゃないかと思います。ぼくもついついやってしまいがちなんですけどね……。「これは好みじゃないなぁ」と思ったときに一番いいのは、どこか褒めるところを見つけて、それを当事者や周囲に伝えることで、次にいいのは静かに黙っていることです。毒舌で他人をけなしまくって、それでなお周囲から愛されるタイプの人もいますが(ジェーソンもそうかも)、それはその人に天性の才能があるのであって、毒舌というのはヘタに真似すると、当事者だけでなく、それを聞いている周囲の全員に嫌われるだけです。

ダン・ホルツマンやルーク・バラージも、いいことを言ってます。この人たちはたぶんクリスのジャグリングなんてどうでもいいと思ったことでしょう。でも、そうはヒトコトも言ってません。その代わりに、もっと違う、生産的な提言をしています。が、今日は時間がないので、2人の意見は、また後で書き足して紹介します。あ、ジェーソンの長い長い怒りの文章についても。

クリス(好き/嫌い)のアンケートを採ってみたいですね。もうすでに、いろいろと意見を紹介してしまったし、ぼくがクリス擁護的なことを書いてしまったので、だいぶバイアスがかかってしまうでしょうけど。

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2006年03月09日

カラスの新ビデオ

あー、Eden Zakが新しいバウンスのビデオを公開したり、ほかにもいろいろありますが、まだ見ていません。ホントにITの時代ですね。もうドンドンみんなビデオクリップやDVDを作ります。

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2006年03月08日

ガットーのサイトスワップ嫌い宣言

ガットーは映像の最初ほうで、ちらっとサイトスワップ的なことをやっていて、数字を知らなくてもサイトスワップを投げてるんだよオレはということをアピールしているようです。ですが、ガットーのやっているサイトスワップはマルチプレックスをのぞくと、かなりシンプルなものばかりです。それが悪いとは言いませんし、もしガットーに会えることがあってもサイトスワップ云々を言おうとは思いません。でも、サイトスワップがジャグリングにもたらしたものを、ここまで否定することないのになと思います。それが何かを分かって否定するならまだしも、よく知らずに批判的なことを述べるのはフェアではありません。サイトスワップ小僧には、もういい加減ウンザリなんだよというガットーのため息も分からなくはないのですが、ちょっと言い過ぎかなーと思いました。

もう2ヶ月ぐらい前だったと思いますが、ルーク・バラージが、ガットーを含めた古参ジャグラーを向こうに回して、新しいスタイルのジャグリングについて、知らないのに批判するのはおかしいというような意見を真っ正面から述べて、しばらくガットーフォーラムがアツくなっていました。ルークはフォーラムの多くの人を敵にしてしまったような感じがありましたが(ガットーが神ですから)、ルークの言い分は正当だったとぼくは思っています。別にボードビルスタイルのジャグリングを否定しているわけじゃなくて、ただ新しいスタイルのジャグリングを、それが何かを知らずに否定するのをやめてほしいと言ってただけだと思います。

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2006年03月06日

NHKの放送みました

カレーくん(進藤一宏くん)が出演するNHKのレポートを見ました。会社で同僚に録画を頼んで、VHSテープとAVIファイルの両方でバッチリ。リアルタイムでも画面を見ていました。

nhk-curry.jpg

放送は6分ほどでした。学校のバレエの授業の様子や、自宅での筋トレの様子、パフォーマンスで使う楽曲選びの様子、あるいはジャグリングサークルでの練習の様子などが紹介されていました。去年のIJAのステージも、少し出てきました。そういえばカレー君って、演技の学校に通ってたんですね、知らなかった。

実際のジャグリング風景が、たっぷり出てきました。まず初めに「空中に道具を浮かせ続けます」ということでディアボロやデビステ、クラブパッシングもカンタンな演技が紹介されていました。また、カレー君が投げているシーンでは、ちゃんと「シャワー」という名前が出てきたり、背中のうしろを通したり、身体を回わしながら操ったりして技を加えていくという解説もありました。ピルエット入り4シャワーの激しいヤツとか3ボールで変則ミルズメスとかボディーバウンスをやるシーンも出てきたり、7ボールが出てきたり。5ボールでは2段階ピルエットも映ってました。顔にズームが行って、高いボールが見えないケースが多いのは残念でしたが、まあ、人物紹介なので当然しょうがないですね。

インタビューでは音楽や照明を含め、好きな技を入れてパフォーマンスを作り上げていく楽しさや、IJAのステージで観客から拍手をもらって「これはきたーっ、これはきたーっ」と好感触を得たときの高揚感を語っていました。

映像の最後ではアナウンサー2人が6月のジャグリングステージ、「Real Juggling」に言及していました。そのことに絡んで、カレー君はジャグリング普及に対する思いも語っていました。チケットを買ってステージを見に行くこともあるというヨーロッパのジャグリング文化を紹介しつつ、いずれ日本でもバレエやお芝居を同じようなカテゴリーのひとつになってほしい、それが夢です、と話していました。

うちの職場ではずっとテレビがついていて、だいたいNHKが映っています。で、カレー君が画面に出てくるなり、ぼくはずっと見入っていたんですね。そうしたら、そこにやってきた上司が言いました。「おっ、これすごいね。西村くんがジャグリングやってるいうから、キモい趣味だなと思ってたけど、、、これ見ると、、、うわっ、すごいね。いくつ投げてるの!?」。少しはぼくの職場でも、ジャグリングがどんなものかわかってもらえたかもしれません(笑)


会社帰り、駅高架下で練習してたら、50代後半かという感じの、酔っぱらいのおじさん2人が「おぉっ!」といいながら近づいてきました。「ジャグジーかっ! さっき、テレビでみたよ! 何かすごいね、世界チャンピオンが出てきたよ。ジャグジーの!」。2度ほど「ジャグリングです」と直したんですが、一生覚えてもらえそうにないので、ジャグジーってことで話を合わせました。「ご覧になったのはNHKですよね。あれ、ぼく知ってる子なんですよ、ジャグリングやってる人の間では有名なんです。彼はまだ高校生ですよ」。

手が真っ黒だからと辞退しているのに、おじさんたちは何度も握手を求めてきました。カレー君の「夢」を追いかけるという姿が、よっぽどうれしくて、ジャグリングだったら何でも良かったのかもしれません……。

それにしても、テレビの影響力ってすごいですね。

おじさんたちが立ち去ったあと、5ボールハーフシャワー(6x,4x)で、70→94キャッチ。上半期の目標100キャッチが見えてきました。53の練習効果が高いです。どんな技もマイナス1個をよく練習することですね。

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2006年03月04日

4クラブコンテスト途中経過

ガットーフォーラムで4クラブコンテストをやってます。30秒のビデオを10人ほどが公開する予定で、いま半分ぐらいの人がすでにアップロードしています。まとめて見てみようと思ってURLを抜き出しました。ここの名前は基本的にフォーラムで使っているハンドルネームです。

Colin.Eはジャグリングの総合サイト、IJDbを作ってメンテナンスしている人です。昼休みのランチの時間にサクッと撮ったので着替える時間がなかったと言ってて、オフィスらしきところでネクタイを締めたままクラブを投げています。むしろ、そのほうがちょっとカッコイイと思ったりして。それにしても、うまいなー。今のところ、Colin.Eが一番いいかなと思いました。

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2006年03月03日

NHKの放送が楽しみ

関東圏のみの放送らしいですが、NHK総合でカレー君こと、進藤一宏君がテレビに出るそうですね。3月6日月曜日18:10~19:00までのどこかで、6~7分間。少し前のカレー君のブログで、NHKに授業風景や練習風景を取材されたと書いてあったので、それですね。うーん、関東圏の人口を3000万人とすると視聴率10%でも300万人。そのなかの数十人の中高生が「よし、オレも!」と思うんじゃないかと想像したりして、ちょっと楽しみです。カレー君のことなので、ジャグリングの楽しさを、うまく話してくれているんじゃないかと、今から見るのが楽しみです。


今週末は5日の日曜日に代々木公園に行く予定です。お昼すぎからちょろちょろと。天気予報は晴時々曇で最高気温14度、最低気温5。かなり暖かいですね。風がなければいい練習日和になりそうです(花粉症の人を除く)。


話がひょこひょこ飛びますが、今月末、出張で中国に行くことになりました。万里の長城でジャグリング記念撮影をしますよー。むはは。北京って成田から直行便で4時間なんですね。近ーい。


さらに別の話。ジャグリングを始めたきっかけアンケート、ご協力ありがとうございました。回答数は70で、うちアンソニー・ガットーが4人でした(笑) 結果を見ると、やはり友人に影響されてというのが多いですね。

次は練習時間にかんするアンケートでもやってみたいなぁ。週に何時間ぐらい練習します? いや、最近ガットーのフォーラムでそんな話題があって、けっこうおもしろいなと思ったのでした。

1日5~7時間ぐらい練習するようにしていると言ってる人がいて、その人は、ある日の練習メニューを、こう書いてました。

2/18/06: Contact 20:00, drumstick twirling 23:00, 2 sticks and ball 20:00, staff 30:00, bar flair 10:00, Tennis can 20:00, cigar boxes 20:00, hat 12:00, volcanoball 25:00, devilstick 20:00, fan 12:00, pencil spinning 25:00, butterfly knife 20:00, zippo lighter 27:00, poi 13:00, hula hoop 12:00, shaker cups 20:00

合計時間は5時間29分だと言います。5時間半じゃなくて、5時間29分。細かい……。これを計画的にやってたり、練習時間を分単位で刻んでるとしたら、かなりすごい。誰だ、これはと思ったら、何とアメリカジャグリング界の重鎮、ダン・ホルツマンでした。最近鉛筆回しを始めたらしいです。

ちなみに、練習時間で圧倒的にスゴイのはトーマス・ディーツじゃないかというのが多くの人の意見です。毎日とてつもなく練習するらしいですよ。

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2006年03月02日

ギャルジャグラー?

女性のジャグリングのビデオです。弟らしき子どもとのお化粧シーンがほのぼの。

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2006年03月01日

バスケットボール・バウンス

ひとつだけビデオを。

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2006年02月27日

動画情報

最近あまりrec.jugglingを読んでいませんが、動画情報です。お勧めはデーブ・ケリーの3ボールぐらいかも。

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2006年02月17日

円熟の演技

動画情報です。すごく好みが分かれそうなボールジャグリングです。rec.jugglingには、「正直、めっちゃツマランかった」という人もいましたが、ぼくはちょっと感動しました。

古いロックのBGMに合わせ、まるで指揮者のような動きをする3ボールルーチンです。腕がぶんぶん動きます。

最初、リーバスカスケードを大げさにやるのを見て、「やばい、これはやばい……」と思ったのですが、見終わるころには感動していて、3回も見てしまいました。個別のトリックを見ると、どれも並みのジャグラーなら誰でもできそうなものですが、そういう話じゃないんですよね。

「円熟」というんでしょうか、きっと何千回も人前でやったんだろうなという見ていて安心できる完成された演技です。長い長いルーチンでノードロップなのはもちろん、落とす気配や乱れる気配すらありません。すべてのスローとキャッチが、その位置まで含めて計算ずくという感じがします。身体表現もこなれていて、非常に見ていて気分がいいです。

狂ったように顔も腕も動かすのに、びしびし飛び交うボールの軌道は美しく、まったく乱れません。熟練した職人の手元をみるような、こういうジャグリングも、いいもんですね。

ちょうど同時期に、オーストラリアのパースのジャグラーたちがDVDを作ったという投稿がありました。紹介ビデオを見ると、特別レベルが高いわけでもなく、あまりに普通なので拍子抜けしました。5個のボールを投げて、(6x,4)*とかやってますが、職人芸を見た後に見ると、まったくのズブの素人に見えるから不思議です。

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2006年02月08日

ナイーブ・アート、ガラパゴス・ジャグリング

ルーク・バラージがブログでおもしろいことを書いています。芸術の世界、たとえば絵画の世界なら「印象派」だとか「写実主義」といったように、それぞれの芸術家は方法論やスタイルを共有するグループに分かれます。本人にその意識がなくても、たいていは後世に分類されることになります。

ところが、そういう流派なんかとは無関係に絵を描く人々がいて、彼らの描く絵は「ナイーブ・アート(素朴な芸術)」と呼ばれるそうです。日本語の“ナイーブ”という言葉には「すれていない、純粋な」というプラスのイメージもありますが、元のフランス語はどうか知りませんが、英語では否定的な意味で使われることが多いように思います。あいつはナイーブだ、と言えば、世間知らずだとか、単純過ぎる、子どもっぽいといった意味でけなしていることになります。ナイーブ・アートという言葉にも、「原始的な芸術」、もっといえば自己満足的でテクニックや思想性に欠ける芸術未満という含みもあるんだと思います。最近はやりの言葉で言えば「痛い芸術」となるかもしれません。

ナイーブ・アートと目される芸術家たちは、特別な訓練を受けていない人たちです。彼らの作品は、ぱっと見はアートっぽく見えても、よく見ると細部でパースが狂っていたり、あるべきテクニックが欠けていたりすると言います。よく見ると、「なんか変!」という絵です。

ぼくはナイーブ・アートという用語は知りませんでしたが、Wikipediaの記述(http://en.wikipedia.org/wiki/Naive_art)によると、すでに認知されたアートのジャンルを形成しているということです(リンクをたどるとナイーブアート作品の例が見れます)。そういえば、レストランの壁なんかにオーナーの友人が書いたというような絵が掛けられていることがありますが、そういうのからは、たいてい「アマチュアとしては確かにうまいけど、なんか……、ヘンだよね」という印象を受けます。そういうのを喜ぶ人々がいて、それなりの市場が形成されてもおかしくはないなとも思います。

ナイーブ・アートは、一歩間違えると「MOBA(http://www.museumofbadart.org/)」になるのかな、とぼくは思いました。MOBAは「Musium Of Bad Art」の略で、驚くべき真剣さと下手さをもって描かれ、描いた本人にすら捨てられてしまったような絵のことです。興味のある人はリンクをたどって見てください。なんか笑えるような、笑えないような、独特の悲しい世界を作っています。「痛い」を通り越して悲しいです(笑)。

絵画だけじゃなくて、音楽や詩作、文学の世界にもナイーブな作品があるように思います。

で、話はジャグリングです。ジャグリングにも“ナイーブ・ジャグリング”というのがあるんじゃないかというのがルークの指摘で、とても興味深い例をいくつか紹介しています。

14歳のとき、パッシングをはじめたルークは、「きっと正しいやり方はリバーススピンで投げるやり方に違いない」と考えて、ふつうと逆の回転で友人とパッシングをしていたらしいです。確かにキャッチの仕方を変えないとすれば、そのほうが合理的です。

あるいは、けっこう多くのジャグラーがカスケードより先にリバースカスケードを覚えるという例もあげています。ぼくも、中学生のときに母親から何となく3つを教わって、なぜかリバースで投げていました。確か、母は“山崩し”と呼んでいたように思います。

ルークは、さらに驚くべき例を挙げます。彼は最近アンドレアというジャグラーと出会ったそうですが、このアンドレアが、独学でクラブを覚えたというんですね。彼はファウンテンを知らなかったのか、4クラブをトリプル・シングル(53)で覚えた。で、あるとき5クラブカスケードを覚えようという段になって、彼は非常に変わったことをします。あまりにも右手がトリプルに慣れていて、左手がシングルに慣れていたものだから、それぞれをダブルで投げるかわりに、なんと右手でトリプル、左手でダブルを投げるという変則5クラブカスケードを覚えてしまったというんです。左右の高さはそろっていて、あまりにも安定しているため、最初はジャグラーでも異変に気づかないらしいです。で、よく見ると……、ビックリ! 誰もアンドレアに「まちがってるよ」と教えてくれなかったから、そうなったということです。よく見ないと「ヘン」なことに気づかないナイーブ・ジャグリングです。

で、ルークが、6クラブのいちばんカンタンな投げ方は、トリプル・ダブルで投げるハーフシャワーだよと教えたら、アンドレアは「じゃあ、6クラブの練習をやるときにはぼくは有利だね」と答えたといいます。

ぼく自身は、こういう変わったジャグリングは、“ナイーブ・ジャグリング”と名付けるよりも、“ガラパゴス・ジャグリング”と名付けたほうがいいんじゃなかと思います。独自の進化を遂げたジャグリング……。トスジャグリングなんて、別に投げられたら何でもいいですし、鑑賞者は非ジャグラーですから「ヘン」なんてことは何もありません。

日本のお手玉や、トンガで伝統的だったいう遊びでも、女の子たちはカスケードやファウンテンを知らずに、シャワーばかりをやっていたわけですけど、あれも一種のガラパゴスジャグリングですよね。

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2006年02月03日

EJC2005ほか

動画情報です。ホントにこのところ、いろいろ出てきます。

rec.jugglingには、ぼくが紹介するより多くの動画情報が投稿されています。ぼくは、だいたい全部を見ています。で、良さそうなものだけ(たぶん全体の6割ぐらい)をここで紹介しています。ともかく全部みたいという人は、IJDbのrec.juggling掲示板を定期的にチェックすることをお勧めします。だいたいビデオの投稿にはタイトルに[video]と付いていますから、ほとんど英語を読む必要もありません。


EJC2005のDVDですが、感想は「お祭り騒ぎの雰囲気がよく分かった。楽しそうだな」という感じです。ぼくはEJCのビデオは初めてみたのですが、IJAとは全然違うんですね。広大な原っぱにテント小屋を設営して、その周囲にみんながてんでばらばらにテントを張ったりして野宿。

もともとチャンピオンシップがあるわけでもないんですよね、だから個別のパフォーマンスやステージをみっちり紹介するというシーンは、ありません。ちょいちょいとおもしろそうなところをかいつまんで、うまくハイライト編を編集しています。それはテントで雨上がりをまって囲碁を売ってるやつだったり、ジャグってる横でギターで弾き語ってるヤツだったり、木にロープを結びつけて綱渡りの練習をしてるヤツだったり、まあ、ジャグリング以外もいろいろです。

自分の好きな道具なら、じっと目をこらしてみれば、3秒×5箇所ぐらいで「おっ」と思う技も出てくるかもしれませんが、ジャグリングを見て研究したいという人には向かないかもしれませんね。ディーツですら、ルーチンの一部が出てくるだけでした。ルーク・バラージは、WJFでやったら黙殺どころかクラブで殴り殺されそうな、一般人向けっぽいボールのルーチンをやったりしています。それでも、会場がドドッと湧いたりするのは、やっぱりお祭りだからですよね。

とはいえ、ジェイ・ギリガンのステッキとボールを使ったショーや、誰だか分かりませんが三角形の巨大リング(三角ならリングじゃなですが……)を使ったトスのショーとか、とてもおもしろいステージもあって、ジャグリング鑑賞としても十分楽しめます。あ、あとアクロバットが多いです。ペアでやるアクロバットがぼくには新鮮でおもしろく思えました。

それにしても、EJCって、ホントにお祭りなんですね。雨が降ったら泥んこ遊びをやったり、夜には一輪車のまま飛び込み台からプールに飛び込んだり、チンバランスコンテストでは、バランスしたまま波打ちプールの沖へ沖へと歩いていく競技をやったり、もうほとんどこいつらアホじゃないかというほど浮かれポンチな空気が伝わってきます。文化がヒッピー的、バックパッカー的ですね。


全然関係ないですが、「世界のベストジャグラーって、どんな気分?」と聞かれたアンソニー・ガットーが、商売のための宣伝文句として自分がベストだと言うことがあるけど、自分では自分がベストだなんて言わないよ。それは周囲の人が決めることだよ、なんて答えています。意外に謙虚な面も。まあ、アメリカのショウビジネスで生き残りたかったら「謙虚さ」なんていう美徳は(少なくとも表向きは)最初に捨てなきゃいけないものなんでしょうね。

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2006年01月31日

ジャグリング地下墓地

何やらジャグリング的には、いまベルリンがホットらしいです。英国人のルーク・バラージは今、ドイツのベルリンに住んでいますが、彼がブログで「ジャグラーにとって、ベルリンで暮らすことが“サイコー”だって言ったっけ? ベルリンは本当に世界のジャグリング首都だね」と書いています。

今ごろはマイナス8度にもなるそうで、ストリートパフォーマンスしようと思ってもくじけてしまうことがあるとも言っています。そんなルークが、ジャグラーにとってベルリンはいいぞぅという理由のひとつが、「Jonglier Katakomben」という名前のジャグリングスクール兼練習場の存在です。読みは“ジョングリエ・カタコンベン”なのか、何なのか分かりませんが、これは英語なら「catacomb」と綴る語で、「地下墓地」という意味のようです。ジャグリング地下墓地。

英国人がベルリンの街に作ったこのジャグリング地下墓地は、文字通り地下にある練習スペースで、6メートルの高さの天井、500平米の空間(22×22メートルぐらい?)と、60平米のリハーサルルームから成るようです。すばらしいことに、24時間、利用者がいる限り常にオープンしているという、まさにジャグラーにとっては夢のような話です。風も気温も時間も関係ありません。

さらにスゴいのが、ジャグリング講習やワークショップを受け持つ先生たちの顔ぶれです。セルゲイ・イグナトフ(ジュニアじゃない)、マクシム・コマロ、ヴィクトル・キー、ルーク・ウィルソン(ルーカルーカ)といった名前が並んでいます。当然、ルーク・バラージもいるし、うーん、トーマス・ディーツも、、、、いるのかな?

欧州って、このあいだ行って今さらのように思ったのですが、国境というものの意味が、もうかなり変わってきていますよね。シェンゲン条約という「パスポートなしでツーツーで出入りできるようにしましょうや」という条約の締結国は、すでにシェンゲン国家とでも呼ぶべき共同体の雰囲気を持ち始めているように思いました。彼らはドイツ語にしろ英語にしろフランス語にしろ似たような言語をしゃべっていますから、たいした労力をかけずに何かしらをマスターできるので、言葉の壁もすごく低いです。

……、というのは今に始まった話ではなくて、芸術家がパリのカフェに集まったりした時代もあったでしょうし、もともと陸続きのところというのは、そういうもんなんでしょうか。

才能のある人、魅力的な人が集まり始めると、それがさらに求心力となって、どんどん人を惹きつけるものです。というわけで、もしかするとベルリンは、今後ジャグリングのメッカになっていくのかもしれません。ベルリンでは、かなり前衛的なジャグリングパフォーマンスなんかも、やってるようです。

東京にも、誰かジャグリング地下墓地を作らないかなぁ。

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2006年01月30日

ガットーのDVD、レジェンダリーモーメンツ

アンソニー・ガットーの『Lengendary Moments』が届きました。早いですね。簡易なOffice Depotの光メディア用封筒にDVDが1枚入ってました。

アインシュタインの幼なじみは、成長してノーベル賞を取ったアルバートが、歴史に名を刻むほどの天才と言われてることが最後まで信じられなかったと言います。偉大な人間であっても、あまりに身近に接すると、その偉大さが分からないぐらい普通の人間に見えるということかもしれません。あるいは、偉大な人間も、偉大だと評価される1点をのぞくと、意外にふつうの人間であるということかもしれません。

アインシュタインの幼なじみの話はぼくのでっち上げですが(似たような話はどこかで聞いた気がしますけど)、何が言いたいかというと、どうもアンソニー・ガットーも、すっかり見慣れてしまって、もう偉大さが分からないということです。次に感動するとしたら、生で見るときかなぁと思います。

このLegendary Momentsは、ほとんど(もしかしたら全部?)ネットにある動画です。予想されたことではありますが、過去1年ほどで公開されてきたガットーの映像を全部みてきた人間としては、ちっとも新鮮味を感じません。最後の十数分なんかは世界記録の映像が連続で続きますが(まさに伝説誕生の瞬間、レジェンダリーモーメンツ)、さすがに6、7クラブ、7ボールが延々と続くだけの映像ではねぇ……。じっと軌道や手の動きを見直してしまったりするのが、やっぱりジャグラーなわけですが(笑)。ガットーほどの人でも、非利き手と思われる左手のスクープが明らかに弱いんですね。これはヴォヴァでもそうで、ヴォヴァの6ボールあたりを見ると、左手は右手の半分ぐらいしかスクープできていません。

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2006年01月27日

グレンダイザー的超サイトスワップ動画

2本とも、フランス人のSylvain Garnavault(シルベン・ギャルナボールト?)さんのビデオです。744とか(6x,4)とか、「もういいよ、飽きた」と思ってる人は必見です。まだまだこんなにサイトスワップってあったのかというほど、5ボールのシンクロ、アシンクロでサイトスワップを投げまくってます。おもしろいのは、対称性のあるパターンや兄弟関係のパターンなどを複数のパターンを1画面のなかに収めたムービー編集です。新鮮。スティーブ・ミルズも絶賛していて、そのメッセージを見たSylvainさんは、あなたに褒められるなんて光栄です、初めてミルズメスを覚えようとしたとき、あなたは神のように思えました、というようなことを言ってました。人柄の良さもあるのでしょうけど、スティーブ・ミルズは敬愛されていますね。

このSylvainさんは、Vincent Bruelという人とコンビでバウンスもやります。確か今でも13~15個あたりで世界記録をもっていたような気がします。

ちなみにSylvainさんは、The Cloon Brothers Bandという、非常に動画の充実したサイトを作っています。彼のページは全部フランス語で書かれていますが、ジャグリングの技の名前は英語と似てたり同じだったりするので、だいたい分かります。トップページ左の「RESSOURCES&VIDEOS」と書いてあるところ(丸いボタン)をクリックして、その次に右側に現われる「VIDEOS」をクリックすると、ビデオのページに飛べます。割と基本的なパターンなんかも、ちゃんとビデオで公開してくれています。

そんなことよりっ! ぼくが驚愕したのは今回のビデオの1つで使われていたBGMです。30年前の子ども向けアニメ、『グレンダイザー』のテーマソングなんです。いきなり5歳のころに記憶がフラッシュバックして映像を見るなり歌い出してしまいました。「♪愛よ~、ちきゅ~ぅよ~っ! 青~ぞぉらよ~」。内容はサッパリ覚えていませんが、「チキュー」を守るために自分は生まれてきたのかと思った記憶がかすかにあります。

なぜまた、日本のアニメソング? と思って本人に聞いたら、Sylvainさんは、「友だちが古い日仏英のアニメソングをいろいろもってきてくれたんです。で、1分7秒の楽曲を見つけて、結構イイかなと思ったし、これがrec.jugglingを見ている日本のジャグラーたちに向かって“ハロー”と挨拶する私なりのやり方」なんて言ってました。憎いじゃないですか。でも、グレンダイザーがどんぴしゃりでハートに響く世代って、いま30代半ばの人たちだけで、若手ジャグラーはマジンガーZとかも知らないですよね……、きっと。

さらに驚いたんですが、グレンダイザーは、その昔にフランスでも放映されて、爆発的ヒットとなったとリンク先のページに書いてあります。日本のアニメオタクの間では、「フランスでは視聴率100%をとった」と語りぐさになっているんだとか。うーん、100%はないでしょうけど、すごく人気があった可能性はありますね。

似たような話で、ずっと以前、日本在住のオーストラリア人に聞いた話ですが、彼らの世代は日本の西遊記をみて育ったそうです。孫悟空が頭の輪っかを三蔵法師にしめつけらるシーンで、堺正章が「イテテテテ」と叫ぶわけですが、そのオーストラリア人の彼は子ども同士で「ITETETE」といって真似ていたというんですね。その彼は20年ぐらい経って日本に来て日本語を知ったとき、「はっ! あれは、アウチ!の日本語だったのか」と気づいたなんて言って笑っていました。日本のエンターテイメントコンテンツが海外で知られるようになったのは、何も「オタク」という言葉ができてからじゃないのですね。

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2006年01月23日

[75]27って……

マイケル・カラスはIJAの会報誌、「JUGGLE」の最新号で取り上げられています。2001年ごろ(いま21歳らしいので、16歳ぐらいのときか?)にジャグリングをはじめて、2002年には、rec.jugglingで何週にもわたってオリジナルの3ボールのトリックを次々と公開し続け、そのあたりからジャグリング界で知られるようになったようです。そのとき、rec.juggling上ではアイデア交換が活発に行なわれて、さながらネット上のワークショップ状態だったと言います。カラスの代表的なトリックは、ロミオズ・リベンジです。

同じ号のJUGGLEで、日本ジャグリング界が誇る(といいつつ、ぼくは未見なんですが……)シガーボックスのビデオ「十八番」も、最高の賛辞とともに紹介されていました。全部のトリックの名前が日本語で付けられているとか、日本でしか販売されてないとか、そんなことは関係ない、このビデオは必見だよ、と評者は書いてました。

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2006年01月17日

7up360!?

最近、ネット上でビデオを公開する人がどんどん増えて、rec.jugglingでもビデオ関連のポストの頻度が上がっているような気がします。

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2006年01月16日

水中ジャグリング

動画情報です。

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2006年01月13日

超低空97531は必見

ジャグリングビデオ情報です。

ところで、最近のガットーの動画に、シングルスピンの5カスケードのシーンがありました。それを見た誰だかが「最近はじめたの?」と聞いたら、ぜんぜんそんなことはなくて、昔ショーでやっていた時期もあるぐらいだそうです。ただ、お客の反応が全然なかったのでやめたってことらしいです。

フラットとダブルの違いはわかるでしょうが、ダブルとシングルの違いなんて、ジャグラー以外には、どうでもいい話ですよね。

パンケーキの回転数も、ジャグラーにしかわかりませんよね。

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2006年01月07日

ビデオあれこれ

久しぶりにビデオ情報をいろいろ。

ところで、ガットーは、アルバートのことを「クロッチスロー」と呼んで、決してアルバートと呼びません。アルバート・ルーカスはアルバートの発明者ではなく、アルバート以前からやっていた人がいたという話です。といって、ガットーがアルバート・ルーカスを認めてないとか、仲が悪いとか、そういうわけでもないようです。

もうひとつ、アルバートの反対、トレブラですが、海外ではあまりトレブラといわないようですね。どっち側でも股下を通したらアルバートと呼んじゃってるような気がします。

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2005年12月27日

WFJの採点基準論争

WJFの宣伝用動画が2本公開されていますね。

ヴォヴァとトーマスの活躍が目立った、というか、この2人以外の人はどうしちゃったんだという結果になったWJFですが、どうも順位と採点を巡って異議を唱えている人が多いようです。

あまりちゃんと話をフォローしていないのですが、ドロップによる減点が甘いために、実際の演技の完成度が順位に正しく反映されていないと言ってる人たちがいます。具体的には、たとえばクラブでのヴォヴァとトーマスの順位です。何でもヴォヴァは、緊張のためにドロップやミスが多く(6~9ドロップと言われてます)、トーマスのほうはノードロップだったといいます。それでもやろうとしたルーチンの難易度が高かったことから、ヴォヴァが勝ってしまうという「ねじれ」が起こったようです。会場にいてふたりの演技を見たら、誰しも「これはトーマスの勝ちだ」と思ったはずだというほどの違いだったらしいです。ヴォヴァ自身も「あーっ、昨日の夜は、めっちゃボロボロだったよ。オレは1位になるべきじゃなかった。無意味な勝利だ」とチャットで漏らした、と伝え聞きました。

ドロップによる減点は5クラブのルーチンで相殺され、さらにヴォヴァの3クラブのトリックは、技と技がつながっていたから高得点だったという話です。

あまりに主観と採点結果に開きがあったために、最終的にヴォヴァを1位として発表する前には審判団とジェーソン・ガーフィールドは話し合いさえしたと言います。結果的にはルールはルール、ということで採点結果優先としたということです。

トーマスを勝たせるべきだった、という主張には2つの側面があります。まず、採点結果はどうあれ、明らかに優れていたトーマスをWJF2005のクラブの勝者にするべきだったという主張がありえます。でも、ぼくはこれは論外だと思います。ルールや採点方法を明確化、客観化したのがWJFの本義ですから、ここで超法規的措置なんかをして、その立場を動かしたらWJFのアイデンティティ自体が一気に崩れます。

もうひとつは、来年はWJFの採点基準を修正したほうがいいという主張です。これは大いに検討すべきなんでしょう。でも、これにしたって、自明な採点基準などというものはありません。今回、WJFのドロップ減点が甘すぎたということはあるかもしれませんが、だからといって、減点に寛容な方針自体が悪いとはぼくには思えません。ジャグラーは、自分たち自身も投げる(落とす)ので、一般の人たちよりドロップに寛容だと言います。で、WJFは、もはや一般人に完成した「芸」を見せるためにやってるジャグリングなんかでは初めからないはずです。限界を見てみたい、人々が競い合って、限界を突き破っていくのを見たいんだとジェーソンは言っていますが、そういう観点から言えば、ドロップに対して寛容な採点基準を採用するのは合理的です。極論すると、IJAと同じ順位結果が出るようならIJAでいいじゃないですか、という話です。競技会はステージとも違うはずです。

今回たまたま「ねじれ」が起こったのは、みんながまだルールを飲み込めてなかったからだとも言えます。何をやれば高得点かが分かってくれば、こういうねじれはなくなるでしょう。そのとき、あまりにみんながドロップしまくる競技会になって、「これはもうジャグリングじゃないぞ」と思うなら、それはルールの設計ミスでしょう。でも、競技者の平均ドロップ数が5回で全体のレベルが1段階上がるなら、それはそれで見てみたいと思います。

完成度に対する要求は、個々人の感性によるものです。で、感性というのは「慣れ」の別名じゃないかとぼくは思ったりするので、ドロップ寛容路線も、定着しちゃえば、それなりに受け入れられると思うんですけどねぇ。

とはいえ、WJFだって、やっぱりテレビが入って一般人に見せる方向を目指すとすると、うーん、やっぱりドロップはダメだな(どっちやねん)。

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2005年12月26日

ゆうたさんの動画

2005年のJJFチャンピオンシップで2位になった、潮木祐太さんの動画です。JJFでのパフォーマンスを見て、ぼくは“和製ショーン・マッキニー”だなと思ったものですが、ボディースローが激しいです。個人的には4ボールのクロー・ピストンがすごいなーと思います。

間近でみると、ゆうたさんはムキムキです。やっぱりこういう激しいジャグリングをやるには筋力も必要なのかなーって思ったりしてしまうのでした。

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2005年12月24日

モーレツサイトスワップ

5、6、7ボールのサイトスワップやマルチプレックスがモーレツです。クラブも出てきます。ジャゴ(Jago)、ベン・ビーバー(Ben Beever)、ピーター・ボーン(Peter Bone)、フィリップ・ヴァーメレン(Philipp Vermehren;読み方不明)の面々。ど、どれがベンでどれがビーバーだ……、この2人は有名なはずですが、あまり見かけないのでよく分かりません。

いろいろ激しいサイトスワップです。7ボールで4個のマルチプレックスを高く投げて、その下で333、そこから7カスケードに戻るとか、なんじゃそりゃって感じです。全体にやや強引にパターンを続ける印象があって、こういうのを美しくないと思うジャグラーも少なくないでしょうか。非ジャグラーには、あまり受けないのかもしれません。でも、ぼくはサイトスワップが好きなので、見ていてとても楽しいです。やってる本人たちも楽しそう。

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2005年12月21日

見てみたいガットーのサイトスワップ

ちょっと前に、ガットーのフォーラムで、禁句となっている「サイトスワップ」をガットーに向かって口にしたフランス人がいます。サイトスワップをやれば、もっと多くの人に評価されるのに、という発言です。実はぼくも同感です。評価というと違いますが、ジャグラーたちは喜ぶだろうなという意味です。喜ばせる義理なんてガットーにはありませんし、それを要求するのも、ちょっとどうかなとは思います。

ガットーフォーラムは、たいていのファンサイトと同じく、やや内輪な教祖・信者の集まり的な雰囲気があります。だから、ものすごい勢いで反論がありました。ガットー本人は自分の過去の実績や現にトップジャグラーとして活躍している事実を指摘し、「それでもサイトスワップがオレに要るってわけ?」と言ってます。

もちろん不要だと、ぼくも思います。ガットーにサイトスワップなんて要らないでしょう。だけど、ガットーのdb97531連続を見てみたいし、激しい5ボールシャワー系のサイトスワップなんかも見たい。そう思っているジャグラーは多いと思います。

ガットーはやっぱり子どもっぽいんだと思います。プライドが高すぎて、今さらサイトスワップわかりませんとか、できませんとか言えないし。だって、明らかに不要なトビーのトリックを遊びで真似るのに、サイトスワップを遊びでやらない理由なんてないでしょう。そういう雰囲気をみんな感じ取ってるからこそ、取り巻きのファンたちが、サイトスワップの言葉に過敏に反応したんだと思います。

ところがです! なんと一緒に練習したときにトーマスが、ガットーにサイトスワップの基礎をちょっと教えたらしいのです。うはっ! さすがのガットーも聞く耳を持ったようで、「ちょっと説明してもらった。ちょっと分かった……、でも、今までどおりのことをやるだけだよ」なんて言ってます。うーん、あとひと押し。見てみたいなぁ、ガットーのサイトスワップ。

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2005年12月20日

ビデオあれこれ

いろいろとビデオ情報です。どんどん公開されますね。すごい時代です。こうやって互いに離れた地域にいるジャグラーたちが、刺激を与え合って競争が加速するわけですね。ネット時代特有の現象じゃないかと思います。

投稿者 ken : 23:58 | コメント (5)

2005年12月19日

WJF速報

rec.jugglingにWJFの速報が流れました。非公式情報です。日本人ジャグラーは赤で表示しています。カレー君や桔梗兄弟の名前が! 点数の差を見ると怖くなりますが、カレー君はボールのAdvancedでトーマスに次いで2位、桔梗兄弟のパッシングはヴォヴァ&ディーネイのペアに次いで2位と大健闘の模様。

BEGINNER

Balls

  1. Benjamin Thompson - 16.2
  2. Carey Pickford Jr. - 7.7
  3. Aaron Crane - 6.2

Rings

  1. Olga Galchenko - 7.5

Clubs

  1. Takashi Kikyo - 13.6
  2. Benjamin Thompson - 12.0
  3. Carey Pickford Jr. - 8.2

INTERMEDIATE

Balls

  1. Doug Sayers - 12.7
  2. Billy Matsumoto - 10.1
  3. Nik Goodrich - 8.8
  4. Cameron Ritter - 7.6
  5. Tempei Arakawa - 6.5

Rings

  1. Norbi - 9.4
  2. Carey Pickford Jr. - 7.3
  3. Aaron Gregg - 4.6

Clubs

  1. David Nager - 10.1
  2. Olga Galchenko - 9.3
  3. CJ Smith - 9.0
  4. Ivan Pecel - 6.9
  5. Aaron Gregg - 6.6
  6. Cameron Ritter - 3.4

360s

3 Clubs

  1. Vova Galchenko - 37 (1st)
  2. Thomas Dietz - 34 (2nd)
  3. Ivan Pecel - 33 (3rd)

5 Balls

  1. Thomas Dietz - 21 (1st)
  2. Chris Chiappini - 14 (2nd)
  3. Kazahiro Shindo - 13 (3rd)

5 Rings

  1. Thomas Dietz - 21 (1st)
  2. CJ Smith - 9 (2nd)
  3. Chris Chiappini - 8 (3rd)

5 Clubs

  1. Vova Galchenko - 19 (1st)
  2. Thomas Dietz - 6 (2nd - tie)
  3. Wes Peden - 6 (2nd - tie)

720s

3 Clubs

  1. Vova Galchenko - 17 (1st)
  2. Chris Chiappini - 9 (2nd - tie)
  3. Thomas Dietz - 9 (2nd - tie)

ENDURANCE

Balls

  1. Thomas Dietz - 8 w/ 37 catches, 9 w/ 17 catches - WINNER
  2. Nik Goodrich - 8 with ? catches, 9 w/ 11 catches

Rings

  1. Thomas Dietz - 8 w/ 16 catches - WINNER
  2. CJ Smith - Did not qualify 8

Clubs

  1. Vova Galchenko - 7 w/ 33 catches - WINNER
  2. Toby Walker - 6 w/ 197 catches, 7 w/ 26 catches
  3. Thomas DIetz - 6 w/ 132 catches

FREESTYLE

7 Balls

  1. Thomas Dietz - WINNER
  2. CJ Smith
  3. Chris Fowler

7 Rings

  1. Thomas Dietz - WINNER
  2. CJ Smith

5 Clubs

  1. Thomas Dietz - WINNER
  2. Vova Galchenko
  3. Toby Walker
  4. Wes Peden

Advanced competition

Balls

  1. Thomas Dietz - 12.5
  2. Kazuhiro Shindo - 7.1
  3. Chris Fowler - 6.7
  4. Chris Chiappini - 6.1
  5. Toby Walker - 5.6
  6. CJ Smith - 4.3

Rings

  1. Thomas Dietz - 16.1
  2. Chris Chiapinni - 9.4
  3. Ivan Pecel - 9.01
  4. CJ Smith - 8.99
  5. Chris Fowler - 7.3

Clubs

  1. Vova Galchenko - 8.9
  2. Thomas Dietz - 7.4
  3. Wes Peden - 6.1
  4. Toby Walker - 5.8
  5. Takashi Kikyo - 5.6
  6. Chris Chiappini - 4.3

Passing

  1. David Nager and Vova Galchenko - 11.7
  2. Takashi and Atsushi Kikyo - 5.6
  3. Heather and Darren Marriot - 3.5


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2005年12月17日

テニスボールルーチン

テニスボールルーチン(MPEG形式)

テニスボールと円筒のボール入れを組み合わせたルーチンです。ノーミスなのはいいなと思いましたが、特に目新しくは感じませんでした。2ボール+1ケースですが、3ボール+1ケースのほうがよく見かけます。

このテニスボールジャグリングって、アメリカでは割とメジャーと聞きますが、どうなんでしょう。テニス部の人たちが何となくジャグったり、あるいは入門ジャグラーが手近な道具を取り上げたりして自然と発達したジャンルということでしょうか。……と思ったら、このビデオの人は、このスタイルのテニスボールジャグリングの創始者とも言えるぐらいの人らしいです。ってホントかな。

ところで「クラブ」って、非ジャグラーはボーリングのピンと呼びますよね。あれ、無理もないなと思うわけですが、どうにかならないのでしょうかね。

もともとアメリカでジャグラーたちががクラブを投げ出したとき、世の中はフラフープブームならぬクラブスインギングブームだったと、以前西川さんに教えていただきました。身近な道具、誰もが知っている道具を使ったわけですよね。

このあいだ江戸大神楽の道具を間近でみて思ったんですが、あれ、太鼓のバチを投げますよね。あるいは茶碗や升を傘で回す。見ている人たちにとって、それらはすべてきわめて身近な道具だったはずです。シガーボックスだって、ジャグラーにとってすらジャグリング道具でしかありませんが、もともとは文字通り桜の木かなんかでできたシガー入れの箱で、最初に3つ並べて投げ始めた人たちには身近なモノだったわけですよね。ハットにしても、そんな帽子かぶってる人、いまどき見たことないよという帽子だったりします。

何が言いたいかというと、太神楽の一部の道具もそうですが、こうまでも非ジャグラーがクラブを「ジャグラーたち向けに設計された専用道具」としてしか認識しなくなった以上は、もっと身近なモノ、誰もが見て何かがわかるものに変えてもいいんじゃないかと思ったのでした。

もちろん、どんな文化でも様式化され、抽象化され、洗練されるという部分はあるのでしょうから、クラブはもはや棒、シガボは箱と見るべきかもしれません。でも、テニスボールのルーチンを見ていると、「身の回りの何気ない道具を使う」というのも、もう少しあってもいいのかなと思ったりするのでした。

マラバリの秋の祭典、MJFではビニ傘を投げる人が何人かいました。デビステ風だったり、クラブ風だったり。そういう話です。ペットボトルとか空き缶に、ちょこっとバランス上の工夫を施したり穴を開けたりした道具って、どうでしょうね。先進国の現代人になじみ深いもの……DVDの板とかテレビのリモコンとか、あるいはヘッドフォンとか。ヘッドフォンはかぶったり、絡ませたりできるし、つかむ場所があってキャッチもしやすそうです。バランスも不思議でおもしろいかもしれません。

うーん。ダメか。やっぱりクラブがいいですね。ははは。といっているぼくは、球という形に文化や時代を超えた普遍性をみていたりするのですが。

道具を固定することで技の洗練が進むという部分は大きいと思います。いくらヴォヴァが天才でも7ヘッドフォンカスケードはできないだろうと……。あと、大量生産や本格的な工業の時代がはじまったので、何もわざわざ既存の道具を使わなくても専門道具を安く提供できるようになったという事情もあるのかもしれません。違うかな。

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2005年12月16日

ルーク・バラージがサイトをオープン

ルーク・バラージがウェブサイトをリニューアルしたようです。以前のコンテンツは残したままで、別にLuke Burrage's thing on the Netというブログ+ビデオ+コラムのページを作ったようです。

さっそくビデオも公開されています。Luke Burrage - 3 ball and video - Berlin 2005(MPEG、20MB)。ガットーのフォーラムで「ビデオを公開するのも、パフォーマンスのやり方のひとつだ」なんて言っています。ルークらしいです。

ビデオの内容は、サイトスワップを歌いながら投げる例のルーチンです。年々洗練されていくようで、今回は壁に映写された文字が飛び交います。その文字の飛び交い方が、テレビゲームのようです。格闘系ゲームでコンボを決めたときのような、そんな感じ。

何かの偶然なのか、12月14日のブログのエントリで3ボールカスケードエンデュアランスに挑戦した話をしています。世界記録の12時間を目指してやってたらしいですが、あるとき5時間を目標にやったら、5時間の7分前にドロップしたという話です。わざわざテレビをプログラムして(Sky Digiboxという商品名をあげてますが、衛星テレビか何かのようです)、その夜やってるコメディ番組を全部みるようにセットしたそうです。で、4時間半たったときに、すごくすごくツマラナイ番組がはじまってスイッチを切ることもできずに困っていたところ、母親が帰ってきたそうです。テレビを切って、少し話でもしようと思ったのに、実際にはテレビの電源だけ落として母親はどこかへ行ってしまった、と。

で、しーんとしたなか、一人ぼっちでカスケードするハメになり、まもなくドロップしてしまった、という話です。問題は集中力というより、気を紛らわせてくれる何かがあるかという話です。まもなく始まる全国統一カスケード大会では、話し相手がいますから、まあ、このへんは問題なしですね。

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2005年12月15日

ガットーのキックアップ入門

アンソニーガットーのクラブ・キックアップ入門(QuickTime形式、11MB)

気になる人が多いかと思うので概要を訳してみました。ガットーは早口で発音も不明瞭です。文の構造もあまり気にせずにしゃべるタイプなので、ところどころぼくには聞き取れません。ちなみに、ガットーはジェーソンによくスペルミスをからかわれていましたが、実際、ガットーの英文は「ああ、学校でちゃんと作文やらなかった人の英語だなぁ」という感じです。

(イントロ)リクエストがあったのでキックアップのチュートリアルを作ることにしました。キックアップでいろんなコトができます。たとえば……(ちょっと考えて)、銀行強盗をやるとしましょう。銀行に歩いて入っていき、こう言います。(大声で演技入りつつ)「これはキックアップだ! みんなその場に伏せろ!」。で、みんなが床に伏せたら、あなたは自分の仕事に取りかかります。FBIに捕まったら、彼らに本当のことを言いましょう。「なんだよ、オレはただキックアップしてただけだよ。まだキックアップ習得してないんだ。クラブが飛び散って周囲の人の頭に当たっちゃいけないからな」。ふんっ、簡単だろ? ……(真剣な顔に戻って)ちょっと事後免責やらせてもらうよ。(別の声、早口で)「このチュートリアルを見て銀行強盗して引き起こされるいかなる損害にも責任を持てません」。じゃあ、始めましょうか。

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2005年12月12日

ガットーすごすぎ

あれこれビデオです。ガットーはすごいですよ、何度でも言いますが、すごいですよ。

ガットーは2本のDVDを出すようです。上のトレーラーのドキュメンタリーと、おもにトリックを集めたTo be the Best3。

ガットーのドキュメンタリーは2時間20分前後のDVDになるようです。内容は、その映像のほとんどが、少年時代から現在にいたるまでのガットーのインタビューで、最初の15分は父親のニック・ガットーのジャグラーとしての経歴からはじまって、ガットーのコーチとなるまでについての話だそうです。いくら本人がしゃべっているからと言って、言葉通りとらえちゃいけないなと思うわけですが、ニックがおもしろいことを言っています。「あの子は、最初は特別上達が早かったってことはなかったね。ふつうに失敗もしたし、イライラしたりね。でも、ある時から急に上達速度が上がったんだ。あまりに上達が早くて4ボールや5ボールは練習すら必要がなかったぐらい」。本当でしょうか、いくらガットーでも、これは誇張と思えるのですが、どうでしょう。JUGGLEのバックナンバーで似たような話を読みました。ニックいわく、朝に新しい技を考え出して、それを午後のショーでやるなんてこともあったといいます。うーん……。ところでガットーにはお兄さんがいたんですね。子ども時代のテレビ出演でガットー少年はインタビューに答えて、「お兄ちゃんと一緒にやって最初は負けて悔しかったからがんばった。今はぼくはこうしてぼくはテレビに出て、お兄ちゃんは家の近所にいるよ」、なんてことを言ってます。

投稿者 ken : 11:13 | コメント (0) | トラックバック

ガットーフォーラムがオススメ

ガットーは自分のサイトでファン向けの掲示板を運営しています。開設当初にアカウントを取ってアクセスしたのですが、IDもパスワードも忘れたまま放ってありました。ここのところ、再びアカウントを取って古いメッセージなんかも読んでいますが、驚くようなやりとりが展開されています。ディーツが7クラブのアドバイスをガットーに聞いたり、ジェーソンがガットーと微妙な間合いでジャグリングのあれこれを論じていたり、あるいはアイヴァン・パセルがクルーズ船でジャグラーとして働いた経験の話をしていたりしています。ほか、ダン・ホルツマン、ルーク・バラージなんかもよくメッセージを書いているようで、プロパフォーマーたちが本音でジャグリングやステージについて語っているという印象です。何より、アンソニー・ガットー本人がいろいろと語りまくっています。

最初、ジェーソン・ガーフィールドを名乗る人間は偽物かと思ったのですが、どうも本物のようです。ガットーと同じ掲示板にメッセージを書いていますが、特にガットーはジェーソンのメッセージや見解に対して何か言ったり、反応したりしているように見えません。気にしていないのか、あえて無視しているのか、よく分かりません。ジェーソンも、例の執拗なまでのアンソニーに対するラブコール(ですよね?)を送ったりしていません。ようわからん2人です。

rec.jugglingも全体的にジャグリングのレベルが高いわけですが、それでも数ヶ月に1度ぐらいは5ボールカスケードの話が出てきます。でも、ガットーのほうではそんなレベルの話はほとんど出てきません。果てしなくレベルが高いです。たとえば、7ボール7アップピルエットの話なんかが出てくるわけですが、そこでガットーは答えます。「これ、ずーっとずーっとやりたいと夢見てたことだよ、はっはっは。実はね、7アップが安定しはじめたのって、5年ぐらい前のことだったりするんだよ。今はいつでも、どんなときでもできるけどね」。

sequence10のビデオに出てくる、4クラブ+1トイレのぺこぺこ(あれ何て名前?)+1ボールのルーチンは、トビー・ウォーカーの真似なのか、ルーク・バラージが「人のシグニチャートリックを盗むのは、ちょっとスポーツマン精神に反すると思う」と難癖をつけているようです。ガットーは「本気で言ってんの? トリックなんてそんなもんだよ。最初にやったらシグニチャートリックだけど、だんだん真似されていくもんだ」という意味の反論をし、それに対してルークは「でも、どっかに境界線を引くべきだ」と言ってます。うーん……。この微妙な諍いの背後に、やんちゃで時に粗野な弟分のアメリカ人をたしなめたがるイギリス人の国民性を認めるのはうがちすぎでしょうか……。

そういえば、ルークは6ボールや8ボールのウィンピーパターンがファウンテンに比べて「ちっともウィンピー(弱虫)じゃないし、視覚的にも劣らない」と孤軍奮闘していました。ルーク・バラージは、言うことはかなりハッキリ言うし、人と違うことをガンガン言いますね。意見が対立しそうになったらジョークばかり言ってごまかすタイプのヤツかと思ったんですけど、なかなかタフなヤツです。

ガットーのトリックに対するルークの反発に話を戻しますが、どうも話はそう単純ではなかったようです。「トビーがやってるヤツできる?」とガットーに聞いた14歳のジャグラー少年がいて、ガットーはそれに答えるような形で、遊び気分でやったようです。例のトイレぺこぺこは、どうもトビーが最後に繰り出す決め技としてやっているもののようです。で、ガットーは、トビー本人よりもうまかったと(投げる道具の数が多かった?)。それを見たルークが、ガットーみたいな希代の天才ジャグラーが、他人が考案し、苦労して習得し、現にステージで使っている「決め技」を、そういうふうに真似るのって、ちょっとどうなんだよと感じたのも無理ないかなって思えます。ルーク自身は自分のトリックを真似られるのは好きだと言ってます。なぜなら、自分と同じだけ時間をかけて習得しただろうとわかるからだそうです。ただ、ガットーだけは、その気になればどんなトリックも真似できちゃうから違うと。うーん。

IJAの審査委員をやってる人だったと記憶していますが、スコット・セルツァーという古参のイスラエル人ジャグラーも、「人のトリックを盗む」ことについて、「これは自明の話でもないし、自分自身結論も出ていない」と、そんなことを言ったりしています。「オリジナルと真似」の是非については、ジャグラーは多かれ少なかれ、いろいろ考えているところがあるでしょうし、意見をもっているのでしょうね。

ともあれ、そんな話や、あんな話がいっぱいのガットーフォーラム、オススメです。英語を読むのは面倒かもしれませんが、ジャグラーであれば、大いに読む価値ありです。語学学習に趣味を絡めるのは王道です。

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2005年12月07日

Paccri open the ball!(ボールをパックリ開けろ!)

rec.juggligでは、いまでもまだロシアンボールの話が散発的に続いています。で、ぼくがハワイアンボールを作ったときのブログが、いまだに参照されていて驚きました。あんな当たり前の「作り方」でも、ちゃんと写真付きで紹介しているページというのは、日本語でも英語でもなかったからかもしれません。

それで、rec.jugglingの住人が、ぼくのブログの日本語を解読するためにエキサイトの翻訳サービスに通したといって、その英文をrec.jugglingに流していました。最終的には、ちゃんとロシアンボール関係の情報をまとめてIJDbのサイトに記事として載せようという話になっていて、その素材候補でしょうか。

その英訳文を見て、ひっくり返りました。ホントに笑っちゃう。たとえば、こうです。「パックリこんな感じで開いて、ここに砂なり小鳥のえさなりを流し込みます」という文は「Paccri opens by such feeling, and sand or small bird's food is poured here.」となっています。Paccri opens!! って、どっから出てくるねん! やってくれるよ、エキサイト! 好きだよ、エキサイト!

もっとあります。「中身はスカスカです」という文は「Contents are Scasca.」。すばらしい! なんかカッコイイ! 「今日は初めてシンクロファウンテンからの4アップピルエットに成功しました。ヤター」は、「It succeeded in four Apppilet from the synchronized fountain for the first time today. Yatar. 」。Apppilet(アップピルエット)とか、どっからひねり出してくるんでしょうね。「ヤター」が「Yatar」かよ。

「理想的なバランスを期すために、貝殻は慎重に取り除きましょう」に対して「To expect an ideal balance, let's carefully remove the shell.」という、ほぼ完璧な訳文も出てきたりしていて、それにも驚いたんですけど。

ぼくの口語や擬音語バリバリの日本語(エキサイト風に言えば、「Barry-barry colloquial Japanese」は、機械翻訳には向かないんですね、きっと。

あまりにも全体として意味が通らない文章になっているのに驚いて、あわてて英訳して、「How to make Russian Balls」というページで公開しました。

そのURLをrec.jugglingに流したら、5分後にIJDbの編集者のCollin.E氏からメールが来て、IJDbの記事として公開してもいいかという話になりました。うーん、それだったら、もうちょっと情報を入れないとなぁと思ったんですが、まあ作り方の一例ということで、おいおい情報を追加していけばいいかなと思っています。

と書いたと思ったら、もうIJDbのサイトに記事が追加されていました。やることが速いなー。こういう拙速は好きだなー。完成度なんて6割でいいから、まず何か形にして出しちまおーぜっていうぐらいのスタンスが、ネット時代っぽくていい。

たいしてうまくもないのに練習中のビデオや考えたことをバリバリ公開(Barry-Barry publish……)しているぼくですが、みんなが「公開するまでもない」と思っている情報の多くは、実際には誰かしらの役に立つんじゃないかと、密かに思ったりしています。

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2005年12月06日

JJF2005、青木康明(しんげんもち)くんのルーチン

いわずと知れたしんげんもちくんです。ここのところ、海外の掲示板で日本の若手ジャグラーが話題になることが多く、「Komei Aokiのビデオはネット上にないのかっ!?」とネット上で聞いている人がいました。それで、8月に大阪で行なわれたJapan Juggling Festival 2005のチャンピオンシップの模様を個人的に撮影したものを、しんげんもちくんの許可を得てアップロードすることにしました。

直前にふと思いついて撮影しただけなので、画面がぶれたり、ボールが画面からはみ出たりしていますが、ご勘弁。まったく個人的に見るために手持ちで撮影しただけなのでした。

しんげんもちくん、3ボールもすごいですが、ナンバーズやサイトスワップ系もすごいです。超低空の7ボールフラッシュも成功はしませんでしたが、かなりすごい。

このビデオはrec.jugglingでも紹介したのですが、あのミルズメス考案者とされるスティーブ・ミルズも、やや興奮気味に絶賛していました。「コーメーくん、もしここを見てて、翻訳機(翻訳者?)があるなら、デニーズなんか行ってる場合じゃないって、そのすばらしい才能を宣伝するのに時間使わないと。もし料理したいんなら、アメリカに来てくれたら、うちのコンロを自由に使わせてあげるよ! おもしろい! その調子でガンガンがんばって! 3ボールのところはホントに驚異的だよ」、ということです。

お節介ついでに、あまり知られることのない日本のジャグラーの素顔を紹介できればと思って、しんげんもちくんのページにある「ジャグラーへの100の質問」を半分ぐらい抜粋して英訳したものをrec.jugglingのKomei Aokiスレッドに流しました。そのおかげもあって、しんげんもちくんおすすめのテクノバンド(?)電気グルーブまでも話題になったりしていました。

そろそろ世界各地にIJA 2005のDVDが届くころでしょうか。しんげんもちくんのリングのルーチンを見てファンになるジャグラーが多いんじゃないかと想像しています。

「偉大な」と書くと、イヤに歴史的で尊大な響きになるのであえて「グレートなジャグラー」と書きたいですが、「グレートなジャグラー」と呼ばれるのに何が必要かと言うと、最近は2つあるのかなと思っています。既存の技術の延長上の神業をこなす、ヴォヴァやディーツみたいなタイプ。もうひとつは、誰も行ったことのない未踏