2020年04月18日
このブログについて
このブログは2004年ごろから2008年ごろまで活発に続けていましたが、いまは休眠状態です。体験談として役立つ情報もあるかもしれないので、そのまま残してあります。(2009年4月18日)
2009年02月04日
久しぶりだったのに
先週の土曜日、久しぶりにマラバリスタの練習に参加しようと体育館まで行ったのに、なんと練習日を間違えていて誰もいませんでした。たいへんマヌケな気分でした。
最近、仕事でキーボードを叩きすぎなのか、12kgを超えたムスメの抱っこのせいか分かりませんが、左手首の腱鞘炎がひどいです。キーボードも結構つらい。というので部屋でもなるべくボールを触らないようにしています。いや、触っているんですけどね。3ボールの首の後ろを2カウント(ダンカンドーナツ相当ですが、どっちかいうと首の後ろハーフシャワー)と、3カウント(首の後ろジャグラーズテニス)とか、かなり微かですが、進歩している気がします。
そういえば、ジェーソン・ガーフィールドがWJFのトップを辞めたんですか? なんだか選挙をしてディーツに破れたとかいうことをジェーソン本人が言ってる映像をYouTubeで見ました。というぐらい、ジャグリング情報についていけてません。。。
2008年12月28日
ばったり
ご無沙汰しています。ボールに触れない日より、ボールに触れる日のほうが多いというぐらいには部屋の中で5分や10分は投げる日々が続いていますが、意識的にはジャグリングから遠ざかってるなぁという気もしている年末です。
この間の週末、東京・渋谷にある「子どもの城」に2歳半になるムスメを連れて遊びに行ったのですが、バッタリとナランハ創業者の中嶋さんにお会いしました。やはりお子さんを連れていました。だからなんだという話じゃないですが。
2008年09月29日
JJF行きます
またしても時間があいてしまいました。JJF2008神戸には参加予定です。チケットも宿も、まだ手配していませんが。間違えて懇親会に申し込んでしまいましたが、金曜日はさすがに行けません。土曜日の昼前から参加の予定です。
このところ休みの日は2歳になるムスメとスイミングに通っていたりしていて、休みもジャグリングをやる時間がないので、久しぶりにガッツリとジャグリングの世界に浸れそうです。
今年もまた撮影係をおおせつかっているので、レンズを向けたらみなさん笑顔でひとつ、よろしくお願いします。
2008年08月10日
ジャグリングと写真のアプローチ
IJAでは今年も日本人の活躍がすごかったみたいですね。ずいぶん遅れて人づてで聞きました。入賞した皆様おめでとうございます。
何となく自分のジャグリングの腕がどうなっているのか知りたくて、この間お昼休みに30分ほどジャグリングしてみました。ふだん、家の中で3、4、5ボールを少しずつ投げることはしていますが、例えば4ボールのハイローシャワーだとか5ボールシャワー、あるいは5ボールのハーフシャワーなんてことは部屋ではやらないので(実は、やれば結構できますが)、やってみたくなったという感じです。
で、改めて発見したのですが、あまり腕は落ちていません。むしろ6ボールファウンテンや7ボールカスケード(のまねごと)では、「あれ、いい感じ?」という感触すらあって、少し驚きました。5ボール5アップピルエットを2、3度試してみたら惜しい感じで、少し練習すればできるんじゃないかと思えるほどでした。部屋の中で膝をつき、3ボールの55500フラッシュを十数回ほど丁寧にやることがあって、実はそういう基礎練的なものの効果って時間はわずかでもバカにできないのかなという気がしています。
一方で(6x,4)*だとか744だとか、ぜんぜんできなくなっているパターンもあったりして不思議なものです。5ボールカスケードは安定感と余裕が徐々に増している気がします。
最近、写真雑誌を見ていて気づいたんですが、写真に関してはぼくは非常にラディカルで、保守本流ともいうべき山や花の写真なんてまったく興味がありません。これはジャグリングのときの態度と正反対で、自分でちょっと不思議に思いました。
花とか山岳風景、ペットとかって撮影構図に定石があって、誰が撮っても同じようなものにしかなりません。写真って引き算みたいなところがあります。「構図に余計な木が入った」「色温度がやや低めで夕日の赤が出きっていない」「山の稜線の切り方が中途半端」「ピントが花弁に合っていてシベに来ていない」みたいに気を抜くとマイナスとなります。だから景観の写真で100点という写真ってあって、みんなそれを目指したりします。でも、それって絵はがきみたいな感じなんですよね。「ああ、いい写真ですね」と。
山岳写真の半分ぐらいは山登りの気合いにかかっているかもしれません。やっぱり雲海を撮ろうと思ったら、そうとうな気合いで時間と体力を使ってその場に行かなきゃいけません。もしかするとぼくはそういうことをやったことがないから山岳写真とか、海の中の写真とかに興味がないだけかもしれません。ぼくの知り合いに、何十万円もかけて南の海に行き、やっぱり何十万円もするカメラ(しかも今時フィルムカメラ)で海の中の写真を撮るという人がいます。いい写真が撮れると満足感があるらしいんですが、よく分からない特殊な世界という感じがします。まあ、独身貴族ってやつです。
特別な場所に行くのではなく、普段の日常の中で、人に何かを感じさせるような写真がいいなとぼくは思うんですね。何かを感じるという意味で言えば、定番の花の写真だとか田園風景だとか列車の写真だとかは、よほど技量に優れていないと、駄作じゃないかと思えるんですよね。何百万枚も撮られてきた構図でプロのまねごとして楽しいのかなって思ってしまうんです。メッセージ性がない。なんか自分で工夫しないとつまんないんじゃないですかって思ってしまいます。
ところがジャグリングではぼくはまったく逆に、自分で何かを考えるとか工夫するとかって考えもつきません。定番のトリック、定番の見せ方を学ぶのがやっとです。ジャグリングでも、例えばウェス・ペンデンくんなんかは、そういうスタンスに批判的で、もっと「違うことをやれよ」とよく言ってます。5クラブバッククロスなんてもういいよって感じでしょうね。これって山頂から見渡す朝焼けの美しい雲海の写真なんて、もうプロが何度も何度も撮影してきて見飽きたから、見せてくれなくてもいいよっていうのと似てると思います。ともかく君の身近なテーマで、君だけにしか見せられないものを見せてくれっていうことだと思います。
まあ、ぼくの場合、写真でもそこまでオリジナリティだとか何だとか言えるようなものはないんですが、それでも、写真とジャグリングを比較すると、ジャグリングにはきわめて保守的で写真に対してはきわめてラディカルなんだなと思わずにいられない自分を発見して、ちょっと不思議な気分になっています。
少し写真の実例を。
いまの時期だと写真雑誌には花火の写真の撮り方ってたくさん出て来るんです。まあ当然ですね。でも、これがどうにも退屈で仕方ない。これ以上、絵はがき写真を撮影してどうするのって思う。
今日、近所に花火を見に行きました。東京湾の花火大会です。うちは小さい子どもがいるので人混みをさけて、やや遠巻きに花火を見ました。ビルとかモノレールとか邪魔者だらけで、そもそもお手本的な花火写真なんて撮れる環境にありません。でも、ビルの谷間、モノレールの向こう側に見える花火って、それはそれで風情があっていいじゃないか、「都会の花火」っていうメッセージ性があっていいじゃないかと思うんですね。万人受けするアートではないかもしれないし、間違っても絵はがきにはならないでしょうけど、「ああ、この写真を撮った人は、こういう場所でこういう風に花火を見たんだな。意外に絵になるな」と何かを感じてもらえるんじゃないかと、そんな風に思ったりします。

都会の花火

まねっこ

子らの夜遊び

おっきいねぇ
2008年07月10日
ネット上のジャグリング情報って増えてるような
毎度ご無沙汰しています。ときどきYouTubeとrec.jugglingだけは思い出したように見ています。気づけば終わっていた堀の外のプロモ映像とか、ガットーの8リング8アップとか、セバさんの猫コンタクトとか。10ボールジャグラー(数の子さん?)の9ボールジャグル、10ボールフラッシュとか。ながめくらしつとか。
あと、矢部さんの散発的なテレビ出演(笑っていいともって何年ぶりかで見ましたよ、YouTubeで)、Jackさん(ってじゅんやさんですよね)のすんごいパームロールでのテレビ出演とか。おやじゃぐらーホープにして今年度JJF神戸の実行委員長ためさんの744映像を見て、やばい抜かれるーとかも思ったりしています。
何となく思ったんですが、ジャグリングってテレビで露出増えてるってことあるのかしら。そもそも日本人ジャグラーのYouTubeユーザーとブロガーが増えてる気がしなくもありません。鈴木拓矢さんも、いつの間にかブログやってたりしたんですね。
あ、そうだ、マット・ホール先生とその修学旅行中の愉快な生徒達と六本木で晩ご飯を食べました。コースターフリップというジャグラー的には「オレだってできる、やらせてみろ」的なトリックで盛り上がったりしました。あの飲み物の下に置くコースターをテーブルの端に半分ぐらいはみ出した状態で置いて、それを指先で弾いてクローキャッチするというトリックです。最初から手のひらを下にしておくことで、視覚的に「おっ」と思うぐらいにはおもしろい技です。少し練習すると成功率が上がるので3ボールカスケードよりは簡単だと思うんですが、これが2枚、3枚と重ねていくと、結構むずかしいようです。マット・ホール先生は無茶ぶりする子供たちのリクエストに応えて60枚ぐらい重ねてチャレンジしていました。一発で決めて大盛り上がり。そのときの誇らしげな表情を動画に収めたのでアップしようと思いつつ、まだやってません。
そのときに説明を聞いていてやっぱりマット・ホールは違うなと思いました。ポイントは重ねたコースターがばらけないようにすることですが、そのためには、どうこうどうこうするのがいいはずだと直感的に理解して、しかもそれを一発で成功させる、というセンスです。こういう物理現象に対する直感があるかないかは、新技開発や、あまり自分がなれていない道具を素早く習得するのに役立ちそうです。
マット・ホール先生は日本語学校の先生だと思っていたんですが、違いました。ふつうの高校の先生で、日本語を教えているということだったみたいです。その学校ではフランス語や中国語も教えてるんだとか。人気はスペイン語。メキシコをはじめとする中南米から人がいっぱい来ていて、アメリカの南の方はスペイン語がすごく通じる地域なんですね。いちばん実用的だし、英語を話す人には習得も簡単なようです。
さすがカリフォルニアだと思ったのは、子供たちの人種的多様性です。完全に日本人顔で日本の名前の子もいれば、ネイティブアメリカン(かつてインディアンとよばれたアメリカ土着の肌の浅黒い人たち)や、フィリピン人姉妹、インド系の子、ヨーロッパ系の子と、いろいろでした。それぞれが異なる文化的バックグランドを持ちながらも、ふつうに日本の高校生がやるようにバカ話をして盛り上がっているんですよね。改めてアメリカ(の一部の移民が多い地域)って、21世紀の地球人類のあり方を先取りしてるんじゃないかという思いが強くなりました。色々と見聞きしたところではアメリカでは人種が混じっているといっても、けっこう混じってなくて個別にグループ化しているんですよね。アジア系の人はアジア系と結婚するし、白人は白人同士でつるむし、ビジネスの世界では、今でも白人じゃないと入りづらいところもあるようです。50年前まで人種差別があったような国だから、それでもすごい変化かもしれませんが。
ブラジル人に聞いたんですが、ブラジルはもう全然移民の定着度が違っていて、混血が進んでいるそうです。誰もが「ポルトガル系16分の1、日本人8分の1、フランスも入ってるよ」みたいな感じで、目の色、髪の色も、もはや個性のような違いに見られているという話です。それって多分向こう100年とか200年で、地球全体に広がっていくような流れだろうなと思ったりします。
ぼくが知るカリフォルニアの移民のまじり具合は、まだ表面的なところがあって、本当の意味では混ざってません。でも、マット・ホール先生の生徒達を見ていたら、新しい世代は違うんじゃないかという思いが強くなりました。ぼくが知る次元とは違うレベルで、何か共有する文化というものを持っているような気がしました。人種にもよるようですが、移民というのは3世代ぐらいでだいたい出身国の言葉も文化も忘れていくようです。ぼくが出会った日系アメリカ人の中には「日本? そんなのと一緒にしないでくれ、オレはアメリカ人だ」と、何かを勘違いしてるような人もいたぐらいです。
あ、ジャグリングの話じゃなくなってしまった。
2008年04月22日
自分の写真
写真を撮るのが好きで、人がジャグリングしているとすぐにカメラを向けてしまうぼくですが、自分の写真はほとんどありません。当たり前ですが、自分で自分を撮るのは難しいのでした。
長崎の山田さんに写真を送ってもらい、珍しく自分がジャグってる姿を写真で見ました(山田さん改めてありがとうございました!)。3月の終わりごろ、桜が満開の代々木公園です。
まあふつうですが、改めて気づいたのは姿勢のつまらなさです。ナンバーズみたいなのはいいんでしょうけど、3ボールのミルズメスの連続撮影写真なんかを見ると、いかに自分が棒立ちしているかがよく分かります。ゆうたさんがショーンに関する考察で体重移動が1つのポイントだと書いていましたが、確かにそう思います。かっこいいジャグリング表現って、身体の動きが重要ですよね。

改めましてみなさんこんにちは、オヤジャグラー西村です

6個、それなりにがんばってます

いつまでたっても4クラブの練習が進みません
2008年04月02日
No Drop No Life停止?
No Drop No Lifeが停止したとにしのさんのページで知りました。思いつきで口にして人任せのままスミマセンデシタ……、米屋さん。コミュニティサイトって難しいですよね。
いろんなサークルだとか個人のページ、それらの掲示板だとか記録簿だとか、あるいはYouTubeとか、そういったもので緩やかにつながっているのもインターネットらしくていいですが、相変わらずぼくとしては日本のジャグラーが交流できるコミュニティサイトがあるといいなと、思わなくもないです……、No Drop No Lifeで何もしなかったぼく言うのも何ですが……。
いや、mixiは避けたいんですよね。ツールとしては使い勝手がいいかもしれませんが、ちょっと閉鎖的ですよね。検索しても出てこないわけですから、あれはインターネットではありません。ちなみに知らない人もいるかもしれませんが、2004年にmixiのジャグリングコミュを立ち上げたのはぼくだったりします。でも、いろいろと嫌になってmixiはやめてしまいました。たまにmixiをのぞきますけど、みんなmixiで日記書くぐらいならふつうにブログにすればいいのにって思ったりします。
時間があれば日本ジャグリング協会のサイトでコミュニティサイトを立ち上げるとか、そういうのをやってみたいところですが、雑事に忙殺される日々を過ごしております。
ちなみに「雑事に忙殺される日々」というのは遊びに忙しいときに大人が使う慣用表現です。最近は子どもとの遊びが楽しいし、仕事も楽しいのでした。
2008年03月13日
ショーンの秘密
YouTubeのチャネル登録者数は230前後で日々2、3人ずつ増えています。やっぱりニーズがあるんですね。で、イスラエル系ベンチャーだと思うんですが、ビデオによるインストラクションを集めたビデオ投稿サイト「5min.com」の人に招待されました。マジックだとか料理だとか、ビデオでやり方を教え合うサイトで、ぼくのジャグリング映像はうってつけだと思ったようです。そのサイトのビデオプレーヤは部分拡大再生とかスローモーション再生、コマ送り再生ができるほか、テキストによる字幕をつけらるなど教則ビデオには非常にすばらしい機能があります。ただなぁ、YouTubeみたいに大きなサイトに載せるのと、ちょっと意味が違うように思ったりしています。先方のコンテンツ担当者に「どういう理由でみんな5min.comに出すんですか」と返信してみました。こういうビデオインストラクションサイトは大きなビジネスになると、ぼくはそう思っています。日本語ではまだないので、今からやれば結構いけるんじゃないかとも思っています。ぼくがばりばりの技術者だったらやったかもなぁとか思ったり……、嘘ですけど。
マーカスファートナーが、去年のJJFのゲストステージこそ、自分の人生で最高のパフォーマンスだったと、ルーク・バラージのインタビューに答えて言っています。ノードロップだったこともそうですし、観客との一体感、惜しみない拍手、終わらないスタンディングオベーション、確かにすばらしかった。その場にいたぼくは、やっぱりそうだったのかと、ちょっとうれしくなりました。人生最高のパフォーマンスだった、と言い切る場に居合わせたんですからね。
人生最高のパフォーマンスについて、いろんなジャグラーにインタビューしたもので、ほかにもいい話があるので、時間があるときにまた書きます。
ゆーたさんが、ブログでショーン・マッキニーのジャグリングの秘密を解き明かしています。身体の重心の移動とコントロールとか、単調さを逸脱してリズムを自在に操ることなんじゃないか、ということを言っています。それを読んで、なるほどそうだ、そうだ、そうに違いないと、ぼくも思いました。何となくみんな感じてたんじゃないでしょうか、オリジナリティの秘密。手先のトリックとかじゃないんですよね。ゆーたさんのブログは、http://www004.upp.so-net.ne.jp/tjl/ からどうぞ。
2008年02月19日
YouTubeチャンネル登録者が200人突破
YouTubeの、ぼくのチャンネル登録者数が200人を超えました。入門動画が喜ばれているのと、ぼくがたまにアップロードする日本のジャグラーの映像を見逃してはいけないということで登録してもらっているようです。
入門動画のほうは、だいぶ役立っているようで、ぼくの動画でミルズメスを覚えたという人がいっぱいいます。いずれ、どこかでそういう人にリアルで会って「あ、それってぼくの動画じゃないかなー」と言えるようになるといいなと夢想しています。
この間、6ボールファウンテンの練習の様子をビデオに撮ったんですが、200人もチャンネルで見てるとなると、なんかやだなぁって(笑) まあ、練習と明記しておけば誰も怒らないとは思うんですけどね。6ボール練習のアドバイスをいろいろと集めてきたので、それをまとめてみようかと思ったりしています。
しかし、さすがに月に1度の練習で6ボールなんかできるようになるとは、とても思えないわけですが……。
2008年01月23日
50万個のボールの正体は?
あれ、ずいぶん更新していませんでした。ジャグリングは特に何もせず、何も見ず、何も読まずという生活です。うーん。あ、このあいだ部屋でボールを投げたら3ボールバッククロスで39キャッチまで行きました。微妙な成長です。
もうみなさんご存知でしょうけど、池田洋介さんと目黒陽介さんの2人が組んで3月にステージパフォーマンスをやるそうです。企画したのはハードパンチャーしんのすけさんです。3月13日木曜日と14日金曜日、いずれも18時30開場で、東京の門前仲町天井ホールです。平日の18時30分はきついなぁ……。目黒さんの3本ヒトデの謎道具ジャグリングが、JJF以来どう進化したのか気になります。
話は変わりますが、ロシアンボールが好きなジャグラーにとっては、「おぉぉ」と思うビデオを見つけました。50万個のボールを広場にまいた、スペインの自称「アーティスト」の映像です。大量のボールが階段を滝のように流れ落ち、広場を埋め尽くします。
http://decio.blogspot.com/2008/01/commercial-made-real-holy-trinit-rome.html
アイデアや映像はどうでもいいんです。ジャグラーとしてはボールが何かが気になります。カラカラと安っぽい音を立てていることや、50万個という量を考えると、一番やすいボールプール用のボールに違いないと思うわけです。サイズは直径75mmぐらいでしょうか。安いといっても、1個あたりの単価は2、3円しそうですから、この遊びのためにかけた予算は100万円はくだらないですね。いや、くだらない。いやいや、くだらない(やばい、おやじギャグが)。何かの宣伝広告費だとしたら、かなり安く、費用対効果が高そうです。
ジャグラー以外にとっては、どうでもいいですね。
大量のボールを転がすというアイデアは、2年ぐらい前にソニーが液晶テレビの北米向けCMでやりましたよね。
2008年01月02日
あけお
これといって上達もしないけど、すっぱりやめたりもしないというような、そんなぬるい付き合い方で今年もジャグっていこうと思っています。あけましておめでとうございます。今年は神戸ですね。行けるかなー。
もうそろそろジャグリングを始めて4年になろうとしてます。
なんか最近ビーンバッグがほしいんですよね。小さめ、柔らかめのやつ。
BBボールのSか、スポーツビーンバッグのS、トーマスディーツボールのSあたりが気になります。時間があればナランハに行って触ってみてから買いたいなと思うんですけど、なかなか行けません。まあ、スポーツビーンバッグは、これまで何度か人のを触らせてもらって感触は分かっているんですけどね。スポーツビーンバッグに使われているウルトラレザーって手触りがいいですよ。
あ、全然関係ないですけど、どうしてナランハってボール入れを扱わないんでしょうね。チャックで止める円筒形の奴。簡単な構造なので、すぐにでも商品化できそうだし、何というか、デザインをいろいろと楽しめそうです。最近のトスジャグラーはボールの個数が増えぎみなので、7個とか8個とか入る袋があるとカバンにも入れやすいです。いろいろな袋を流用するわけですが、やっぱり専用の袋があると、所有欲がくすぐられると思うんですよね。ぼくは、去年のJJFでエリック・アベリの彼女が作ったという手作りの袋を買いました。
2007年12月28日
25年前のジャグリング(その3)
25年前の時点で独自に5ボールカスケードを思いついて習得した人の話を書きましたが、すえきちさんから「事実と異なる可能性があるのでは」とツッコミをいただきました。
本人は「正直にいって、自分で5ボールのパターンを想像したよ」と言ってますが、本当に5ボールカスケードを見たことがなかったどうかは分かりません。本人にしか分からないというか、本人すら分からない可能性もあります。例えば、ぼくはきっと1996年ごろに横浜で5ボールカスケードを見たことがあったはずですが、記憶にはありません。ただ、大道芸ではよくジャグリングを見たし、確かにナンバーズ系を最後にやった人がいたなという感触だけは覚えてるんですね。まあ、それはいいです。
すえきちさんのお話は、ジャグリングを、たまたま見かけて習得するというのは、テレビがあった時代なら珍しいことではなかった可能性があるということです。たとえば、こんな例が。
JJFに毎年参加されている大阪のプロジャグラー三好さんは若いころ(1990年代半ばのはず)NHKに少しだけたまたま流れたポール・ポンセの映像を頼りにジャグリングを学んだと聞いています。(それでいて99年当時には5クラブができていました。 私の目の前で500キャッチを見せてくれた記憶があります。 わたしも当時は信じられませんでしたが・・・)
以前ディックフランコにインタビューしたことがあります。彼はすでに50歳を超えるジャグラーですが、最初ジャグリングに出会ったのは20歳のころ、ビーチで誰かがジャグリングしてるのを見たから、と。(彼いわく、できたらもてるんじゃないか?みたいなよこしまな気持ちがあったから練習してみたとかだった気が)このことからもアメリカではずいぶん(日本よりは)ジャグリングに親しむ機会があっただろうと私は思います。
また、ヨーロッパのジャグリング大会、EJCがスタートしたのが1979年、IJAは1969年で、すでにアマチュアの数は相当あったのではないかということです。そして1982年ですでに5クラブで分単位の記録が出ていたと。
確かにIJAの古いビデオを見ると、80年代ファッション、80年代の髪型の人々が、それなりに高度なジャグリングをやっている映像が入っていたりします。
アマチュア層もそれなりの厚みを持っていただろうことから推測して、「5ボールを思いついたというにはちょっとひっかかるんです」というのが、すえきちさんの指摘です。
でも、どうでしょうね。3ボールカスケードができている人が、演繹的に図を描いて5ボールカスケードを想像する、というのはありえそうな気がします。まあ、本当に本人にしか真相は分かりませんけどね。
2007年11月22日
写真雑誌のなかのジャグラー
しばらく前から写真を撮るのに凝っていて、写真雑誌をあれこれ買って読んでいます。フォトコンテストという名前の月刊誌があるのですが、ページをぱらぱらと繰っていて驚いたのが、この写真! ごーさんじゃないですか。いやはや。


ぼくもよくごーさんは撮ってますが、なるほど前景にこうやって見ている人をぼかして入れると状況も分かっていいのかと勉強になりました。
2007年11月19日
ジャグリング・カフェの夢を永遠に(笑)
代々木公園に練習に行きました。原宿駅前が激しい混雑でした。V6のコンサートがあったようです。駅前に立ち並ぶ老若女女女女。みんな切実な表情。それはチケットが買えなかったファンたちが、最後のぞみってことで直接現地で余剰チケットを譲ってもらおうとしてる図なのでした。
不思議なのは、まるで何か決まりでもあるかのようにみな同じことをしている点です。
A4サイズのノートに横書きで「V6のチケット2枚譲ってください!」「どうしてもV6が見たいんです!」「1部でも2部でもいいです★」「同伴でもいいです」などと書いてチケットを求めています。
どうしてみな同じサイズのノートなのか、不思議に思いました。もっと大きな目立つ奴を使うとか、色を使うとか、いくらでも方法はありそうなのに、判で押したように同じ。せめて人より上流に立とうとがんばるとか、そういうことをするでもない。チケットを売ってあげてもいいと思っている人は、いったいどうやって選ぶんでしょうね……。
午後6時ごろ、帰りの混雑は一層激しく、原宿駅の改札は中も外も人、人、人。あまりの混雑で、まったく身動きが取れないほどでした。JRはあきらめて地下鉄にしたほどです。
……というほどに原宿には人が多かったのですが、代々木公園のほうは、寒かったせいもあって人影はまばら。
そんな代々木公園の入り口あたりで、バグパイプを吹いている人がいました。よく見ると、IJA2006で2位になったディアボロイストのKojiさんではないですか。
Kojiさんは東京都が認定する大道芸人、「ヘブンアーティスト」として1年ほど前からプロ活動をしているそうです。 Koji Koji Mohejiという芸名だそうです。
現在22才。ジャグリング歴は「4、5 年ほど」。バグパイプは客寄せのネタかと思ったら、そういうことではなく、もう3年ほどやっているそうです。どおりで堂に入ってるし、指の動きが滑らかなはずです。
Kojiさんのパフォーマンスは、バグパイプの演奏とディアボロの組み合わせ。3ディアで1時間11分11秒の記録は伊達じゃありません。大道芸人の誰もがやるエレベータですが、ぜんぜん美しさが違うなとビックリしました。もちろん、腕の間を通したり、3ディアでハイトスをやったりする高度な技の安定度も抜群。むしろぼく的には、世界で勝てる人材が十数人を前にパフォーマンスという図に、ちょっぴり切なさも感じてたのでした。V6のコンサートと比べちゃいけないのは分かりますよ、でも、「芸能人」と「芸人」の差って一体……。
マイクのボリュームが小さくて声が聞き取りづらいのと、台詞がやや早口で噛みがちだったのが気になりました。観客とコミュニケーションを取るという大道芸の技術や話術と、ジャグリングの技術は別物なんでしょうね、というと辛辣でしょうか。
これはジャグラー的な感想かもしれませんが、ぼくは非ジャグラーでも技量は見抜くと思うんですよね。安定感や軌道、物体の動きをみて人間は直感的に「これはすごい」「これは、今までに見たのと同じでたいしたことない」と分かる。Kojiさんの演技は「この人はなんか違う」とみんな分かると思うんですね。だからじゃないかと思いますが、みんな結構投げ銭を弾んでいたように見えました。まだ若くて、技術に対して真面目に取り組んでいる、やや大道芸に不慣れな感じも受ける好青年を応援したくなる、という図じゃないかというのがぼくの感想です。
公園での練習は淡々と。結構がんばって投げました。5ボールエンデュランスでゆーたさんといけさんに負けたのが口惜しい……。その一方で6ボールシャワーと7ボールカスケードのスタートが、ちょっといい感じというのもあったりするんですけど。続きませんが。
ゆーたさんが、ジャグリングで食っていけるなら仕事をやめるよ、なんて話をしていました。ジャグリングで食いたいというか、ジャグリングが好きだからジャグリングに関わっていきたいということのようですが、いずれにしても応援してますよ(笑)
代々木界隈で経営するジャグリング・カフェというアイデアで盛り上がりました。ダーツ・バーとかプール・バーがあるように、ジャグリング・カフェはどうだろうか、と。ぼくは常連になりますよ、ははは。マラバリの面々にも来てもらわないと、ですよね。
ジャグリング・カフェの壁にはアンソニー・ガットーとか、マクシム・コマロのサイン色紙があります。そもそもカクテルの名前もジャグラー(笑)。当然ずっとジャグリングの映像が店内に流れていて、どこのテーブルでも話題はサイトスワップ。あるいは「サイトスワップなんて創造性ゼロの最低なジャグリングだ」という熱い議論が闘わされています。思い立ったらマイクを握るカラオケバーのように、よった勢いでステージに立ち、アドリブ3ボールでボロボロ落とすオヤジャグラーとかがいて……。
いや、非ジャグラーを呼び込まないと商売になりません。だから常時、イベントショー。
まあ、夢のような話でアイデアは色々でてきますが、ともかく応援というか期待していますよ、ゆーたさん!
2007年11月09日
若いジャグラーとの違い
すえきちさんに励ましのお言葉をちょうだいしたのですが、それでもやっぱり若い人と、若くない人とでは何かが違う気がしてるんですよね。
反射神経じゃないかいうのが1つです。やっぱり若い人って速いんですよね、反応が。そんな気がします。ぼくはスローが少しでも不正確だと破綻するし、キャッチしてから投げるまでの時間で「どう投げるか」の判断が間に合ってない気がします。特に左手が……。練習を繰り返すと、この判断の精度と速度が上がるのでだんだん良くなりますが、若い人は、そういうのが練習量に関係なくリアルタイムでできるんじゃないか、と疑りたくなることが多いです。
もう1つ、若い人が違う気がするのは空間把握能力の発達スピードです。ジャグリングをしたことのない人に3ボールカスケードの2週間ほど練習をさせると、脳のある特定の部位が実は発達するという論文ってありましたよね。道路が複雑に入り組んだロンドンのタクシードライバーは経験年数に比例して脳の一部(海馬)のサイズが大きくなるという論文もありました。
ボディースローが特にそうですが、ジャグリングが上達する過程では、自分の身の回りの空間を把握する能力が上がるんじゃないかという気がしています。サイトスワップマニアは、結構な高さの空間も3次元的に把握する能力が徐々に上がっているんだと思います。
で、ビハインドザネックみたいな技は頭の後ろが「見える」ようにならないとダメなんだと思うんですね。上達すれば、ボールが手から離れた瞬間の指先の感触とか、初期の軌道から、どのへんにボールが飛んでるかというのが、直感的に把握できるようになるんでしょう。それと同時に、頭の後ろの空間のマップみたいなものが脳内にできあがるんでしょうね。このへん、ボディースローの鬼、ゆーたさんに聞いてみたいところです。マサキ様の超高速ビハインドザネックブラインドキャッチとか、頭の後ろについた目で見てるとしか思えません。
頭の後ろが見えるようになるというのは、脳の中で何か、そういう回路が新たに構成されるということじゃないかという気がします。で、その回路のできる速度が年齢に依存しているとしても、不思議じゃないです。
しかし、まあ、理屈をこねくり出すとダメですね。「自分にはできない」という言い訳なんて、いくらでも考えられるものです。
2007年11月05日
バーチャルジャグリング師匠
YouTubeのチュートリアル動画、チャンネル登録をしてくれた人が120人を越えました。たいした技の解説をやってるわけではないですが、けっこう喜ばれているようで、作ってみようと思い立った本人としてはうれしいです。いろいろ感謝の言葉をもらったり、質問を受けたり、はたまたリクエストを受けたりと、世界中にバーチャル子分が広がってる感じです(笑) いろんな国の人が見ていて、インターネットってすごいなと改めて思わずにいられません。
確か斎藤君に教わったんだという気がしますが、マレーシアのジャグラーたちが、ぼくの動画を見ているんだとか。彼の地では、ジャグリングといえばディアボロがあるぐらいで、トスジャグリングは知られてなかったそうな。で、斎藤君はジャグリングの種をまいてきた、と。それで手っ取り早く見られるチュートリアル動画として、ぼくの映像を見てるんだという話。意外にあるようでないんですよね、ジャグリング入門みたいなものって。リアルに接するジャグリングサークルのような場面でなら「教えてください」と言われれば、ステップバイステップで教えてくれる人がたくさんいますけどね。
そうそう、バーチャル弟子といえば、ぼくのこのブログは、お隣韓国のジャグラーたちにも見ている人が多いそうです。去年と今年、JJFに参加していたシンさんにそう教わってビックリしました。韓国語と日本語は比較的よく似ているので、機械翻訳でもかなり読めます。そんなこともあって、もしかすると翻訳サイトを通して見てもらってるのかもしれません。韓国人にとって日本語は人気外国語の1つだし、英語のような欧米語よりはるかに簡単なので、日本語の読める人が多いのかもしれません。ともあれ、日本人同様、英語の情報を拾うのはちょっと面倒なので、そういう意味で情報サイトとして見てもらえてるのかなと思いました。うれしい話です。
ちなみにジャグリング入門動画の一番人気は4ボールファウンテンで総再生回数は7000回ほどです。続いて5ボールカスケードが6000回ほど。全体的に入門動画は評判がよくて、どれも4つ以上の★がついていますが、5ボールカスケードだけは★3つとイマイチ。ボールのもちかたに続いて単に5、6、10、40とキャッチ数を増やすというやり方しか含んでいないからかな、と思っています。自分が苦労したからという理由もあって、5ボールカスケードについては、ぼくはストイックなんですよね。「練習方法なんてない。ただやるだけ」ということを、そのまま動画にしてしまった感じです。
ぼく自身は5ボールの練習にはあまり役には立たないと思っていますが、55500、5051、50505、5551、552辺りも今度動画にしてみようかなとも思い始めています。55500(フラッシュ)は、いい練習かなと思うようになりました。55500と似ていますが、高い3ボールカスケードも基礎錬として飽きずにできるなら、けっこういいかも。ロングホールドとショートホールドの2種類を意識して、思い切り高く投げる練習をすると、7ボールの基礎作りにもなるかなと思ったりしています。ショートホールドというのは手にボールを握っている時間を短くしてリズムよく投げるものです。高い3ボールカスケードの例でいえば、ロングホールドで522とか72222とかになるのに対して、常に3のリズムで投げるというものです。高い5ボールカスケードでもショートホールドを意識するのは、7ボールに向けたいい練習になりそうな気がします。
2007年10月30日
ナランハのメルマガ
みなさんナランハのメルマガ、読んでますか? 新商品の説明だけでなく、店長・繁岡さんの無駄にアツい語りが読めて楽しいですよ。
10月4日配信分を読んで驚いたんですが、ジェット・リーってリー・リン・チェイと同一人物だったんですね! ぼくは子どものころ、カンフーに憧れていて彼のファンでした。大阪市内の試写会に行ったとき、映画館で実物に会えたばかりでなく、たまたま試写会終了後に歩いていたらスチルの撮影をやっているリーに出くわしたのを覚えています。
彼は「三節棍」(さんせつこん)と呼ばれていたヌンチャクの変形を振り回して、身軽に飛び回っていたりしたのですが、ふとした拍子にその三節棍が“ビシュン”としなって彼の頬を直撃しました。情けない感じで棒をよけようとして間に合わないリーを見て、子ども心ながらに「現実ってこんなもん」と思ったものです。それでも肩を組んで写真を撮ってもらいましたけど。
2000年ごろアメリカに暮らしていたんですが、そのときジェット・リーのことや、映画を知りました。でもまさか、あのリー・リン・チェイが、ジェット・リーだとは知りませんでした。で、アメリカ人の友達に「ジェット・リーって日本では知られてないよ」と言ったのを覚えています。アメリカだとジャッキー・チェンより有名かも。
繁岡さんは25年前の1982年にリーに会ったと書いてますが、ぼくが彼の試写会に行って偶然に彼に会うことができたのも、確かそのぐらいのときです。あのころ少林寺はやったなぁ。
2007年10月28日
火吹きパフォーマー
このあいだ代々木公園の帰り、火をふくパフォーマーを見かけました。話を聞けば、オーストラリアから日本に来て5日目。貯金も予算もほとんどなく、知り合いやツテをたどって“カウチサーフィン”をしているんだとか。知り合いになった人の家に1週間とか2週間とか居候させてもらって世界中を旅するというパフォーマーでした。ベッドではなくカウチ(ソファー)に寝泊まりして歩く日々。芸は身を助けますね。
原宿駅前で着々と火の準備を進める様子を見ていて思わずぼくは忠告しました。「こんなところで火を使ったら、すぐつかまるよ。そもそも東京じゃライセンスが必要だよ」と。そうしたら余裕の表情で彼は言いました。「へぇー、昨日もここでこれやったけど、大丈夫だったよ。それに、世界中どこにいっても同じだよ、火は禁止。そんなの関係ないよ」。そういうと、さっさと火を回し始めたのでした。



まったく日本語なんてダメなのに、足を止めて集まった客を楽しませて、さっとお金を集めてすぐに店じまい。手慣れたもんだなと思いました。火の扱いもうまいし、スタッフやポイのキレがいい。
20歳までシェフをやっていて、ふとしたきっかけでサーカスに転身。以来、14年ほどファイアーパフォーマンスで旅してるという話でした。スペインにある世界最大のクラブで、1万4000人の観衆を前にやったこともあるんだとか。
原宿駅前でパスタを食いながら、いろいろと話を聞いてみました。ベジタリアンで占い師。実家は土地持ちで兄弟でいずれ相続することになるとか。土地はかなり広い、という。「広い」というのが日本人の感覚で分かるようなサイズではないらしく、シドニー郊外の「広野」を所有しているような感じらしい。それで30歳を超えて貯金がゼロでも余裕があるのかもな、と思いました。「東京は初めて。パフォーマンスは、どこでやればいい? 今週末の目標額は6万円だったんだけど、今のところまったく話にならないね」。
背が低く小太り。すでに髪も薄くなりはじめていてイケメンとはほど遠いのに、火を扱っていると、なかなかに男前。ノリがよく、代々木公園で知り合ったポイを回す女の子たちに、ちゃっかり電話番号を聞いていました。
ちょっと身の回りにいないタイプで、不思議なやつでした。占いはシャレかと思ったら、どうも自分自身が信じているらしい感じ。ベジタリアンになったのは前の彼女の影響だけど、肉を食べないほうが精神が研ぎ澄まされて「声」がよく聞こえるというんです。
ぼくは占いのようなオカルトは一切信じないし、有害無益で撲滅すべきとまで思っていますが、何だか彼にはそういう次元を超越した不思議な人間的な魅力があったのでした。後からもらったメールを見ても、酷いスペリングで、いわゆる教養があるタイプではなさそうですが、ちゃんと人と向き合っている感じが伝わってくる誠実な文面でした。表層的な愛想は言わないで、ぐぐぐっと迫ってくる感じです。
“ストリートワイズ”に長けているという印象です。どうやって生きていくか、どうやって人と接すればいいかに関して、かなり深い洞察と、ある種の確信を持っているようでした。草の根活動的なところから、SIMカード販売の携帯電話ビジネスの会社を友達と興そうとしていたりもして、たくましいもんです。
「火を使うと捕まる」だなんて、やったこともないくせに忠告するなんて頭でっかちな話ですよ。彼は火の扱いをサーカスで叩き込まれたし、人の楽しませ方も知っている。捕まるかもしれないけど、さっとやれば捕まらない。捕まったって、それで何だって話です。また場所を変えてやればいいだけ。そういう、文字通りストリートを生き抜く知恵が、彼にはある気がしました。
フーテンの寅みたいだな、と思ったのでした。
このブログを読んでいる若い人は見たことがないかもしれませんが、渥美清演じる“寅さん”は「男はつらいよ」という長く続いたシリーズ映画の主人公です。テキ屋稼業の風采の上がらない四十男で(実際にはシリーズの最後のほうは60歳を超えてた)、その時々でゲスト出演する女優に悲しい振られ方をして、最後は東京・柴又のダンゴ屋を後にして旅に出るというパターンの映画です。
毎回どう見ても釣り合わない“マドンナ”に惚れて、実際とても仲良くなる。相談になんか乗ったりする。しかし、最後にはいつも恋の相談に乗ることになり、あっけなく「自分など眼中になかったのだ」ということを知らされてしまう。しかし寅さんは、信頼して相談された手前、まさか自分が恋をしていたなどということはおくびにも出せない。ただ、映画を見ている人には、寅さんの失意が痛いほど分かる、というような映画です。

東京・柴又の寅さんの銅像の前で
寅さんには学がないし、どうも、いつもどこか抜けている。つい感情的になって喧嘩もしょっちゅう。だけど、いつも弁舌爽やかで筋も通っている。ある種の揺るぎない人生哲学を持っていて、時々いいことを言う。自分に対しても他人に対しても、表裏がない。ブサメンだけど愛すべき男です。
寅さんシリーズが日本のお父さんたちにウケたのは(ぼくも大好きだった)、会社勤めのサラリーマンが、寅さんのような自由な生き方に憧れたからだと思います。高度経済成長を支えた「モーレツ社員」と呼ばれたような会社員たちです(年金問題のことを思うと、「支えた」とだけ言う気にも、もはやなれませんが)。
大学は出た。会社に入り、結婚もして安定した生活をしている。でも平凡な人生。ストレスも多いし、生きていく上で必要な嘘や建前が増えていけば、やがて狡猾にもなっていく。ちょうど核家族化が進んだ時代で、田舎から都会に出てきた人たちは、みんな人間的なつながりを失いました。下町暮らしで、近隣の人々みんなと顔見知りの寅さん、誰にでも軽口を叩きながら挨拶できる寅さんに憧れるわけです。
旅を終えて育て親のダンゴ屋に戻ると寅さんは、いつも喧嘩ばかりしていて周囲にも迷惑をかけたりするのだけど、周囲はそんな寅さんを愛してやまない。感情がぶつかり合っても、実に人間らしいやりとりにあふれています。
世のサラリーマンたちは寅さんの姿に、「オレもネクタイなんかはずして、人間として自由に生きてみたい」という思いを仮託したのでした。現実には寅さんのようになるのは無理だし、所詮寅さんは映画のなかの人だと、みんな分かっています。
旅先でご飯を食べるのに必要なお金だけ稼いで生きていく自由気ままなパフォーマーの姿に、ぼくは寅さんのような何かを見たのでした。
2007年10月19日
JJFとは何なのか?
コメント欄で、すえきちさんに「今回のチャンピオンシップでの順位付けの基準には、どういう要素が、どのように評価されていたように感じられますか?」との質問をいただきました。最初にチャンピオンシップのエントリーを書いたときに、まさにそのへんのことを書こうかどうしようか迷って書かなかったのですが、質問に答える形で、今回の審査について少し気になった点を書いておきたいと思います。
ナランハの(というか日本ジャグリング界の中興の祖である)中嶋さんが、今回のJJFチャンピオンシップの審査委員長でした。メダルの授与が終わった後、その中嶋さんがビミョーな総評を行いました。
ぼくの印象では、中嶋さんは、突然マイクを振られて戸惑っている風でした。だから何を話すのかをあらかじめ考える時間的余裕がなく、ちょっと口を滑らせたのじゃないかと思うんですね。
中嶋さんの話の要点はこうです。事前の打診がなく、中嶋さんは突然当日になってからチャンピオンシップの審査委員長を務めることになった。ところが、どうやって審査するかが決まっていない。演技が終わってみて、さあ審査というときに「どうやってこの場の議論、審査員の意見をまとめるんだ」と思ったと言います。
ぼくの記憶が確かなら、中嶋さんは、こんなことも言いました。「観客のみなさまの中にも、ステージに立った人にも、ステージに立てなかった人の中にも、今回の順位に納得のいかない面もあるかもしれません」。そして、「でも結局のところ、一番観客の拍手が多かった人が選ばれたのかなと思います」と締めくくりました。
急にマイクを振られたのだとしたら、うまく話はまとっていました。しかし、ドタバタした舞台裏が見えるような微妙なスピーチであったとも思います。中嶋さんの話を聞いたぼくは、審査体制が準備不足だったのじゃないかという印象を持ちました。
中嶋さんの話から窺えたのは、今回の審査が客観評価というよりも、主観評価だったのではなかということです。
もちろん、どんな審査でも審査員個人個人の主観によりますから、主観評価です。でも、だからこそ、ある程度は客観的な評価軸をいくつか決めて、点数制などの基準を作り、できる限り客観的な尺度を取り入れるべきではないかと思います。完全な主観だけだと、ある審査員は技を中心に評価するかもしれないし、ある人は衣装まで含めて決めるかもしれません。だから、誰に聞かれても順位の説明ができる透明性と公平さがないと、ステージに立つために1年とかそれ以上の期間をかけて努力してきた人々が報われません。
客観的な数字の裏付けがあれば、審査員が首を突き合わせて協議するにしても議論のベースとなるものが共有できます。
改めてジャグリング協会のページを見てみると、「審査は技術とパフォーマンスを基準とするが、その配分などは審査委員に一任する」ということと、「審査委員長を議長として最終の協議を行ない、審査委員の総意を審査委員長がまとめ、受賞者を決定する」ということが書かれています。議論が紛糾する可能性を考えると、ちょっと心許ない規程ですし、不透明感が残ります。
人間には錯覚があります。ぼくもこれでも一応私企業に勤めるサラリーマンなので、そういう研修を受けたこともあるのですが、人の評価をするときに難しいのは、心理的、主観的なバイアスの数々をどう排除して透明性を上げるかです。他人を評価しようというときには、無意識のうちに、いろいろな要素が評価に影響します。例えば、人間は直近のできごとほどよく覚えているので、本当は半年間の業績評価をしているはずなのに、「あいつの先月のあれ、いい仕事だったな」などと時間的に近い仕事を評価しやすい傾向があります。何か飛び抜けた評価ポイントがあると、ほかの評価軸でもそれにつられてしまいがち、ということもあります。ほかにも同様の錯覚がいくつかあって、客観評価には注意すべきことが多くあります。
錯覚の数々に自覚的であることと、数値など客観的な指標をできるだけ使うことがポイントです。それが世間でいうところの「厳正な審査」だと、ぼくは思います。
拍手が多い人が勝つというのは民主的ですし、ある意味納得できるものです。でも、それならば最初から選任された審査員ではなく、観客の投票で順位を決めてもいいわけですよね。でも、投票だと印象がすべてになってしまう面が強い。それが日本ジャグリング協会のチャンピオンを決める方法として妥当かというと、どうもそんな気がしません。
これまでのJJFはどうだったんでしょうか。少なくとも2006年の東京のときには、技術点、衣装点など数種類の評価軸あって、それぞれの審査員がすべての評価軸で点数をつけていたと思います。
客観評価といえばWJF(ワールド・ジャグリング・フェデレーション)です。ジャグリングを、ほかのスポーツ(主に器械体操だと思いますが)同様に、パフォーマンスではなく、技術で評価しようという理念に基づいて、細かに点数評価制度を作っています。技の難易度、技の連続性、ドロップの数、ボディーバランスの乱れなど、すべて数字にします。
その結果何が起こったかといと、高得点を目指した演技が勝っちゃったり、あるいは「誰が見てもディーツのほうが上だった」というクラブの競技で、ドロップしまくりで本人すら落ち込んでいたヴォヴァが数字の上では勝ってしまった、などという本末転倒です。
だから、数字の客観評価は客観評価として、最後は協議による審査員の主観のぶつかり合いがないとダメだと思います。「数字とかじゃないんだ、あいつが一番だ」という直観は大事です。そういう感性は、数字には置き換えづらいのだと思います。
日本ジャグリング協会は、どういうパフォーマンスをするジャグラーが日本チャンピオンにふさわしいと考えるのか、という根本理念が、まず最初にないと、そもそも審査基準は作れません。ジャグリングの普及や、ジャグラーの交流、ジャグリングレベルの底上げ、いろいろと掲げるべき目標はあるでしょう。
EJCのように順位をつけないというのも1つの見識ですが、日本では時期尚早だと思います。ヨーロッパはジャグリング文化が広く普及していますが、日本はまだまだこれから。JJFチャンピオンシップは「ジャグリング日本一」の称号を与えるプロジャグラーの登竜門としての存在意義も大きいはずです。日本ジャグリング協会は、そういう称号を与える正統な機関として充分に機能しつつあるし、今後もするべきだと思います。
JJFとは何なのでしょうね。
中嶋さんが日本ジャグリング協会設立にあたって書いた「設立主旨書」(http://www.juggling.jp/aboutus/establish.html )を改めて読むと、いま協会は曲がり角に差し掛かっているのかなという気がします。フェスティバルを開催して発表の場を提供するという基本的なところは、もう充分できています。今は「どういう場とするのか」が問われているのかな、と。
今までは年々激しい技術向上があったために、何だかんだ言って技術力で驚かせた人が入賞というシンプルな話で済んだ面があるんじゃないでしょうか。そういう段階を越えてきつつあるとするなら、JJFとは何なのかということは、もう少し議論があってもいいのかもしれませんよね。これは「ジャグリングとは何なのか」という大きなテーマとも通底していて、IJAでも結論が出ていないものだとは思いますけど。みなさん、どう思います?
2007年09月12日
JJF申し込み遅れ
静岡JJF、申し込み締め切り延長だったのに、申し込みそびれてしまいました。でも、行きますよ、宿を探さないと。
Shall We Juggleが3号ぶん、まとめて届きました。いいタイミングですねー、去年のJJF特集を読んで気分が盛り上がってきました。去年のあれはすごかった、ホント。今年はチャンピオンシップにも海外ゲストステージにも期待しています!
2007年09月05日
そろそろ静岡の風が立つころ
WJF3、2006年のものをDVDで見ました。2枚組で、それぞれ2時間ぐらいあるのかな。1枚目はちょっと見るに堪えない感じで飛ばしまくりました。コンペティターがしゃべってるのとかも全部聞きたい気もしましたが長すぎ……。
- 台湾ディアボロ勢に衝撃を受けました(今ごろ)。なんか別世界からやってきた人たちという感じです。
- ヴォヴァはやっぱり別世界に行った感があります。一人だけ7クラブが余裕で続いていた。ボールもかなりやばい。
- ディーツのボールがパワーアップ。WJFとは関係ないですが、下のYouTubeの6ボールのビデオをどうぞ。
ほかにも感想はいろいろありますが、時間がないのでこれくらいで。そういえばJJF静岡は、やっぱり参加しようかな、参加したいなーという方向で……。
2007年08月05日
弟子(?)が40人突破
YouTubeで公開しているジャグリング入門動画には、日々コメントや質問がついていて、チャンネルとして登録してくれる人も40人を超えました。なんか結構楽しいですよ。相変わらずいちばん人気は4ボールファウンテンです。見た人が3000人を超えました。
そろそろJJFの申し込みシーズンですね。チャンピオンシップぐらいはみたいなと思っていますが、うーん。
2007年07月26日
Googleが動画募集中
Googleが、ちょっと変わった遊び始めました。いや、ネット時代のジャグラーにとってはある意味なじみがある遊びかもしれません。地理的に離れたユーザーが作った映像を複数つなぎ合わせて1つの映像作品を作りましょう、というものです。
以下の映像を見れば、だいたい何がやりたいか分かると思います。電子メールがリレーされていく様子を、みんなで表現しましょう、ということです。
映像は10秒以下、音なし、「M」というGmailのロゴが見えるように映像を作ること、そのロゴ(エムベロップ)が画面の左から来て、右に渡すこと、というようなところが投稿映像が満たすべき条件です。詳しくは、http://mail.google.com/mail/help/intl/ja/gmail_video.htmlからどうぞ。
ジャグラーも参加すべきじゃないかと思ったりしました。特にシガボの人たち!
ずっと以前、ドミノさんが、基本的に似た手法の作品を「ドミノ倒し」で作っていました。http://www.geocities.jp/jugglerdomino/にある「ドミノ倒し 『Domino Domino Domino 2DX』」という動画です。まだ見たことがない人は必見ですよ、この動画。
いやぁ、ドミノさんなら、きっとおもしろい映像を投稿してくれると思うなぁ。締め切りは8月13日ですよ!
2007年07月12日
雨が降ったら陸橋の下で
週末は台風ですね。土曜日、雨が降ったら代々木公園は陸橋の下ですからね。ええ、投げますよ! いや嘘です、分かりません。まあ、室内のマラバリは行きます。
ところで、最近このブログに対してコメントスパムが増えています。シングルバイトの英文だけのコメントを受け付けないようにしたり、comment.cgiというファイル名をkomento.cgiにしたりして、スパムは来なくなっていたのですが、このところスパム技術もどんどん進化しているようです……。1日に2、3件、多いと10件ぐらい来ています。気づいたときには消すようにしていますが、妙な名前のコメントが右側に表示されても、気にしないでください。そのうちまた何か対処します。
2007年07月09日
週末は代々木
来週14日の土曜日は代々木公園とマラバリに行く予定です。かすかに雨の予報もありますが……。
2007年07月01日
36歳ジャグ歴4年で7bが100キャッチ
イギリスのRicky Blackmanさんが、36歳で7ボールで100キャッチを達成したとrec.jugglingで報告しています。確かジャグリング歴は4年弱ぐらいです。大学生で言えば卒業までに7ボールがちょっと続くようになったということで、たいしたもんです。ちなみに彼は数学教師か何かです。
「30歳を超えると7ボールの習得は無理」ということに対する1つの反例ですね。「次はケンの番だ!」と話を振られましたが、まあ、ぼくには当面無理っぽいです……。
2007年06月29日
弟子の輪拡大中
そういえば、ワールドジャグイングデイでがんばった成果を。
- 4ボールの74414で24→32回
- 5ボールの744が4→6回
- 4ボールボックス((8,2x)(4,2x)*))で6→12往復(8xが24回)
- 4ボールハイミドルロー(b17131)で14→16回
- 4ボールハイローロー(b15151)で20→24回
- 5ボールハイミドルロー(d19151)が単発で初成功
- 5ボールハイローロー(d17171)で1→3回
- 6ボールシャワーが18→20回
かすかに伸びているのは、ほとんどすべてシャワーの処理が何となく上達したからじゃないかという気がします。それ以外は全部停滞か下手になっているように思いますですよ。
気づけば、逆手の4ボールシャワーでb17131とか9151の連続が少しできるようになっているのですが、それと4ボールボックスは関連しているのかも。4ボックスは4ボールのハイローシャワー(9151)を連続して左右で切り替えるようなものですからね。で、4ボックスの高いボールは8なので、9151の9より低いわけですが、6ぐらいのつもりで投げても間に合うようです。
それにしても、YouTubeでは1日に1人か2人はメールをくれたり、サブスクライブしてくれたりしています。世界中に弟子が!
そうそう、オルガ・ガルチェンコが2年ほど通ったアメリカの高校を卒業して、ロシアに里帰りしているようです。母親に会うのは4年ぶりなんとか。で、ヴォヴァ(あれ? 父親かな?)によると、卒業式ではなにやら3つある賞のすべてを受賞した、ただ一人の卒業生だったとか。がんばり屋さんなのかなー。セレモニーの最後に校長が行った演説では、卒業生たちのすばらしさについて語った後に、「そして世界チャンピオンジャグラー」と、締めくくったそうです。
2007年06月22日
時代
池田洋介さんが書いたジャグリング教本を久しぶりにみたら、サイトスワップの例のところに、「5ボールのサイトスワップは難しすぎて誰もできない」と書いてあったり、5ボール5アップピルエットは「信じられない」と書いてあったりして、結構、驚きです。
そういう時代があったんですねぇ。
2007年06月17日
ワールドジャグリングデイ
毎年6月の第三土曜日はワールドジャグリングデイということで、世界各地で同時多発的にジャグリングイベントが開催されます。日本では例年、東京の代々木公園にジャグラーが集います。特に何かやるというほどの集まりでもないのですが、まあ、各地でゆるーく集まるという感じですね。IJAのWJDのページによると14カ国、70地点で同様のイベントが開催されたようです。
昨日は天気もよく、6月にしては暑いぐらいの気候でした。去年ほど熱心に(?)告知しなかったからか、それほど多く集まった感じではないですが、それでも50~60人は来たでしょうか。関西からも何人か来ていました。
高校2年生になったばかりの「がんこマン」は、小学3年生でジャグリングを始めたスーパー高校生でした。京都から来ていました。7ボールの記録は260キャッチぐらいといったかな、だいたい1回の練習セッションで100キャッチ超えは1回ぐらいはでるそうです。7ボール5アップピルエットも、成功率は1、2割とか。芝生の上で7b5upを決めて、取り囲んだジャグラーたちを大いにわかせていました。

がんこマン(右)とYoshiakiくん(左)。がんこマンが6ボールシャワー(?)、Yoshiakiくんは7ボールシャワー

がんこマン。礼儀正しく、さわやかな人です。入れ替わり立ち替わり、いろんな人に7ボール5アップを見せてくれと頼まれても嫌な顔一つせずやっていました
またしても背が伸びた気がする、やまもとくん。7ボールも上達していました。やまもとくんの練習風景を見ていると、ちょっと安心します。前からそうですが、やまもとくんは割と「体当たり系」というか、「やってみる系」というか、派手に失敗します。ぜんぜん惜しくないような落とし方も平気です。足も動き回ります。安心する、というのは、そういう練習方法でもメキメキ上達しているという点です。

やまもとくん。7ボールの記録は160キャッチぐらいといったかな。6個でb97531とかもいい感じ。5クラブフラットや5クラブバッククロス(ダブル)にも挑戦していました
パフォーマーを目指している赤尾さん。ジャグ歴7年といったか、9年といったか、すごいキレのあるカスケードでした
関西から来ていた、すえきちさんにカスケードを見てもらいました。手首の位置というか、腕の振り下げについて「まだまだ下げられますよ」とアドバイスを、もらいました。ガンコマンも同じことを言っていたし、確かにフォームを見ると、かなり腕が下に下がっています。「手首もかなり使ってますよ」とのことです。5ボールで疲れなく投げるには、そういうフォームでないと厳しいということなんでしょう。ぼくの場合、500キャッチぐらいで疲れちゃうのでした。
午後はサイモンセッズやコンバットといったゲームもチョロチョロ。特にコンバットは盛り上がっていました。ぼくはまだ参加できるレベルじゃないんですけど……。

公園はこんな感じ。3時を過ぎると木陰の面積が増えて涼しくなりました

サイモンセッズで片足を上げてカスケード。首を傾け、片目を閉じて片足を上げてカスケードをするというのは、もしかしたらブラインドカスケード以上に難しいかも!?

ゆーたさんとすえきちさんの激しいバトル

くぼさんとすえきちさんが激突

もう1枚、くぼさんとすえきちさんが激突
そして代々木コンタクト組は、みんなクリスタルボールを頭に。頭のてっぺんに載せるコツは「頭のへこんだ部分を探して、そこを徐々にへこませる」だそうです。

むらまつさん。クリスタルの向こうにジャグラーが

ちえさん。手を放せない~

腕に置いたクリスタルボール越しに、ちえさんが映った

そろそろ日暮れ。代々木公園は人がいっぱいだった

広々とした芝生、美しいグラデーションの空。実際、すごい色の空でした

夕焼けをバックに、やまもとくんにクラブを投げてもらいました。ぼくのプロフィール写真と似ているように見えるのは気のせいです(笑)
2007年06月12日
WJD行くでしょ
土曜日は代々木公園のワールドジャグリングデイに行けそうな気がしてきました。むむむ。やや天気が心配ですが……。
2007年06月09日
シャカシャカ上達効果
最近ある研究所を訪れたのですが、そこで驚くべき研究成果を目にしました。一般的にいえば地味な話なんでしょうけど、ジャグラーには気になる話です。
その研究者は1メートル弱の細い棒を持っていて、その棒を手でバランスさせるんですね。ジャグラー的な目で見ると、棒はふらふらしてあまりうまくバランスできていません。その状態で反対側の手に水の入ったペットボトルを持ち、上下にシャカシャカ振ります。つまり、右手でバランス、左手でシャカシャカという状態です。
すると、驚くべきことに右手のバランスがうまくなってピタリと安定するというんです。多くの被験者で実験すると、初心者と上級者をのぞいて、ほとんどの人で、シャカシャカ上達効果が見られるということでした。みなさん、試してみてください。
人間は目から入った視覚情報と手に受ける感触などから、棒の傾きや加速度を感じ取り、そこから腕の動きを計算して調整します。人間の反応速度は10分の1秒オーダーと遅いので、認識と調整のサイクルで遅れが生じます。それで初心者はみな棒がふらふらと振動してしまうわけです。
現在のロボットも、基本的にはこうした認識-計算-調整というモデルで設計されているといいます。人間と同じような反応速度に設定したロボットに棒のバランスをやらせると、人間の初心者と同じようにふらふらと棒が振動してしまいます。
しかし、生物の世界には、こうしたモデルとはまったく異なる処理モデルがあるのではないか、というのが、その研究者の着眼点だそうです。時間変数をどうたらこうたらと数式をたくさん並べて説明していましたが、うーん、よく分かりませんでした。まあ、ぼくはそういうことはおいといて棒をバランスさせてました。ははは。
注意力の3割ぐらいをそらすと、効果が高いそうです。一所懸命にやるよりも、むしろしゃべりながらやる、あるいは反対側の手で別のことをやる、そういう風にしてある1つのことだけに集中しないようにすると、ある種の動作についてはパフォーマンスが上がるということです。
5ボールのアドバイスでも、古くからジャグラーたちは同じようなことを言っています。「リラックスして、しゃべりながらやるといい」。
実証的研究で効果が証明されたのとは意味が違いますが、ジャグラーは経験的に知っていたわけです。そのことを興奮気味にその研究者に話したら、我が意を得たりという感じで参考になりましたと言っていました。
さて、ジャグリングの練習について当てはめて考えると、どうでしょうか。練習中のトリックは上級レベルではないでしょうし、初心者レベルということもないでしょう。そういうものについては音楽を聴きながらやるとか、別の考え事をしながらやるとかすると、調子が良くなる可能性があるんじゃないでしょうか。ただ、一時的に成績が良くなるからといって、それが運動学習にも効果があるかどうかは分かりませんけど。
2007年06月07日
そろそろWJD2007
ワールドジャグリングデイの季節ですね(詳細は、http://iroziroharaguro.hobby-web.net/wjd2006.html。今年は、うーん、行けません。
YouTubeで公開した10個ぐらいのジャグリング入門の映像が思ったよりもよく見られているっぽいです。ありがとうというコメントとか、ボールの入手先を聞くメッセージだとか、アドバイスを求めるコメントだとかがついています。やってみるもんですね。1up2upとか、2in1とか、そういうもっと基本的なところをそのうち映像にしてみようかと思っています。でも、たぶんいちばんニーズがあるのは、やや難しい気味の3個の技でしょうね。キャリーとか、ルーベンシュタインジ・リベンジとか、バッククロスとか。
2007年05月24日
鑑賞眼って何だろうか
世界ビックリ特技コンテストの場とも化しているYouTubeですが、ホントにいろんなビックリ技があるもんですね。
15年ほど前にニューヨークに遊びに行ったとき、地下鉄の駅構内でバケツを叩いている黒人ドラマーの姿に感動しました。夜の遅い時間で通行人はほとんどないのに、汗だくで一人黙々と叩いていました。
バケツの下を脚で挟んでタイミング良く片側を持ち上げることで微妙な音の違いを作ったりして独自の世界を作っていました。たくましい腕にきらめく汗が印象的で忘れがたい思い出です。
ニューヨークはすごいところだなと思いました。リトルイタリーでタキシードを着て直立不動の姿勢でギターを弾いていたギタリストも、タイムズスクエアでアクロバットをやっていた少年たちも、感動を覚える技量でした。逆に、パリに行ったときに見かけたアコーディオン弾きや、オーボエ吹きといった人たちは素人が見ても平均以下の才能しかないことが分かるほどだったりして、レベルの差が歴然としてるなと思ったりしました。パリに比べると東京のストリートミュージシャンのレベルは高いと思います。でも、ぼくが知るなかではニューヨークがダントツ。
「バケツドラマー」というのは、今ではたくさんいます。この間出張で行ったサンフランシスコにもいました。ワシントンDCにもいるようです。YouTubeで関連動画を見れば、例によってずるずると芋づる式に出てきます。
ぼくが15年前に見たニューヨークのバケツドラマーは「Larry Wright」という人じゃないかと気づきました。この動画の人です。もっとハンサムだった気がしますし、もっと「魂の叩き」という感じのエネルギッシュな演奏で、こんなにテクニカルなものじゃなかった気もしますが、まあ、そのへんぼくの脳内で記憶が変容しているのかもしれません。
別の動画にインタビューがあって、もう長らくニューヨークの地下構内でドラムを叩いていると言ってます。少なくとも奥さんと出会った13年前にはすでに叩いていたというので、15年前にも叩いていたとしても不思議じゃないです。いつも週に7日、休むことなく叩いているといいます。通勤客にもファンが多いとか。
ブロンクス生まれの彼は、子どもの頃にはホテルのようなところに住んでいて、母親がゴミ捨て場か何かで仕事をしてたので、バケツを叩くようになったと言っています。誰もやっていないようなスタイルでやってみようと思った、とも。
ということは、彼は誰かを真似たのではなく、バケツドラムのオリジネーターである可能性が高い。やっぱりぼくが見たのは彼だったのじゃないか。
ほかにも、バケツドラムには、こんなのがあります。
さて、今はニューヨークに行かなくてもストリートドラマーを見て、ちょっとした感動を覚えることができます。YouTubeはすごいですねぇ。
しかし、それってある面では寂しい話ではないかなと思ったりしました。どこに行って何を見ても、たいていのものは「ああ、見たことある」ということになりかねません。あまりたくさんいいものを見過ぎると、感動のスレッショルドが上がってしまうんじゃないかなって。
鑑賞眼というのは、本物とかいいものだけをたくさん見ることで養われると言うのがふつうですが、ジャグリングはどうでしょう? あまりジャグラーが露出してしまうと、ちょっとやそっとじゃ感動してくれなくなります。
アンソニー・ガットーがいい例です。あれほどの人でも、ここ2年ほど映像を出し過ぎたせいで、みんな麻痺してきていますよね。フランシス・ブランとかボビー・メイとか、ジャグリング史に名を残すような人たちは、残っている映像がわずかしかないので、かえって感動を呼び起こしやすいんだと、IJAのジャッジをやってるScott Selzterが言っていて、なるほどそうかもなぁと思いました。ガットーの映像が2本ぐらいしかなければ、もっとジャグラーたちは彼を尊敬するんじゃないかなと思ったりもします。
まとまりのない話ですが。
2007年05月12日
ジャグリング入門その後
YouTubeで公開したジャグリング入門のビデオですが、5ボールの動画がいちばん見られているようです。何だかんだ言って、やっぱり5ボールを練習中だというヒトがいちばん多いのかもしれません。あるいは、「まあどの程度の軌道なのか見てやってもいいかな」という感じで見られたのでしょうか。
シャッフルやチョップも、やや参照が多いですね。
実は予想通りなんですが、4ボールのチュートリアルも喜んでくれたヒトがいるようで、ありがとうというコメントが2つ付いています。アメリカ人である可能性が高いですが、どこの国のヒトか分かりません。
3ボールカスケードができるヒトって、特にアメリカにはいっぱいいますが、4ボールって、ふつうはやり方を知らないですからね。ぼくもそうでした。だから、「4 ball juggling」は検索してきて見る人がいるだろうなぁと思ったのでした。
動画の中で言葉をしゃべっていないのは、言語に関係なく分かるようにしたかったからです。日本語でしゃべって英語の字幕を付けるとか、その逆に英語でしゃべって日本語字幕を付けるというのは面倒だし、見るほうにもうざいかなと。YouTubeなら韓国人も見るでしょうしね。
あまり単体の動画としては見かけない「ファステストジャグリング」の動画と、その練習方法の動画を作ろうと思ってるんですが、いかんせん、ちょっとしか続かないし、安定感がありません……。ってわけで、模範演技してくれるヒト募集!
2007年05月05日
赤ちゃんバランス
近所の公園に散歩に行きました。天気がいいので、妻にジャグリングしているところの写真を撮ってもらいました。
ついでに赤ん坊を手のひらでバランス……。



ちょっと前まで楽勝だったのに、いつのまにか重くなったなぁ。
2007年05月01日
練習をほめられたら
練習中に通りすがりの人に、ほめられることってありませんか? そういうときには礼儀正しくお辞儀でもして「ありがとうございます」と言ったほうがいいと思うのです。
ぼくもそうでしたが、はじめの頃、つい謙遜して「いや、ぼくなんて全然!」とか言っちゃうんですが、こういうのは良くないなって、IJDbのコラムか何かを読んでいて気づかされました。
ほめる人には、ほめる権利があります。「権利」が言い過ぎなら、ほめる理由といってもいいかもしれません。いずれにしても、それを否定するのは、よくありません。ほめてくれた人に対して失礼です。「もっとすごい人がいくらでもいるんですよ」とか「こんなの簡単なんですよ」というのは、ある意味ジャグラーにとっては当然の反応ですが、非ジャグラーは、そんな答えを期待してほめているわけではないでしょう。
「このぐらいはたいしたことないんです」というとき、そこには「あなたは素人だからジャグリングのことを知らないんですよ」という決めつけがあります。これはとても傲慢だと思いませんか。まるでクリス・ブリスが一般大衆にウケたのを見たジャグラーの一部が「あんなのジャグリングとしては、たいしたことない」と指摘するのに似た傲慢さです。
世の中の99.9999%の人はジャグリングなんて、たまに見るだけで詳しく知ろうとも思っちゃいません。そういう人々に向かって「あなたはジャグリングが分かっていない」などというのは子どもの反応です。
少し前に、Steve Cohenというマジシャンが書いた“Win the Crowd: Unlock the Secrets of Influence, Charisma, and Showmanship”という本を読んだら似たようなことが書かれていました。ほめられたときに人々が見せる謙遜に対して、彼はもうちょっとうがった見方をしています。賛辞を素直に受け取らない謙遜というのは、実は、相手からさらなる賛辞を引き出そうとする傲慢さの現れだというんですね。
確かに言われてみれば「いや、こんなの全然!」と謙遜したときに、ぼくが内心でどういう反応を期待していたかというと「いやいや、十分すごいですよ!」とか「そんなの見たことないですよ!」といった、追加の賛辞です。ちょっとほめてもらったからといって、さらに確定的な賛辞を引き出して自分のエゴを満たしてもらおうなんていうのは、虫のいい話です。
通りすがりに練習中のジャグラーをほめる人は、どういう反応がジャグラーから返ってくるとうれしいでしょうか。ほめられて、元気づけられましたと言わんばかりに見せる笑顔ではないでしょうか。本当は調子が悪くて気分が悪いときであっても、ほめてくれた人に対して、そのぐらいお返ししたほうがいいんじゃないかと思うのでした。
本文と関係ないですが、ステファン・シングの練習風景の動画を1つ。ナンバーズも結構すごいですよ!
2007年04月30日
432フィニッシュ
432はジャグリング可能ではないサイトスワップですが、その理由はボールが同一タイミングで手元に戻ってきてしまうからです。これを逆手にとって考えれば、3ボールでの432や321はフィニッシュに使えます。3つのボールが同時にスッと手に収まる形になり、うまくやれば印象的です。ボールでは結構むずかしく、以下の動画では子供用のチェーンリングというのでやっています。プラスチックの輪をつなげたようなオモチャです。432フィニッシュといっても、4、(2x,2x)という感じになってしまっていますね。321のほうは、すでに手にある1個に対して落ちてきた3と、シャッフル的な投げ込みの1が重なるという感じで、これはボールでも簡単です。
理屈から言えば543でも同じですが、うまくできませんでした。やはり理屈から言えば4ボールなら6543とか5432で片手にピラミッドを築くこともできるはずですが、うーん、可能なんだろうか。見てみたい。
この手のサイトスワップは、ルーク・バラージが得意とするところで、Siteswaps DVDでも、マルチプレックス入りのパターンなど、たくさんやっています。
2007年04月24日
体調悪いなぁ
ひさーしぶりに28日土曜日に代々木かマラバリに行って練習しようかと思っているんですが、どうもここのところずっと体調がすぐれず、運動はやめといたほうがいいかなぁと老人みたいなことを考えています。2週間ぐらい風邪のような、そうでもないような状態です。
そういえば、これ↓を見てサッカーボールがほしくなりました。
2007年04月22日
驚きべき習得速度
rec.jugglingで、5ボールで初めてクオリファイ(10キャッチ)してから、わずか5日後に49キャッチの記録が出たと報告している16歳がいました。「問題は平均が10~15キャッチってことなんだけど、これってふつう?」とか。
いや全然ふつうじゃなくて、もしそれがホントなら上達速度が早すぎるんじゃないかというコメントが続きました。コメントが続いている間、その日のうちに61キャッチの記録を出したと報告し、その翌日には70キャッチが出たと報告していました。つまり、クオリファイしてから、わずか1週間程度で10→70と伸びたというわけです。
その同じスレッドで、もっとすごい目撃談が出ました。
3ボールを覚えるところから、5ボールがソリッドになるまでに1週間しかかからなかったという17歳のジャグラーの話です。直接本人が言ってるのではないので、それなりに信憑性があるんじゃないかと思います。
5ボールを習得した後、5カ月で7ボールもマスターし、非常に軌道がきれいだったというんです。ジャグリングを始めて1週間で5ボール、5カ月で7ボール! そんなことがあるんでしょうか。
化け物のように習得が早くて、ちょっとコツを教えて動きを見せれば、それだけで習得してしまうという話です。ある日、ピルエットに挑戦して、ダンスの経験がある人に正しいピルエットのやり方を教わったそうです。すると、その翌日には完璧な動きで低い3アップピルエットをやっていて、その後すぐに5アップピルエットもやったと言うんです。2段階とかも。
もう1つ、別の「驚きべき習得速度」の目撃談。自分の彼女にジャグリングを教えた話です。
月曜日に3bカスケードを彼女に教えたら、水曜日には完璧なミルズメスをやっていたという話。2分ほど動きを見て、リズムを覚えたら、後はもうできていたというんです。その彼女はジャグリングに全然興味がなく、1年に1、2時間ほど一緒にジャグリングをやるだけというんですが、今では4ボールやバッシングまでできるんだとか。
そんなことって、本当にあるんでしょうかね。
ところでこんなの映像を見つけました。ディアボロってよく分からないんですけど、5個って結構すごいことなんじゃないですか、もしかして。
2007年04月10日
スティーブ・ミルズ来日!
仕事をしていたらSteve Millsがやってくるという情報が入りました。一瞬びっくりしたのですが、そのSteve Millsというのは、アメリカのIBM本社でソフトウェア部門を統括している上級副社長、Steven A. Millsという人だったようです……(http://www-03.ibm.com/press/us/en/biography/10066.wss)。ちなみにSteve Millsでググッたら、アーティストのSteve Millsがトップ(http://www.stevemillsoriginals.com//BIO/Biography.htm)、その次がIBMの副社長、それに続いて我らがジャグラーのSteve Millsさんという順序になるのでした(http://www.dazzlingmills.com/mills%20mess%20lesson.htm)。
自分の名前で検索することを「エゴサーチ」なんて言いますが、みなさんエゴサーチしてますか? ぼくと同姓同名のヒトは、近畿大学の学生とか大手研究機関の化学研究者とか、推理小説作家とか、そんな人たちがいます。
そういえば部屋のなかでちょろちょろボールと戯れていたら、3ボールのバッククロスが20キャッチまでいきました。なんか分かったかも。ようやく、3年目にして……。まあ、バッククロスの練習で肩を痛めたことがあって、そのときには、あまりにも痛かったので、もう一生やらないと思ったぐらいだったんですけどね。
2007年04月08日
ピルエットの呼び方
WJFをスタートするときにジェーソン・ガーフィールドは、いろいろな言葉を発明しました。それまでジャグリング界で広く使われていた言葉でも、わざわざ別の言葉に置き換えました。トリックをムーブと呼んだり、ピルエットを360と呼んだり。
360は「スリーシックスティー」と読みます。「a 360」だと1回のピルエットを指し、単にピルエットのことであれば「360s」と複数形にして「スリーシックスティーズ」と呼んでいるような気がします。
ダブルピルエットなら「720」で「セブントゥエンティー」。ハーフピルエットなら「180」で「ワンエイティー」。これは別にジャグリングに限らず、3桁の数字を読むときには、百の位と下二桁を続けて言うのが口語英語の決まりだからってことですけどね。マンションの家賃が1200ドルだったら、12-00としてtwelve hundred dollarsとか言います。
で、ピルエットと360は単に言い方の違いだろうと思ってたんですが、よく考えると「pirouette」というフランス語はバレエを連想させるもので、だからちょっと女性的かもしれません。rec.jugglingにそんなことをいってる人がいて、なるほどなぁと思いました。後、アメリカ人にとってみたら、スペルが難しすぎるし、アクセントも後半の「エット」の部分にあるというちょっとエキゾチックな言葉です。360というと、X Gamesっぽいです。スノボとかスケボーの世界でも、確かスリーシックスティーズとか言いますよね。
バスケの世界にも720がありました。驚愕。
2007年03月21日
30歳を超えて7ボールの習得は可能か
rec.jugglingにビー玉ジャグリングの動画を公開したら、けっこう反応があって、「楽しそう」とか「やってみたい」という人がたくさんいました。「すごいね!」と言ってくれたのは1人だけでしたが……。まあ、実際カンタンでトスジャグリングのリズムを知ってる人なら、誰でもすぐにできると思います。2個のボールをペアで扱う感触は、麻雀パイのさばきに似ているので、もしかすると2個をセットで扱うことに、ぼくは慣れてるのかもなと思いましたけど。
ビー玉ジャグリングと前後するころに、「Anyone over 30+ learned 7b cascade?」(30歳以上で7ボールカスケード習得した人っている?)という質問を投げてみました。こちらも、たくさんのレスがついて、なんとスティーブ・ミルズやマイケル・ファーガソンなんかからも反応がありました。ミルズさんは、ミルズメスの名前にもなっている有名ジャグラーです(ミルズメスを考案したという話もありますが、事情はもうちょっと複雑みたいです)。ファーガソンは、いまや幻となったファージーボールを作り続けた人です。4万個作ったそうです。
こういう古参ジャグラーの、しかもプロの話はあまり参考にならない面もあるわけですが、それでもまあ、40〜60代でも7個がそれなりにできる人っていうのはたくさんいるんだなぁと、改めて認識させられました。
いちばんすごいなと思ったのは37歳でジャグリングを始めて、現在60歳のPhillipeさんです。あんまりナンバーズに興味はないらしいですが、7ボールの記録は60キャッチだそうです。100歳になったら記念にIJAのエンデュランス大会に出て、5ボールを1分続けるのが目標だそうです。
スティーブ・ミルズは、最近ヘンな(といっては失礼か)世界記録を作ったようです。ギネスっぽいやつです。ミルズ一家はサーカスの巡業をやってるようなんですけど、息子と娘を肩車で3段重ねにして、一輪車で数秒ほど走ったんだとか。その模様はテレビで放映されたみたいです。最後のシーンで転んでいますが、転んで膝を打ったおかげで、膝の調子が良くなったなんて言ってます。おもろいオッチャンや……。ミルズさんって一輪車で大怪我したことあるんですよね。ジャグリングを始めてまもないころ、高い一輪車から落ちて、1年だか、そのぐらいの期間ジャグリングをやめたと、いつかそんな話をしていました。でも、すごいのは、一輪車から落ちるまでの上達速度です。また不正確な記憶ですが、9ヶ月ぐらいで9ボールフラッシュまで行くほどだったとか。才能か熱意か、その両方か、ともかくまあただならぬものがあったわけです。
そんな人が50歳になって、最近また7ボールをやり直しているといっても、なんか参考にならないなぁと、やや思うのでした。20代には127キャッチまで行ったそうで、つい最近の記録は60スローだとか。もうすぐやってくる50歳の誕生日には100スローしたシーンをビデオに収めるのが目標だと言っています。
ファージーさんは35歳になるまで7ボールの練習をしなかったそうです。それまでのジャグリング歴が分からないと参考にならない部分もあるのですが、それでも50歳のころには100キャッチを超えはふつうで、200キャッチにも手が届いたそうです。毎日、2、3時間練習できるいい練習施設があって集中できたのが良かったと言ってます。今ファージーさんは60歳に近く、ジャグリングの練習はかつてほどしていないそうですが、それでも5ヶ月ぶりに投げたら7ボールは60〜70キャッチが2度ほど出たんだという話です。うむー、すごい。
もう1人、もっと参考になる人がいました。イギリス人のリッキー・ブラックマンさんです。4年前にジャグリングを始めて、いまは35歳。ぼくのほうが1歳年上で、1年ジャグリング歴が短いですが、かなり近い感じです。で、そのリッキーさんは、6ボールで106スロー、7ボールで60スローの記録を持っていて、7ボールで100キャッチを目指しているそうです。これは励みになる実例です。
ちなみに、ぼくのケースですが、お正月に立てた7カスケードの目標は25キャッチ。そのときの記録は20キャッチ。今の記録は22キャッチです。まあ、週に1、2度の練習を後2年ぐらい続けると、どうなるでしょうね。どうにもならないかなぁ。日本にはまだ前例が少ないように思うんですが、もし「35歳で始めて4年で7個やってる人知ってるよ」という人がいれば教えてください。
ジャグリングの習得には「自分にもできるはず」と思えることが、いちばん大切なことです。そのためには実例があるということほど説得力のあるものはありません。まあ、実例がないほうが燃えるっていうのもあるんですけどね。日本で誰よりも先にナンバーズオヤジャグラーになってやろうと(笑) あ、でも、いま25歳の人でも10年もしたらオヤジだしなぁ。追い付かれちゃうなぁ、ははは。
2007年03月09日
Just go for it!
少し前ですが、逆手の4ボールハイローシャワーをなんとなく練習していました。4ボールボックスへの布石です。4ボックスは左右で4シャワーのハイローをスイッチするパターンなので、両者は結構似ています。
左4bハイローは2連続しかできなかったので、まあ4ボールボックスは無理だろうなと思ってたりしていました。でも目黒さんに、そんな話をしたら、4ボールボックスをやりたかったら、いきなりそれを練習したほうがいいんじゃないですか、と言われたんですね。
5ボールのために531とか、552、あるいは5551とかがいいとか、51(3ボールシャワー)がいいとか、いろいろ言うわけですが、5がやりたかったら5の練習をしろ、ともよく言いますね。
実際どうなのか、よくわかりません。たぶん、どっちのアプローチでも、あんまり変わらないんじゃないかなと思っています。
それで4ボールボックスをやってみたら、なんとなくいけそうな感じがしたんです。急に逆手の4ボールハイローには興味をなくして、4ボールボックスをちょっと練習してみたら、わりとすぐに5往復ほどできるようになりました。もう逆手4ボールハイローなんてどうでもいいやって感じです。
やりたい技があれば、いきなりそれに挑戦せいってことかもしれません。どうしても進展がないときは、別のことをやれっていうのは、いいストラテジーですけどね。
rec.jugglingでもアドバイスとして「just go for it(ともかくやってみろよ)」というのは良く聞きます。
2007年03月06日
日本ジャグリングマップ作りませんか
ヤフーがとても楽しげなサービスを始めました。地図をベースにしたSNSのような、情報共有サービス「ワイワイマップ」というものです。ユーザーは、好きなテーマを設定して地図コミュニティを作成できます。一般公開に設定しておけば、そのコミュニティに参加した人は、地図上にスポット情報を書き込めます。その場所に関する説明、写真、URLなどを書き込めます。それぞれのスポット情報にはコメントもつけられます。
例えば全国ラーメンマップなんかを作れば、みんなで情報を持ちあえるし、味や好みについて、あれこれ雑談ができるというわけです。
というわけで、とりあえず、日本ジャグリングマップを作ってみました。(日本ジャグリングマップへのリンク)。とりあえず、新宿ナイアガラチームの活動場所にフラグを立ててみました。サークルだとか、自分の練習場所だとか、あるいはジャグリング関連のイベントだとかを地図に書き入れて行くと楽しいかなと思ったりしています。Yahoo! Japan IDをまだ持っていない人も、この機会に是非どうぞ。ID取るのもサービスを使うのも無料ですよ。
2007年02月17日
生もコピーも
来週の2月24日土曜日は代々木公園とマラバリスタに行く予定です。なんか全然寒くなりませんね。来週もこんな感じみたいですね。
ドラリオンが来てますね。うちはまだ子どもが7ヶ月と小さいこともあって、観に行くのは無理かなと思っています。3、4才ぐらいなら目を輝かせて見るんでしょうけどね。いや、6、7才かな?
子どもが小さいからという事情とは別に、それほど見たいと思わないのでした。加藤さんの評を読んで、なおさらまあいっかと思いました。ぼくって実演志向が薄いんですよね。生で見るのとDVDで見るのが違うのは当然ですが、ドラリオンを生で見ることの価値を、それほど感じません。独身時代なら別ですが、今のぼくにとって半日を潰すほどの価値はないかなぁと。
ぼくはドラリオンのDVDを持っていて、ビクトル・キーやブラディックはDVDでもYouTubeでも何度も見ました。それでもう満足で、別に生で見たいとまで思いません。生で見たいのはガットーとボバぐらいです。と書くと、そもそも評価軸がおかしいと言われそうですが……。
生とDVDなどの映像では、それぞれメリット・デメリットがあります。
DVDなら繰り返し見れます。好きなときに見れます。途中でストップして細切れにでも見れます。スローでも見れます。肉眼よりもハッキリと、いいアングルで見れることも多いです。
生であれば、会場の雰囲気や熱気をダイレクトに感じることができます。ガットーのように狭いところでやるタイプのショーであれば、技を実際のスケールで見ることとができて、よく分かるでしょうし、迫力も違うでしょう。
DVDは偽物だから「鑑賞」に耐えないという意見もあるかもしれません。本物とコピーの議論で、いつも思い出すのは文学作品の翻訳についての議論です(ドラマや映画でもいいですが)。
文学は芸術の一種と目されているわけですが、われわれは翻訳で満足しているわけですよね。翻訳というのはコピーどころじゃないですよ、誤訳すらあって、粗悪なコピーと言っていいケースも多い。オリジナルの雰囲気を伝えるのに翻訳者は苦労するんでしょうが、そんなの土台無理です。それでもわれわれは、海外文学を日本語を通じて堪能するわけですよね。ドストエフスキーやシェークスピアのように、セリフ中心で言語にあまり依存していない作品ばかりでなく、ジェームズ・ジョイスやルイス・キャロルのような、言葉遊びが作品そのものとも言えるものすら日本語で読んでしまいます。あるいは詩なんてどうでしょうか、ほとんど訳者という別の詩人の作品を読んでいるといっていいような状態です。
ぼくは若いころアルチュール・ランボーという詩人のファンだったんですが、ぼくがランボーに馴染んだのは堀口大学という、これまた大詩人の翻訳を通してでした。ランボーの作品のなかでも特に「黎明(aube)」という詩が好きでした。堀口訳で親しんだぼくにとって、この詩の書きだしは「僕は夏の黎明を抱きしめた」という一文です。ところがあるとき文芸評論家の小林秀雄の翻訳を見たら、「俺は夏の夜明けを抱いた」とあるんですよ。
びっくりして、小林秀雄はひどい訳をするもんだと思ったんですが、そうじゃないんです。大学に入ってフランス語を少し知ってから原文を見てみると「J'ai embrasse l'aube d'ete.」(アクサン省略)とあったんですね。英語で言えば「I have embraced the summer dawn.」で、「私は夏の夜明けを抱擁した」と訳してもいいような文です。コテコテの大阪弁なら「わいは、夏の夜明けを抱いたんや」とでもするべきしょうし、ぼくの本当の意味での母語である河内弁なら「おれな、夏の夜明けを抱いてん」になります。
英語でもフランス語でも一人称は1つしかなく、そもそもそういう意味では、もともと日本語に翻訳など不可能なわけです。どう訳してもニュアンスは完全に失われてしまう、というか強烈なニュアンスが付加されてしまう。
というように、文学作品を本当の意味で味わうためには原文を読む以外ないわけですが、わざわざ全部の言語をマスターしていたら、普通の人間には一生かかっても世界文学など読めません。だから翻訳の限界は知っていても、割り切って楽しむわけです。それはそれで構わないし、何も読まないよりはずっといいでしょう。
絵画も同じだと思います。画集を見るのも十分に鑑賞と言えて、本物でないと意味がないなどというわけがありません。むしろ逆に、本物のほうが悪いケースすらあると思います。例えば、日本にやってきた著明な美術作品を見るために、何時間も並んだ上、ほんの十秒ほど遠巻きにガラスケースに収まった本物を見ることに、なんの意味があるのか。もはやこうなると阿弥陀信仰みたいなもので、ご本尊さまありがたやといった世界です。
割と最近、インドの仏教石窟の写真集を見ました。アジャンタとエローラという断崖の岩石をくりぬいて作った仏教とヒンズー教のお寺の遺跡です。これは実際に現地に行って眺めるのと写真集ではえらい違いがありそうです。行ってみたい……、とは思いますが、インドな上に人里離れた山奥なわけです。写真集で十分とするほかありません。
ずいぶん脇道にそれまくりですが、「別に生じゃなくてもいいんじゃないの」という話でした。「作品」と呼ぶべきもので、本物で鑑賞したものなんてぼくは0.01%以下じゃないかと思います。音楽なんて0.001%にも満たないかも。
2007年02月04日
フレア
1週間以上が経っても、まだ先週の代々木の話ですが。
フレアバーテンディングの人々に声をかけてみました。いつも、ジャグラーとは違う場所で練習している人がいるなぁと思って遠巻きに見てはいたんですが、何と言うか、ジャグリングとは別ジャンルですもんね。
写真撮らせてくださいと言ってカメラを向けて、ジャグリングのことなんて知りませんという感じで、写真を撮ったあと、ちょっと投げさせてもらいました。ショルダースローをしてティンにカップインさせる技も、見よう見まねでやったら一発成功しそうな惜しい感じでした。まあ、ボディスローが苦手といっても、ボールトスをやってるので当り前なんですが、さすがに先方は驚いたようでした。5ボールを投げたら、もっと驚いてもらえました。
それでまあ、いろいろと話して教えてもらいました。フレアって2つの物体が基本なんですね。ジャグリングだと3つだし、コンタクトだと1つなわけですが、2が基本というのは面白いですね。最終的にドリンクを作らなきゃいけないので、そういうことになってるみたいです。作ったカクテルの味も審査対象らしいです。
面白いなと思ったのは、大会のスポンサーを酒造メーカーがやっていて、そこからお金が出ているという話。ちゃんとそのメーカーの本物のボトルを使ってパフォーマンスしなきゃいけないし、ラベルが見えやすいように見せる必要もあるんだとか。特定の商品のプロモーション用の大会では、その商品(お酒)を使った演技を忘れたら、それだけでマイナス100ポイントとか、そういうこともあるらしいです。ただ、ポイント制で評価するといっても、まだフレアは競技人口も少なくても、審査する側と演じる側が重複しているような世界だとか。特に日本では。
でまあ、いろいろ技を見せてもらったりして思ったんですが、フレアとジャグリングってもう少し交流するといいんじゃないかなと。アイデアの交換をすると、互いにとって新鮮な刺激があるなと、そんな風に思いました。ミルズっぽい動きとかでも、フレアには独特の味がありますよ。
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絵になるなぁ |
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寄って撮ってみた |
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シャッター速度がやや遅い。レンズが暗い |
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えっと、この人は翌日大会だったらしいです |
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絵になるなぁ |
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夕暮れ |
2007年02月02日
コインエンデュランス
ルーク・バラージがポッドキャストを続けています。ポッドキャストとは、音声のブログとも言うべきもので、ブログと異なり、最初から「購読」の概念があります。購読というのはsubscribeの直訳で、本当は日本語の購読という言葉は当てはまりませんが、続けて視聴する、読むという意味で、ネットでは割と普通に使われるようになってきたように思います。訳語がカバーする意味範疇が広がって、元の意味が変化するというのは、まあありがちなことなんでしょう。
ポッドキャストはiTunesを使っていれば、iPodがなくても購読できます。両方なくても、単にMP3ファイルになっているので、http://lukeburrage.com/audio/からダウンロードすればパソコンやオーディオプレーヤーで聞くことができます。英語の勉強もかねて、是非どうぞ。「ドロップが多いことってdroppyと形容詞にしちゃって言うんだなぁ」とか「オーストラリアでは、it was a crack! というようにcrackは、すごい盛り上がりとか、すごいものを意味する俗語なんだぁ」と、ぼくは勉強になりました。
ルークのポッドキャストは、今で第8回目ぐらいです。インタビューやコンベンションのレポートなどを10分前後でしゃべっています。第8回のシドニーのコンベンションのレポートは時と場所を変えて現場から、さまざまレポートを届ける形で、なかなかおもしろかったです。シドニーのコンベンションって、こないだのは140人ぐらい来たけど、その前は50人、さらにその前は15人とか、そのぐらいの数字を言ってました。ずいぶん大きくなったなぁと開催者が感慨深く語っています。参加者の声も聞けるし、うん、ルークはいいことしてるなぁ。ぼくもポッドキャストでジャグリングラジオでもやるかなぁ。
少し前に、矢部亮さんがインタビューを受けていました。欧米のジャグラーは日本のジャグリングシーンやジャグラー情報がなかなか入って来ないので、興味深く聞いた人もいることと思います。
そのポッドキャストで、ルークはジャグリングコンベンションで運営側としてゲームを主催するときの10のコツというのを伝授しています。彼は司会をすることが多いらしく(何となく分かります)、これまでに学んできたことを、みんなに伝えたいということです。ゲームをするときにはゲームに参加する人がいる場所を明確にして、ゲームに負けた人は、その輪から出るようにしろとか、なかなか実践的なアドバイスが豊富です。
コンバット、エンデュランス、サイモンセッズなどのゲームは日本でもやりますが、ルークが好きだというのがコインエンデュランスだそうです。そういえばEJCのDVDでも見たことがあります。3コインカスケードをして、最後まで残った人が、すべてのコインをゲットする、一種の賭けです。全員が10円玉でやったとしても、100人参加すれば3000円!
日本人はマジメで品がいいので(最近ほんとにそう思います)、こういうギャンブルっぽいことをやるのに抵抗を感じる人もいるでしょうし、外部の人に何か言われるというリスクを感じて、なかなかできないのでしょうけど、どうでしょうね、JJFとかWJDとかで、やってみるというのは。賭博を禁じる刑法185条を読んでみたり、これまでの判例の解説を読んでみましたが、この程度では、まったくギャンブルとは見なされないように思います。新宿の雀荘では1000点200円ぐらいまでがギャンブルではないという上限として、暗黙に認められています。一晩負け続けると、たぶん5万円ぐらい負けるぐらいのレートです。パチスロなんか1日10万円とか負けますよね、そう考えたら賭博禁止法なんてねぇ、何が賭博禁止なんだかって国ですけどね。薬物と同じでギャンブルは社会から根絶しようがないので、ある程度グレーゾーンをもうけることでコントロール下に置くという発想ですね。根絶せよと厳罰化したらアンダーグランドに潜ってやくざが儲けるだけですから。
刑法第185条 賭博をした者は、五十万円以下の罰金又は科料に処する。ただし、一時の娯楽に供する物を賭けたにとどまるときは、この限りでない。
パチスロが「一時の娯楽に供する物を賭けたにとどまる」とは、まったく言えないのは明白です。
ともあれ、100円玉縛りとか500円玉縛りでやると、結構ドキドキするかもしれません。落としたら、コインは、もはや自分のものではないってことですね。
2007年01月20日
不調のとき
練習で調子が悪いときどうするかという質問をrec.jugglingに投げた人がいました。何もかもうまくいかないときってありますよね。道具に八つ当たりしたり、とか?
それに対して、いろいろな回答があったのですが、プロジャグラーのSteven Ragatzは、そもそもの話として、「何年もやったり、これから何年もやろうというジャグリングのことを考えれば、1回の練習なんて大した害はないよ。バケツに1滴の水をたらすようなもの」と答えています。
個々の練習の好調・不調に一喜一憂しててもしょうがなくて、結局大切なのは「どれだけの時間練習したか」でしょう。だから「何々を決める」「何々を○キャッチ!」という目標の立てかたはあまりよくなくて、むしろ「これこれの技を○時間練習する」という風に目標を設定したほうがいいというアドバイスです。これはなかなか説得力があるなと思いました。
調子の善し悪しなんて、後から振り返ってみれば大した意味を持ちません。そのときの自分にとっては大したことかもしれませんが、3bリバースカスケードで衝突が多いからといって、そんなことごときでフラストレーションを感じることはありませんし、練習を中断するべきだなんて思いませんよね。同様に、(6x,4)*がいつもよりうまく行かないからといって、そんなことでフラストレーションを感じることはありません。調子が悪い日があるというだけのことです。
調子が悪い日に、何をするかは重要かなと思います。ぼくは調子が悪くても練習を続けるべきだと思っています。というか、ジャグリングなんて不調が基本ではないですか(ってぼくだけだったりして。調子がいいぞと思うのは10回に1回ぐらい)。調子が悪いときは何か別のことをやれとか、休めというアドバイスもありますが、そんなのナンセンスです。長い目で見れば何時間練習したかでしかないわけですから、多少その日が調子が悪いからといって、いきなりローラーボーラーなんてやったってしょうがないですよ。気休めにはなるでしょうが、上達にはつながりません。
こういう例えを思い付きました。タクシーの運転手というのは、調子よく売上げが上がる日は早めに目標額を達成するので、仕事を早めに切り上げる人が多いそうです。逆に、なかなか客が捕まらず、売上げ目標に達しないときには遅くまで走り回る。ところが、これはとても非効率的なんですね。なぜなら、客が捕まりやすい条件というのは天候や曜日によって左右されるため、本当は「今日はよく客が捕まるな」という日こそ長時間労働をするべきなんです。そのほうが売上げ増につながるから。ダメな日に頑張ったところで大した売上げは見込めません。つまり、多くのタクシー運転手というのは、がんばるべきときにがんばらずに、がんばったってしょうがないときに、がんばっている。
調子がいいか悪いかで行動を変えてはいけないということです。結局、どれだけたくさん練習したかだけが問題だとするなら、調子が悪いからといって練習をやめるのはナンセンスでしょう。
ある技がうまくいかないときは、道具を変えてその技のことを忘れろというアドバイスがありますが、それはまあ、ぼくはブルシットだと思いますですよ。逃げたってダメですよ。
追記。「調子がいいか悪いかで行動を変えてはいけない」ということや「不調でも練習を続けるべき」ということと、タクシーの例は、まったく逆の話で矛盾していますね……。いやはや、だいぶ酔っ払って書いた文章だったもんで(笑)
2007年01月03日
2007年ジャグリング目標
去年の暮れ、rec.jugglingという掲示板で「今年合計何時間ぐらい練習したか」という話題で少し盛り上がりました。ぼくは「正確に何時間ジャグリングで時間を無駄にしたかなんて知りたくもない」と答えたりしました。もっと練習したいですけど、ジャグリングは時間の無駄づかいという思いも強く、そういうアンビバレンスを抱えています。
でもまあ、あえて概算すると2006年の合計練習時間は150時間前後かなという気がしています。
イギリス人のNorbiは1000時間、Koenigは900時間と答えていました。Koenigは1年4ヵ月で9ボールクオリファイした若い人です。ぼくはもうそろそろジャグリング歴3年ですが、3年ぶんを合計しても1000時間を超えているようには思えません。うーん、まだまだ。
という話はさておき、2007年上半期の目標というか、見通しをメモ。うーん、だいぶ目標の達成難易度にバラツキがありますが、達成率60%なら御の字ってところでしょうか。
- 3b3upピルエット 100回(現在59回)
- 3b3upダブルピルエット 2回(現在ごくまれに単発が成功)
- 74414 50回(現在8回)
- 744 10回(現在2回)
- b17131 30回(現在11回)
- b15151 50回(現在17回)
- 7531 30回(現在13回)
- 左7531 10回(現在単発のみ)
- 97531 1回(現在できない)
- 5カスケード 2000キャッチ(現在1100キャッチ前後)
- 5カスケード3アップピルエット 3回(現在2回)
- 5シャワー 160キャッチ(現在134キャッチ)
- 3in1 両手とも150キャッチ(現在右119、左85)
- 6ファウンテン 40キャッチ(現在28キャッチ)
- 7カスケード 25キャッチ(現在20キャッチ)
- 5ハイローシャワー(b171) 30回(現在20回)
- (6x,4)* 100キャッチ(現在46キャッチ)
- 5ハーフシャワー 300キャッチ(現在208キャッチ)
- 6ハーフシャワー 50キャッチ(現在30キャッチ)
2006年12月09日
消えた……
MovableTypeって、更新しないと真っ白になっちゃうんですよね。てわけでひとこと。
最近はrec.jugglingも文字どおり斜め読みなんですが、YouTubeものだけは動画を見ています。手軽なもんで。マイケル・カラスのパロディーものが良かったです。しんげんもちくんの耳リングとか真似てたり。カラスは器用だなと思います、それぞれのジャグラーの特徴を良く捉えてて笑えます。いや、パロディーという感じではなくて、トリビュートっていうんでしょうか。いろいろインスパイアしてくれてありがとう、というような意味だったようです。
そうそう、ヨーロッパのジャグリング情報誌、「Kaskade」にJJFの記事が載るそうです。それでJJFの写真を先方に送るために、ウェブに何枚か置きました。http://d-code.org/jjf2006/に置いてありますです。
2006年11月11日
このブログ、休止します
突然ですが、ジャグリング練習日記として続けて来たこのブログを休止しようと思います。これまで読んだりコメントしてくださった方、ありがとうございまいた。
ジャグリングの練習自体は週に1、2時間ぐらいのペースで緩やかーに続けると思いますが、ブログの更新は、ひとまずこれを最後にします。ジャグリングをやめるのではなくてブログをやめるということですが、ジャグリングに割く時間やエネルギーが減るということになりそうです。ここ最近そうでしたが、マラバリや代々木公園には、ひょっこり行くことがあると思います。
と宣言したくせに、もしかすると月に1度ぐらいは何か書くかもしれませんし、「休止って何だっけ?」とか言って、また日々更新しはじめるかもしれませんけど。
このブログは、この先も検索で訪れる人がいるかもしれないので、そのまま残します。これまでに書いたことで初心者の参考になるようなエントリーに関しては、リンクメニューぐらいは作ってもいいかなと思っていますが、うーん、まあそのうち……。
あ、ジャグリングじゃないほうの、ふつうのブログは続けます。
ジャグリングに割ける時間が減って、ちょっと熱が冷めつつあります。熱が冷めてみると、ジャグリング以外にもやりたいこともあったんだなぁと急に思い出したりして、少しバランスを取ろうかという気になっています。いまジャグリングの練習をスローダウンしたら、6個や7個は夢に終わるなという予感があるのは寂しいことなんですけどね。クラブも全然ダメなままでしたし、何より、パフォーマンスを1度もやったことがない(ルーチンを作ったことがない)というのは、ジャグラーとしてどうなのよという思いもあったりするわけですが、まあ……、またやりたくなったらやります。
では、ジャグラーのみなさん、今度はネットじゃなくて体育館か公園でお会いしましょう!
2006年11月03日
発見された5551
The siteswaps DVDの2枚目と3枚目を見ました。赤ん坊をあやしながら見たので気もそぞろという感じでしたが、特にインタビューが印象に残りました。
サイトスワップの実演については、ベン・ビーバーのサイトスワップ系ミルズメスとかh555155515551とか、そういう狂ったようなのは1度は見ておいていいかなと思いますが、それ以外は、うーん、ざっと見ればオッケーという感じで、パソコン上のシミュレーターと変わりません、というと言い過ぎかな。あでも、バウンスのサイトスワップは自分がやらないからか、すごくおもしろかったかな。
実演じゃなくて、インタビューとして収録されていますが、ボディースローのノーテーションの話がおもしろかったです。身体の上下左右の空間を四肢で区切った象限にわけて、どの象限から投げてどの象限で受け取るかということを文字列として記述するというノーテーションです。こうしたシステマチックなアプローチを取ると、ありえるボディースローのパターンをくまなく潰していけるということです。ボディースローの種類を縦軸に、サイトスワップの種類を横軸にしてマトリックスを潰して行くと、ゴミのようなパターンに混じって、すごくいいパターンがあるんだと言います。ボディースローというのは、そうでなくてもショルダー系とか似て非なるものがたくさんあってややこしいわけですが、サイトスワップ同様に、そういうものについても記述法が一貫していると、いろいろ便利そうです。
インタビューで特におもしろかったのはサイトスワップ誕生前後のころの話です。サイトスワップは少なくともイギリスとアメリカの2箇所以上でほぼ同時に考案されたと聞いていますが、どちらも1980年代前半です。これには理由があるんだとインタビューに応えたコリン・ライトが言ってます。『Juggling for Complete Klutz』(ぶきっちょな人のためのジャグリング)という本が登場したのが1970年代後半です。サイトスワップが登場したのは、この本のおかげで「ジャグれる理系がたくさん登場したから」というんですね。
Juggling for Complete Klutzという本は、ぼくは見たことありませんが、初心者向け書籍の定番です。今でも、ジャグリングをはじめたきっかけとして欧米人がよく挙げるのが、この本の名前です。チャーリー・ダンシーの『ジャグリング百科』と、『Beyond the cascade』という本と並んで、趣味ジャグラーの登場に大きな役割を果たしたようです。
子どものころに、この本をクリスマスプレゼントとしてもらった人々が、やがて成長して物理や数学、情報科学といった理系の学問分野に進むと、科学的態度を身につけた人々はジャグリングを解析しはじめます。ジャグリングを、どうやって記述しようかと。
最初にまずラダーノーテーションが生まれたそうです。2本の線の間に斜めの線を引いてボールの動きを表現するあれですね。1983年とか1984年ごろです。ラダーノーテーションを使って、53に4を足した534が発見されたそうです。で、そのころはまだコンピューターの性能が低く、カンタンには絵も描けないし、グラフィックも扱えません。それでラダーの図を数字で表現しはじめて、そうこうしているうちに数字でいいじゃんということになったようです。あるとき誰かが「数字でやればうまくいく!」というような発見の瞬間(eureka moment)はなかったといいます。
驚いたのは、5551は演繹的に発見されたパターンだという話です。53は知られていましたし、552や55550というのも、それが何を意味するのか分かっていたそうです。で、これらを並べたとき、ギャップがあることに気づきます。
4 53 552 ---- 55550
5が増えるにつれ、右端の数字が432-0と減っています。じゃあきっと552と55550の間に5551というのがあって、それはジャグれるパターンに違いないと。それでやってみたら、4個なのに5個のような美しいパターンが現われます。ヨーロッパのジャグリングコンベンションに行って、はじめて5551をやったとき、周囲は驚いたという話です。
いまどきのジャグラーからしたら、5551なんて、かなりどうでもいいパターンの部類じゃないですか。それでも、それが発見されたときの興奮みたいなのが伝わって来るようなインタビューです。それを「美しい」と感じたのも分かる気がします。
ミルズメス用のノーテーションを考案したマイク・デイは、マイクス・メスが生まれた経緯について詳しく話していますし、(6x,4)*の発見から、シンクロパターンには、まだ知れていないものがたくさんあるということに気づいたという話なんかも、インタビューに含まれています。はじめてイギリスのテレビで(6x,4)*が紹介されたシーンも出てきます。
2006年10月30日
ジャグリングTシャツコレクション
JJFで、いろんなTシャツを撮っちゃいました。
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ピルエット・ジャグリング・サークル。九州工業大学でしょうか |
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これがぼく的にはナンバーワン! 「単位は落としてもボールは落とすな」 |
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JMCは、金沢大学かな? ペンギンにハートが描かれていますね |
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マラバリスタの牛チームのTシャツ |
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この宇宙語はなんでしょ?? |
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うーん、いいデザインですね。よく見えませんが文字も載ってるのかな? |
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派手! マジックとジャグリングの文字がそれぞれ演じてます |
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チームメンバーのネーム入り!? ヒモっぽいジャグラーがかわいいです |
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今年の個人部門チャンプ、大野さん。「今夜は!」 |
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「飲もう!!」。1位が発表されたとき、ババッと上着を脱ぎ捨てて正面、背面と観客に見せて大いにウケを取っていました。大野さんの彼女が筆で書いたそうです |
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マラバリスタ。古いのかな、ずいぶん前から見かけます、このTシャツほしい。「警告! 危険なジャグラー急速に接近中!」と英語で書いてあります |
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あー、改めてよく見ると、いい絵柄ですね。一人パッシングですね、これは。クラブが小惑星の周回軌道に入るのか |
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人民の、人民による、人民のためのジャグリング。自由の女神ですね |
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トニーダンカンTシャツ |
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7つ星なのは、「いつかは7ボール!」の意気込みですよね、ははは |
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シャニーのTシャツ |
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「You Suck Dude! Jason Garfield」とあります。アンタ、最低だよとか、ヘボ野郎ぐらいの意味です。ジェーソンらしい。シャニーによるとジェーソンはナイスガイだって |
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ドーナツのTシャツかな!? Evolution(進化)と書いてあるのかな? 左のお猿が段々背筋が伸びてジャグラーに進化してますね。ボールよりクラブが「より進化した段階にある」という、ある意味論議を呼びそうなイデオロギーが……笑 |
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韓国からもゲストが来ていました。ジャグリングと書いてあります。いや嘘です、何と書いてあるか分かりません |
2006年10月26日
土曜はひさびさ代々木
週末の土曜日、久しぶりに代々木公園に行く予定です。薄雲りの絶好の練習日和になりそうですね。JJF以来触っていないクラブを投げようかしら。
一眼レフカメラを買いました。キムタクがCMしてるやつです。いつも妻のカメラを借りるか、会社のカメラを使っていろいろ撮っているんですが、ようやく自分のものをゲットです。最近はコンパクトカメラも性能がぐんぐん上がっていて、一眼レフを買う必要性が減ってきているわけですが、そうはいっても原理上どうやってもコンパクトカメラが一眼レフカメラに勝てない部分はあるんですよね。特に見た目のかっこよさとかね。もった感触とかシャッター音とか。んん?
いや、見た目は重要ですよ。たとえばですね、雑誌の記事でインタビューを受けるときに「これで十分なんです」といって出版社の人間がコンパクトカメラを出したら取材される側としては萎えるでしょう。そこで素人だましの大きなレンズです(笑) シャッター音も同じことで、ニコンの「いかにもカメラ」というシャッター音を聞くと、モデルは気分が乗って来るというものです。
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久しぶりにマイ・一眼レフ! というだけで嬉しい |
2006年10月25日
非ジャグラーの視点で見る
練習日記はつけておくものですね。2006年1月20日の日記を見ると、靴底とピルエットの話が書いてありました。1足目に穴が空いた話です。あれからまた時間が経って、ついに3足目に穴が空きました。アスファルト以外で回ることがないので削れるペースは早めと思いますけど、それでも結構回ってるんだなーと思ったり。最近の練習は息抜きの運動としての意味が大きくなっているので、なんとなくピルエットを多めにやっているということもあります。
「3足目に穴が空くころには、ぼくにもダブルピルエットができるようになるだろうか」と、どこかに書いた記憶があるんですが、この漠然とした予想というか希望は、だいたい当たっていたようです。最近は3b1upならそこそこ回れるようになりました。トリプルは、そろそろ1度ぐらいは成功しそうですが、まだできません。もう1足でしょうか。
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ついに3足目に穴が。いったい今まで何回転したんだろうか |
ところで、自分が上達してしまうと、非ジャグラーの視点を失いがちです。パターンがどういう印象で見えるのか、分からなくなります。その結果、ジャグラーにしか違いが分からないマニアック技の隘路に迷い込んだり、実は3個でも十分見栄えのするミルズミスで、いたずらにボールの数を増やしてみたり、けっこう労力の割に報われないことをやっていることがあるかもしれません。「報われない」というのは、一般相手に見せることを考えた場合で、ぼくのように趣味でやっていたり、ジャグラーをあっと言わせたいという目標の人は当てはまらないかもしれませんけど。
非ジャグラーの視点を取り戻す簡単な方法があります。映像を上下逆さまにして見るのです。自分のでも他人のでもいいですが、試しにノートパソコンをひっくりかえすか自分がひっくりかえって、ジャグリングの映像を見てみてください。驚くほどボールの動きが新鮮に見えますよ。ジャグラーが天井からぶら下がっていて、ヒモか何かでボールを操っているようにも見えます。で、ごちゃごちゃいろいろとやると、それぞれ確かにすごいんですが、「3ボールミルズメスで十分きれいじゃん」と改めて初心を思い出すことができるかもしれません。
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上下逆さまに見れば、非ジャグラーの視点でジャグリングが 見えて来る!? |
2006年10月15日
サラブレッドジャグラー
週末は実家に戻っていました。両親と、いろいろ話していて、ひとつ発見しました。
驚いたことに、66才になる父親は高校生時代、かなりクラブスインギングができたらしいんです。焼酎のビンをぶんぶん振り回して、いまでもスネークっぽい動きが普通にできるのにびっくり。「オレらのころは、インディアンクラブゆーてな。体操部で種目としてやるんや。合宿の夜にはクラブの先に布つけてな、そこに燃料つけて火ぃつけるとな、軌跡がきれいに見えるねん」。クラブは全部木でできていて、結構重かったようです。
父は高校時代に国体に出るほどの熱血器械体操部の主将だったんですが、その体操部はインディアンクラブで強かったとか。「これ、名前なんてゆーたかな、斜めに振ってな、ここで1回まわして、それでここで1回。これがなかなかできへんくてなぁ」。いろいろ話を聞いていると、いまのクラブスインギングやポイとそっくりです。
母親はお手玉で5シャワーができたと言い張ります。「周囲はみんなできて4つまでだったのよ。あたしは5個までやったからね」。うーん、眉唾。でも、ひょっとしてそういうこともありえるかなーとも思ったりします。
というわけで、実はぼくはジャグリング父母の元に生まれたサラブレッドジャグラーじゃないかと、そんなことを発見したのでした。ははは。
2006年10月10日
JJF2006感想
JJF2006終了! ……、おめでとうございます(実行委員長のつるてつさん風に)。
いやはや、すごく濃密な3日間でした。ジャグリングもそうですが、ジャグラーとの交流という点でも、とても充実していました。以下、印象に残ったことを順不同で箇条書きに。
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ビッグトスアップ1回目。傘が舞ってる! |
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ビッグトスアップ2回目。ピーター・ガーバーのクラブもよく見える! |
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トーマス・ディーツと記念撮影。うは、ミーハーだ |
- マーカス・ファートナー! フィーバー、フィーバー! ジョン・トラボルタばりの70年代ロックスターのような振付け、衣装、フラッシュライトという、ある意味では微妙な演出でしたが、なんたって技が超絶です。ダサかっこいいとしか言いようがありません。2デビの2upダブルピルエットが決まったときは鳥肌がたちました。ノーミス? トーマス・ディーツが体育館で惜しみなく超絶技を披露していたのにたいして、マーカスは体育館では目立たなかっただけに、かなりダークホースでした。デビルの演技にあまり期待していなかったトス系の人たちが、大興奮でスタンディング・オベーションを送っていたのが印象的です。いや、2デビであんなすごいことができるとは思いませんでした。衝撃。ナランハ店長の繁岡さんが「マーカスの使ってるデビル、うちでも入れないとなぁ」とボソッと言ってましたが、日本でもデビステがちょっと流行るかも?
- ちなみにマーカスは数学科の学生だそうです。最近はトスも少し練習しているとか。
- ディーツ! 9ボール7アップピルエットって何だよ! 成功こそしませんでしたが、あれは1回ぐらい決まったことがあるんじゃないだろうかという感じでした。体育館では、惜しみなく超絶技を披露しまくっていました。というか、ふつうに練習していました。で、ホントに技が狂ってて、(8x,6)*どころか、そこから(ax,8)(6,6)とか、もうめちゃくちゃです。サイトスワップのabcd当り前。7の安定感がすごい。
- ピーター・ガーバー。ピーターだけびっくりマークがついていないですが、いやステージ映えはしますよ。ボディースローの安定感がすごいし、オリジナルっぽいボディースローがいっぱい。テクニカルよりも、最近はアート的、コメディー的なパフォーマンスに興味があるそうです。ジャグリング界やジャグラーたちを相手にするタイプとは反対の人で、その点でディーツとはスタンスが違うんだよねと2人で笑っていました。
- 協会誌、Shall We Juggleのインタビューをしたのですが、ディーツとピーターとは、インタビュー以外でも非常にたくさん話すことができました。ディーツには練習時間の配分と、その考えかたという点で参考になる話がたくさん聞けました。ピーターは今現在医学生だそうで、ジャグリングだけでなく、今後予定しているインターンの話とか、EU統合をどう思っているのかといった話だとか、そんなこともたくさん聞けました。マーカスにはオリジナル技の作りかたなんかの話もしてもらえたし、インタビュー記事はおもしろいものになりそうです。期待していてください。
- ディーツはいま彼女がいないそうです。ピーターもディーツも、5クラブバッククロスが何かってことがちゃんと分かる彼女がいいねというので、ジーナ・シュバルツマンはどうだと水を向けたら、「うん、彼女はキレイだし、ジャグリングもすごいよね」と笑っていました。ピーターはニューヨークに行ったとき、ジーナの恋人役としてクラブナイトに踊りに行ったことがあるそうです。ジーナは踊りもかなりイケるそうで、男たちが群がって来るのを、恋人役のピーターが追い払ったんだとか。
- 最終日の打ち上げでは森田くんがディーツにサインをおねだりするなんてシーンもありました。ディーツは「世界じゅうの、いろんなジャグリング大会に行って、たくさんのジャグラーを見てきたけど、彼はピルエットではナンバーワンだね。ナンバーズの技術も確かだし」と言ってました。WJFは加減点式の採点法なので、激しいピルエットを連続で決めればWJF優勝もあるんじゃないかともディーツは言ってました。ピルエットは短時間で連続させられるので3分という短い時間に詰め込むのに有利だという話です。そういえば、森田くん、欧米人向けには「tomo」みたいな略称で名乗ったほうが覚えてもらえていいかもですよ、「また名前忘れた、えーと、トモー、モリー」と、あのシャニーですら何度も困っていました。
- 江戸大神楽の丸一仙翁師匠! お師匠さんは、ゲストステージ全体の司会もやられたのですが、話がうまいし、若いジャグラーに向かって、たくさんイイこと言ってくださいました。大神楽の技はバランス系が超絶で、特に仙丸さんの土瓶技には卒倒しそうになりました。口に加えたバチで土瓶をのせてバランスし、土瓶を斜めにした状態からほうりあげて、1回転。「さらに今度は2回転!」といったとき、耳を疑いましたよ。そんなのありえないって思うじゃないですか。茶碗と板を使って五階建て(実際は三階建て?)にする芸でも、ありえない技がバンバン出てきて、アゴが床に落ちっぱなしでした。最後の大技で1度失敗したら、師匠は「土瓶も汗をかくんですよ」というじゃないですか。気温や湿度で微妙に摩擦が違うんでしょうね。そんな繊細な芸を身につけられる人間の感覚器官と運動能力のポテンシャルってすごいなと思いました。また、地道な稽古を積み重ねて伝統芸能で人々を楽しませられるって、いいことだなと思いました。ドイツから来た3人も、「日本のジャグラーは西洋のジャグリングを真似するだけじゃなくて、せっかく独自の伝統技があるんだから、もっと採り入れることを考えてみてはどうか」と口をそろえて言っていました。別に大神楽の教室に通うということでなくても、ちょっとした小技のヒントは得られるかもしれません。
- ぼくも年を取ったのかなぁと思うんですが、獅子舞の表現力にちょっと感動しました。あれはおもしろい。子どもだったら絶対泣きだすなと思いましたよ、ホントに生きてるみたい。
- 師匠のお皿技にディーツが挑戦! 2日目の懇親会の席で仙翁師匠が、いきなり3皿カスケードを披露。リングと違ってキャッチの仕方が特殊です。キャッチして、それからお皿をペタンとひっくりかえす必要もあります。ディーツは、その場の雰囲気で、そのお皿カスケードをやらざるを得ない雰囲気になったのですが、まあ、見事です。少し1枚で練習してから、「どきどきするね」といいつつ、ちゃんと3枚投げました。さらに1アップピルエット! 最後は脇に1枚はさんでフィニッシュ。懇親会の会場は大盛りあがりでした。
- フリーパフォーマンス。去年、木魚ジャグリングを披露した森さんが、今年も笑わせてくれました。「200年前のIJA」と題し、クラシックのBGMでルーチンを披露。ヒトコトで言うと、ボールの数が3つぐらい現在より少ないルーチンなんですが、超笑えます。呼吸を整えて4ボールフラッシュ! BGMにあらかじめ録音してある歓声に、ちょうどタイミングがピッタリあっていて、いい感じでした。森さんは、もうひとつ、テニスラケットとボールのルーチンも披露。こっちは結構テクニカルで床でのバウンスを含む2ラケット+3ボールルーチンなど、研究と練習の成果が感じられました。おもしろい。
- フリーパフォーマンスでは、マラバリの2人組「牛にもできる」が、非常によかったです。どうしてチャンピオンシップに出なかったんだろうと思いましたよ。フラットやスラップバックを多用した、かなりオリジナリティーの高いクラブパッシングルーチンで、非常に新鮮でした。ジャグラーが喜ぶタイプのジャグリングですね。ビデオがあるなら、繰り返し見てみたいルーチンです。見るたびに発見がありそうです。うーん、少しレベルアップすれば、IJAでも通用するんじゃないでしょうか。
- チャンピオンシップ。千葉大ポッサム旋風巻き起こる! 個人部門、チーム部門とも優勝はポッサム勢でした。
- 個人部門優勝の大野さんは正統派のボールトスでした。去年のチャンピオンシップでも十分うまかったですが、レベルアップの度合が著しいです。まだジャグリングをはじめて2年半とはとても思えない、激しいサイトスワップとピルエット。最後惜しくも決まりませんでしたが、7ボールの966までルーチンに入っていました。大野さんがすごいのは3ボールでも、かなり凄いこと。ワンカウントのビハインド、、、うーん、何というんでしょうか、頭の後ろから前方にまっすぐ投げて顔の前でキャッチするというトリック。ご本人も言ってましたがタイミングや軌道が微妙に違うと全然意味のない技になるそうで、かなりすごかったです。シャッフルやバッククロスのキレもすごい。こんなにナンバーズ系と3ボール系の両方でハイレベルな演技って、あまり見た記憶がありません。審査委員として最前列で見ていたディーツも身を乗り出して叫ぶほど興奮していました。会場の盛り上がりもすごくて、特に5ボールの6791344153(?)とかいうサイトスワップマニアもびっくりなパターンをやったときには、会場からはどよめきと、笑いが聞こえて来ました。もう笑うしかないって感じでした。飲み会の席でご本人に聞いたんですが、「5ボールのサイトスワップなら、よほど長いものでないかぎり、言ってもらえばその場でできますよ」とのことです……。うががが、そんだけ投げられたら楽しそう!
- チーム部門優勝は、ポッサムの鵜飼さんと、えーと、どなたでしたっけ。2人の名前を合わせた、uCauCaというチーム名だったような。で、これまた高度で新鮮なクラブパッシングでした。あれ……、ぼくは自分がパッシングをやらないもので、内容がよく思い出せません……が、すごかった……、ように思います! うかさんの銀ラメが入った衣装がかっこいいなと思いました。
- そういえば大野さんもそうですが、今回、会場でいろんな人に「ブログ読んでます」と声をかけていただきました。なんか嬉しいですね。更新を楽しみにしていますとか、情報が役立ってますと言ってくださった方もいるので、最近サボりがちだった更新を、また少し再開するかという気になりました。
- ここあさんと森田くんによるピルエット講座を受講しました。参加者は60〜70人ぐらいいたでしょうか。それだけの人数がぐるぐるやるので、かなり異様な光景でしたよ。ここあさんが「じゃあ、森田くん、今度はスローモーションで回ってみて」なんていうむちゃなリクエストを出し、一瞬ひるんだ森田くんが、真顔で動きを何段階かに分解して、ゆっくり回って見せたのには笑いました。ゆっくり回っても安定しています。特に参考になったのは腕の振りを回転のエネルギーに変えるやりかたです。腕を畳むときに、両腕をクロスするのではなく、片方の手は胸の当たり、もう一方の手は脇腹にむかって勢いよく振り落とす。この脇腹に落とすのがポイントっぽいです。回転力は蹴りの強さでも稼げますが、蹴りは反動も大きく安定させるのが難しいのかもしれません。そういえば、京大ドーナツの2回生(2年生)、浅野さんも、「あんまり蹴ってない」と言っていたような気がします。浅野さんはピルエットをきわめようとしていて、3回転がめっちゃ速くてキレイでした。身体のセンも細いので、ほとんど棒が回ってるようにも見えました。そうそうピルエット講座のおかげか、ぼくは3b1upトリプルがはじめて決まりそうになりました。かなり惜しい感じ。あいかわらずぼくは無理矢理系の練習をしているわけですが、3b3upを地道にやっていたら、それを見ていたまめぞうのうっちゃんに「キレイに回ってますね」と言われました。こういうの、嬉しいですね。
- ほめられたといえば、プロジャグラーの三好さん(ジャグラービット)にも「ブログみてますが、上達早いですねー」とほめていただきました。いや、もうぼくなんて体育館で7個をパカパカ投げてるジャグ歴2年や3年の若いジャグラーをみてると、うなだれるしかない中年だなと思うわけですが、それでも、こういう風に言ってもらえると嬉しいですね。ぼくもそうしないとなと思うんですが、もっと他人をほめましょう。1日に3人ぐらいほめましょう。絶対にほめるべきことはあるし、ほめられた人は、その言葉を大切に胸にしまって生きていくはずです。
- 三好さんは1997年にジャグリングをはじめたそうで、その当時は本当に情報が何にもなかったそうです。ナランハもなく、道具も売ってない。だから、ごくまれに接触するジャグラーと情報交換するのが貴重だったんだとか。いまはネットやDVDで消化できないほどの情報が溢れていますから、「新しい技を知ったときの感動」は薄れてしまってるのかもしれませんよね。少しずつ自分で開拓していく感じよりも、まず目の前に広々とした深い森が広がっていて、もうどのあたりを目指して何をしようかという感じですもんね。三好さんは、パソコンのシミュレーターでミルズメスを見て覚えたそうですが、映像や実物を見たことはなかったそうです。
- 今回、Shall We Juggleのカメラ委員として、かなりあちこち撮影していたんですが、うーん、いいカメラがほしくなりました。ていうか、今月末に発売予定のPENTAXのカメラを狙ってるんですが、ジャグリングとかジャグラーを撮るのって楽しいなと改めて思いました。今回は使ったカメラがイマイチで、ちょっと写真がダメダメで悲しいんですけど……(暗い場所を撮るには感度が高いカメラが不可欠なんですよね)。あでも、ビッグトスアップの写真がおもしろいです。拡大してみると、隠れキャラのように、いろーんなものが空中を舞っているのが分かります。その写真はツクリモノみたいにクリアに撮れました。そうそう、ディーツの友達のシャニーは、かなりのカメラおたくで、カメラ話ですごい盛り上がりました。カメラ上達の方法は、「まず写真教室に通うこと」だそうです。ははは、ぼくも通ってみようかな。課題を撮りまくって先生や生徒同士で撮った写真について語ったり批評したりするプロセスが重要だと言ってました。
- 失敗写真も含めると、写真はぜんぶで900枚程度、1.4ギガバイト分ぐらい撮りました。
- チャンピオンシップ個人部門2位は平野マサキさんでした。3個のコンタクトというんでしょうか、ボールをこねくり回す系の技がすごかった! 両手で3個を三角形にして、うーん、ルービックキューブを高速にかちゃかちゃやるような感じというんでしょうか、3つのポジションが、シャキーンシャキーンと音を立てて入れ替わるようなイメージです。ブレークダンスとか、マイムっぽい動きと組み合わさった視覚的に楽しいルーチンで、はじめてコンタクトジャグリングを見たときのような、かなり新鮮な驚きがありました。新しいジャンルとして確立する予感?
- チャンピオンシップ個人部門3位のウェィタォさんは、中国籍の大学生でシガーボックスでの入賞となりました。京大ドーナツでジャグリングに出会ったそうです。テクニカルにすごいという感じはしませんでしたが、とにかく見ていて楽しいルーチンでした。YMCAの音楽にのせ、箱をおいて「ワーイエムシッエー」と踊り出すときの表情と、「間」が絶妙で、会場はずっと笑いに包まれていました。あのYMCAの振付けを3度やったと思うんですが、あれは4度だったらやりすぎだし、たぶん2度では少ないし、あれは3度でちょうどいいんだと、言ってる人がいました。ぼくもそう思います。そういうパフォーマンス全体のバランスを取るのは、それはそれで難しいことでしょうから、3位入賞という評価になったのでしょうね。衣装もよかった。あそうそう、4シガーファウンテンとか3シガーのチョップとか初めてみました。ワロタ。あれは、かなり難しそう。
- チャンピオンシップでほかに印象に残ったのは、鈴木拓也さんです。全体がキレイにまとまっていましたし、細かい技のつなぎが、ぼくには新鮮に感じられました。3クラブの連続技といえば、ふつうは3投とか6投の同じ技をやって、また別の技に移るということが多いですよね。アルバートとトレブラ、バッククロスとアンダージアームの連続という例外もありますが、ボールほど、自由に組み合わせることは少ないように思います。鈴木さんの3クラブは、3ボール的な自由さがあったように感じました。ただ、全体にキレイにまとめすぎて、こじんまりしてしまった印象が残りました。ドバッと盛り上がる技とか、そこに向かって盛り上げて行く流れがなかったのかもしれません。ポーズが多かったのかな? かっこよ過ぎ? ヘンな言いかたかもしれませんが、「パンツぬいじゃえば?」と思いました。いや、パンツ脱ぐぐらい開きなおると、人って本当の力が発揮されるのかなって。あ、ぜんぜん的外れな批評ですか、すいません(笑)
- 東北大からチャンピオンシップに出場した、えーと、お名前が今手元に資料がなくてわかりませんが、眼鏡の方。細かいオリジナルトリックがふんだんに入っているし、技術力も相当に高かったので、見ていて楽しかったです。7531で5をクローキャッチするのとか「ォォ」と思いました。が、ほかの入賞者が「ドカーン」という盛り上がりがあったのに比べると、どうしても地味に見えてしまって、もったいないなと思いました。
- チャンピオンシップ個人の最後に登場した流山の飯島くんは、ステージと体育館での練習の差が大きく、見ていてちょっともどかしかったです。本人もステージ上で首をひねったりしていましたが、かなりドロップが目立ちました。緊張している風には見えませんでしたが、やっぱり「ステージには魔物が住む」でしょうか。まだ高校生だそうなので、これからですね。これからといいながら、6クラブとか投げてますが……。
- 特別賞の布施くん。コンタクトと、マイムっぽい動きで、パフォーマンスとしての完成度が断然高いなと思いました。見ていて楽しいし、安心感があります。見ている人を楽しませようという感じが伝わって来ます。代々木公園で何度か見ているはずなのですが、うーん、ぼくの目は節穴なので、ちゃんと見てませんでした。
- そうそう、実は個人部門の優勝はディアボロの小島さんに間違いないと思いました。2位3位が発表されて、残るはあと1人というとき、司会の池田さんが「審査員の全員がその名前を書いてくれました」と言ったとき、これは間違いないと思って、カメラを小島さんに固定していたほどです。といっても、大野さんの演技が入賞じゃないだろうと予想していたわけじゃありません。ぼくはトスが好きだしボールが好きなので、もちろん大野さんの演技がいいと思ったのですが、何と言うか、誰でも自分のやる道具をヒイキ目に見がちなのかなーと思ったんですね。それで大野さんの名前が最後まで出ないので、「やっぱりトス系は全体のレベルが高すぎて、あまり評価されないのかな」と思ったものでした。というわけで、小島さんの技のレベルや会場の盛り上がりからすると入賞を逃したのは意外です。途中でヒモが絡まって解くのに時間がかかったのが痛恨だったようですね。しかし、本当にすごいです。IJAで優勝したときの矢部さんも鳥肌が立ちましたが、今回のグルングルンひもを回しまくる技(ってどんな説明や……)には度肝を抜かれました。会場のどよめきも半端なかった。
- 代々木オリンピック記念青少年総合センターの施設はよかったですね。体育館は天井も高く、広くてキレイ。レストランやカフェも、ああいう施設の割に食べ物がおいしかったです。宿泊棟は可もなく不可もなく、うーん値段からすれば60点ぐらいでしょうか。宿泊費からすれば文句のつけようがないですが、ちょっと殺伐としすぎでしょうか。自分でシーツを片付けたり掃除したりするのが林間学舎とか部活の合宿のようで懐かしかった。宿泊費は、このあいだ出張で泊まったホテルの50分の1ほどでした。
- 歴代JJFチャンピオン+αが登場するナイトショーも、ゲストステージやチャンピオンシップと同じぐらい豪華でした。全員がチャンピオンなので当り前か。最近けん玉大会でも優勝したというボーダー(岡田琢己)さんのバランス芸は、やっぱりジャグラーにはないレベルの別世界の技量を感じました。
- 夜のヨネゲードショウでは……、ということは書けません。えーと会場の最寄り駅である参宮橋にはほとんど飲み屋がないので、庄屋に大量のジャグラーが押し寄せた感じになっていました。1つの部屋では10人がけのテーブルに20人ぐらいいたかも。そういえば、隣にいたグループは「911テロ陰謀説」を研究する人達で、あれはあれでキモい集団でしたね。あ、言っちゃった(笑)、きもいジャグラーの分際で。
- 5ボールエンデュランスに記念出場しました。自己ベストが4分ほどなので、5分を目指したんですが50秒(200キャッチ前後!?)ぐらいであえなく沈没。なんかまた5が下手になった気がします。うーんざり。5ボールでは個人チャンピオンの大野さんが30分ちょっと続けて優勝していました。1人また1人と落ちるなかで残る面子を見ていると、やっぱりうまい順番どおりになっている気がします。
- 3ミルエンデュランスでは1時間11分11秒で小島さんと、えーともう一人は、あれ、岡本さんって言いましたっけ(訂正:小林さんだそうです、失礼しました)、2人が優勝です。あまりに終わらないので、せーので1並びにしたということです。すごい。
- 今回、実行委員は100人を数えたそうです。仙翁師匠は、こんなふうに言ってました。「実行委員の子たちもね、みんなジャグラーのファンなんです。自分もジャグラーをやりたい。でもみなさんが楽しめるように準備したり、会場でみなさんを見守ったりしているんです」。師匠は「ジャグリングのファン」と言いたかったんだと思うんですが、始終「ジャグラー」と「ジャグリング」を混同していました。いや、それはさておき……。西川理事長はまたこう言ってました。日本ではボランティア活動というのが、なかなかうまく行かない。そんななかで100人もの人が協力を申し出てくれて、それで大会は成功した。ピーター・ガーバーも、実行委員のスタッフの人達が空港にまで迎えに来てくれたり、常に行動をともにしてくれたから自分達は安心して楽しめたと感謝の言葉を述べていました。まあ本当にそうだと思います。ありがたいことです。
- うーん、後はなんだっけな。そうそう、超ひさびさにクラブを投げました。クラブに触るのは2カ月ぶりだったのに、なぜか4クラブファウンテンで32→36→38→46キャッチと記録が伸びました。20〜30キャッチもけっこう出るし、はっきり自覚できるほど上達していました。上達していたというか、ほんの30分ほどの間にグググと伸びた音が聞こえた感じです。こういうのって珍しい。たぶん6ボールファウンテンとか左の3in1とか、高い4ボールファウンテンの練習が効いてるんだと思います。やっぱりトスは似ていますよね。JJF記念に1度だけ5クラブをフラッシュしてみましたが、どう投げていいのかまったく分かりませんでした。
- そうそう、来年のJJFは静岡で仮決定しているそうです。現在、体育館の手配中で、まだどうなるか分からないそうです。来年の実行委員長は米屋さんです。
2006年10月05日
いよいよ!
いよいよJJFですね。ジャパン・ジャグリング・フールズ。すなわちジャグバカの祭典。会場でお会いしましょう! 全日参加、イベント全参加の方向で。
2006年09月27日
中毒みたいなものは
麻雀なんかが典型だなと思うんですが、ものすごい中毒症状を引き起こすものでも、ある程度の期間、その行為を断つと、「なんで中毒だったんだろう?」と不思議に思うものです。大学時代も、その後も、しばらくは麻雀が大好きだったのですが、4、5年もやらずにいると、けっこう中毒的な楽しさを忘れてしまいます。まあ、麻雀については忘れられてよかったなと思っていますけど……。あれ、時間の浪費が激しいんですよね。1度やりはじめると12時間とか、長いと30時間ぐらいぶっ通しでやっちゃいます。あんなに楽しいゲームは、ほかにないと思うぐらい楽しいですよ……、二晩徹夜したことがあるぐらい……って書きながら、ぼんやり麻雀の楽しさを思い出してしまいました。まずい。誘わないでくださいね、麻雀愛好家のみなさん。
ここのところ、ぼくはジャグリングについて少し中毒が冷めた感じがしています。連続してワーッとやっていないと、実力の伸びも低いし、目標も曖昧になりがちなのでしょうね。たとえば今年はじめの5ボールシャワーがグングン伸びた時期って1週間に「2時間×3、4日+週末4、5時間」などという、たぶん社会人としては激し目の練習をやってたんですが、そのときは、やったらやったぶん伸びるという実感があって楽しかったですよ。
そんなわけでJJFが迫っているにもかかわらず、想像していたよりも、ずっと冷静です。せいぜい、まいにち指折り数えているぐらいです。あといくつ寝るとJJFでしたっけ。楽しみだなー。ほんとにディーツに会えるんですかねー。
2006年09月19日
オカルト、催眠術
ぼくはオカルトの類は一切受け入れるつもりはありませんので、催眠術といっても眉唾です。ですが、今日届いた本をパラパラと見ていて自己催眠については、少し考えを変えました。
催眠というのは、いい映画を見たり、いい本を読んで、その世界にのめり込むのと似たような体験だというんです。すっかりその世界に入り込むと、その世界がリアルに感じられます。アクション映画では動悸が早まるし、汗もかきます。映像と音を見ているだけで心身の状態が激変しているのですから、考えてみればすごいことです。これを一種の催眠と呼ばずして、なんと呼べばいいんでしょうか。真っ暗の部屋に入れられて画面からの光とスピーカーからの音を浴びて、別世界に没入するんです。それは映画のできがいいからだというかもしれませんが、映画の進化を考えれば分かりますが、映像のクオリティーはあんまり関係なさそうです。小説やマンガでも同じ体験ができます。
映画館から出てきたときに感じる、あの「周囲の現実の現実味のなさ」という感覚は、つまり、ぼくらがある種の世界に没入して、ほとんど現実と区別が付かないような体験をすることができる動物であることを物語っています。
それをうまくやると、自分で自分に催眠をかけられるというんです。実際の自己催眠の手順の詳細は省きますが、その催眠で何をするかと言うと、何かの目標を実現するんですね。そのためには自分を催眠状態において、目標を繰り返し口にする。「おまえにはできる、おまえはやる。そして成功してこうなる」と言い聞かせる。まあ、スポーツ選手なんかだと、よくやってそうな話ですね。映画ではまるで自分が体験したように感じますよね、あれと同じで、まだない現実を、自己催眠でリアルに体験して、体験を学習してしまうというわけです。
と書くと、もう分かったと思いますが、こういう自己暗示(そう、自己催眠というと胡散臭いですが、自己暗示ぐらいなら日常語ですよね)というのはあるかもな、と思ったりしました。ジャグリングでも。
少なくともステージにたつときの緊張をほぐすようなものに効果があるとしても、ぜんぜん驚きません。長期的な目標についてはどうでしょうね、よくわかりません。
でも、ですね。オレにはできっこないとか、できればいいなと思っている程度の人って、ホントにジャグリングできないと思いませんか?
最近練習時間が取れないので、イメトレと自己催眠を主にしようかなと思っています。「おまえにだって7個はできる。必ず投げれる。軌道はこうだ。うまく飛んでいる」とビジュアルを思い浮かべて言い聞かせる。
ははは、いや、冗談ですよ。催眠なんて。
いや、でも多少は関係あるかも。
いや、まさか本気にしてませんよね、冗談です。
いやいや……。
2006年09月16日
シアトル出張
出張でシアトルに来ています。シアトルのシンボルタワー、スペースニードルのそばで毎週土曜日にジャグラーが集まっているというので行ってジャグってきました。空が真っ青で黄色いボールが見やすい!
2006年09月09日
ゆーたさんともこさん結婚パーティー
代々木公園がライフワーク(?)の2人、ゆーたさんと、ともこさんの結婚パーティーで渋谷へ。ジャグ&アフロダンス夫婦の2人のお友達はみんなパフォーマーで、パーティーはすごいことになっていました。
アフロダンスとジャンベのステージをはじめて見ました。アフリカの西といったのかな、アフリカのダンスです。冠婚葬祭で踊るものだそうで、そういう意味では結婚式パーティーにピッタリのものです。
いつも隣で軽くダンスのステップを練習してたりするのを見ていたのですが、なんとなく想像していたものとは全然次元の違う迫力と躍動感で、圧倒されてしまいました。ジャグで「音ピタ」という用語がありますが、やっぱりダンスの音ピタ感はすごい。割とシンプルなリズムに合わせて全員が一斉に手をどばっと挙げたりする感じは見ていて気持ちいいし、やっていて気持ちいいんだろうなと思えます。客の半分弱がアフロダンス系の人たちで、ジャグのほうが、これまた半分弱ぐらいだったのですが、ジャグラーたちの感想は「やばいよね……、この盛り上がり……。このあとジャグりずらいだろうなぁ」というようなものでした。何より、踊っているみんな、発散系で楽しそう。ジャグは、ウツウツと1人でストレスを溜める系ですからね、ある意味では正反対です。
ダンスのポイントは、太鼓の人とダンサー、あるいは太鼓の人と客とのコミュニケーションのようでした。太鼓の人がずいずいとせりだして来て、今回の例では新郎新婦に向かってお祝いのリズムを叩くのですが、言葉とは違う熱いメッセージが、傍目で見ていても伝わって来るようでした。
いつも代々木公園でジャンベを叩いている人達が、あまりにもチンドン屋みたく陳腐なリズムを出しているので、ジャンベの印象はあまりよくなかったのですが、やっぱりちゃんとした人のパフォーマンスを見ると、ぜんぜん違うんだなぁということがわかりました。
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2006年09月02日
7個必要?
そういえば、teraさんから、こんな写真が届きました。もうむかし読んだきりなので覚えてないですが、確かドラゴンボールは7個そろえないと願いごとは叶わないんですよね。ははは。
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2006年08月26日
趣味で共感できるということ
そういえば、福岡市の荻野さんが「ボール届きました」と笑顔の写真を送ってくださいました。荻野さんのブログにも、ボールを手に満面の笑みを浮かべる写真が掲載されています。すみません、勝手にこのブログにも載せましたが、きっと載せていいよという意味だったんですよね(超事後確認)。
写真を見ながら「福岡かぁ」と感慨深く思いました。なんか人間の繋がりって不思議なモノですよね。
いま日本人の多くは都市部に住んでいて、地域の共同体的な人間の繋がりが希薄です。かつては職場というのが共同体のベースだったのでしょうけど、最近はそういうのも、どんどん希薄になっています。職場の連中と飲みに行くとか、休日にまで職場の連中と遊ぶとか、「冗談じゃねぇ」と思っている人が、特に若い人の間で増えているといいます。もともと江戸から続く奉公制度の影響が日本の企業文化では強いとされ、かつて日本人にとっては「会社」とは、そのままその人の「社会」でもあったようなところがあります。そういう会社に対する帰属意識、高い忠誠心は、確実に変化してきています。欧米人ように、就業時間が終わったら、さっさと挨拶して帰るという文化に近づいているように思えます。会社とは単なる契約関係でしかないので退職や転職についてもドライ。もちろん仲良しクラブみたいなノリの会社とか、社員全員が家族のような会社もあるでしょう。あるいはグローバルな大企業であっても、自分たちはある価値観を共有している共同体だという感じを強くもっている人々もいるように思います。職場の枠を超えて取引先とベッタリ、とかも。
ぼくは宮台真司という社会学者が好きなんですが、宮台氏は、こうした現代日本社会にあって、かつて職場が提供したような共同体のベースとなる集団は出現するだろうか、とよく問いかけています。国民国家という法制度上の集団と、家庭というプライベートな小集団の間に存在する「中間集団」というレイヤーです。たとえば、創価学会は、まさにそうした集団の1つです。戦後、地方から都市部に出てきて、人間的な繋がりから急激に遊離して虚脱状態になった核家族の人々の心を、創価学会は捉えた。だからこそあそこまで急成長したし、内部の結束が固い。ぼくは創価学会は政治団体として危険だと思っていますが、そういう視点とは別に個々の会員の言動を外部から見ていると、居心地が良さそうだなということは、何となくわかります。
あ、むちゃくちゃ話がぶっ飛びました……。
何が言いたかったかというと、趣味でつながる中間集団が、今後果たす役割というのは大きいだろうな、ということです。mixiとかブログとか掲示板サイトといったネット上の空間は、そういうものを強力にサポートするインフラになっているなって。ネットを見渡すと、いろんな趣味の人たちが緩やかに結束して、それぞれ独自の世界を作っていますよね。リアルな趣味ばかりでなく、仮想コミュニケーションの世界でも、そうした場は多くあります。2chは外部から見ると殺伐としていますが、広範な価値観を個別に繋げている濃密な共感の場だし、オンラインゲームに参加する人々は、ゲームをやるというよりは、その世界のなかの集団に属するという感じが強い。こういうのも中間集団でしょうか。
ぼくが子どものころであれば、たとえばご近所さんとスキーやキャンプに行くわけです。子ども世代が親同士を結びつけていたという面があって、いまぼくがそういう立場にないから錯覚しているだけかもしれませんが、最近は違うなと思うんですね。近所づきあいより、趣味や嗜好を同じくする人々が、物理的には多少離れていても、一緒に行動する。たとえば、ダーツバーで夜な夜なダーツする人々が、週末にキャンプに行ったりします。会社の同僚では、何となく気遣いが面倒だし、かといってご近所さんのことはよく知らないし。
あるいは……。まあ、いいや、話が長くなりました(笑)。あまりこういうコトを言うと暑苦しいオヤジだと思われるかもしれませんが、趣味って実は人に出会うためとか、交流するためのツールなんじゃないかと思うこともあるのでした。もう少し言うと、共感するためのツール。「人間は、他の人間と共感ができるから生きていける」と、ぼくは思っています。共感って、同じことを思うとか、似たような感想をもつとか、そういうのを共有することです。これは、とても大きな慰めになります。共感というものがなければ、生きるのって、もう少し重たいものになってただろうなと思います。同僚とビールを飲んで愚痴をこぼすのも共感だし、あるサイトスワップが初めてできたことを、誰か自分以外の人が認めてくれることも共感です。今のぼくでいえば、赤ん坊のかわいさについて同世代の親とか、自分の親と話すことも共感です。9-1のようなマニアックなDVDを見て、感想を述べ合うというのは、現代人が本質的にもっている孤独感を慰めてくれるのかなって。
地域社会が活発で、しょっちゅうご近所で行き来し、お祭りし、うわさ話していたような時代には、こういうのは不要だったんでしょうね。そういえば、ぼくは若い人のニュースサイトの読み方が変わってきたなと思っています。20代以下はほとんど新聞は読まないんですね。目についたニュースを個別にネット上で読む。それでリンクを貼ったり、感想を述べる。ニュースは、あくまでも友人や知人との共感のためのネタでしかないんじゃないかなって思うんです。
もうひとつ似たような話ですが、地域社会でのうわさ話がなくなった代わりに、芸能人のゴシップが消費されるという構図なのかなとも思います。芸能人のゴシップなんて、どうでもいい話なわけですが、それがなければお昼時のOLの会話なんて5分ももたないんじゃないかと……、あ、このへんやや性差別入りました。
「ニュース記事」「うわさ話」「趣味」。これらは共感(コミュニケーション)の道具という面、ありますよね。大道芸やパフォーマンスも、場の雰囲気の共有が心地よかったりしますが、それも共感。
うわっ、なんでこんなに長いんだ。共感、共感いいすぎですね……。オチもまとまりもないですが、まあブログってことで。
2006年08月24日
日曜日
日曜日の午後、少しだけ代々木公園に行きます。まだボールをお渡ししてないかたが、いらっしゃると思うのですが、もし都合があえば是非。
あと、ボールにまだ少し余裕がありますので、最近のエントリを見てロシアンがほしくなった、というかたがいれば、先に希望個数をメールしてから代々木公園にいらしてください。10個ぐらいなら実費(1個40円)でお分けできると思います。
2006年08月22日
赤が到着
EURO-MATICのボールですが、ほぼ配り終わりました。それで学生さんは半額ということにしましたが、その差額を西村だけに負担させるのは心苦しいということで、うえやま君、teraさんには、「協賛」ということで、ご協力もいただきました。また、五味さんからは、黄色いボールのお返しに赤いボールを30個いただきました。同じEURO-MATICのボールです。ありがとうございます。
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というわけで、半額で購入した学生のみなさんは、ぼくも含めて、これらの人々にあったら、各自なにかジャグリングの技を披露してください(笑)
で、ぜんぜん関係ないですが、ウチの職場に何世代目かのロボット犬、AIBOがいました。このAIBOと戯れるためのボールが、すっごくいいボールなんですよ! どこで手に入るのか、ソニーに話を聞きてみたいぐらいに……。まだまだ探せばいいボールがあるのかもしれませんよね。
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2006年08月20日
砂レポート動画
ロシアンボール博士、里村さんの砂コレクションや、穴の閉じかたに関する研究をレポートした動画です。ロシアンを自作しようという人には参考になることもあるかもしれません。
MPEG4、30MB。QuickTimeなどで見れます。H.264を使っているのでQuickTimeならバージョン7以降が必要です。
2006年08月18日
いい砂ないですかねぇ
代金振り込み先を書いたメールをお送りしましたが、みなさん届きましたでしょうか。「振り込み」という文字に反応してスパム行きになっているケースがあったようです。がくっ。
EURO-MATICのボールですが、さっそく8個ほどロシアン化しました。今回も砂を詰めるのに一苦労です。1個あたり15〜20分、ただひたすら穴に向かってサラサラと砂を流し込むという作業です。目詰まりを起こさないようにボールを指で軽くトントンと叩きながら、適度な流量になるようにスプーンから砂を落としていきます。この単純作業がつらい……。スプーン1すくいを流すのに20〜30秒ぐらい、1回あたり入る量は1〜5グラムです。これで90グラム×8個ですからね、気が狂いそうです。どうやったら効率よく入るのか観察するために、最初のほうは1すくいごとに計量してたので、余計時間がかかりました。
ドリルやグルーガンを使った砂詰め以外の作業はせいぜい30、40分ですが、砂を入れるのに2時間半ぐらいかかりました。気を抜いてよそ見をすると、砂の入りかたが悪いし、かといって、あまり神経を張りつめてると疲れちゃうし、何だか虚しい作業です。
参考にならないかもしれませんが、これまでにロシアンボールを自作する上で気づいたことを、以下に列挙しておきます。
- 穴はボールのいちばん硬そうなところに空ける。2つの半球を張り合わせた円周上が吉。
- 穴は当然大きいほうが砂の入りがいい。
- 砂粒は細かいほうが砂の入りがいい。ただ、細か過ぎると、内部での動きが悪いかも?
- 穴の直径と砂の直径が、たぶん10倍ぐらいないと、すぐ目詰まりを起こす。逆に言えば、目詰まりがひどいようなら、それは穴が小さすぎか、砂粒が大き過ぎ。
- 砂は慌てずゆっくり一定速度で流す。速く流すとぜんぜん砂は入らない。むしろ細い細い「砂の糸」を長時間、根気よく垂れ流す感じでやるのが結局は近道か。
- 砂はやや斜めに流して、その流れている砂の流れの束の中心部が、穴の中心に重なるようにする。このとき、砂の落下するアングルと、穴の面を垂直に保つ。アングルが悪いと、たぶん効率が落ちる。
- そもそも砂じゃなくて、塩がいいかも? オカベさんが、バスソルト(塩ベースの入浴剤)でやったらいい感じだったと言ってました。試す価値ありかも。
- グルーガンでふさぐときには、グルーが内面側に回り込むぐらい入れる。
- グルーガンはこんもり膨らむぐらいに盛る。盛ったグルーを、水で濡らした布で抑えると形を整えやすい。紙などで抑えると、グルーがベターっとひっついてくるのでNG。
- 盛ったグルーはカッターナイフで少しずつ削る。
- ドリルで空けた穴は毛羽だっていると砂が入りづらい。でも、グルーガンの接着度で言えば、毛羽だっているほうが有利。
- グルーガンではなくて、絶縁テープでぐるぐる巻にする方法もある。きれいに巻けば、もともとボールがその色だったように見えるぐらい実用的。しかも、練習で細かい傷がたまってきてもテープを巻き直せば新品同様。テープはたぶん100〜200円程度。
というわけで、ロシアン向きの内容物や効率のいい詰めかたに心当たりのある方は、ぜひコメントくださいませ。
といっても、やっぱりEURO-MATICは、かなり品質がよく、カラが硬いので、当面は今回作ったセットでやっていけそうな気がしています。発色もいい!
2006年08月14日
ボール送りました
ボールを送りました。送料は、30個入りが360グラムで390円、20個入りが260グラムで390円、10個入りが110グラムで200円でした。
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代金の振込は三菱東京UFJか、郵便局の口座で受け付けます。ゆうちょの通常払込み方法<のページに詳しくありますが、郵便局にいってもらえれば、振込手数料はATMで60円、窓口で払っても100円と安いです。あ……、いま調べて気づきましたが、銀行口座同士でも手数料は260円ぐらいでしょうか、たいして高くないですね。ぼくのほうはどちらでも結構ですが、送料と振込手数料はご負担、お願いしますね。口座番号は後でまたメールします。繰り返しですがボールは1個40円、学生さんは20円とさせてください。
では、この夏は黄色ボールで30ボールファウンテンってことで!
2006年08月13日
ボール明日発送します
ボール共同購入希望のメールありがとうございました。16人の方からメールをいただいて、希望個数は合計430個となりました。最大希望個数の合計は580個となりましたので、こちらのほうにはお応えできません。まあ、30個あれば7個投げるとしても「4セット+予備」という感じなので、当面大丈夫ですよね。
ボール到着しました。まあ、それにしても500個というのは多いですね。
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ものすごく硬いボールを期待していましたが、実際に触ってみると赤道円周ではすごく丈夫ですが、上下方向を握ると、やっぱりペコッとへっこみます。とはいえ、これまでに購入したボールと比較すると、明らかに質がいいです。かなり頑丈です。発色もいいし、いい感じです。
とりあえず、ご希望個数を袋につめて宛名だけ書きました。明日、月曜日に郵便局にもっていくつもりです。代金の振込ついては、また別途メールいたします。
袋は厚めのものを使ったので大丈夫だと思いますが、万が一やぶけたり、配送事故があったらメールで知らせてください。
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で、次の土曜日19日に代々木公園に行きますので、手渡しご希望の方はお時間があればいらしてください。その日都合が悪い方は、すいません、また別の機会にお願いします。
2006年08月08日
ボール注文しました
あぐ、すごく時間があいてしまいました。ボール500個、注文しました。共同購入希望のメールありがとうございました。返信もせずにすみません。ちゃんと受け取っております。今日メールをいただいた方のぶんまで、いまのところ希望個数はお送りできそうです。最大個数は微妙な気がします。
来週がお盆休みなので、休み中になんとか発送できればと考えています。
2006年07月30日
共同購入途中経過
ボール共同購入には、いまのところ11人の方からメールをいただいています。希望個数を合計すると320個です。最大希望個数を合計すると440個です。というわけで、もしまだメールが来るようでしたら、最大個数のご希望には応えられないかもしれません。
ところで、メールをいただいた神奈川の大学生さんに教えてもらったのですが、「mutumi snoezelen」というサイトでは、EURO-MATICのボールを1個単位で販売してくれるそうです。1個60円と、元の値段からすると3倍ぐらいになっていますが、少ない個数から買えるということでジャグラー向きじゃないでしょうか。色も選べるかもしれません。
もうひとつ、Kids Magicというサイトには白いボールもあるようです。このボールがEURO-MATIC製かどうかわかりませんが、白がいいという人は、試してみる(あるいは問い合わせてみる)価値はあるかもしれません。
五味さんに、送料について詳しく教えていただきました。そうだった! 五味さんは郵便局にお勤めなのでした!
で、五味さんのアドバイスによると、ゆうパックではなく通常郵便のほうがずっと安いようです。ビニール袋に30個入れて定形外で送ると、全国どこでも390円。しかもゆうパックのように包装代も、ほとんどかかりません。ビバ、郵政民営化! 違うか……。あと、代金引き換えは350円かかるようなので、郵貯の口座振込にしようかと思います。振込手数料は、ここを見ると60〜100円で済むようです。多少の手数料より手間を気にする社会人の方には申し訳ないですが郵便局で振込をお願いすることになるかもしれません。あ、両方受け付ければいいだけか。
そういえば、自作ロシアンですが、今回のドリル穴開け+グルーガンは、かなりいい感じです。閉じたところが開く気配はありません。まあボール自体は、あいかわらずペコペコで、思わず力の入るパターンでは、ぐしゃっとつぶれた状態で掴みとっていることもあるぐらいなんですけどね。
2006年07月27日
ボール共同購入
遅くなりましたが、そろそろロシアンボール用の殻を買おうと思います。例の特許ボールです。友栄のページにあるもので、黄色の75ミリを500個、2万円でオーダーします。共同購入の呼びかけにたいして、白を希望していた人が多かったですが、残念ながら製造元のEURO-MATICは白を作ってないということでした。
特別に夢のようなボールというわけではありませんが、ペコペコへこんだり、1、2ヶ月で裂けたりするボールよりは、たぶんいいかなと思います。
というわけで、1週間をメドにボールを希望される方は西村宛て(nisあっとbigfootどっとcom)まで、希望個数、名前、住所をメールしてください。10個単位で1人30個までということにいたしましょう。1週間で打ち切って数に余裕がありそうなら(たぶん余る)、30個以上も可ということにしますので、もしたくさん欲しいという人がいたら、あらかじめ希望最大個数もメールに書いておいてください。
1個40円なので10個400円です。学生さんからお金はとりませんと一旦いいましたが、払ってくれるといった人が多かったので半額ということにします。30個なら1200円、学生さんは600円です。
ゆうパックで送ろうと思っています。送料は、このページを参考にしてください。たぶん、10個なら最小の箱、20個なら、その次のサイズで収まるような気がしますので、関東なら600〜800円、関西以西なら800〜1000円ぐらいかと思います。代金引き換えを使うつもりですので、それにプラス100円がかかります。
はっきり言って、送料のほうが高くなりそうです……。なので、関東圏の人には代々木公園で手渡しもしたいと思います。8月上旬から中旬の適当な土曜日あたりに、サンタさんのようにボールをごみ袋にでも入れて持っていきます。
書き忘れを再確認するのも手間なので、以下にメールのフォーマットを用意しました。別にこれじゃないと受け付けないということはありませんが、できればコピペして使ってください。
メールのタイトル:ボール共同購入希望
【名前】
【住所】
【希望個数】
(10個単位で最大30個)
【最大希望個数】
(30個以上ほしい人は書いてください。あまれば対応します)
【受け渡し希望方法】
(ゆうパック、または代々木公園手渡し)
2006年07月20日
ジェーソン出てるんですね
すでにいろんなところで書かれていますが、IJAではジュニア、個人ともに日本人が多く決勝進出を果たしたようですね。森田くんの名前がないように思いますが、あれれ?
いまさらのようにジェーソン・ガーフィールドが出ているのが気になります。何をやるんだろうか……。純粋に楽しむとか、楽しませるとか、そういうことじゃなくて、彼の場合は何か政治的意図があるような気がします。って勘ぐり過ぎ? 西川さん情報で気づいたのですが、アメリカの週刊文春とも言える(言えないか)、TIMEにガルチェンコ兄妹の話が出ていて、その記事のなかでも、ジェーソンはジャグリング界で“独裁者”と呼ぶ人達はもいると紹介されていました。どうでもいいですが、TIME、購読していて毎週ちゃんちゃんと届いているのに記事に気づかなかったのは内緒です。ていうか、アジア版だとヴォヴァ出てなかったかも。アジア版では特集とか表紙の人物が違うことが多いんですよね。
久しぶりに少しジャグりました。赤ん坊が産まれたし、仕事がたて込んだりで、ホントに練習量が激減しています。高くボールを投げる感じが嫌に新鮮でした。思ったほどは下手になるでもなく、むしろ、ふつうっぽい感じでした。6ボールファウンテンで18→22キャッチとか、5ボールのハイローシャワーで7→10連続とか、あるいは5ボールのハイローミドルシャワー(f1b17131じゃなくてb17191のほう)が少し続きそうな感じで2回できたし、不思議と前進感があります。上達は練習後2週間ぐらいかけてゆっくり脳内で起こるものなんでしょうか。だとしても、ここから先は停滞するということでしょうけど。停滞してもいいんですよ、赤ん坊が可愛いですよ(笑)
2006年07月14日
ラーメン屋バイトで7ラケットカスケード
なんか、あまりにも何も書いてないので、噂話など。「賢人は見たことを話し、愚者は聞いたことを話す」。伝聞ばかりを熱心に伝えるのって、あまりいいことではないわけなんですが。
矢部さんにいろいろ話を聞いていて知ったのですが、なんでも中野あたりのラーメン屋に、ものすごいジャグラーがいるそうです。中国人の段さんという人で、7本のバドミントンラケットでカスケードしちゃうそうです。練習では8本も投げるとか。クラブと違ってラケットには面がありますから、軸に対する回転も考慮というか、コントロールしないといけません。クラブ以上に難しいということです。
その段さんが体育館の練習に遊びに来たとき、あの森田君ですら、恥ずかしくて道具に触れないといって練習しなかったそうです。うがががが。
そんな人が、なんでラーメン屋でバイトなんかしてるんだ!
中国人はよくわかりません。いや、日本というのはジャグリングパフォーマンスの場が少ないのがあるんでしょうね。矢部さんだけではなく、ガットーなんかもよく言ってることですが、IJAに出たらいつでも優勝できるレベルのパフォーマーというのは、けっこうあちこちにいるんだけど、地元のサーカスから出て来なかったり(出て来れなかったり)、ラーメン屋でバイトしてたり、そういうケースも多いんだとか。
実際、IJAは登竜門という感じもありますもんね。ハイアマチュアや若手が出て来て、タイトルを手にしてプロとして活躍するという。トッププロなら勝てなきゃ恥ずかしいし、逆に一流だったらIJAに出るというのは大人げないということになるのかもしれません。日本のJJFも、すでにそういう感じになりつつあるように感じていますが、どうでしょう。もう森田君やカレー君が出る理由はないというか。
あ、そういえば、JJF申し込まないと!
2006年07月12日
返事なし……
EURO-MATICから返事がありません。送付先を教えてくれたら詳しい送料を知らせるといったのに、ぜんぜん知らせてきません。まあ、そんなもんですね。というわけで、やっぱり日本の業者から買おうかと思います。75ミリの黄色を500個かな。ちょっと子どもの世話でバタバタしそうなので、先延ばしにさせてください、共同購入に賛同していただいた方には申し訳ないですが。
仕事も多忙心配モードだったりで、最近あまり練習していません。部屋でちょろっと投げることが多いですが、低い天井でも4シャワーのハイローがいつのまにかできるようになっていたり、6ファウンテンもそこそこ低くても練習にはなるんだなという発見がありました。
2006年07月10日
オヤジャグラーからジャグリングパパに
昨日の朝、無事に女の子が生まれました。母子ともに健康です。まだ赤ん坊の頭は80ミリのステージボールのサイズぐらいしかありません。
2006年07月05日
EURO-MATICから返事が来た
EURO-MATICから返事が来ました。おそらく意図的にホームページに価格を書いてないので、ここに書くのもどうかなという気がしますが、まあ個人が問い合わせて返事してくる程度なのでいいのでしょう……(価格は数万個単位で買うと安くなるんでしょうね)。買えるボールは73ミリと75ミリの2種類で、1箱500個入りが98ドル(約1万1000円、1個あたり22円)でした。色について回答がなかったので、もう1度聞いてみます。
るりけっとさんに教えていただいた国内の取り扱い業者、友栄さんでは、単色500個で1万9800円でした(1個あたり40円)。色は5色で赤、青、緑、黄、橙です。色の組み合わせは不可。サイズは75ミリのみのようです。
価格は海外から買ったほうが安いですが、送料を考えるとたいした違いじゃないかもしれません。なんたって、ボールが500個って、かさばりますから。サイズがでかいので船便扱いかな。船便だと早くて数週間、遅いと2、3ヵ月ぐらいかかるもしれません。
サイズですが、ナランハのロシアンはSが66ミリ、Mが70ミリ、Lが76ミリです。ブラディックボールが74ミリです。ぼくが最近使ってるのは、たぶん66ミリぐらいで、前に使っていたのは70ミリ、たまに部屋で投げているのが80ミリです。80はステージボール並みで、でかいです。見栄えがしますが、さすがにちょっと……。確かつるてつさんは80ミリの自作ロシアンで、バリバリと7個を投げているので、でかくて困るということはないとは思うんですけど。
ぼくの個人的な好みは75ミリではなく、たぶん73ミリのほうです。もし73ミリを買うなら海外から取り寄せ必須ということですね。でもまあ、サイズって「慣れ」ですよね……。
うーん、どうでしょうね。ぼくは友栄さんから黄色75ミリを1万9800円で500個買うというのでいいかなと思ったりしますが、白を希望している人は黄色だといいやって感じでしょうか。
まあ、白があるかどうかに関するEURO-MATICの返事を待ってみます。
そういえば、我らがナランハさんも、ロシアンボールに使うカラとしてEURO-MATICのボールを検討してくれるみたいです。期待してますっ!
2006年07月04日
目指せ5ボール1000キャッチ
2006年後半の目標を掲げることにしました。これからぐっと練習時間が減るので目標は控えめです。いや、6個と7個については野心的か。無理かな。いや、5個のときも無理だと思ってたし、やってみないとわかんないですよ。クラブはあきらめました(早っ)。
- 4ボールミルズメス100キャッチ(現在、20キャッチ)
- 5ボールカスケード1000キャッチ(現在、538キャッチ)
- 6ボールファウンテン50キャッチ(現在、18キャッチ)
- 6ボールハーフシャワー50キャッチ(現在、24キャッチ)
- 7ボールカスケード25キャッチ(現在、15キャッチ)
常に頭の隅にあって覚えていられないような目標はダメだろうということでシンプルにしました。いちばん大きな目標は5ボール1000キャッチです。いちおう他にも細かいものをリストアップ。
- 5ボールシャワー150キャッチ(現在、106キャッチ)
- 5ボールハーフシャワー200キャッチ(現在、114キャッチ)
- 5ボールの(6x,4)* 100キャッチ(現在、36キャッチ)
- カスケード中に97531を単発で入れる(現在、31で手元がこんがらがる)
- 5ボールカスケード3アップピルエット3連続(現在、偶然の1発が快感)
サイトスワップを書き出すとキリがないわけですが、そういうのも全部トラックできるように工夫したいところです。やっぱりジャグリング手帳を持ち歩くかなー。
2006年06月29日
特許ボール共同購入しませんか
しばらくrec.jugglingはタイトルを眺めるだけで読んでなかったのですが、ちゃんと読むと、やっぱりいろいろおもしろいです。書きたい話もあるのですが、また日を改めて。
それより、ボールを買おうと思っています。特許もののボールです。
このあいだ、代々木公園で五味さんにお会いしました。家の中に天井の高さが5メートルほどの練習用小部屋を作ってしまった強者です。その五味さんのお手製ロシアンボールがけっこういい感じだったのです。
グルーガンで閉じて、さらにボールと同色のテープを巻いて仕上げてあるそうです
このボール、EURO-MATIC社というイギリスに本社を置く会社のものです。ホームページを見て驚いたんですが、彼らは子ども向けのボールプール用ボールを売ると同時に、プラスチックボールの応用として工業用途にも実績があるというんです。
たとえば、貯水タンクのようなもので、水面にボールを敷き詰めることで、断熱材の役目を果たすというような応用です。あるいは、水鳥の被害に悩まされる空港近辺の池の表面にボールを敷き詰めることで、鳥を追い払うというのもあるそうです。鳥の群れは、飛行機の離着陸の際にジェットエンジンに吸い込まれて、けっこう事故が起こるモノらしいので、これは名案かも。こうしたケースでは、これまでは網を張るような策を取っていたそうですが、網は破けたりすることが多く、メンテナンス費用がかさむ問題があったそうです。
空港付近の池を埋め尽くすボール

何やら巨大な水槽表面を覆い尽くすボール
すさまじい量のボール、ボール、ボール
ボールを池に入れる人々
さて、そんな高性能なボールですが、五味さんのボールを見ると特許番号が書いてありました。
早速、ヨーロッパの特許局で検索してみましたが、そもそも検索システムがどこにあるのか発見できず。EURO-MATICのページには、米特許局での特許番号も書いてあったので、それで検索してみました。ところが、どうも「クルマなどで利用するペットボトルケース」に関する特許なんてのが出てきます。おかしいなと思って、あれこれ文字列で検索したら、ありました、ありました。EURO-MATICのページには、米国特許の番号は「5390887」と書いてあるんですが、実際には「5320887」の間違いだったようです……。自分とこの特許を間違えるなよって感じですが。
特許の名称は「Play pen balls」、特許成立は1994年の6月となっています。“pen”というのは柵で囲まれたオリのようなものを指す言葉です。まさにボールプールのためのボールということです。
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これが特許の冒頭。US Patent OfficeのQuickSearchのページから番号を入れて簡単に検索できます
この特許が実におもしろいです。特許の文書というのは、その発明に関する分野の背景から説明して、そのジャンルでどういう問題があり、それをどうやって解決したかということが図入りですべて解説されています。日本の特許庁のページに行けば、大根おろし器や餃子の製法といったものから始まって、超ハイテクの特許まで、好きなだけ検索して読むことができるので、興味のある人は是非みてみてください。ドクター中松の「発明」の多くが、いかにバカバカしい妄想であるかもよくわかります。
脇道に逸れました。EURO-MATICの特許の説明によると、それまでのblow molded(吹き込み成形というんでしょうか、空気を入れてぶわーっとふくらませて形を作るんでしょうね)のボールというのは、子どもがボールプールにして遊ぶには非常に安全で安くていいんんだけれども、半球の接合部の円周線に沿って割れやすいという問題があると指摘しています。我々がロシアンボールで経験している悩みそのものではありませんか!!
子ども向けのボールプールでボールが割れると、割れたエッジがシャープで危険だというんです。それでEURO-MATICは、この問題を、従来の素材である低密度ポリエチレンに加えて、それまで誰も使ってみようと思わなかった鎖状低密度ポリエチレンを使ってみることにしたそうです。同じポリエチレンでも、高密度、低密度、鎖状などで丈夫さや硬直性が異なる素材があるようです。
ところが、鎖状低密度ポリエチレンを使うと、確かにカタいボールが作れたのだそうですが、成形段階で金型から引きはがすのが難しくなってしまうという加工上の問題が出てきたそうです。それでまあ後から聞けば当たり前の解決ですが、低密度ポリエチレンと鎖状低密度ポリエチレンを混ぜて使ってみようと、いろんな割合で実験したということです。その結果たどり着いた比率が、鎖状低密度ポリエチレンを3割ほど混ぜるというものという話です。これが特許です。
この混合素材で作成されたボールは、加圧テストで好成績を収めるといいます。ボール1個あたり150kgほどの加重をかけるテストを繰り返すと、通常のボールが4000~5000回の加圧で壊れてしまうのに対して、混合素材ボールでは3万回まで耐えるといいます。混合比3割というのを4割にしても、特に成績が伸びないことから、3割がベストだと彼らは結論づけています。
なんか、すごそうじゃないですか? 実際、五味さんにボールを借りたら、けっこう硬い印象でした。
そんなわけで、ここから直接ボールを買ってみようかと思っています。ホームページには詳しく書かれていませんが、おそらく1個あたり40円ぐらいで、購入の最低単位は500個ぐらいじゃないかと思います。2万円です。5人で買えば1人あたり100個で4000円? 問い合わせてみないとわかりませんが……。
サイズは色は、それなりに選べると思いますが、ぼく的には白か黄色で72mm程度のものがいいなと思っています。
共同購入に興味のあるヒトは、コメントを書くかメールください。
というか、ナランハさん、ここからボールを買うってどうでしょう? ぼくとしては面倒な自作より、シッカリとした硬さのボールが既製品で買えるなら、そのほうがずっとありがたいのですが。
2006年06月18日
ドリル購入
近所のホームセンターで、ドリルが998円で売られていたので、ロシアンボール作成のために買ってみました。
2.0、3.0、4.0ミリ径のドリルとサイズの異なるプラスドライバーの換えが付属
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グルーガンが乾いたら、カッターで余分なグルー(のり)を削り取る
砂を入れるのがいちばん大変です。直径4ミリでも、なかなか砂が入ってくれません。漏斗状に丸めたプラスティックシートを使ったり、先端が細くなったストロー状のものを使ったりしましたが、すぐに目詰まりしてしまってダメです。結局、穴に向かってスプーンで砂を流し込むのが、今のところ最善かなと思っています。それでも、80グラムぶんの砂を入れるのに3~5分はかかります。砂の入り具合は穴の状態に強く依存するようで、穴にけばけばが残っていると、砂がすぐにつまります。ドリルで丁寧に穴の周縁を滑らかにするといいようです。
結局、8個作るのに2~3時間かかりました。はふぅ。
グルーガンについては、2005年12月10日の日記をご覧ください。
2006年06月15日
元気なおじいちゃん
週末の土曜日はワールドジャグリングデイに行く予定です。蒸し暑そうな予報ですが、夕方までは天気も何とか持ちそうです。
以下、特にオチも何もありません。長いです。読んでもおもしろくないかも。おととい出会った元気なおじいちゃんの話です。
夜風があまりに気持ちがいいので、会社帰りにバイクを降りて少しだけ国道沿いで練習しました。すると「外が気持ちいいよ」といって、やっぱりクルマから降りてくる人がいました。タクシードライバーです。タクシー乗り場の客待ちの列にいたタクシーの1台。いつも、深夜0時~4時ぐらいまでは長々と列をなしています。そのタクシー乗り場近辺は、歩道がやけに広々としていて、しかも明るいので、ぼくの深夜の練習場所「その2」となっています。どーんと東京タワーがよく見える場所です。
自分の前に並ぶタクシーのドライバーに向かって「外が気持ちいいよ」といった人は、すぐにぼくにも声をかけてきました。タクシーの客待ちは相当にヒマなんでしょうね、よくクルマのなかから出てきて声をかけてくるドライバーがいます。
「おもしろいもんだね、いまクルマの中から見てたけど! うまいね」と褒めてくれました。ニコニコとしながら「お茶飲みなよ」と、ペットボトルのお茶をくれました。「アメもあるよ」と2個ほどミルクキャンディーもくれました。愛想がいいというか、妙に元気で明るい人です。
話を聞くと、なんと75歳の社交ダンスの先生だということ。昼間は100人からの生徒にダンスを教えて、夜は個人タクシーをやっているというパワフルさ。パワフルなのは仕事だけじゃなくて、私生活もすごい。趣味が幅広い。「イラストも描くんだよね」といって手渡された5、6枚のペラの紙を見ると、けっこううまい絵です。独学だそうです。「写真を見てね、あれこれ考えながら描くんだよ。うん、私はね、なんでも独学。クルマの運転もね、ヤンキーの基地で覚えたの」と言います。ヤンキーというのは、ウンコ座りする絶滅危惧種のヤンキーではなくて、アメリカ人のことです。福岡の米軍基地で軍用車を乗り回して覚えたらしいです。「当時はおおらかな時代だよね。基地のなかのガソリンスタンドで働いてたんだ。それでね、軍用車のらせてもらってね。頑丈だからね、塀にあたっても、塀のほうがへっこむんだ」と言って笑います。
75歳に見えない背筋のシャンと伸びた姿勢です。見た目は50代後半から60代というところ。蛭子能収に似ていて、ずっと笑っているような顔です。姿勢がいいのはダンスのおかげでしょうか。「55歳でダンスを始めたんだよ。いや人一倍よく練習をしたね。ダンスはね、鏡と友だちにならないとダメだから。あなたもビルのガラスを鏡にしてたんでしょ?」。そういわれると、姿勢を無視しっぱなしのぼくは、ちょっと口ごもります。いまピルエットの2回転を練習してるんですという話をしてその場で回って見せたら、「そうそう、けっこううまいね、ぼくらは“スパイラル”と言って3回転ぐらいするんだけどね」と、おじいさん。「コンクリの上だし、それに、この靴じゃ見せてあげられないなぁ」と言いながらも、今にもタクシーとタクシーの間で回り出しそうです。
吹奏楽器もかなりやるという話で、若い頃にはジャズメンとして食っていたそうです。楽器はどこで覚えたんですかと聞くと、自衛隊の楽隊にいたという話でした。「当時はまだ自衛隊の前身のね、警察予備隊っていうんだけどね」とおじいさん。戦後間もない1950年代の話が当たり前のように出てくるのに驚きました。「警察の試験を受けてね、警察官になるか警察予備隊に行くかわかれるの。2年勤めると警察予備隊の場合には5、6万円の退職金が出てね、それがほしくて行ったんですよ」。当時の5、6万は、いまの500~600万円ぐらいだそうです。もう戦争はこりごりと、日本全体に厭戦ムードが漂っていた時代でしょうから、そのぐらい出さないとダメだったんでしょうね。でも、話を聞くと、おじいちゃんの自衛隊体験は楽しいものだったようです。
「クルマの免許もね、写真1枚で、あとはお金も要らないしね。楽器もやらせてもらったし、いいところだよ、自衛隊は!」。高らかに笑います。楽器はものすごく練習したそうです。「ああ、ホントによく練習したよ。トイレにも持って入っていたね。音は出せないけど、指の動きは練習できるからさ。とにかく楽器はね、指の練習しないといけないから」。それでプロにスカウトされて、音楽で食っていたという話です。
自衛隊では楽器のほかに空手も覚えたそうです。今でも演武で型を見せたりするということで、これもまたタクシーとタクシーの間でおっぱじめそうな勢いです。
最近は、どこだかのカラオケ協会の会長もやっていて、歌も忙しいんだとか。「いやー、もうやることいっぱいあってさ、人生楽しいよ」と、ずっと笑いっぱなしです。笑っていたかと思うと、「私はテノールでね、けっこう高い声もでるのよ、ハッハッハァ~♪」と歌い出します。ある意味、イっちゃってるおじいちゃんです。
聞いたこともないような古い芸能関係者に知り合いが何人いるとか、親類(の親類)や娘の婿のが芸能で食ってるとか、そういう昔話や自慢話が多いのは、ああ、なんだかおじいちゃんだなという感じでした。でも本当に元気な人で、「人生が楽しくて忙しくて!」というのは心底そう感じてるんだなと思えて、そのことが、ちょっと嬉しくなりました。
「ジャグリングも是非やってみてください」と言っておいたので、ひょっとすると本当にやるかも。
2006年06月11日
ステージ前には練習ですよね
「リアルジャグリングを見た後に練習したくなって、そのまま練習しに行くか、それともステージの感想をつまみに懇親会へ行きたくなるかで、若者かオヤジャグラーか分かれる」と、にしのさんが書いていますが、ぼくは、リアル前にガッツリ2、3時間は投げたので、まだ若いほうなのでしょう。と、自分だけ若ぶってみる(笑)
5ハーフシャワーで114→140キャッチ。
リアル開演前には代々木公園に行ったのですが、リアル観客組が、日本全国からたくさん来ていました。ぼくが把握した感じでは、大阪、京都、静岡、石川、新潟といったあたりから来ていました。
大阪から夜行バスで来ていた山崎(やまさき)さんと、トシヤさんと、ちょっと話ました。2人とも18歳だとかで(トシヤさんだけ、18歳?)、ジャグリングを始めて1年だそうです。1年目で7個に果敢に挑んでるってのも若さ爆発ですが、夜行バス→代々木公園で練習→リアル→夜行バスという強行軍というのも若いって感じです。
意外だったのは、ジャグリングサークル「パティオ」のある大阪大学のある豊中市に住んでいるのに、ジャグリングサークルに行ったことがない、という話でした。2人でひたすらジャグってるだけで、特にほかのジャグラーと交流などもないという話でした。いわゆる関西人で、別に引っ込み思案というわけでもない感じなので、どっか遊びに行けばいいのにとぼくなんかは思うわけですが。
今どき、そういうジャグラーも多いんでしょうか。いや、東京近郊以外は、案外そんなものなのかもしれませんね。ちょっと嬉しかったのは、大道芸か何かをみてジャグリングに興味をもって「ジャグリング」で検索して、ぼくのページが出てきたという話です。
外の世界の情報からある程度隔離されていると、独特のノリとか、技とかが発達することがあります。ぼくは、そういうのをガラパゴス・ジャグリングと名付けました。
でも、いまどきはネットもDVDもあって、2人っきりでジャグっててもガラパゴスにはならないんでしょうね。情報が溢れすぎると、逆に世の中つまらなくなる部分もあるのかなと思ったりしました。他のジャグラーと隔絶されたジャグラーがいて、「えっ、カスケードって奇数個のボールでやるんですか?」とかいいながら、5個を64で投げたりしたら楽しいじゃないですか。
しかし、自作のビーンバッグはレモン型というかラグビー型で、かすかにガラパゴスの香りが……。
荒川テンペイさんに初めてお会いしました。ずっとイギリスにいて、先日帰国したそうです。BJCやEJCといったビデオで姿は拝見してましたので、すぐに顔がわかりました。去年のWJFのランキングでもIntermediateのBallで5位に名前が入っていた実力派で、EJCのビデオではクラブ、シガボ、ボールなんかの映像が映っていたように思います。で、ゲンブツ(ってモノみたいですが)は……、5クラブ5アップピルエットとか、すんごいキレイでした。そばで見ていた山崎さんが「なんかデモムービー見てるみたいやなぁ……」と、ネット時代のジャグラーらしい感想を漏らしていました。
竜半さんに4クラブを見て頂きました。2in1を左右ともやって、それからファウンテン。「2in1が問題とかじゃないですね」。「うーん、左手の1投目が遅れていますね」という指摘。ぼくは左手が「走りすぎる」のが問題だと思っていて、左手の1投目のリズムを遅らせるよう遅らせるように気をつけていたのですが、これが、まったく逆効果だったようです。ずっと気づきませんでしたが、指摘を受けて左手の1投目を早めにリリースしてみたら、ピタッとパターンが収まるじゃないですか。なぜかシンクロっぽくなってしまうと思っていたのが、一撃で解決されました。ビックリです。まだその後そんなに練習していませんが、ひょっとすると4クラブ伸びるかも。こんなことがあるのか。どうして気づかに、延々と同じ間違いを繰り返していたんだろうかと思って、ちょっとゾッとしました。
ぱさーじゅのヒロさんや、元金沢大学JMCの小出さんとかとも、だいぶお話ししました。シャワーを投げまくっていたのは、よく記録簿でシャワーの記録を出しまくっている、ぱさーじゅのいちかわさんだったでしょうか。あまりに黙々と投げているのでお話はできませんでしたが。
リアルのステージの後、渋谷に刺身を食べに行きました。推定平均年齢30歳のオヤジャグラーを中心に。球斗さんこと、松浦昭洋さんと初対面。お噂はかねがね、という感じの有名人ですが、ぼくは肝心のIJAの演技を見た記憶がありません……。IJAのDVDをまとめ買いしたとき、在庫切れで買えなかった年があるので、それかなぁ……。松浦さんは日本人として初めてIJAの予選を突破した方で、透明な円筒のプラスチックのなかにボールを通すジャグリングをするそうです。ビールを飲みながら聞いた話では、最近、その筒を垂直にして、上からボールを入れて、また上に戻ってくるという動きを実験しているそうです。なぜ上に戻ってくるのか、物理的な説明が簡単にできないそうです。ビックリしたのは、そのジャグリングを、ロジャー・ペンローズの見ている前でやったことがあるというお話です。ロジャー・ペンローズって、ホーキングなんかと並び称される天才物理学者です。なんだか、すごい話です。
仙台を中心にアートやパフォーマンス活動で活躍するホゴノプロフィスという団体の代表、本郷さんも初めましてのご挨拶でした。ホゴノプロフィスの名前が「本郷の(ほんごぅの)」という音から来ているという話は知りませんでした……。
微妙な時間でお店を追い出されたのですが、最近ジャグリングを始めたぼくの会社の元後輩、うえやまくんと、Mr.ドミノさんと、さらにビールを飲みに行ってしまいました。ドミノさんは、パズル作家さんです。それはもちろん知っていたのですが、ちょっと驚いたのは、20年ほど前にパズル専門雑誌「パズラー」に掲載された、特定のパズルについて言及したら、すぐに「あっ、それ、覚えてるかも!」と反応があったことです。ぼくは中学生のときパズラーを愛読していたのですが、それは20年前です。ドミノさんは小学生だったそうです。
ジャグラーでパズルといえば、ゴールデンキャップマンこと小田原充宏さんです。やたらとシャワーのうまい人です。去年JJFで話しかけたら、いきなり自作パズルを差し出されました。ジャグ歴と言うべきか、お手玉歴というべきかわかりませんが、ボールを投げるようになって、もう20年とか(?)だそうです。子どもの時からお手玉をやってるなんて人、そうそういませんよね。
2、3人ほどパズル好きがいたからって何だってことはありませんが、ジャグリングとパズルは、どこかに互いに通じる秘密の通路みたいなのがあるのかもなーと思ったり……。ぼくはぼくで、かつて国際パズル愛好家団体とも言えるメンサという団体に所属していたこともあったりするのでした。
2006年06月10日
Real Juggling
すでに各所で絶賛されていますが、Real Juggling、たいへんすばらしかったです。構成、ストーリー、音、光、パフォーマーの衣装・表情・メイク・ポーズ、そういったものをステージ作りのプロがやると、こうも違うのかと思いました。商業的なステージと、学生や趣味人が主体になってやるようなステージと比べちゃいけませんけどね。
個々のルーチン自体は、見たことのあるものが多かったですけど、ぜんぜん引き立ち方が違います。みんな、かっこいい。個性も引き出されているし、それでいて全体としてのまとまりもあって見ていて飽きません。ややジャグラー向けの演出や仕掛けが多くて、内輪うけっぽいところもあったのかなと思いましたが、来ている人たちの、かなりの割合がジャグラーか関係者だったようなので、それはそれで良かったのでしょうか。
(QuickTime、4.5MB)。会場30分前で、すでにこの長蛇の列! 列後方では投げてる人も……
各パフォーマーの完成度も高いなと思いました。たとえばカレー君はIJA2005ジュニアのときのような音楽とルーチンでしたが、技がレベルアップしているし、ほとんどミスがなかったように思います。完成度が高く、見ていて本当に安心感のある演技でした(まったくどうでもいいマニアックな話ですが、(6x,2x)*の拡張版のサイトスワップが気になりました。8xを投げて、下で4か4xを投げるというのを挟むようなパターン)。
森田くんはドロップが目立ったように思います。数としてはほんの少しですけど、なにせ「完璧な人」という印象が強いので、意外な気がしました。最後の7ボールでは、離陸にやや難があったのか、ボールが衝突してやり直すという場面がありました。すでに音楽が終わり、無音になってからのやり直しです。ライティングも白熱球っぽいプレーンなものになっていたので、見ている方としては、ちょっとドキドキしました。やり直しの2度目も不本意だったようで、短いランのあとボールが衝突。首をちょっとかしげます。首を振れば観客にも失敗であることがわかるわけですから、ごまかしがきく感じではありません。というか、ごまかそうという考えは森田くんにはきっとなかったのでしょう。どうするのかなと思ったら、3度目。もう音が途切れて、ずいぶん時間が経った感じします。シーンと静かに見守る観客を前に、プレーンな光のステージで、3度目の7ボール。どんなプレッシャーなんだろうかと思うと、ちょっと祈るような気持ちにもなります。それとも、余裕がありすぎて失敗したことが自分でも不思議、という感じだったんでしょうか。
3度目。ボールを目で追いながら、ぼくは「ぶつかるな、ぶつかるな」と祈ってました。もうそんなに投げなくてもいいじゃん、十分パターンは完成してるよと思ったころ、たぶん30キャッチほどした後に1個をハイトスしてネックキャッチ。完璧です。うぉぉーと会場から歓声が上がりました。プロの意地でしょうか。しかし、失敗の処理としては微妙な気がしました。ステージ全体を通して、ここだけが妙に“素”が出て浮いていたように感じました。
ほかのパフォーマーのときにも、最後のほうで音楽が途切れて、その後、大技を決めるというシーンがありました。こういうのって、ミスや、やり直しがゼロであることを前提に音楽の時間を決めるものなんでしょうか。よくわかりませんが、厳しいもんだなと思いました。あ、でも全体としては技の決めポーズと音、光がピタッと合っていて、すばらしい演出だったと思います。
もちくんの耳リング、矢部さんのビッグ・リングにも感動しました。耳リングは記述のしようがありませんが、またまた技が増えているようでした。あの飄々とした雰囲気と、おふざけ系のクールな音楽で、独特の世界観を出していました。そういえば、全員でやる幕間の演目のひとつで、IJA2004のしんげんもち君の伝説の3ボールルーチンの音楽がかかった箇所がありました。内輪っぽいといえば内輪っぽいですが、見ていたジャグラーの多くは、ああいうの、ぞくっと来たんじゃないでしょうか。うーん、もちくんのボールも見たかった。
矢部さんのリングは、ジャグリングのリングじゃなくて、断面が丸い大きめのリングです。新体操のリングかと思ったんですが、実は自作だと伝え聞きました。そのリングで衝撃だったのが、ショルダー系のパターンです。前から後ろ、後ろから前に肩にちょっとリングを引っかける感じで連続でショルダースローを投げるんですが、斜めになったリングがふんわりと浮いてるように見えるんですね。その滑らかさが、ふつうじゃない。また、表情もいいんですよね。滞りなく左右に流れ落ちるリングに、ちらっちらっと一瞥をくれるんですが、その見下ろすときの表情と視線のアングルがいいんですよ(って何かヘンなところを褒めてますかね?)。ストイックなアーティストの視線って感じです。トーマス・ディーツ好きのぼくは姿勢なんてどうでもいいと言いがちですが、この矢部さんのリングを見ていると、姿勢がパターンの一部になるものもいいなと思えてきます。ムダな動きが一切なく、「華麗」なんですよね。月並みな言葉ですけど。
桔梗兄弟のパッシングは、スピードアップが著しいです。パスが直線的、というより直線なのです。「メキシコ人みたい」「サーカス系だよね」というのを聞きました。サーカス系は広い場所で見せるので、距離を大きくとって、パスを直線的にするらしいです。ふんわりとクラブが舞う浮遊感がいいという人もいますが、見慣れないせいか、ぼくは直線系パスにけっこう感動しました。パッシングに詳しい人に言わせると、速度を上げること自体はそんなに難しくないということですが、とてもそうは信じられません。光を四方に反射する銀色のクラブが、宝石のようにきらきらと輝いているのが印象的でした。
途中、短めのスタッフを回しながらダンスする小川春香さんの演技があって、「感動した」というジャグラーの感想をあちこちで聞きました。身体表現としてはダンスってジャグリングより遙かに高い完成度を求められますもんね。ぼくはといえば、スタッフの技に所々おもしろいなと思う部分があったものの、ダンスは……、まあダンスでしたよね、という感想でしたけど……。
KAZUHOさんのクリスタルボールを使ったコンタクトは、最初は正直あまりおもしろくないなと思いました。両手を広げた2個のアイソレーションも、あまりアイソレートされている感じがないし、パームスピニングも、トニーダンカンとか、YDCの池部さんのとか、もっと激しいのを見たことがあるので、もうひとつインパクトに欠ける感じ。ところが、4個のピラミッドを使ったアイソレーションあたりからは、けっこう鳥肌が立ちました。おもしろい動きだし、難易度も高そう。てっぺんのボールが、ゆらゆらと上から下に降りてくるようなパターンもありましたが、そういうのにもオリジナリティを感じました。お昼の部と夜の部の両方を見た人の話によると、コンタクトジャグリングは、一般人比率が高かったと思われるお昼の部のほうがウケが良かったというのも聞きました。
会場で特製Tシャツとロシアンボールが売られていました。つい1個800円のボールを6個ほど買っちゃいました。ちょうど今使ってるロシアンが、すでに7個中3個ほど割れてしまっていて、そろそろ何とかしないとなぁと思っていたのでした。
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購入した特製ロシアンボール。透明なカラにカラフルな砂が。7色ぐらい売ってたかな。矢部さんが作ったと聞きましたがホントでしょうか
2006年05月31日
ジャグリング連続体仮説
rec.jugglingに『ボールジャグリングテクニカルビデオ』DVD版のレビューを長々と書いて投稿しましたが、なんと反応がゼロでした……。いくら何でもまったくコメントが付かないなんてビックリです。書き方が悪かったか、長々と書きすぎたか……。いや、そもそもビデオの入手可能性があるかどうかもわからず、サンプルのムービーがネット上にないってことで、あまり誰も興味をもたなかったのかもしれません。
でも懲りずに匠の紹介もポストするつもりです。こっちは紹介ムービーがあるので反応もあるかな、と思っています。これ、ワールドワイドで売る意志はあんですよね、きっと。日本って国内市場がでかいので面倒な海外出荷をしないことって少なくないですけど、1人のジャグリングファンとしては、日本のジャグラーが世界に知られていないのはもったいないと思うのでした。
ネットで公開されるビデオは相変わらずいろいろ見ていますが、あまりここでは紹介できていません。期待してくださっている方、すみません。
だいぶ前に書いた、書きかけの文章をアップします。「ジャグリング連続体仮説」と、ぼくが密かに自分のなかで呼んでいる仮説についてです。
すごく当たり前の話かもしれませんが、ボールやクラブの場合、技の難易度は連続してるという直感のもとに練習をしています。言い方を変えると、難易度という数直線上に、必要な数だけ技をもってくれば、必ず隙間なく直線を埋め尽くせるんじゃないかという直感です。似非理系っぽくいえば、その分布は離散的ではないという意味です。
ただし、その難易度直線は1本ではない気がしています。複数の線が入り乱れ、交わっているという印象です。カスケードの線と、バッククロスの線は、ほぼ直交していて互いに関連をもちません。でも、4ファウンテンと5カスケードのように、相関をもつものもあるという感じです。よく「○○系の技」という言い方をしますが、この「系」が1本の線に相当します。「ボックス系」と「シャワー系」は、たぶんまったく無関係ではありません。
うまく技を並べると、徐々に難易度が上がっていくようにサイトスワップや技を配置できると考えています。すべての技が難易度という数直線上で一列になるという意味ではないですし、人によって、あるいは習得順序によって難易度の順位が入れ替わっていることがありえるというのも否定しません。
基本パターンのカスケードとファウンテンだけだと、確かに4ボールと5ボールの難易度にはとても大きな差があります。5個と6個でも、かなりのギャップがあります。でも、サイトスワップやピルエットが、その間を埋めてくれるんじゃないかと思えるのです。これこそトラッシュスワップをやる理由だと思って練習しています。つまり、6ボールファウンテンの記録は停滞してても、66161という4ボールのサイトスワップはスクスク伸びるかもしれません。66161が上達して100回できるようになると、6ファウンテンも、10キャッチぐらいは伸びるだろうというのがポイントです。
ある段階で「伸びない」と感じることは、誰にでもあると思うのですが、冷静に考えてみると、とつぜん学習が止まるなんて考えづらいです。伸びないなんてありえません。どういうことかというと、単に難易度のギャップが大きすぎて、伸びが顕在化しづらいだけなのじゃないかということです。
カスケードとファウンテンだけで4→5→6→7と進めるように思えないのです。退屈だし、あまりに難易度の分布が、離散的、幾何級数的すぎて。だからサイトスワップや、nボールmアップピルエットを細々とやってる、というところがあります。いきなり5ボール5アップはできなくても、たとえばいまのぼくだと4ボール2アップの成功率がグングンあがっていて、これは4ボール3アップや4アップにも影響しているし、当然5ボール3アップにも関係してくるだろうと思っています。5ボール3アップが10回連続でできれば、5ボールも5アップも、というように、常に目の前にぶら下がったにんじんを追いかけているだけで、1年後には遠い地点にまで行けるのだろうと、そう思っています。
なんかまとまりのない文章ですが……。
ツリーを描いてみると、こんな感じかなぁ。あんまり深い意味はないですが。
2006年05月30日
スローダウン?
ありゃ、ここ、なんか更新滞ってますか?
うーむ。そんな気がします。
2006年05月18日
クラブが先かオレが先か
道具と身体が一体になるとか、道具と仲良くとか、そんなことじゃねぇんだ。これはヤツらとオレの戦いなんだ。なかなか言うことを聞かないヤツらをコントロールして言うことを聞かせるんだ。そして、人前で投げるときには、もうその戦いは終わったあとなんだよ――、と1回目のWJFのときにジェーソンがインタビューでそんなことを言ってました。
と、そこまで過激な物の見方はしませんが、「クラブが先か、自分の指が先か」という感じがしてきました。クラブ練ではツメも割れますが、クラブも壊れます。これは戦い……、かもしれません。
ナランハ通販で補修部品を買ってノブを修理しました。使っているのはヘンリーのピルエットクラブです。ノブは1個315円で、念のため2個買いました。ノブの破損は割とありがちなことらしいので、クラブジャグラーにはこういうのって常識かもしれませんけど。
ノブをはずしたところ。ピルエットクラブの芯棒には木が使われています
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2006年05月16日
正規分布?
このあいだ、ジャグリングを始めたばかりの友人、うえやまくんが、ブログで3カスケードのキャッチ数を100回以上連続で記録していました。モ・チョイデの悪魔は実在しないんじゃないかというもっともな推測をデータで実証しようと考えたらしいです。
で、データからどういう統計処理をすればいいかわからないといって、悪魔の実在・不在については保留されていたんですが、ふと、どんな分布になるかが気になりました。
統計・確率のことはよくわかりませんが、分布と言えば正規分布。
で、そのうえやまくんのカスケードの記録は以下の通り。
8 30 16 48 47 24 36 10 46 19 31 25 2 42 2 6 32 9 38 32 42 18 20 12 29 18 4 19 38 24 9 12 36 2 2 13 35 32 2 16 30 50 44 34 4 30 28 48 24 8 19 42 6 8 52 44 10 17 3 17 23 32 9 28 9 2 0 72 16 57 23 25 0 7 55 20 20 24 32 28 24 35 42 7 28 30 16 50 30 7 19 42 4 15 32 20 44 60 30 8 60 34 33 36 8 5 9 6 46 32 26 56 42
これをグラフにすると、なんとなーく、正規分布っぽいグラフが現れました。とくに右側がキレイなカーブになってるように思えますが、どうなんでしょう。
あ、グラフは横軸がキャッチ数×2/10を切り上げたもので(5回で区切るために、ちょっと強引な計算をしました)、縦軸はそのレンジに収まる試行の回数です。
投稿者 ken : 10:44 | コメント (7) | トラックバック
2006年05月08日
トランジション・ジェネレーター
今まで知らなかったのですが、ピーター・ボーンが、いいソフトをフリーで公開しています。おもにサイトスワップ関係のシミュレーターで、なかには数字キーをタイミング良く叩くことで実際にサイトスワップを投げて練習できるソフトなんてのもあります。マルチプレックスも投げられるし、ドロップはないしで、実際に自分では投げられないサイトスワップやトランジションをいろいろと体験するにはいいかもしれません。
おもしろいソフトがいろいろあるので、使い方も含めて紹介したいのですが、あまり時間がないので、ひとつだけ『Transition Generator』というのを簡単に紹介します。インストールは特に不要で、zipファイルをダウンロードしたら解凍して、transition.exeを実行するだけです。
トランジション(transition)というのは、あるパターンから別のパターンへと移行するときに投げる「つなぎ」のパターンのことです。4ボールのファウンテンからハーフシャワー(53)に移行するには、特にトランジションは不要ですが、ファウンテンから4ボールシャワー(71)に入るには、74とか56、あるいは636などというトランジションが必要になります(まあ、ほかにもマルチプレックで入るやり方もいっぱいありますが)。
このトランジションを計算してくれるのが、Transition Generatorです。
画面左上のAの欄に移行前、Bの欄に移行後のサイトスワップを入れて、“Generate”というボタンを押すと、ずらっと可能なトランジションを表示してくれます。やってみるとわかりますが、たいていのトランジションには、かなり幅広いチョイスがあります。トランジションの長さ制限(Maximum Period)とスローの上限(Maximum Throw Height)を適当に選べば、ほとんど無限に計算してくれます。
このソフトがいいのは(ほかのジャグリングシミュレーターでもたいていそうですが)、実際にボールの動きを表示してくれることです。計算結果のリストから、好きなトランジションの数列を右クリックして“Animate”を選ぶと、ボールが動き出します。動き出して心の準備ができたら、マウスで画面の適当なところをクリック。すると、トランジションを挟んで、指定したBのパターンに移行する様子が表示されます。すべてのボールにはサイトスワップの数字が色分けして表示されるので、どのボールがトランジションのどのスローなのかがよくわかります。ボールが表示されている画面の適当なところを右クリックして“Restart”を選べば、再度はじめから動きが見られます。“Option”から“Frame Per Second”の数値を大きくすれば、ボールの動きを遅くできます。
で、さっそくこのソフトでいろいろ調べました。4ファウンテンから741に入るのに、ぼくは5を使ってましたが、63も結構やりやすいことに気づきました。
あるいは、5シャワーからカスケードへ戻ることなんて考えたこともなかったし、きっと難しいんだろうと思っていましたが、調べてみたら234とか252とか、実はけっこう簡単らしいこともわかりました(って、知ってました?)。特に252は簡単そうです。
逆に5カスケードからシャワーにはどう入るか。A欄とB欄の間にある矢印ボタンを押すと、AとBを入れ替えてくれます(便利!)。5カスケから5シャワーに移るには、678がいちばん知られてると思いますが、ほかにも比較的簡単そうなものだけでも696とか9494とかがあるようです。
というように、サイトスワップ好きなら、きっといろいろ楽しめるソフトじゃないかと思います。
投稿者 ken : 23:07 | コメント (5) | トラックバック
2006年05月05日
パロディー版エクストリームジャグリング
下の写真、何をやってると思いますか?

そう、急峻な岩場に挟まってクライマーがやっているのは「アイロンがけ」です。1999年にイギリス人が始め、2002年ごろにテレビで取り上げられるようになってから、密かにファンを増やしている「エクストリーム・アイロンがけ(Extreme ironing)」という、スポーツだそうです。
ウィキペディアの説明によると、
エクストリーム・アイロン掛けを行う場所としては、難易度の高いクライミングを伴う山の斜面や、森、カヌーの上、スキーやスノーボードの最中、大きな銅像の頂上、大通りの真ん中などがあり、アイロン掛けの目的をほとんど無視して、ダイビングをしながら行うこともある。
ということです。http://www.extremeironing.com/には、いろんな写真があります。



エクストリーム・アイロンがけを始めた、フィル・ショウ(Phil Shaw)というイギリス人が書いた本、『Extreme Ironing』もあるようです。
これ、ジャグリングでできないかなと思いましたが、うーん、なぜかどうも違う気がするんですよね。ぼくがこのブログで使っているプロフィールの写真は、夕映えの雲海を背後に標高4000メートルの山のてっぺんで投げている様子ですが、なんか普通っぽいんですよね。見慣れちゃったからかな、とも思うんですが。
投稿者 ken : 23:03 | コメント (0) | トラックバック
2006年04月26日
香港で記念ジャグリング
香港で記念ジャグリング。
「結局はヘタだから」としか言いようがないんですけど、ウォーミングアップしないと、ホントに今でも5ボールはボロボロです。調子がいい日は、いきなりボールを5個取り出してそのまま200キャッチぐらい続くんですが、うーん、なんでしょうね、人が見ているとか撮影しているという意識がでてくると、途端に20キャッチぐらいで乱れたりします。5分ぐらいウォームアップすれば、なんてことないんですけどね。
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2006年04月21日
週末はマラバる予定
日曜日は雨の予報だからというのもあるのですが、今週末は土曜日にマラバリスタの練習に参加する予定です。久しぶり。代々木公園はお休み。
ランチの時間に清水谷公園で投げているアナタ! アナタもご一緒にどうですか? (いや、妻のクラブジャグラー目撃談です。会社のそばで練習している人がいるそうな)
投稿者 ken : 11:16 | コメント (0) | トラックバック
2006年04月18日
ボールジャグリング テクニカルビデオ新版
もう先週末のことですが、日本ジャグリング協会の会報誌、『Shall We Juggle』が届きました。「練習」をテーマにした特集で、日本を代表するジャグラーたちの練習場所や練習時間に関するアンケートが掲載されています。いや、やっぱみんなすごい練習量ですね。ぼくもがんばろうとおもいました(って何で小学生みたいな感想だ)。
ボールジャグリングの入門ビデオ、『ボールジャグリング テクニカルビデオ』(2940円)が届きました。DVD版です。このビデオを買うのは3度目です。1度テープが壊れてVHS版は2度買いました。そんなこともあって、正直、「また買うのかぁ、うーむ」と、さすがに後ろ向きな気分になっていたのですが……、いやっ、買った甲斐がありました。今回新たに追加されたデモンストレーション映像は必見です。カレー君(進藤一宏)、しんげんもちくん(青木康明)、ゆーたさん(潮木祐太)、森田智博くんと、日本を代表する4人のジャグリングがすばらしいです。どれもレベルが高く、見応えがありました。編集されたビデオっていうのもいいですね。しんげんもちくんとか、ノードロップだし(笑)
カレー君としんげんもち君は、分類としては、これまでIJAで見せたようなジャグリングですが、明らかにパワーアップしています。カレー君の自由の女神、キャリー系の4個シャワーはホントに激しいです。あるいは、しんげんもち君の3個での連続ビハインドザネックは、4個のマルチプレックス・連続ビハインドザネックに進化しています。そのほか4、5カ所ぐらいで、「うわっ、なんじゃそれはーっ!」と叫びそうになりました。
ゆーたさんは、いつも代々木公園で一緒に練習していて隣で見ているはずなのに、改めてルーチンとして見るとぶっ飛びます。ボディースロー系は単発よりも、ある程度いろいろと混ぜて連続してやらないと、そのエネルギーが解放されないのかも? 男っぽく、力強く、ダイナミックなテクニックが、存分に発揮されてるなと思いました。ピアニストとか、ワイルドでスピーディーです。去年の夏のJJFの興奮を思い出しました。めっちゃ格好いいですよ。
森田君は超絶です。おでこに1個載せたまま6ボール4アップピルエット、7ボール7アップピルエット、3ボール3アップ4回転ピルエット、7シャワークオリファイ(?)、6シャワーハイロー、4シャワー4アップダブルピルエットとかとか、もうホントに信じられません。
これからジャグリングを始めようと思ってこのビデオを手にした人は、いったいこの4人のジャグリングに、どういう印象を受けるんでしょうね。ぼくは中嶋さんの1アップ2アップバリエーションやミルズメスを見ただけで、ぶっ飛んだものですが。
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2006年04月16日
それでも7個買う
またナランハでボールを注文してしまいました。ロシアンM(白)×7個です。いや、もう自作とかって、めんどくさくて……。
それにしても、やっぱりロシアンは耐久性が低いですね。いま使っている黄色いヤツは1月末に購入しましたが、3月末までには7個中4個でボールのつなぎ目が裂けるか、砂を詰めて閉じた穴のフタが取れてしまいました。4月中旬現在、すでに7個中5個で砂漏れしています。
テープを巻いて補修しましたが、すでに細かい傷がたくさんついているため、テープの粘着力が低く、そのためにテープの下でも砂がもれてきて徐々に徐々に砂が出てくるという状態になっています。それでもまあいいかなと思ってましたが、やっぱりキレイなボールで投げたほうが気分もいいかなって……。『ボールジャグリングテクニカルビデオ DVD』を注文したついでに、ついウッカリと注文しちゃいました。
ぼくはボール(クラブもですが)の扱いがかなり荒いので、そんなこともあって、こんなに早くボールがダメになったのかなと思います。たとえば、4個の練習をしているとき足下に残りの3個を適当にバラバラ置いたままにすることが多いです。めんどくさがりなので、どれか1個が転がっていっても、適当に拾い上げて練習を続けたいからです。で、そんな状態なので、割としょっちゅうボールを踏んづけます。ピルエットでふらついたりしたら、グシャッと踏んでしまいます。ロシアンは踏むとダメですね。代々木公園で練習していると、よく通行人にも踏まれます。自転車で踏まれたことも何度かあります。
あと、ぼくはほぼすべての時間をアスファルト上で投げています。がっつんがっつんボールが地面に落ちまくります。だから細かい傷がすぐに付きます。そんなことも、ロシアンにはよろしくない感じです。
すごくヘンな話ですが、道具が傷ついたりボロボロになるのって、何というか「オレは、それだけやったぞ」という満足感を与えてくれたりする面もあるような……。最近、靴を新しいのにしたら、やたら靴底が柔らかくて、2ヶ月と経たないうちに底がなくなりました。それがまた何となく嬉しい……って、変態ですかね。
投稿者 ken : 23:22 | コメント (5) | トラックバック
2006年04月12日
life goes on, so should you
2004年1月にジャグリングを始めました。最初、「juggling、ジャグリング」で検索して、いろいろネット上の情報を読みあさりました。
そのとき(そのときだけではないですが)、かなり熱心にジャグリングのページを作っている人で、しかもジャグリングを「かつてほど熱心にやっていない」という人のページをいくつか見つけました。日本のあおたくさん(?)も、その1人です。
そんな、かつてジャグリングに夢中だったという人たちのなかでも、ひときわ印象的だったのがRay Bowersさんです。数年間ジャグリングに打ち込み、7ボールで32キャッチという記録を作ったのをピークに、急速にジャグリングから離れたアメリカ人です。その後、彼は社交ダンスに目覚めて、今はそっちのほうに熱中しているそうです。自分のサイトで、こんなことを言っています。
I do not juggle like I use to... There was a time when I thought I would be juggling till I couldn't move any more. I have found that everything changes. Juggling was one of my big obsessions and is still a fun activity, but I cannot say I do it like I use to. I sometimes miss my juggling friends, but life goes on. Now it is time to go dance!
もう前みたいにジャグリングをしていません……。自分は動けなくなるときまで投げ続けるんじゃないかと、そう思ったときもあったものですが。すべては変わるってことがわかりました。ジャグリングは、自分にとって非常に大きな存在だったし、いまでもジャグるのは楽しいんです。でも、もう前みたいにやってるとは言えないかな。かつてのジャグリング仲間を懐かしく思うこともありますが、人生いろいろ変わるもの。今は、ダンスだよ!
これを読んで以来ずっと、彼が書いている「life goes on」というフレーズが頭に残っています。といっても、これは決まり文句で、もともとぼくがこのフレーズが好きだからということもあります。life goes onというフレーズには、当人が期待(想像)した道筋とは異なっていようとも、ともかく人生は引き続き進んでいく。だから、変わってしまったことや、失ってしまったモノについて、いつまでも嘆いたり拘泥したりせずに、先へ先へと進んでいこう、そのために今やらなきゃいけないことがあるんだ、というニュアンスを含んでいます。アメリカ人なら肩をすくめる仕草をするところかもしれません。
まあ、新しい趣味に夢中になったために、それまでやってきたことを少しあきらめる程度のことなんて、「life goes on」というほど寂しい話じゃないですけどね。
ぼくは、どうだろうなぁと思うのでした。今年中にも急激にジャグリング熱は冷めるかもしれないし、案外4、5年ぐらいがんばっちゃって、「町内一のおやじナンバーズジャグラーを目指すんやっ!」とか言ってるかもしれません。
投稿者 ken : 23:25 | コメント (2) | トラックバック
2006年04月11日
お休み
週末に宮崎に帰省していました。戻ってきてから体調がすぐれず、どうも胃腸が何かにやられてるんじゃないかという感じです。ジャグリングもお休み中。
投稿者 ken : 23:38 | コメント (6) | トラックバック
2006年04月07日
週末
そういえば今週末は旅行に出るため、代々木公園には行けません。今月はいろいろ予定があって、あまり練習できないかも。
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2006年04月06日
クジャクの羽と7個ボール
そもそも、なぜジャグリングなんてするんでしょうか。いろいろな答え方があると思います。「楽しいから」というのも答え方のひとつですが、これは一種のトートロジー(同語反復)として、今は排除します。同じコトを別の言葉に言い換えただけで答えになっていないからです。「なぜ楽しいと感じるのか?」を問題にしたいのです。
ぼくは「性淘汰」という進化論の仮説で、うまく説明できると思っています。
ダーウィンは「適者生存」の原理によって生物進化を説明した「自然淘汰」で知られていますが、性淘汰という重要な概念も提出しています。理由は忘れましたが、自然淘汰に比べて性淘汰の方は長らく生物学者たちの間で無視されたか、忘れ去られていた仮説だそうです。
性淘汰とは端的に言えば、「異性にモテた個体の遺伝子が残る、モテない個体の遺伝子は消え去る」ということです。これだけなら当たり前ですが、どういう遺伝子がモテるかを観察してみると、ちょっと意外な事実が広く動物界に存在することがわかります。
基本的には生存の可能性が高い遺伝子の徴候が、異性にアピールします。賢いとか、足が速いとか、身体が大きいとか、肌がキレイ(免疫系が正常に機能している)とか、生物としてのサバイバル能力に関わる徴候です。そういう遺伝子を自分の子どもがもてば、より自分の遺伝子が残る可能性が高くなります。
ところが、これとまったく反対に、生存に不利なはずの徴候がもてるケースがたくさん見られます。たとえば、大きくてきれいな羽をもったクジャクだったり、やたら長いばかりで邪魔な角の生えたオリックスが、メスにモテます。適者生存ということで言えば、動くときに邪魔になるような角は、本来淘汰されるべき特性です。生存に不利だからです。生物進化はムダなリソースを使うことを許さないのがふつうで、クジャクの大きな羽は、自然淘汰の原理では説明できません。
「ハンディキャップをもっていても立派にやっていけてますよ」ということ示しているんだというハンディキャップ仮説というのもあるらしいですが、それよりも説得力があるのは「適応指標仮説」です。クジャクのオスは(そう意識してやってるわけじゃないですが)いい遺伝子をもっていることを羽で宣伝しているというのです。
遺伝子を保存しているDNAは、宇宙からやってくる高エネルギーの宇宙線にさらされていて、結構な頻度で部分的に壊されてしまうそうです。カンタンに傷つきます。傷つくと、たとえばある酵素に必須のタンパク質を合成するべき遺伝情報が壊れて、そのことによってさまざまな病気や奇形が発生します。病気にかかりやすく、死にやすい個体になります。宇宙線による遺伝子情報の変異は、ごくごくまれに奇跡的に良い結果をもたらしますが、基本的にはたいした影響がないか、影響があるとしたら悪い影響です。
美しい羽を生み出す遺伝情報は、ゲノム上の多数の場所にわたります。どこか一部の遺伝情報に欠陥があると、羽の模様が崩れたり、発色が悪かったりと、影響がでます。あるいは栄養状態が悪かったり、免疫に異常があれば、羽の質感が落ちるかも知れません。つまり、あの大きな羽は遺伝情報を誇張して見せているというわけです。メスはオスの羽の様子をみれば、「あ、この人の遺伝子は壊れ気味」とか「おお、パーフェクトに近い遺伝子!」というように判断できます。
クジャクの羽に当たるのが、ヒトの場合は脳みそだそうです。
ヒトの知性(脳)は、ヒトの繁殖に有利に働きました。でも実は、生存に有利だから知性が発達したわけではないということを進化を研究する研究者の多くが言ってます。ヒトの脳は、生存だけを考えた場合、あまりにもムダで大きすぎます。維持に膨大なエネルギーを使います。サルたちは、ある種の声でコミュニケートしますし、道具も使いますが、ふつうに森で暮らす分には十分必要な知性を備えています。脳はサルのサイズで十分足りているのです。
ほかの霊長類と比べて、どうしてヒトだけが巨大な脳を発達させたのかというと、それは、クジャクが羽を発達させたのとたいして違わないというのです。たまたまそれが「適応指標」として機能したからという話です。ちょっとした偶然だったといいます。だからこそ脳の巨大化は爆発的な速度で進みました。ほかのサルたちに、いまだにヒトに起こったのと同じ進化が起こる徴候がないことも説明できると言います。
脳というのは相当に複雑な臓器で、遺伝情報がちょっとでもやられたり、発育に問題があると、機能が低下します。逆に優れた脳機能を示している個体は、よりよい遺伝情報をもっている個体である可能性が高いということが推定できます。
人間が使う言葉は、日本語であれ英語であれ、どんな言語でもだいたい3万から6万程度の語彙をもつといいます。ところが、これは生存や社会の運営には多すぎる、という指摘があります。集団で狩りをするにも、宗教儀式をするにも、ビジネスをするにも文明を運営するにも3000語もあれば十分。じゃあ、残りの数万語は何のためにあるのかというと、クジャクの羽と同じで、それを使いこなせる脳をもっているかどうかを異性に示すために維持されているという仮説です。洞窟の中で楽しいおしゃべりができるオスがモテた。それでますますヒトは言葉を発達させた、という話です。
韻を踏んだり、厳しい様式に従って作る「詩」というものも同様に、それだけの制限があっても上手に表現できる才能があるかどうかを、ちゃんと異性から見分けられるためにある、一種のふるいのようなものです。
言語運用能力は脳の一部分だけに過ぎません。学問、スポーツ、音楽、その他あらゆる芸術やスポーツは、すべてどこか特定の部位の脳の活動です。これらはすべて「適応指標」じゃないかと思うのです。ファッションセンスがいい、笑いのセンスがいいというのも、脳の活動がいい証です。
ある種の小鳥たちの間では、上手にさえずるオスがモテるといいます。歌のうまいヤツと下手なヤツがいます。これもやっぱり適応指標で、メスは、間近にそのオスをみなくても歌の巧拙でオスの遺伝子のだいたいのところを判定できるというわけです。
頭をかち割って中の脳みそを検査したり、あるいは唾液のサンプルでDNA検査をしなくても、3個投げているか、7個投げているかを見れば、一発で違いがわかります。少なくとも7個投げている個体は、認知能力や反射神経、運動能力に問題がなさそうだとメスにわかります。複雑な神経系が正常なら、それは全般的にいい遺伝子をもっているサインと見なせます。
ジャグリングでは微妙なタイミングのズレが失敗に結びつきますが、これはつまり反射速度とかリズム感の優劣を、誰もが見てわかるかたちに誇張して見せているものだと考えることができます。
「モテるために」、オスたちは恐ろしくムダなエネルギーを使います。データをとってみると、スポーツや芸術に費やすエネルギーや時間は圧倒的に男のほうが多いことが示されます。今でこそ現代人はムダに使える時間もエネルギーもありますが、人類はつい最近まで(地域によっては今でも)常に飢えと闘っていました。どうして体重の2%しかない脳という臓器が、摂取したエネルギーの2割も使ってしまうようなムダが可能なのか。ムダなエネルギーを費やしてまで、どうして洞窟や遺跡に膨大な芸術を残したかと言えば、それはすべてモテるためだったということです。ちなみに、性淘汰の圧力はメスからオス、あるいはその逆にも働くといいます。オスは選ばれてるだけじゃなくて、メスを選んでもいます。
ジャグリングで、若い男ほどエネルギーを注ぎ込むのは性淘汰の圧力によるものだと思うのでした。といっても、ジャグリングをはじめ、個々の活動によって本当にモテるかどうかは、また別の話です。本人たちにモテようという意図があってそれをやってるというわけでもありません。それは誰も自分の遺伝子を残そうと思って恋愛していないのと同じような話です。遺伝子が自分を広める活動にすぎないといって恋愛の価値がないかのように論じるのはナンセンスです。同様に、芸術やスポーツが性淘汰という進化論的枠組みで説明できるからといって、それらがもともともっていた価値は少しも減りません。
スポーツにルールがあるのは、「ズル」を許さないためです。ズルをする人たちを、ぼくらは非常に憎みます。なぜなら、ズルをする人たちは実際以上に自分の適応指標をよく見せているからです。ぼくらを操る遺伝子にしてみれば、これは生き残りをかけた深刻な問題です。
というふうに、ここで激しい「競争」が起こります。クリス・ブリスを悪し様に言う人々は、方向性が違うというだけでは納得しません。たぶん、それはある種のズルのように感じるからじゃないかと思いました。実際の能力以上に評価されていると感じるのであれば、許せなくて当然です。
たったひとつの原理で「なぜジャグリングするのか」ということの理由が説明できるとは思いませんが、性淘汰とか適応指標という概念で、割とスッキリと見えてくるものがあるんじゃないかと思っています。性淘汰については、ジェフリー・F.ミラー(長谷川真理子訳)『恋人選びの心――性淘汰と人間性の進化』が、とてもオススメの本です。
芸術やスポーツ、あるいは学問は自分でやるばかりではありません。それらを理解する(審美眼をもつ)ことも重要です。それはそれで優れた脳をもつ証拠になるからです。いまや趣味のいい音楽を聴いていることや音楽について「語れる」ことは、楽器や歌で音楽的才能を発揮するのと同じぐらい大切なアピールとなっています。
若いオスのクジャクが競って羽を広げるように、若いジャグラーは競って投げる。ゆーたさんが、ブログで「(ジャグリングを)コンペンティブじゃなく楽しむのは女性とおじさんの特権なんだな」といってますが、ぼくもそう思います。
ただ、おじさんに関して言うと、ひとつ逆説的な現象もあるように感じています。「とりあえずオンナはもういいや」と思う年齢になると、多くのオトコが道楽にすごいエネルギー(お金、体力、時間)を使うようになるという現象です。それはある人々にとってはゴルフだったりします。仕事だということも多いです。あるいは、食べ歩きだったり、ワインを集めることに情熱を燃やすヒトもいます。クルマ、旅行、釣り、オーディオ、パソコン、カメラ、マリンスポーツと、まあ趣味に情熱をかたむけるおじさんの多いこと多いこと。本屋の雑誌の棚を見ればわかりますが、趣味の雑誌はほとんど男性向けです。女性向け雑誌は年齢で区切られていて、個別の趣味を扱う雑誌はきわめて限られています。まあ、趣味は趣味でも競争的要素の強いものと、そうじゃなくてコレクター的要素が強いものとではずいぶん話は違いそうですけど。
ぼく自身についていうと、ぼくは、ジャグリングをコンペティティブじゃなく楽しめるおじさんと言うにはちょっとまだ若すぎるのか、かなりムキになっています。
azukiさんが日記で「僕が考える趣味とは」というのを書いていて、ああ、同意見だなと思いました。
人から、azukiの趣味は趣味の範疇を越えてるって言われる事がある。
確かにそうかもしれない。
趣味ってのは、勝ち負けや技量に関係無く、
その行為を楽しめれば、それで良いのかもしれない。
その方がストレスも溜まらず、幸せなのだろう。
でも僕の考え方は違う。
やるからには上手くなりたい。
元から道楽でやってるもの(麻雀とかゲームとか)もあるけど、
趣味としてやり始めた物は、何がなんでも上達したい。
勝負に負けたら超悔しいし、スランプに陥ったら食事も喉を通らなくなる。
もし、もう負けても良い、楽しければそれでいいや。
そう思う様になったら、その趣味をやめる時だろう。
細く長く、続ける事に意味がある、なんて言葉は僕には無い。
ぼくのジャグリングの場合、もともとあまり勝ち目がない感じなので「負けてもともと」です。だから恬淡としてるように見えるかもしれませんが、負けず嫌いですよ、ぼくだって。趣味に限りませんが、何かをやると決めたら、徹底してやらないと気が済まないところがあります。そのほうが断然楽しいと思うからです。ジャグリングに限りませんが、たいていのことは、やればやるほど楽しくなるものだと思っています。
「上達すること」は「楽しむ」過程で起こる付随的なできごとで、楽しむための手段のようなもの。ところが、いつの間にか上達自体が目的となって、手段と目的が入れ替わってしまいます。それは倒錯した状況かもしれません。ある意味では何かが狂っています。でも、こんな狂ったような世の中なんですから、狂わずにいるほうこそ、狂ってるのだとも言えます。いやウソです、言えません。
このあいだ『日本の詩歌』(大岡信)という本で読んだのですが、室町時代に成立した閑吟集(かんぎんしゅう)という歌集に、こんな有名なのがあります。「何せうぞ、くすんで、一期は夢よ、ただ狂え」(まじめくさってどうしようってんだ、一生は夢のようなもの、ただ狂って生きろ)。「狂う」は現代日本語と違って、何かに熱中するというニュアンスがあったらしいですから、文字通りに狂うというより、何かに夢中になれというぐらいの意味かもしれません。
冷静に考えると、むなしくなるようなことでも、何か熱中できるものがある生活というのはいいもんですね。
投稿者 ken : 11:35 | コメント (10) | トラックバック
2006年04月05日
匠
少し前から話題になっていますが、「匠
昨日の夜、駅高架下の微妙にひとけのないところで練習していたら、まっすぐにこちらに向かってくる人がいました。近眼で目がよく見えないので本能的に気づいていないフリをしたのですが、すぐそばまで歩いてきてその人は話しかけてきました。「大道芸ですか?」と聞くので、「いえ、大道芸とかじゃなくて趣味で練習してるんです」と、いつもの受け答えをすると彼は続けました。「いや、そうじゃなくて、大道芸、わたし大道芸やってるんですよ。ジャグリングやってるのが見えたんで……」というじゃありませんか。名前を聞くと、芸人まことさん。あ、知ってるかも! と、そのときは反応したのですが、後からよく考えると横浜でパフォーマンスを見たことがあったのでした。堂々と、自分の演技を自分で楽しんででもいるかのように余裕をもって演じるパフォーマンスのときのキャラと、目の前で「練習中におじゃまして恐縮です」と遠慮がちに言う控えめな雰囲気に、あまりにギャップがあるように思えて驚きました。まことさんは「お上手ですね、私はもうしゃべりのほうばっかりで3個しかやらないんですよ」と言うのでした。
「大道芸とジャグリングって別ですよね」ということを何となく言ってみたりしましたが、あまり話も弾まず……。もう少し大道芸の話を聞かせてもらえばよかったなぁと、後になって後悔しました。最近持ち歩いているジャグリング用の名刺をお渡ししたので、ひょっとしたらアクセスしてくださるかもしれませんが。
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2006年03月29日
失敗の修正法
5カスケードから5シャワーのトランジションは、両手2個ずつのマルチプレックスによる縦並べが分かりやすいですが、「678{91}450」とか「9692{91}450」というのもありますね。9692は、ファウンテンから4シャワーへのトランジションである74と同系列で、これがいちばん簡単っぽいです。試したことないですけど。
5個のハーフシャワーも少しずつ練習しています。最初は5のハーフシャワーで始めて、すぐに(6x,4x)に移行し、調子に乗って73にまで高さの差を広げるということをやってます。理屈上は、73から9を連続で投げれば、そのまま91のシャワーにも持って行けますが、当分できそうにありません。
(6x,4x)のハーフシャワーでは、右からアウターで投げた6xが十分に左側に行かず、徐々に身体が右へと移動していくという現象があります。この現象は53のときも経験しました。いまでも油断すると、そうなります。
これの解決は「思い切り左に行き過ぎるように投げる」ことです。シャープに、強めに、頂点から左にずれたポイントを思い切って狙うと、「あ、なんだこれぐらいでちょうどいいのか」とわかります。
あまりにも当たり前の処方箋ですが、これは一体、もう少し早く気づけばマシになったことなのか、それともやっぱり練習時間とともに直ったことなのか、よくわかりません。いや、もちろん「もっと左に」というのはいつも気づいてはいるのです。ただ、あまり思い切った修正を試みるこがなかったというだけです。
理詰めで考えて修正すべきだったのか、それとも「理詰めで考えていれば修正できたはず」と思うのは錯覚なのか、それが気になります。
上級者のアドバイスをいろいろ読むと、「もっとああしていれば上達も早かった。だから、自分はそうしなかったけど、こうするのがオススメ」というタイプのものがよくあります。そういうものはたいてい、理屈からすると妥当なアドバイスに見えますが、だからといって本当に有効なアドバイスなのかは、ぼくは疑わしいと思っています。多くの場合は錯覚に基づくんじゃないかと疑っています。
このあいだb17131を練習していたら、そばで見ていたYoshiakiくんが「いくら何でも、それは7が低すぎですよ(笑)」と指摘してくれました。言われてみれば、その通りでした。「コンパクトにしないと間に合わない」という考えが強すぎたのか、いつの間にかぼくは7を5ぐらいで投げるようになっていました。で、ちょっと意識を変えて7を高くしたら成功率が上がりました。
これは自分でさっさと気づくべきことだったのでしょうか。ちゃんと分析的な思考を怠らずに練習していれば、気づいたような気もします。が、これも錯覚かもしれません。
あるいは……、すでにできる人の指摘を受けたほうが、つまらないところで行き詰まったりせずに済むのでしょうか。これについても、「遅かれ早かれ自分で気づいたこと」という推論も、それなりに妥当にも思えます。
ぼくは徹底して「要は練習。練習してれば気づくし、できるようになる」というタイプの人なのでした。でもなぁ、もう少し分析的にパターンのことを考えたほうがいいような気もしてきたのでした。
そうそう、ルーク・バラージが失敗の修正法について、もっともらしいことを言ってました。たとえば5カスケードで、いつも左で投げるボールが前に飛ぶというような失敗がりますよね。そういう何度も繰り返してしまう失敗があるなら、まずその失敗を誇張します。次に、その失敗を大げさに修正します。誇張と修正をともに大げさにやれというのです。すると、どうやって修正すべきかがわかって、ちゃんとボールは飛ぶべきところに飛ぶようになるから、というようなアドバイスです。
もっともらしいですよね。説得力があります。でも、これが実際に有効であるかどうかは分かりません。まあ、気休めでしょうか。試す価値はありますが、うーん、どうでしょうね。
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2006年03月27日
IJAのDVD到着
ついにIJAのDVDが届きました。去年の10月半ばにオーダーしてから、えーと、何ヶ月だ。ひどい有様ですが、あまり「ひどい」というのもひどいかもしれません。
以下、ずいぶんいろいろ書いてしまいましたが(我ながらすごい長い……)、いつものごとく、あまりまとまっていません。「アメリカ人はボランティア精神旺盛」ということと「ボランティアで大きな組織は運営できない」という矛盾したことを言ってるようにも思いますが、まあブログってことで気にしないでください。
今回のDVDの遅れの原因は、IJAの掲示板や担当者からのメールを読んだ限りでは、たった1人、やると言ったことをやらない人間がいたからに他なりません。DVD複製業者がIJAの指示を間違って受け取ったという事務的ミスもあったようですが、それだけなら2週間程度の遅れに収まる話です。その後、遅れたのは発送担当者のところにDVDの大部分があり、これに対してIJAの元商品担当は「早く送ってよ」という電話をする以外に何もできなかったという状態のようです。
元商品担当の人は、長年献身的にボランティアをやって来た末に、担当を外れたいということを去年あたりから言っていたようです。ところが、次に担当をやろうというボランティアの引き受け手が見つからないようです。そんななかで、今回の発送を引き受けた人がいました。嫌々なのか、喜んで引き受けたのか、そのへんはわかりませんが、ともかく引き受けて、大量のDVDを引き取ったようです。そこで大量のDVDが止まったままになりました。いくらボランティアだからといっても、引き受けたことをほったらかしにした、この人はひどいと思います。
元商品担当は責任も感じるし、ぼくのような顧客と直接やりとりする関係で批判の矢面に立つしで、ずいぶんフラストレーションをためていたようです。それで、顧客から「DVDが届いてないんだけど」と言われるたびに、DVDを止めたままにしている人に電話をしていたようです。ところが、この人が次々と遅れる理由を口にしていました。出張で家を空けていただの、家族の誰かに健康上の問題があっただの、いろいろ言います。海外発送のぶんについては税関に提出する書類が山ほどあって大変だとも言いました(だったらアメリカ国内ぶんも遅れていたのは、なぜだ)。伝聞の伝聞なので、あまり言ってもしょうがないですが、いかにも言い訳っぽい話が続くので、ぼくは呆れまくっていました。電話のたびに「今週末こそ、ぜんぶやる」とか、できない約束だけは次々とする。いちばんひどいのは、元商品担当と電話している瞬間に、まさに発送中だと言ってたりしたことです。
結局、最後はこのDVDを止めていた人のところに何人かが直接足を運んでDVDの発送を手伝った模様です。「この何人か」というのは、ぼくと同じようなIJA会員です。単に、困っているみたいだから、やってあげるよといってやってくれただけのようです。ボランティアです。
ぼくの偏見かもしれませんが、アメリカ人は、こういうときに「よし自分たちでやろう」と協力しあう、とても良い気風をもっていると思います。ヨーロッパを飛び出して自分たちで民主的に社会を作り上げ、さまざまな移民を受け入れてきた国だけあって、上下や内外の分け隔てがあまりなく、全員に当事者意識があるというんでしょうか。日本だと上に対して文句を言うばかりで自分で動かない下とか、まだ自分は入ったばかりのお客様みたいなものだからと遠慮するようなところとか、ありますよね。遠慮するだけならいいですが、みんなが同じ立場で参加すべき参加型組織で、お客様意識で文句ばかり言うようなこともあるように感じています(ぼくもDVDの件でずいぶんIJAに文句を言いましたけど、それもお客様意識っぽいです)。日本には、何かというと「お上が悪い」「この組織は腐ってる」と行政や組織の悪口を言う「庶民」が多いですが、これって歴史的に支配階級と被支配階級があったからなんでしょうかね。
アメリカ人は、組織に昨日今日入ったような人でも「オレ、よくわかんないけど何かやりますよ」と平気で言います。それを聞くほうも「私だって2週間前にここに入ってまだよくわかってないのよ」とか、そういう感じです。
パーティーなんかでもそうです。遅刻する開催者など待たずに、気づいたら互いに見ず知らずの人たちが和気藹々と装飾の設営に加わっていたりします。そういう国民性があるように思います。
何をやるにも自己責任で本人の自由に任されていて、それでいて全員が当事者意識をもっています。なぜなら、自分の居心地をよくするのは自分の仕事だと思っているからです。「文句を言うなら何かしたら? するつもりがないなら、別にここにいなくていいんじゃない? 誰も頼んでるわけじゃないんだから」という文化です。だから、見ず知らずの人間同士がにわかに集まっても、うまくチームワークが働くという印象を受けます。ボランティア活動が盛んなのも、このへんに理由の1つがあるのかなと思っています。
日本人は長い時間一緒にいて親密になってからチームワークを発揮する感じですよね。どちらも一長一短でしょうけど、アメリカ型のにわかチームワークを見て、すがすがしく感じることがあります。今回のDVD発送追加ボランティアも、ちょっとそんな感じでした。あ、アメリカかぶれと思われると嫌なので念のために付け足しておきますが、全般的に言うと、ぼくはアメリカ人的なものより、日本人的なもののほうが好きです(笑)
話がそれましたが、DVDの話です。今回の大幅な発送の遅れのこともあって、IJAはオンラインストアを閉じてしまいました。もはや商品発送ができる体制にないという判断です。幸い、いまは再びオープン間近という状態のようです。発送担当は2箇所に分かれて、リスクを軽減させる対策をとったようです。なので、来年もDVDはちゃんと製作・販売されることでしょう。
オンラインストアを閉じる前後ごろからずっと議論が続いてます。ボランティアベースの組織運営をどうするべきか、誰が何をやるのか、会費を改定すべきかといったことが議題です。オープンな場でディスカッションをやっているのでIJAのサイトに行けば誰でも内容が読めるようになっています。
まずこれとこれをやるべきだという提言をした人もいました。リストアップされた項目は、どれもごもっともという感じでした。でも実際には、その人は提言をしたあとは、各項目について報告を待つ受け身でいました。で、誰も動かないことにビックリしていたりしました。ぼくはハタから見てて呆れました。そんなに簡単に人が動くと思ってるとしたら、それはちょっと思い違いじゃないかと。理事の1人は「提案したことについて、あなたが自身が関係者に電話をして話を進めないと進まないよ」というようなことを言ってました。そりゃそうです。
会員のほとんどの顔が見えている規模の団体であれば、「みんなのためにやろう」「オレも何かやろう」というボランティアベースの組織運営も何とかなるように思います。でも、IJAのように規模が大きくなると、そういう善意に基づいてだけ運営するのは無理じゃないかと、ぼくなんかは思うのでした。会ったことも、会うこともない人を相手に何かを無償でやるというのは、けっこう大変です。
相互に助け合うとか、できることをみんなで分業するというのは人間の本性ですから、互いの顔が見えている間はボランティアベースでいいと思います。でも、顔が見えなくなったら、お金を使うべきじゃないかと思います。
小さなグループでは心情的な貸し借り関係は各人の記憶だけで維持できます。「ああ、あの人は、あれをやってくれたなぁ。こんどはオレもやるか」という風にできます。でも、グループが大きくなると、もう誰が何をどれだけやって貢献したのか分からなくなり、たくさんやった人が感謝されず、何もしていない人がいつまでも何もしないという状態になります。現に、元商品担当がポジションを辞退してから、誰も「じゃあオレがやるよ」と名乗り出ませんでした。元商品担当は無償のボランティアで一生懸命やってきたのに、事情をよく知らないぼくのような人間からは、激しく文句を言われたりします。
こういう問題を解決するのがお金なんじゃないかと思います。どんな社会であってもお金だけは例外なく存在しています。その理由は、まさにここにあるんじゃないでしょうか。お金は、誰かに感謝したり、恩返しをしたり、誰かのために何かをやったり、そういうことを大規模に効率的にやるためのツールです。お金というツールが存在しなかったら、ふだんぼくらが使っている衣食住にまつわるほとんどの技術やサービスは成り立ちません。自給自足+物々交換では、想像もできないような、みじめな生活になるんじゃないかと思います。
いや、なので……。IJAの運営問題に話を戻すと、お金を導入するほどの規模じゃないという議論ならわかりますが、「いままでボランティアでやってこれたんだから、これからもそうすべき」という議論は、心情的には理解できますが、ちょっと見通しが甘いんじゃないかと思うのでした。たとえば発送担当者には、時間単位で報酬を出せばいいんじゃないかと思うのです。すると当然DVDか会費が高くなり、嫌だという人もいるかもしれません。でも、ボランティアの人件費はもともとタダだったわけじゃありません。人にタダで働けというのは理屈が通りません。「じゃあ代わりにオレが発送やるよ」という人が出てこないで困っていたのはなぜだったのかといえば、それはサービスの受け取り手の感謝の気持ちが感じられなくなってしまったからです。もっと露骨に言えば、受け取り手からの見返りがないからです。ボランティアにやりがいがあったのは、顔が見えて、感謝もされる仕事だったからではないかと思うのでした。
報酬をもらってやれば、仕事の担当者には責任感も出てくるでしょう。ここでお金が何をやってるかといえば、遠く離れた顔が見えない人同士の間で「これ、よろしくね」「よしわかった」「ありがとう」という一連のコミュニケーションの媒介です。報酬が安くて見合わなければ仕事をする人がいないでしょうし、DVDの価格が高ければ買う人がいなくなるでしょう。当たり前の話ですが、お金は「価格」という重要な情報も運びます。価格は仕事内容に対する「感謝度」です。お金は、感謝度というものを売り手と買い手の間でバランスして取り持ってくれている、とてもありがたい存在です。
いや……、お金という存在に反発する人たちが多いなぁと……。地域通貨とか自給自足に憧れるような人って、心情的には理解できますが、お金のもつ途方もない効用を忘れていませんかって……。「ボランティア」もそうです。響きは美しいですが、その結果が組織や仕事の行き詰まりだったんじゃ話になりません。規模が大きくなれば、ボランティア組織は必然的に非効率や行き詰まりを生むんじゃないでしょうか。いかにアメリカ人がボランティア好きだとしても……。うーん。
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2006年03月26日
ちば大道芸フェスティバル
ちば大道芸フェスティバルに行ってきました。森田君、矢部君、LABYさん、じぇ~むす今川さんあたりを見ました。ほか、スティルトのボールド山田さん、マイムのサンキュー手塚さんも、ちらっとだけ。
ちば大道芸フェスティバルは、2003年の10月から始まったもので、毎月第4日曜日にやっているそうです。年に1、2回は大規模なものをやり、今回もそのひとつなんだとか。今回は特に規模が大きく、12人(組)のパフォーマーを呼んだのは過去最大だったということです。
という話は、千葉大のジャグリングサークル「ポッサム」の4年生、くったんさん(今瀬さんでしたっけ)にうかがいました。ポッサムは、当日の会場スタッフやパフォーマー手配といったことでフェスティバルに運営協力をしているそうです。
ぜんぜんジャグリングに興味を示さない妻が、実演・体験販売のテント脇で、いきなりディアボロをやってみたいと言い出しました。見れば、けっこう回っているので、ぼくもあわててディアボロをやってみました。ぼくはジャグリングを始めて2年ですが、1秒もディアボロをやったことがありません。ホントに初体験でした。で、前後に傾きはじめるとどうしていいかよく分からなくなってしまうものの、意外にも回るだけは回るので「あ、腐ってもジャグラーじゃん、オレって?」と得意気に思っていたら、隣で小さな子どもがブンブン回してショックを受けました。なんだ、やっぱり初めてでも簡単なのか……。
体育館での練習では見たことのある森田君ですが、ルーチンとかパフォーマンスを見たのは初めてです。なので、やや前衛サーカス的というのでしょうか、アートっぽい身体の動きをするのが意外に感じられました。動きがキレイ……、ですが、ぼくはキレイさより激しさを見たい“ジャグラー”なので、練習中の森田君のほうが好きかもなと思ったりしました。強い風が吹くなか、7個まで投げていました。
矢部君は生で見たのは初めてですが、ディアボロの演技は本当にさすがです。スピード、高さ、バリエーション、安定感とどれを取っても、堂々とした一流パフォーマーという感じでした。ふつうにデビステをやったら、ネタっぽいシガボをやったり、あるいはアクロバティックなバク転なんかもあって、「へぇ、そんなこともするんだ」というのが驚きでした。大道芸ともなると、みんな一通りやるんですね。
千葉大2年生(かな? 今度3年生といったのかな?)のLabyさん(大野さんだっけか)は、本格的な大道芸は今日が初めてだったそうです。とてもそうは思えない、こなれた芸のつなぎ方でした。高いハシゴに乗って3クラブをやったり、シガボの定番、ディアではエレベーターをやったりして一般ウケを外さない一方、ボールでは結構マニアックでテクニカルなことを難なくやっていました。3ボールのマニアック系(というほどマニアでもないか)、4、5ボールのサイトスワップ系、6個のハーフシャワー、7個のカスケードという感じ。
じぇ~むす今川さんは、パントマイムを使ったコメディーショーでした。運動会の様子を、ひとりで演じていました。今日みた大道芸のなかでは、もっとも「芸人」という言葉が似合う感じ。表情の作り方、笑わせ方、ネタの作り込みに、キャリアを感じます。安心して笑える内容でした。
それにしても千葉は遠かったです……。もうちょい近いものだと思っていました。帰りは、そごうの物産展で、宮城名物の「ずんだもち」「さんまの寿司」「萩の月」なんかを買って帰りました。
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千葉駅から5分ほど歩いたところにある中央公園がメイン会場。食べ物やフリーマーケットのお店もチラホラ。 |
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体験コーナーで夢中で投げるおこさま。口が開いちゃってかわいい(笑) |
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ポッサムメンバーがナランハの販売代行。バルーンが結構売れていたような。 |
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ポッサムメンバーが演技指導。ディアボロは小さい子に人気。 |
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自分でやるジャグリングにほとんど興味を示さない妻が、突如としてディア! |
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ぼくもジャグ歴2年にして、初めてのディアボロ。 |
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ディアボロもやっちゃう森田君。ていうか、うまいし。 |
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風がきつくて、ややつらそうだったものの7個もばっちり。3ボール1アップトリプルピルエットとか、激しいのもやってました。 |
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Labyさんは5クラブも余裕。シガーもディアもソツないし、ジャグリングを始めて2年程度で、よくもまあ何でもこなせるものです。すごい。 |
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Labyさんの3ボール。シャッフルもめっちゃきれい。オレンジのボールがトレードマーク。5ボールではディーツっぽい2段階180+180ピルエットもやっていました。すごっ! |
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カメラを構えると、ニカッと笑ってピースサイン。ハシゴに乗ってても愛想良く客サービス。手慣れたものだと思ったけど、今日が大道芸は本格デビューだったんだとか。 |
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矢部君、スピニングボールもすごい。10センチぐらいのステージボールを指で回していました。で、こんないかにも大道芸な感じの芸もやっちゃってたりしていました。 |
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くったんさんのディアボロ模範演技(笑)。「いつも日記みてますよ、あ、でも、これアップしないでくださいね」「え、ダメですか?」「いやいいです」。というので、アップしてみました。今年のJJFも出場予定だそうです。 |
投稿者 ken : 21:59 | コメント (2) | トラックバック
2006年03月17日
アクセス数、カレー君効果で倍増?
NHKでカレー君のジャグリングが放映された3月6日の月曜日、いきなりアクセス数がズガンと上がって、それ以来、いつもの倍近いアクセスが続いているような気がします。あまり詳しくログを取ってないので分からないのですが、サイト全体で1日5000ヒットぐらいなのが、6日だけ、いきなり1万ヒットを突破しています。その日はデータの転送量も500MB弱と、ふだんの3倍から4倍はあったようです。テレビを見て「ジャグリング」を検索した人が、いろいろ動画を見たのかなと思います。
あ、1日1万ヒットとか書くとすごそうですが、あくまでもサイト全体ですし、個別の画像やCSSファイルもカウントされているような気がします(よくわかってない)。古い日記にもいろいろ検索されやすそうなキーワードがあって、そういうので飛んでくる人がいっぱいいます。ぼくの古い日記の人気の検索キーワード(笑)は、「后舎男生、she bangs、三田スケート、石灰沈着性腱板炎、おむつフェチ、原爆の作り方」あたりです。おむつフェチとか原爆の作り方あたりは長いこと人気です。しかし、本気で原爆の作り方がわかると思って検索してるんでしょうかね……。「材料さえあれば高校生でも原爆は作れる」というのは都市伝説のひとつです。原理は簡単ですが、作れっこありません。「地球の壊し方(How to destroy the Earth:Geocide)」という英語で書かれたおもしろいサイトがありますが、そっちのほうが、よっぽどタメになりそうです。
ジャグリング練習日記のインデックスページは、1日400ヒットぐらいです。徐々に徐々に増えているような気もします。しんげんもちくんのJJF2005の動画は、海外からのアクセスで毎日たくさん見られています。
投稿者 ken : 11:35 | コメント (2) | トラックバック
食はジャグにあり
早起きしたのでクラブを投げました。クラブは風に弱いなーと思いましたが、そうじゃなくて風が強すぎただけのようです。今日の東京は、大の男がまっすぐ歩けないほどの風です。地下鉄のダイヤも乱れています……、って、なんで地下を走る列車のダイヤが風で乱れるんだと思う人もいるかもしれませんが、東京の地下鉄は何と地上を走っているのです。一部の区間だけですけど。まあ、それは東京に限らず、どこでも同じですけどね。
土曜日は午後に代々木公園に行きます。夜、友だちにリブステーキをごちそうしてもらう約束をしているので、動きまくって思い切り腹を空かせようと思ってます。ふひひ、あさましい。
ジャグリングをやってる楽しみの2割ぐらいは、おいしく、たくさんご飯を食べられることにあります。男も30代なかばになると(早熟な人は20代で)、みんなブクブク太ってくるか、そうでなければ食が細ってくるものですが、ぼくはいまだにズボンのウェストは高校生のときと同じサイズだし、伸び盛りの中学生のように食いますよ。カツ丼はソバとセットだし、サーロインステーキも280グラムで、まだもの足りません。うーん……、中学のときのほうが食ってたかな、さすがに。
とはいっても、ジャグリングより、水泳をやってた3年前のほうが食欲は激しいです。泳ぎまくっていた時期は、ハンバーグを余裕で1ポンド(約450グラム)食ってました。2003年7月に泳ぎまくっていたころの日記を見ると、2時間で6kmとか泳いでるし……。いまは肩の痛みが怖くてクロールどころじゃないですが。
投稿者 ken : 11:32 | コメント (0) | トラックバック
2006年03月10日
2つの練習法
スティーブ・ミルズのジャグ人生初期の話に驚きました。ジャグリングを始めて7ヵ月で7個をクオリファイ、9ヵ月で9個をフラッシュ。問題は、9個フラッシュした後にミルズメスを考案したのか、それともやっぱり9個よりミルズメスが先なのか……。
ともあれ、その9個フラッシュ直後に、5メートル近い高さの一輪車から落ちて足をケガ。それから数年は歩くのも難儀だったそうな。それでジャグリングを中断。そんなこんなでスティーブ・ミルズは、もう34年ほどジャグリングをやってるようですね。で、7個の最高は137キャッチぐらいだとか。うーん、すごい。いや、このぐらいになってくると何がすごいかよくわかりませんが。
自分が若いころに7個ができた人というのは、イグナトフぐらいだったとも、スティーブ・ミルズは言っています。今とはぜんぜん違いますね。なんででしょうね。
この話は「7個を安定させるのにいい練習は?」というところで始まったものですが、あのリング界の貴公子(嘘)Norbiが、ちょっとおもしろいことを言いました。ともかくフラッシュ練習することが大事で、2週間ずっとフラッシュだけやれというアドバイスに対して、「そんなことだから、今までみんなすっげぇ時間かかってたんだよ!」と言い放ちました。Norbiの意見を要約すると、ちゃっちゃかやれば勝手に伸びるってことだと思うんですが、これ、ぼく的にはちょっとアグリーかも、です。
多少の乱れは気にせず、キャッチ数を増やしていくタイプを“ホビイスト・タイプ”、きっちりキレイに投げられるようになるまでキャッチ数を制限して、x回連続でnキャッチができてから始めてn+1キャッチに挑戦するタイプを“パフォーマータイプ”と呼ぶという分類がありますが(IJDbにあった誰かのコラムで読みました)、ぼくやNorbiの発想は、ホビイスト・タイプです。で、このタイプの人はパフォーマータイプの人の練習をみて、「フラッシュしか練習しないから、いつまでもフラッシュ+αしかできないんじゃない?」と思ったりします、たぶん。でも、たぶん、どっちのタイプの練習方法でも、そんなに成果は変わらないんじゃないかとも思うんですよね。わかりません。
3ボールカスケードができない人を100人ぐらい集めて、毎日30分、2つの異なる練習方法でトレーニングして、どっちが2週間後により多くのキャッチ数を出せるか、また軌道の安定感はどうかといったことをデータとして取れば、多少は何かがわかるかもしれません。誰かやりませんかね……。あり得るとしたら、大学のジャグリングサークルの新入生を対象にした実験でしょうか。もし練習法によって有意な差が認められるなら、それは実験対象となった新入生のその後のジャグライフにとっても有意義な教訓となるでしょうし、やってみる価値があると思うんですけどね。ちゃんと実験の意義を説明すれば、新入生も喜んで協力するように思いますが、どうでしょう。毎年10人を対象に実験すれば、5年ぐらいで、それなりにデータが取れそうです。
そうそう、そういう話じゃなくて、7ボールカスケードで、ちょっといいなと思えるアドバイスがありました。700000を投げろというんです。0はすべてちゃんと腕を振る。これによって、リズムや高さがどうあるべきかはわかる。下手に7個でバラバラ投げるより、「feel the zero(ゼロを感じろ)」というんです。なるほどなー、それはあるかもなと思いました。どうも去年のEJCのワークショップであったアドバイスらしいです。
あるレベルを越えると、ジャグリングのアドバイスって、「練習すればできるようになりますよ」という以外、あまり役立つものがなくなっていくように思います。それでも最近、700000以外にも、もうひとつ、いいなと思えるアドバイスがありました。3ボールを投げてるところに1個投げ入れてもらって4ボールに移行するというトリックの練習法です。バウンスボールを使えば、自分で4個目を投げ入れられて、タイミングの練習ができるというアドバイス。なかなかいいなと思いました。
投稿者 ken : 23:29 | コメント (5) | トラックバック
2006年03月01日
ピルエットの上達、雑感
ピルエットの上達感は独特です。はじめて回転したころに比べて、回転自体はさほど上達しているように思いませんが、回り始めから回り終わるまで、ちゃんとボールの位置を把握できるという認識能力が鍛えられたように思えます。
これはスポッティングをした場合だけでなく、しなくても、です(ちゃんとスポッティングできてないじゃんという指摘はさておき)。
今のところ3ボールの2アップぐらいだと気持ちに余裕があって、スポッティングを意識して回ることができます。これだと視界が切り替わる瞬間に、一瞬だけ「まばたき」をしているような感覚でボールが見えます。
それとは正反対に、スポッティングをしないで首の回転を身体の回転にあわせて回ることも多いです。気持ちに余裕がなかったり、ぼんやりしてると、こうなるような気がします。4ボールになると「目が離せない」のか、どうも駄目です。でも、このスポッティングをしない場合でも、不思議とボールの動きがわかるような気がするのです。
いちばん不思議に感じているのが、ボールを見つめ続ける回り方をしたときです。回っている間じゅう、ボールを見るやり方です。たとえば身体が反対側に向いているときには、ぐっとアタマを後ろにのけぞらせて斜め後方を見上げる感じになります。
普通に考えると、これは最悪のやり方です。バランスを取るのも難しいし、視界内でのボールの動きはかなり複雑になりますから、その位置認識は難しそうに思えます。ところが、ぼくの経験では、こういうおかしな動きですら、人間は慣れてしまうようです。ボールが螺旋を描いて落ちてくる感じがわかり、周囲の景色が、文字通り回転します。目も回りません。
なぜだかわかりませんが、ダブルピルエットをやると、こうなりがちです。高く上がったボールが、蚊取り線香のようにクルクルクルと視界の中で回転します。周囲の景色もそれにあわせて回りますが、これはこれで楽しいです。結果は1.5回転だったり2回転だったりしますが、ボールを見失うことがないので、よほど投げあげが悪くないかぎり、キャッチもできてしまいます。バランスを崩すことも多いですが、慣れると意外に大丈夫です。
ただ、これはスピードが上げられませんし、見栄えも悪いです。首の動きがキモいです。このタイプのピルエットをやる人(ネット上の動画でよく見かけます)は、たいてい口が開いてます。ダサい。
見栄えに関していえば、首を身体に固定してスポッティングしないタイプのピルエットも、ぼくは嫌いではありません。首ごと回るピルエットの場合、スポッティングをした場合以上に「おーっ、くるーんと回ったぞ!」という強い印象を見ている人に与えるんじゃないかとも思えます。
慣れてしまえば、どんなやり方でもできることじゃないかという気もしますが、先々もっと高度なピルエット、たとえば5ボール5アップだとか、3ボール3アップダブルとか、そういうことをしようと思ったら、スポッティング方式がいいのでしょうけど。
あ、そういえば、最近速く回ろうとするあまり、勢いあまってプラス4ぶんの1ぐらい(90度)多く回ってしまうことがあります。がしっとブレーキをかけないと行き過ぎるという感じです。よくあるのが、ブレーキをかける足が地面にわずかに届かずにくるーんと回ってしまうというパターン。これって普通のことなんでしょうか……。
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2006年02月26日
夢で見たステージ
夢奇房の第三回公演「瞬~舞台の狭間のほのかな刹那~」を見てきました。上演時間は90分で、マジック、マイム、ジャグリング、フルート演奏なんかが次々と順番に登場する、オムニバス形式のステージパフォーマンスでした。
ボードヴィルだか芝居小屋だか何かは判然としませんが、落ちぶれたショービジネスの“支配人”が、薄汚れたバックステージで、ほんのつかの間の夢を見る、というのが舞台全体のストーリーだったようです。夢には、かつてステージを彩ったパフォーマーが現われ舞台をにぎやかに盛り上げます。妖精が夢の案内をします。
夢の中のシーンが切り替わるように、次々とパフォーマーがバトンタッチします。それぞれのパフォーマンスには、それぞれの世界観があって、90分間が、長い夢の中にいるような、そんな感じでした。さまざまなジャンルのパフォーマンスを入れ込むのに、こういう仕掛けは一般的なのでしょうか。ぼくには、そのへんよくわかりませんが、よくできてるなと思いました。
マジックを生で見るのは、幼稚園の卒園式で自分の母親がステッキがスカーフになるマジックをやるのを見て以来でした。いや、それはないですが、そのぐらい見てない気が……。
プロじゃないからでしょうか(と書くと失礼か)、ぼくが大人になったからでしょうか、だいたい見ていてタネがわかりました。なので、いかに自然に演じているのか、どのぐらい練習したのかということを想像しながら見ていました。特に指につけたキャップが次々と違う指にジャンプしたり、増えたり消えたりするというマジックは、ぼくにはほとんどジャグリングのように見えました。こういうのは凄く好みです。だいたい何が起こっているかはわかりますが、手さばきの良さに、うならされます。すごい練習量なんだろうなぁと。たとえば指につけたキャップの色が一瞬で変わるのは180度キャップを回転させているとしか思えないのですが、凄まじく素早く正確です。あるいは、ちょっと手をモゴモゴさせるだけで、あっという間に5本の指にキャップを付けて、パッと取り出すのとか、あり得ない手さばきです。
追記:マジックに詳しい方からメールをいただき、色を変える方法はぼくが想像したのと違うこと、5本の指にぱっとキャップがついたように思ったのは、実際は4本だったことなど、ご指摘頂きました。いやはや、いい加減なことを書いてすいません。
両手でつまんで広げた布の上端をボールが動き回るマジックも、今まで何度か見たことがあったのですが、今日はじめて「そういうことだったのか」と急にタネを意識しました。で、やっぱり、どのくらいの難易度なのだろうかという目で見てしまう自分がいるのでした。
ダンスや音楽っぽい要素がすごくいいなと思いました。フルートの独奏は、あまりにふつうに上手いので、てっきりぼくはプロの音楽に合わせた「演技」かと思いました。舞台効果を狙った間奏みたいなもので、本当に吹いているとは最初は思いませんでした。いい雰囲気でした。途中、一度だけ息が上がって音がフイッと消えてしまうところがありましたが、なんだかかえってそれが生っぽくていいなと思えました。
ちょっと前に潮木ゆーたさんが、「現在多くの人が芸術は、一流のプロがやるもので自分たちは観客、ということにしているように感じます」と言ってましたが、ぼくもよく同じことを思います。芸術やスポーツは、もともとは誰もがやったもので、それがそのうち自分でできなくなったからお金で買うようになったり、果ては、スポーツや芸術について語ることがスポーツ通や芸術通のように見られるという倒錯した状況があるのかなって思うことがあります。一流になれなくても気負わずにやればいいし、また周囲はそういうのも楽しめばいいんじゃないかと。
そういう意味で、フルートの演奏に、ぼくはちょっと感じるところがありました。プロとアマの中間なんでしょうか。そういう中間的な芸術を、やるほうも見るほうも、もうちょっと広く楽しむといいんだろうな、とか。ふだんほとんど生演奏を聴くことなんてないですから、いいもんだなと思えました。『オーバーザレインボウ』の歌うようなアレンジがグッドでした。
リンキングリングというんでしょうか、リングがつながったり外れたりする古典的マジック。マジックそのものも、へぇという感じでしたが、照明がリングで反射されて輝く感じがとても良かったです。衣装やダンス、表情といった全体的な構成がいい。ベリーダンスのような妖艶さ、アラブ圏の女性ような神秘性、地中海かスペインかといった風な情熱的なステップ……、といい加減にテキトーなことを書いていますが、いろいろな要素が混ざっているように思えて、不思議な感じでした。
表情といえば、カードマジックをやった人の、テンションの高さと“作り笑顔”の迫力がすごかったです。これぞ、ショーじゃないかというノリ。舞台慣れしているというか芸達者というか。夢奇房には社会人が多いということですが、もし彼が社会人で営業部所属だったりしたら、すごく営業成績が良さそう……、と言うのはヘンな感想ですが、この人の実力はきっと飲み会の席で最高潮に達するんだろうなと想像していました。逆に言うと、今日の観客は彼のノリについて行くには、やや冷静すぎたようにも思えたり。
最後のトリを飾った、大技系のマジックではジャンジャカ鳩が飛び出しました。うはー。貧乏でみじめっぽい少女に、次々と鳩がやってきて、着ているものも明るくキレイなものに変わっていくというストーリー仕立てで、トリを飾るのにふさわしい華やかさでした。でも、ぜんぶで4羽か5羽いた白い鳩が途中で1羽だけ、ひょっこり出てきてはいけないっぽいところから飛び出してしまうというハプニングがありました。え、これってハプニングじゃなくて狙いなのかなと思って鳩を目で追っていると、最後の最後のドドーンという銀紙が飛び散る大団円が終わっていて、見逃してしまいました……。あまりにも鳩が狂ったように飛び交っていたもんで……。
ジャグリングの感想だけ最後になりました。バウンスでYDCの、のぼさん、パッシングでアインザッツの2人が出てきました。
のぼさんは妖精と一緒に華麗に舞う貴公子といった風でした。古びた額縁から飛び出した少年という設定だったようです。のぼさんはバウンスの腕は確かですし、身のこなしがバレーっぽくて洗練されているように思いました。白っぽいシャツを着ていましたが、もう少し派手な衣装のほうが良かったんじゃないかと思いました。ジャグリングでは、5リフト→トスの5カスケ→5リフトとか、4個(?)のフォローザリーダーやミルズなどやっていたように思います。最後は7フォース!
アインザッツは去年のJJF同様(?)、不気味な白いお面を付けての登場です。パンフレットに「ポルテ&ガイスト ザ・ゴースト」とあるので、時空をさまようゴーストのような存在という設定だったのでしょうか。前後に並んだ2人がムーンウォークで手渡しパッシングをするのとか、時空を駆けてるような不思議な感じが出ていて、いい演出でした。全体にテイクアウトを多用したパフォーマンスでした。きびきびとした動きと相まって、独自の世界観を作っていました。あと、6本でマサカリとかアルバートとか、ふつうっぽいパッシングもありましたが、ぼくには何が起こったのかわからない不思議なパターンがありました。ぱぁっとクラブが宙に浮かんでぱぁっと手元でクラブが回転しつつ、ピルエットでぱぁっと……って、これじゃまるでジャグリングをやったことない人が書くジャグリングの感想みたいですが。ともあれ、技術的な圧倒感で会場が一番どよめいたのは、この2人がドバッと8本のクラブを宙に放り投げた瞬間でした。
最後、出演者が順に舞台に出てきて、走馬燈のように「記憶たち」のイメージが駆け抜けるという演出がありました。出演者のひとりひとりに拍手をするポイントだったのでしょうか。でも、観客は「いや、ここは拍手ポイントじゃないっぽい」と戸惑っていたように思います。急に1人か2人が拍手したり、しーんとしたり……。このへんが何度も公演を重ねるプロとの違いなんでしょうか。演出の計算って難しんでしょうね。
とはいえ、全体としては、本当によくディテールまでよく練られているし、よく練習してる、いいパフォーマンスだったなと思いました。帰りの赤羽の電車のホームにぼんやり立っていると、いろいろと舞台のイメージが思い出されるわけですが、世界観をともなったパフォーマンスを思い出すのは、夢を反芻するような、そんな不思議な気分になるものですね。
投稿者 ken : 23:16 | コメント (0) | トラックバック
2006年02月24日
ボールと反ボールの世界
夢を見ました。卒論発表の夢です。学生時代の試験や発表の夢というのは、たいていの人が一生見続けるものらしいです。典型的な悪夢ですね。
論文どころか、まったく何のアイデアもない状態で、ぼくは発表順を待っていました。冷や汗をかいてます。いったい何でこんなことになってしまったんだろうかと思いつつ、まあでもいつものことかと開き直っている感じが、とてもリアルでした。夢の中でも人の性格って変わらないのか……。
周囲を見ると、どうもA4で4枚ほども書けばよいらしことがわかりました。しかも数学か物理にちょっとでも絡んでいればテーマは自由、絵もいっぱい描いていいというものでした。「なんだ、だったら楽勝じゃん」と気を取り直し、人が発表している間に、ぼくは卒論に取りかかろうとしていました。すぐに思い浮かんだのは、ジャグリングの論文です。教授の前でボールを投げて発表は適当にごまかしてしまえと考えていたりして、これまた夢のなかでも普段の性格が出ているのに、我ながら苦笑いしたりします。
ジャグリング論文は「ボールと反ボールの世界」というタイトルです。
そのへんで目が覚めたので、論文を書いたり発表したりするところまでは至りませんでした。
夢は夢ですが、前夜にちょうど『The Mathematics of Juggling』という本で、ボールと反ボール(antiball)についての記述を読んでいたのが夢になったのは明らかなようです(ちなみに仕事が詰まり気味になると、こういう夢を見るというのもあります)。ボールと反ボールは、ちょうど粒子と反粒子のような関係にあります。
物質と反物質、あるいは粒子と反粒子というのは、理系の人なら知ってると思います。世の中には、重さが同じでプラスとマイナスの電荷だけがひっくり返った“反粒子”というのが、すべての粒子について存在します。たとえば、電子はマイナスの電荷をもっていますが、プラスの電荷をもった反電子というヤツがいます。陽電子とも呼びます。この反電子が、ふつうの電子と出会うと、なんと光を放出して2個とも消えてしまいます。逆に、エネルギーさえあれば、何もない空間にとつぜん粒子と反粒子のペアが、ひょっこり生まれたりします。
ぼくらが生きているこの世界というのは、実際そういう空間です。常に生成と消滅を繰り返す無数の粒子と反粒子が、海に揺らめくさざ波のように空間を埋め尽くしています。それが現在受け入れられている標準的な物理学の描く世界像だそうです。ぼくらの身体は粒子でできていますが、その1つ1つの粒子を取り巻くように、遙かに膨大な数の粒子が生まれては消えを繰り返しているというんです。
……、という反物質の話はこのくらいにして……。サイトスワップでマイナスまで考えると、「反ボール」と呼ぶべき不思議なヤツが登場します。
サイトスワップが示す数字は高さ(滞空時間)と解釈するのが実用上は便利ですが、もともとは何ビート後に手に戻ってくるかを示す数字です。左右交互に投げるので「1」なら1ビート後の反対側の手ということになり、手渡し動作を示すことになります。「2」なら2ビート後なので同じ手です。このため「真の2は、軽く投げて素早くキャッチすることだ」と主張する人もいます。
サイトスワップの数字が、ボールが何ビート後に着地するかを示すものだとすると、マイナスの値をもつサイトスワップ、「-1」とか「-2」は過去に向かって飛んでいくボールを示すことになります。このボールは「反ボール」と名付けるべき性質をもちます。反ボールは、ふうつのボールと出会うと対消滅します。対生成もします。粒子と反粒子と同じです。
たとえば、「1,-1」や「5,-1,-1,-1,-1」はジャグリング可能(現実世界では不可能ですが)なパターンだそうです。図で描くと、シンプルで美しいパターンになります。「1,-1」では、あるビートで発生したボール/反ボールが、それぞれ未来と過去に向かって反対側の手に飛んでいき、そこで、さらなる未来と過去から来た反ボール/ボールのペアと出会い、両方とも消滅します。
追記:このダイヤグラムは間違っています。正しくは……、機会があればまたそのうち……。興味のある人は調べてみてください。
いったい、これはどんなイメージのパターンだろうかと、しばらく図を眺めて考えてみました。右手から左手にフィードしたボールは、未来の右手から来たボールと出会って消滅……、って……、うーむ、わからない。
とか考えていたので夢を見たんでしょう。
マイナスを含めたサイトスワップには、もっと複雑なものもあるようですが、それが実用上なんの意味があるのかは知りません……。
投稿者 ken : 23:52 | コメント (10) | トラックバック
2006年02月22日
ジャグリングだもの
今週末は日曜日のお昼から代々木公園で練習予定です。1時ごろに行って夕方5時ごろ赤羽に移動。夢奇房の公演を見るつもりです。お時間のある方、一緒にいかがですか。
潮木ゆうたさんが、ジャグリングとライフスタイルに関して興味深いコラムを書いています。ジャグリングは、ゆうたさんが理想とするライフスタイルを体現するもので、だから普及してほしいのだということです。ジャグラーが共感しそうな価値観を、いろいろと提示されています。
温度差はあるでしょうけど、大量生産、大量消費社会に対する違和感は、多くの人が共有していると思います。“レベルアップの喜び”というドラクエとジャグリングの類似性と、“架空世界と現実世界”の決定的な違いなども、多くのジャグラーが感じていることじゃないかと思いました。
いろいろと書きたいことがあって、実際たくさん書いたのですが、あまりにもまとまらなかったので、全部はしょります。わはは、ダメだ……。
で、思ったのですが、ライフスタイルや価値観を端的なスローガンか何かにできるといいなと。ジャグリング格言、名言集みたいな(笑)
そういえば名言集ではないですが、1年ちょっと前に、相田みつをのパロディーでジャグリング雑感を書いたものがあります。ヘタウマな字で書くと、それっぽいかも。
- ボールも腕も、落ちることもあるよ。ジャグリングだもの。
- のんびり投げれば、いいじゃない。趣味なんだもの。
- 3個でもジャグリング、5個でもジャグリング。
- できなくてもいいじゃない。サイトスワップだもの。
- その軌道でいいがな。
- じぶんは向いてない。みんな不安なんだよ。
- フラッシュがきれいにできた。今日はそれでいいよ。
- たまには3カスケード。無心で続けてみたらいいじゃない。
- ドロップのないジャグリングなんて、ないんだよ。
- あなたの欲が強いから、できないことに腹が立つんだなぁ。
- 甲斐性でついキャッチしてしまう。ほんとにそれで、いいのかな。
- ボールにはかけひきがないからいい。ただそろって乱れていくだけだからいい。
byみつを
元ネタはここです。物理関係者なら大笑いを取れるもの多数。あでも、念のため。これはパロディーのパロディーです。異色の書家、相田みつをのホントの元ネタはここをどうぞ。
日本のジャグリングの普及にいちばん効果がありそうなのはマンガかなと思っています。ヒカルの碁のように、ジャグリングを題材にした物語がヒットすれば、かなりジャグリング人口は増えそうですよね。重松さんの夕刊連載小説、マンガにならないかなぁ……。
という話を知り合いの元マンガ雑誌編集者にしたら「だったらシナリオ書いてみる?」と言われて萎えました。そんなもの、とても書けません……。
投稿者 ken : 11:41 | コメント (6) | トラックバック
2006年02月20日
フットバッグ掲示板がいいらしい
WJFのページが更新されたようです。
- WJFのビデオ紹介ページ(QuickTime)。競技者のプロモーション用のビデオがいろいろ掲載されています。だいたいどこかで見たことのある動画クリップで、イマイチ見る気になれませんが……。オルガの7クラブフラッシュが、ちょっとイイ感じ。初めての7クラブフラッシュ成功だったようで、えらい喜びようです。トーマス・ディーツは、7クラブを余裕で40キャッチほどしています。それにしても、ディーツって、いつも傾いてますよね。
フットバッガーの繁岡さんに、「あなたと私のフットバッグ掲示板」という掲示板の存在を教えて頂きました。多くのフットバッグプレーヤーから頻繁に投稿があり、あらゆる情報が集まるようなサイトだそうです。フットバッグとは直接関係のないトピックでも盛り上がり、とってもオープンで和やかな雰囲気ということで、まさにジャグリングでも、そんな掲示板がほしいという感じです。ちょっとしばらくのぞいてみて、真似してみるのもいいかなと思ったりしています。
そういえば、IJDbにロシアンボールの作り方の日本語版を追加しました。
投稿者 ken : 23:46 | コメント (0) | トラックバック
2006年02月15日
ジャグリング掲示板がほしい
カレー君もブログを始めたみたいですし、最近ブログが増えていますね。ブログのほうが「突っ込み」ができて楽しげです。で、それはそれでいいんですが、ジャグラーが集う総合掲示板がほしくないですか? いや、何となく日本のジャグラーがネット上で話す場所が、あちこちに拡散しすぎかなと思っているのでした。拡散していること自体は悪くないですが、どこにも統一的に集まれるほどの場所がないのも、ちょっとなぁと感じています。
ジャグリングにはメーリングリストもありますが、いまは各種の告知を流すのが主で、あまり活発に話が流れていません。メールを掲示板的に使うメーリングリストという方式は、一部の技術系の人間をのぞくと、もはや受け入れられない形態なのではないかと思います。
で、すでにジャグリングのことを話す場は、ネット上だといろいろあるわけですが、その多くは個人ページだったりサークルのページだったりしますよね。なので、それらは、
- 基本用途は掲示板の持ち主との連絡用。
- 持ち主が忙しくなると寂しくなりがち。
- 持ち主に「返事しないと」というプレッシャーがかかりがち。それを気にして書く方も書きづらい。
- そこに書いてる人と知り合いでないと書き込みずらい。言い換えると、オープンさが足りない。
- スレッドが扱えないので話題の流れが1本だけで複数の話題を展開しずらい。
- スレッドが扱えないので話題があっという間に古くなる。タイミングを逃すとコメントを書きづらくなる。
- あちこちの掲示板に話が拡散してしまっている。
- 画像アップ機能、アンケート投票作成機能など遊び心をくすぐる機能がないところが多い。
- teacupは重い。
というような制限があります。もちろんこれらは見方を変えるとメリットでもあるわけですけど(内輪で盛り上がれるとか)、まあ、いまは制限として話を進めます。
簡単なスレッドが扱えるレンタル掲示板もありますが、そのほとんどで、全部のスレッドが時系列で展開表示されてしまっているんですね。そうじゃなくて、トップページにはスレッドごとの投稿数とかだけ表示してほしいなと思うのです。そうすれば、盛り上がるネタなら2ヶ月ぐらいかけてゆるゆるとコメントが付きつつ、その横で他のネタもどんどん出てくるという感じになります。
mixiは結構良かった気がしますが、ぼくはもうmixiは抜けてしまったし(ちなみにmixiのジャグリングコミュを作ったのはぼくだったりします。後に米屋さんに押しつけましたが、笑)、そもそもmixiはクローズドでいけません。あれではジャグリングに興味をもって検索した人が「4つってどうやってやるんですか?」と質問できません。
ガットーのフォーラムやrec.jugglingは、このへん上手く機能しています。特にガットーが使ってるレンタル掲示板は、機能的にいいなと思っています。まず大分類である部屋が2つに分かれています。まじめなジャグリング話と雑談です。投票部屋も入れると3つ部屋があります。で、それぞれにスレッド機能が付いてます。誰かが新しい話のネタを振ると、それがスレッドになります。ユーザーは好きなところを選んで投稿できますし、自分でネタを振ると、それがスレッドになります。投票アンケートも簡単に作れます。で、盛り上がってるスレッドは炎のアイコンがついて、投稿数とともに上のほうに表示されます。ガットーのフォーラムを見ている人なら分かると思いますが、あそこではいくつもの話題がパラレルに進んでいます。下らない話題の部屋もあって、ジャグラー同士が「イケ面ジャグラーは誰だ?」とか、そんな話もしています。
もし総合掲示板を作るなら、その掲示板は誰かが主催とか所有とかするものではなくて、なるべく公共のものがいいと思っています。ぼくのブログもそうですが、人のお庭に「おじゃまします」みたいなのだと、やっぱり投稿しづらいじゃないですか(ぼくぐらい図々しいヤツには、そうでもないですが)。
パブリックな掲示板といえば、日本ジャグリング協会の掲示板があります。あそこを活用する手は大いにありますが、イマイチ機能的にモノ足りません。ついでに言うと、あそこは削除済みメッセージが多すぎて、ちょっと印象が悪いですよね……。
ガットーフォーラムはガットーが主催者ですが、かなりパブリックでオープンな感じがします。ガットーはメッセージの削除権限も持っていますが、どっちかいうと、彼はほどほどにモデレーターをやっているという感じです。いろいろ話題を振ったり、いろんな話で流れのキモとなるようなコメントを書きますが、必ずしも書くわけでもありません。そんな彼をみて、熱心な投稿者が現われています。彼らが、どんどん話題を振って会話が盛り上がるという好循環が生まれています。これは主催者の人徳の影響も大きいかもしれません。ガットーは、もともとジャグリングで尊敬を集めていますし、意見の衝突があった場合でも大人の対応ができる優秀なモデレーターだったりします。
で、レンタル掲示板やCGI掲示板を探したんですが、なかなかいいのがないんですよね。どうしてこうも似たり寄ったりの掲示板しかないのかと思うほど……。いちばん良さそうなのは、2ちゃん風の掲示板だったりします。シンプルだし、結構いいと思うのですが、見た目が似ていると、なんかあのイヤな感じの空気を引きづりそうですし、メンバーが匿名っぽくなると、イヤだなと個人的には思っています。
と書きながら、ふとXOOPS(ズープス)のことを思い出しました。ネットワーク系の技術者なら聞いたことがあると思いますが、コミュニティーサイトを構築するためのサーバサイドスクリプトの塊です。インストールから管理まで全部をPHP的なウェブインターフェースでできるので、実は結構カンタンに運用できるかも。XOOPSで、どんなサイトが作れるかは、ここを見ると分かります。ニュース、フォーラム、リンク集、ダウンロード、投票などが扱えるようです。
どうでしょう? ユーザー登録型のジャグリングフォーラムがあったら、参加してみたいですか、みなさん? うーん、作ってみようかなぁ。
投稿者 ken : 23:50 | コメント (9) | トラックバック
2006年02月12日
対称性あれこれ
長々と書いてしまいました。あまり、まとまりがありません……。
ピルエットでアンケートをやったとき、時計回りと反時計回りの人が、ちょうど同じぐらいいて、ヘンだなぁと思いました。世の中には右利きが断然多く、左右に偏りがあるのにピルエットの回転方向には、ほとんど偏りがない。これはすごく不思議なことです。利き手と回転方向の有利・不利(やりやすさ)に、もし関係があるのなら、こういう結果にはならないはずです。ちょうど半分というのは「たまたま最初にその方向に回り始めただけ」という偶然性を示唆しているように思えます。
携帯でメールを打つのに、30歳以上の世代では圧倒的に左手を使うのに、20歳前後や10代では断然右手を使う人が多いという調査結果があります。年長世代は、電話しながらペンをもってメモをしてきた世代なので、受話器は左手でもち右手でメモを取ったりします。そんなこともあって、携帯電話をはじめて手にしたときも(ぼくの場合、社会人1年生になったころでした)、右手をフリーにしておいたまま、左手でボタンを押したのでした。なので、ぼくと同世代には左手でメールを打つ人が今でも多いようです。
ところが、いきなりメール機能付きケータイをもった世代は違います。メールみたいに複雑なのは利き手で打つ方が自然だったので、それで20代とか10代の人たちは右手でメールを打つ、ということです。
年代によって左右に違いはありますが、いずれにしても「右利きだから、それが自然だった」ということに変わりありません。
話が飛びますが、土曜日に渋谷駅でエスカレーターに乗ったときに、ここあさんは「そっか、東京では左側に立つんですね」と関西イントネーションで言いました。そうなんです、大阪ではエスカレーターに乗るとき、急ぎの人に通り道をあけておくために右側に立つんですね。関西と関東で逆なんです(ちなみに一列に並ぶのは搬送効率が悪くて、あまりいい慣習じゃないと聞いたことがあります)。
関東と関西で左右が逆転するのには、何も理由はありません。たまたま最初にどちらかに偏りが出て、それが徐々に固定されいったというだけのことらしいです。
似た例にクルマの通行区分の話があります。日本やイギリスではクルマは左側を走りますが、欧米のほとんどの国では右側を走ります。「ナポレオンが左利きで、剣を腰の右側に差していた。そのため剣がぶつからないように右側通行にした」なんて俗説もあるようですが、これはまるっきり眉唾で、クルマが右を走るか左を走るかは、完全に偶然の話と考えるのが自然です。
ピルエットの軸足も、エスカレーターやクルマが右か左かというのと同じで、たまたまどちらかが多くなったのが、やがて固定されただけじゃないかという気がします。
カスケードとリバースカスケードに関してはどうでしょうか。インナースローとアウタースローの違いです。最初にリバースを覚えたぼくからすれば、通常のカスケードこそ「リバース」と呼ぶべきで、ジャグリングをやりはじめたとき、「カスケードって、すごく不自然じゃん」と思ったものでした。この間のガラパゴスの話じゃないですが、ひたすらアウターばかり練習して、たとえば、5カスケードも97531もアウターでやるという、リバースジャグラーは、あり得るでしょうか。まあ見た目が明らかに違うので、現実問題として、こういうことはまず起こりません。他人のジャグリングを見れば、「あ、オレは逆なのか」と考えるからです。
インナーとアウターは、ある意味、違う動きです。視覚的に別物です。でも、慣れの問題だけで、どちらがよりやりやすいということないようにも思えます。
インナーとアウターのどちらを順方向とするのかというのは、ひょっとして関西と関東でエスカレーターの右左のどちらに乗るのをマナーとするのかというのと同じような話という可能性もあるかもしれません。地球人ジャグラーは、周囲がみんなインナーでやっているから、インナーが当たり前と思っていますが、火星人ジャグラーは、すべてインナーとアウターが反転してるかもしれません。
とりとめもなく左右の話を書いていますが、まとまりがなくなってしまいました。えーと、kyさんからトラックバックをいただきました。右足を軸にして反時計回りに回るという変則ピルエットをやってらっしゃるそうです。まさに、ガラパゴス・ジャグリングです。あるいは、マーズ・ジャグリング。火星人はマーシャンと呼ぶので“マーシャン・ジャグラー”というのもいいかもしれません。
本当にとりとめもなく話が飛びますが(笑)、ダンスのバレーでは、右足軸の時計・反時計回りの両方と、左足軸の時計・反時計回りの両方と、4通りを全部やるそうです。としたら、kyさんの“変則”は、ひょっとするとインナースローとアウタースローの違いぐらいの話なのかもしれません。慣れれば同じようなモノ、ということです。見た目が違うので、だいたいみんな収束しますが、どちらがよりやりやすいとか、有利というほどの話でもない、と。つま先じゃなくて、かかとを軸にする人もいますし、ピルエットって、実は非常にバリエーションが豊富ですね。
もうひとつ、最近気になったバリエーションの話を。1up4up(だけじゃないですが)で、2個をキャッチする順番です。2個目を、手首に近いほうで受け取るか、指先に近いほうで受け取るかの違いです。ぼくは、もうすでに手首側で慣れてきているのですが、ここあさんやYoshiakiくんに指摘されたのは、2個目を指先側で取るやり方のほうが、後々やりやすいということです。ムラマツさんに聞いたら「うーん、両方使い分けているような気がする」ということですし、これも慣れだけの話なのかもしれません。
ウィンドミルにも腕を上にするか下にするかというバリエーションがあったり、ジャグリングってそういう微妙なバリエーションの違いがいろいろありますね。見ているほうには、どれでもまったく同じに見えるでしょうし、やるほうにしても、慣れれば似たようなもの。「大差」はないのでしょう。だけど、ピルエットが代表例ですが、もしこれから練習をしていこうと思っている技があるのなら、後々の応用とか有利・不利まで考慮に入れてバリエーションのことも考えておいていいかもしれませんね。「あれ、これって、逆でもできるのか?」と思ったときには、立ち止まって、「どっちがいいかなぁ」と考えてみるといいかもしれません。「やりやすい方で」というアドバイスをよく聞きますが、これは発想がやや近視眼的です。目指すレベルを100、最初のレベルを1とすると、最初に感じるやりやすさなんて誤差みたいなもんです。なので、「最初にやりやすく感じる方」より「将来的にどっちが有利か」を考えたほうがいいですよね。応用だけじゃなくて、見栄えということも考慮に入れるというのもあり得ますよね。
投稿者 ken : 23:13 | コメント (2) | トラックバック
2006年02月09日
ジャグリングを始めたきっかけアンケート
つるてつさんの作った「サークル訪問記」がいい感じです。まだ紹介は1つだけですが、サークルの雰囲気が良く伝わってきます。まめぞうに遊びに行ってみたくなりました。それにしても動画ってすごいですね。伝わる量が違います。ところで、つるてつさん、日本列島の写真から沖縄が抜けているようにも見えますが、大丈夫でしょうか……。
今週の土曜日も、お昼頃から代々木公園に行く予定です。夕方からは、体力がもてばマラバリの練習に行くかもしれません。
今年は春以降、公私ともに忙しくなりそうで、あまりこうした練習会にも参加できなくなりそうです。今後、ジャグリングとどう付き合っていくことになるのかなぁということを考えると不思議な感じがします。
と、書きながら思い出しました。「ジャグリングをはじめたきっかけは?」というアンケートを作ったのでした。お時間がありましたら、http://d-code.org/vote/kikkake.cgiから投票をお願いします。ちょっと選択肢を細かく分けすぎたかも……。
投稿者 ken : 23:14 | コメント (6) | トラックバック
2006年02月07日
5ボールジャグラーは全世界で何人?
rec.jugglingで「アメリカ人全体の何%ぐらいが3ボールカスケードができるかな?」という質問に対して、C.J.Smithがおもしろい答えをしています。簡単に要約すると、以下の通り。
- 50人に1人が3ボールカスケードでクオリファイできる。
- ソリッド(安定)ということになると、一気に数が減って100人に1人。
- 4ボールはかなり難しくなる。自分が知ってる3ボールがソリッドな人のうち、20人に1人がソリッドな4ボールができる。だからアメリカ人が2000人いたら、そのうち1人が4ボールファウンテンが安定してできる。これは楽観的な見方で、ちょっと多く見積もりすぎ、たぶん実際は5000人に1人ぐらいとか。
- 5ボールは、幾何級数的に難しくなる。5ボールが安定してできるのは、世界中でも2000人に満たない。これも甘い見方で、たぶん5ボールが安定しているのは1000人以下。
だいたいもっともらしい概算ですが、驚きは最後の「5ボールが安定しているのは1000人以下」というところです。まだ、コメントツリーが伸びていなくて、いろいろこの先反論や同意があるのかもしれませんが、ジャグリング歴が長くて、いろいろと見聞してきた人の意見として耳を傾ける価値があるかなと思いました。
プロのジャグラーが言ってるので、「安定」の意味は、いつ投げてもその気になれば2、3分ぐらい投げれるということだと思います。それにしても全世界で1000人というのは少なすぎると思ったのですが、どうなんでしょうね。
4ボールから5ボールの計算のところだけ、なぜか4ボーラー:5ボーラーの比率が登場しないのが不思議ですが、まあ、どうせこの手の計算は誰も確かめようがないので、何でもいいのでしょう。
日本で、いつでも2、3分以上5ボールができる人は何人ぐらいいるでしょうか。100人はいないという気もします。いつ投げても100キャッチ前後はいけるという人なら1000人ぐらい? うーん、まったく見当が付きません。そもそも日常的にジャグリングとしてボールを投げている人口が、今の日本だと2000~3000人ぐらいでしょうか。これも見当が付きません。各都道府県に平均1個、東京だけ20個のサークルがあるとして、全国に70サークル。それぞれに30人のメンバーがいるとすると、約2000人。何らかのプロが数百人。ジャグリングを卒業した人がやっぱり数百人? うーん、デタラメな概算にもほどがある(笑)
投稿者 ken : 23:11 | コメント (6) | トラックバック
2006年02月06日
ジャグリングの種まき
どうも風邪を引いてしまいました。今年は順調に来ていて無敗もいけるかと思ったのに……。
余っているビーンバッグやロシアン自作用のプラスチックボールを、静岡県の中学生に送ったら、「お礼に」といってネーブル、ハッサク、ミカンをたくさん頂きました。送ったボールの倍以上の数の“球体”が届いたので、思わずカスケードで投げてしまいました。
今どきの果物は不自然に甘みを増しているわけですが、売り物じゃないという、そのハッサクには、懐かしい、果物らしい酸っぱさが感じられておいしかったです。
自宅の庭のようなところで採れた果物ということで、ジャグラーとしては、「ということは練習場所はかなりある?」なんていう想像をしてしまいました。
こんなバカな夢想をしています。
いまから何十年かして、すっかり白髪の老人になったぼくは、たまたま駅のホームで買ってきたスポーツ雑誌を、自宅の縁側かなんかで開き(なんで縁側や。いやイメージ、イメージ)、老眼鏡越しに、こんな記事をみかけます。記事は、日本のジャグリング界で活躍する人たちのインタビューです。そのなかの一人は世界中で尊敬される大御所の日本人ジャグラー。
「うーん、ジャグリングをはじめたきっかけは何だったか覚えてないんですよね。ちょうど興味をもったころに、東京の何とかという人がボールをくれたんですよね。段ボール箱にボールをいくつか入れて、送ってくれたんですよ。基本技の紙ペラと一緒にね。あぁ、でもその人とは結局会ったことないなぁ。なんて名前だったかなぁ。そうそうお返しに祖父母が作ったネーブルを送りましたよ」。
そこまで読んだ老人のぼくは、満足げに少しほほえんで眼鏡を外し、3つのミカンを投げたりします。やっぱり年老いた妻に「果物は投げちゃいけません」と叱られながら……。
これまで3ボール×5組ほど、人にビーンバッグをあげました(押しつけたケースもあったりして……)。そのうち何人がボールを買い足したかは分かりませんけど。
あ、こう書いたからといって、ぼくからボールをもらってもプレッシャーに感じないでください。飽きたらやめて別のことをやればいいだけで、ジャグリング以外にも、いくらでも世の中には楽しいことはありますから。
投稿者 ken : 11:00 | コメント (2) | トラックバック
2006年02月02日
土曜日代々木いきますぞ
EJC2005のDVDが届きました。さっそく見ましたが、感想はまた後で。端的に言うと、「あー、楽しそうだな」って感じです。
週末の土曜日のお昼ごろ、1時か2時ぐらいから、代々木公園に行って練習しようと思っています。天気もまあまあ良さそうだし、時間のある人がいたら、ご一緒にいかがですか。ぼくが書かなくても、まあまず数人はジャグラーが来ているはずです。
と、珍しく宣言出勤。
投稿者 ken : 23:29 | コメント (2) | トラックバック
2006年01月26日
ダーツ
久しぶりにダーツを投げました。10年ちょっと前には、毎晩のように投げていたんですが(日本ダーツ連盟の会員でした!)、本当に久しぶりです。で、ものすごく肩が痛くてビックリです。ジャグリングとは使う筋肉が違うようです。腕をつり上げる姿勢がすごくつらいです。最近キャリーの練習をやや復活させていていますが、それも実は結構つらかったりします。肩を痛めたのは去年の8月ですが、もうぼくの肩は完治なんてしないのかもなと思ったりしています(ジャグリングをきっぱりやめるとかしない限り?)。だまし、だましって感じです。バッククロスとかペンギンの練習とかしたいんですけど、できません。
ダーツは、放物線を描いてモノを投げるって点でジャグリングと似ているので、ひょっとして「意外にうまいかも?」なんて期待しましたが、見事にへたれになっていました。もともとそううまくなかったのですが、それにしてもぼろぼろ。うーむ。
で、友人が「この人、ジャグラーなんですよ」と店に来ていた人たちに言うので、ダーツバーでボールを投げました。「えへへ、ダーツは投げませんけどボールは投げるんですよ」とかなんとか調子のいいこといって。でも、暗くて、しかも、かなり酔っぱらい気味だったので、めっちゃくちゃ。あんなにワケが分からなくなるのかと思うほどボールの軌道がめちゃくちゃでした。お酒はあまりに大好きだったので、身の危険を覚えて3年ほど前にキッパリやめたんですが、ここのところは1ヶ月に1回か2回は飲んだりしています。酔っぱってボールを投げると、それはそれで楽しいですけど、まあロクなもんじゃないですね……。いろんな意味で。
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2006年01月25日
ボール買い足し
またやってしまいました。ボールを買い足しました。子どものボールプール用のもの100個と、ナランハ製ロシアンボール(白のM)を7個です。7個というのは気合い表明のようなもので、実際に持ち歩くのはたぶん6個です。最近は5個しか持ち歩いていませんが……。
100円ショップで買ったどうでもいいゴムボールや1個4000円もするシリコンボールも含めて、いったい部屋にいくつ球形の物体が転がっているのか、もはや確認もしたくない感じです。数えてみたら278個でした。いや、数字はウソですが、たぶんそれぐらいです。何かの間違いで「ジャグリング」という語を検索して、このページにたどりつき、「ボールジャグリングをやってみたい!」と思った人がいたらメールください。余ってるビーンバッグを差し上げます。ロシアンボール自作用のプラスチックボールも大量にあります。
ボールプール用ボールは、このあいだ幕張のコスコ(Costco)という会員制のホールセールショップに行ったときに見つけたモノです。触ってすぐに「このボールは硬い!」と思ってショッピングカートにぶち込みました。100個で1000円ちょい。
ロシアンボールを自作した人ならわかると思うんですが、なかなかいい「カラ」がないんですよね。ボールプール用ボールは、たいていプラスティックのカラが薄いですし、品質にムラがあって、均質に層が厚い「当たりボール」は100個中20~30個ぐらいしかないんじゃないでしょうか。まあ、単価を考えれば大したことないですが、それにしてもペコペコへこむぐらいに柔らかいです。それがコスコで新しく買ったものは、けっこうカラが硬いのです。発色も鮮やかでキレイです。
で、喜び勇んで買ってきて、いざ砂を詰めて投げてみると、これが……、でかい……。さっさと気づけよって感じですが、直径80ミリと言えば、XLサイズとかラージボールとなるようなサイズです。実際、ぼくが持っているステージボールとほぼ同じサイズでした。
色もキレイで大きいので、もし将来的に人前で投げるようなことがあるなら、これはいいボールだろうと思うのです。ステージボールと同等の見栄えで軽いわけですから。でも、練習用としては、ちょっと……。
それに、ぼくはどうも工作系に向いてないのか(端的にいってブキッチョ)、グルーガンの仕上げが一向にうまくいきません。すぐにグルーが取れてしまうし、そもそもこんもりと盛り上がったグルーは、まるではじめてハンダごてを握った電子工作初心者がやったハンダ付けのようで、見栄えが悪いです。
ロシアンボールの作り方などというページを作っておいて、いまさらですが、「やっぱ既製品を買った方がいいんじゃなーい?」ということなのでした……。いや、テープを使って止める方法は結構カンタンで耐久性も意外に高いですから練習用ボールとしては十分だと思いますけど。
発色はよく、かなり鮮やかです。プラスティック層も、そこそこ厚い。
上段左上から「転位無縫」(カズさんによる自作ビーンバッグ)、ビーンバッグノーマル、ラージステージボール。中段左から、自作ロシアンボール(66ミリ程度?)、ブラディックボール(74ミリ)、新自作ロシアンボール(80ミリ)。下の小さいのはシリコンボールです。
こうやって写真で並べてみると、「どれでもええやんか」という気がしてきますが、もちろんスローやキャッチの感じは全然違います。まあ、なんていうか「弘法は筆を選ばず」ですよ、いや「弘法も筆の誤り」?(なんか用法が違う)。
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2006年01月24日
上達すると楽になるはず
531ミルズが2.5→5往復、3ボール2アップピルエットが25→48回連続と、うれしいようなどうでもいいような記録。で、またしても(えぇ、またしても)、5ボールが不調です。またしても……。またしてもって、ヘンな日本語ですね、何度も言うと、実は意味がわかんないことに気づきました。「しても」って?
不調といっても、自己記録の約7割にあたる200キャッチを越えることも、まあままあるし、昨日も275キャッチが出て自己記録に並びそうな勢いだったりはするんですが、投げていて「これはイカン」という感じが強いです。非常に腕が疲れるし、息も上がります。乱れてます。
体力的限界は限界なんですが、技術があがれば体力は不要と思うんですよね。3ボールシャワーが50キャッチぐらいしかできなかったころは、100キャッチなんていうと、もう目の前が真っ暗になったものです。でも、今はたぶん1000キャッチぐらい軽くいけます。4ボールシャワーでも50キャッチで頭が真っ白という時期がありました。今は100キャッチ程度は楽勝です。これはどっちも、筋力の問題ではないと思っています。
1つは、軌道が安定してじたばたしなくなることで、ムダな体力を使わなくなること。じたばたすると、単に運動量が増えるというだけではありません。無理な姿勢からボールを強引に軌道に引き戻すときに、すごく力を使います。これが疲れる原因の1つです。上達すると、どんどん最小限の動きでパターンを維持できるようになり、楽になります。
もう1つ、上達にともなって体力や筋力を使わなくなる理由は、手首のスナップを含めた「しなやかさ」が増す効果にあるのかなと思っています。ボールを投げる動作は、身体全体の姿勢、膝の動き、肩の動き、ひじの動き、手首の動き、指の動きのすべてが関係してきます。それぞれの可動部でアングル、速度、加速度といった運動があります。総合して考えると、信じられないぐらい複雑な動作だと思います。同じボールの軌道を生み出すのにも、ものすごく多様なパラメーターの組み合わせがあり得ます。ぼくが理解した運動学習理論によると、運動学習とは、膨大な試行錯誤からパラメーターの組み合わせに関する合目的的なモデルを脳が構築できるだけ十分な統計データを獲得すること、です。
パラメーターは、どれひとつ取っても固定することは非現実的です。すべてのパラメーターはぶれます。ある運動が安定してできるようになるというのは、「特定のパラメーターの組み合わせを実現できるようになる」というよりも、「パラメーターのブレをある範囲内に収められるようになる」ということのようです。ボールの軌道が2、3センチずれると、キャッチ位置がずれますが、それで、ひじがいつもよりやや後方に行ったとき、次に肩や手首はどういうアングルで動かすと、次のスローで許容範囲の軌道を生み出せるか、というように、常にズレにたいして多様なパラメーターを微調整するという感じです。あるべき軌道は1つですが、パラメーターの組み合わせは1通りどころではありません。
パラメーターが増えると当然複雑になるので、減らす努力もします。初心者に対して足やひじを動かすなといったり、手首のスナップを使うなとアドバイスするのは、こういう理由だと思います。こういうアドバイスを受けなくても、人間というのはよくできていて、無意識にパラメーターの数を減らす努力をするらしいです。どんな運動でもそうですが、初心者の動きって「かたい」という印象がありますが、それは可動部分を一気に全部動かさずに、部分的に固定しているからだという話です。そのほうが目的に合った動きをするパラメーターの組み合わせを早く発見できるからです。
パラメーター減らしは初期の段階では有利ですが、上達してくると、今度は制限になります。ジャグリングでの手首の動きは、まさにそうしたパラメーターです。最初のうち、シャワーで手首を使うと軌道が安定せずに上達しません。だから、初心者は自然と手首を使わない投げ方になっていますし、ほとんどひじの動きだけで投げる感じになります。肩もガチガチに固定されています。だから、めちゃくちゃ疲れます。でも、カレー君のシャワーを見てみると手首がムチのようにしなっているのがわかります。
ボールの重さも重要なパラメーターです。いちど安定してできるようになってしまえば、特定のパラメーターを変えても対処できますが(むしろ運動に対する理解が深まるといいます)、運動学習の過程で不必要にパラメーターを変えるのは、混乱の元という気がしてきました。ぼくは今でも部屋ではビーンバッグを使いますし、外では重さや感触の違うロシアン2種類を使っています。これは、初心者がむやみに手首のスナップでボールを投げるのと同じで、あまりいいことではないような気がしてきました。
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2006年01月20日
靴底とピルエット
ずっと以前、マラバリの練習で「ピルエットのコツって何ですか」と聞くぼくに、ムラマツさんは何も言わずに靴のウラを見せてくれました。ボロボロにずるむけた靴底を示しながら、「これで3足目です」とか、何かそんなことを言ったように思います。
そのぐらい回ればできるようになるという意味なのか、そのぐらい回らないとできるようにならないという意味だったのか……、って、どっちも同じですが。
いまから、ほぼ1年前の2005年1月26日に書いた日記には、こう書いてありました。
3年生の人に、ボールをいろいろ実演してもらった。シンクロの(4,6)(4,2)(6,4)(2,4)が意外に美しいことを発見。これならすぐにできそうだと思ってやってみたけど、左手が6を投げると、右手も6を投げてしまう……。
3年で4足。靴底がボロボロになるぐらい回ってるから、ピルエットも上達するということ。
あれから1年。ぼくの靴底もようやく穴が空きそうになってきました。
ピルエットを練習しはじめたころ。ややすり減ったことがうれしかった記憶があります。
小石がスイートスポット下にあると、ダイレクトに足裏に感触が伝わるようになりました。やった!(なんでや)
ついでに、いまから2年前、2004年1月30日の日記には、こんな感想と記録がありました。ジャグリングの練習をはじめてから1週間ぐらいしたときです。
3ボールのシャワーがまったく上達しない。5~10キャッチ。
ジャグリングを始めてから、そろそろ2年ですが、ずいぶん上達しました。5ボールシャワーが30キャッチ前後から伸びないなぁとか思っていたりしますが、2年前には3ボールシャワーができなかったし、なかなかできるようにならなかったのでした。我ながら感慨深いです。
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ガットーとEJCのDVDをオーダー
IJA2005のDVDが来ないからではありませんが、最近出荷が始まったばかりのガットーの新しいDVD、『レジェンダリー・モーメント』(送料込みで$20.5、約2400円)と、『EJC 2005 in Ptuj』(送料込みで14ユーロ、約2000円)をオーダーしました。いまや個人間や小規模店の小口決済を代行してくれるサービス、“PayPal”があるので、こういう売買は本当に簡単になりました。グローバリズム万歳(両手放しで)。
そういえば、EJCのビデオですが、音楽は全部「友だちの友だちの友だち……」が作ったそうです。おそらく著作権問題をクリアーにするための処置でしょうけど、これ、JJFのビデオでも真似できたりしませんかね。JJFのビデオが販売されていないのは、やっぱりBGMに使われている楽曲の著作権問題が大きいと聞きました。これ、日本のジャグリングコミュニティにとって、ちょっともったいない話だと思ったりするのでした。パフォーマーにしてみれば、ステージは音楽まで含めて「作品」なのでしょうけど、うーん。
投稿者 ken : 11:32 | コメント (3) | トラックバック
2006年01月19日
IJA2005のDVDいまだ届かず
ダベンポートで開催されたIJA 2005のDVDが、いまだに届いていません。10月末に注文しました。10月末から11月頭にかけて出荷と聞いてました。その後、問い合わせたら遅れてるという話でしたが、それからさらに時間が経っています。
しびれを切らせて、IJAの掲示板に、一体どうなってるんだと書きました。かなり非難口調での苦情です。今回の件で、いちばん中心になって動いているJoyce Howard氏(商品担当)が掲示板で、われわれ関係者はみんなプロの仕事をしている、それだけは絶対保証できると少し前に書いていたので、冗談じゃないぞと思ったのでした。いろいろと、のっぴきならないトラブルがあったのは事実のようですが(特にDVD製作工場へのIJA側からの指示が正確に伝わっていなかったことが遅れの最大の原因のようです)、問い合わせるまで遅れていることを知らせず、こちらがメールをしてはじめて知らせてくる。さらにその後もトラブルが発生して遅れる一方であるのに(何と発送者の手元に残ったまま!)、遅れることすら知らせずにほったらかし。それの、どこがプロの仕事やねん、と。
問い合わせるたびにトラブルのタネが後から後から出てくるので、たんに言い訳してるんちゃうんかいなという印象をもってしまいます。詳細は省きますが、よくよく考えると、アメリカ国内向けと海外向けで、それぞれ違うトラブルを言っていて、なんか話のつじつまも合っていません。少なくとも非常に不透明です。説明不足は不信感を招きます。なんでしびれを切らせた客が聞くより先に、トラブルを報告しないかな、なんで遅れるなら遅れると言わないかなと思いますよね。
いま海外向けに滞っているのは、発送担当のボランティアの人のところのようです。税関に提出する書類を書かなきゃ行けないので、そのペーパーワークがこなせずに止まっているようです。昨年の12月中旬から発送していないそうで、それには家族の病気と出張旅行というのが重なったためだそうです。「ボランティアだから」しょうがないという話です。何だかなぁ。
ぼくが掲示板に書いたからだと思うんですが(でなかったら、いまでも放置してたんじゃないかという気が強く強くいたします)、DVDを止めている人に対してIJAの担当者が電話して、「今週末までに全部発送する」と確約させたようです。たった3日や4日でできる仕事、それも2ヶ月以上も遅れた仕事を、ずっとほったらかしてたってコトかと思ってガックリきました。
日本(人)なんて、なめられてるじゃないかと思いますよ。表向きは当然誰も口にしないし、ないことになっていますが、いまでも民族的偏見や差別ってありますよ。本人たちも意識していない程度の差別かもしれませんが、そういうかすかな差別意識って、こういう不作為に現われるものです。今回、日本向けに前代未聞の出荷数を記録したようで、IJAの面々はうかれていますが、しょせん日本なんて、遠くてよくわかんない国です。
いや……、わかりませんけどね。思わず腹が立って、余計なことまで推測だけで書いてしまいました。うーむ。
ボランティアベースで組織を運営するのって、本当に難しいですよね。ボランティアで「やる」と言った人たちは、いざとなると大して協力してくれないし(「ボランティアだから……」という伝家の宝刀を抜かれるとねぇ)、仕事は進まないし、いっぽうで外野からは、ぜんぜん評価されずに文句ばっかり言われる。
といってるぼくもボランティアでやるといったIJDbの翻訳、1行も進んでいません……。まあ、しかしお金をもらっている「商品」を発送するのと、そもそもお金がからんでいなくて締め切りがあるわけでもない情報サイトじゃわけが違うよなぁ。
あ、締め切りがないというのは、つまり仕事がいつまでも完成しないということなので(経験上)、やると言ったことぐらいはやろう(と、急に殊勝に思い立ちました)。
投稿者 ken : 11:41 | コメント (0) | トラックバック
2006年01月16日
ピルエット軸足アンケート結果
ピルエットの軸足についてのアンケートですが、約60人もの方にご回答いただきました。ありがとうございました。結果はリンクをクリックしてグラフを見て頂ければ一目瞭然かと思います。
- ピルエット時のフラッシュは利き手側から投げる人が9割。
- 利き手側の足を軸に回転する人と、その逆側の人は、意外にもほぼ同数で、それぞれ4割ずつ。
- 有利とされる利き手フラッシュ、利き手側軸足回転を、両方ともひっくり返した人が1割弱もいる。
- 縦回り宙返りピルエットができる人が、少なくとも日本には1人いる。
1については、何ボールの何アップと書いていないので、ひょっとすると聞き方を変えると結果も違うかもしれません。
2については意外でした。利き足の分布が、手と同様に大きく右に偏っていることを考えると、これはヘンです。ひょっとすると、右に回るか左に回るかは、本当に偶然の選択程度の話なのかもしれません。あるいは、本当は非利き手側軸足ピルエットが、本来の右利きの人の回り方で、初心者時代に「利き手側を軸足にするのが有利」と聞いたからとか、そっちがキャッチが自然だったからという理由から、こっちに回るのかもしれません。「偶然+先輩のアドバイス」の結果? うーん、ナゾ。そもそも、ピルエットだけを考えれば、右利きなら左足を軸にして、右足で蹴るほうが有利に思えます。球技では非利き足を軸にすることが多いです。
3も意外でしたが、約4割の人が「あぁ、最初から逆に回ってれば」と思った人だとすると、逆手フラッシュが多いのも納得できます。フラッシュを非利き手でやることのほうが、慣れたピルエットの回転方向を反転させるよりもはるかに簡単でしょうし。
ところで選択肢にあった「利き足軸回転」などというのは「利き手側の足を軸に回転」のつもりでしたが、誤解を招く表現だったかもしれません。利き手と利き足は必ずしも一致するとは限らないからです。ここあさんが、指摘してくださいましたが、選択の文言を修正すると途中までの投票結果が消えそうで怖いので注意書きで済ませてしまいました。
ここあさんが利き手、利き足の統計について、メールで教えてくださったので、該当部分を、そのまま引用します。
参考までに「利き腕・利き足」ですが、以前うちのBBSで書いたことと少し重複しますが、
- 右腕利き:90% 左腕利き:10%
- 右足利き:80% 左足利き:20%
- (右目利き:70% 左目利き:30%)
- (右耳利き:60% 左耳利き:40%)
というのが、何かの統計なんだそうです。
単純計算すると、以下のようになります。
- 右腕利き+右足利き=72%
- 右腕利き+左足利き=18% ガトー、ヴォヴァ、トーマス、森田君
- 左腕利き+右足利き=8 %
- 左腕利き+左足利き=2 % ジェイギリガン
つまり、理論上は18+8=26%と約1/4が一般に有利と言われる回転方向となるようです。26%自体はあまり意味のある数字ではないと思いますが。
アンケート楽しいですね。もっとアンケート取ってみたいことがありますので、またみなさまご協力お願いします。「これを聞いてほしい」というのがあれば、適当にコメントをつけていただくか、メールしてくださいませ。
投稿者 ken : 12:11 | コメント (7) | トラックバック
2006年01月12日
ピルエット軸足アンケート
ハーフピルエット(またはハーフターン)は、どっちに回っていますか? ぼくはなぜかピルエットと反対向きに回っています。上から見て反時計回りです。いや、回っているというより、歩いているという感じなんですが、それはそのほうが優雅に見えていいかなという気がしているからです。ちなみに、3つ目を投げるときには、すでに横に向き気味です(たぶん)。
3個(奇数個)の場合、最後の1個を右手で投げるとすると、左向きに回る方が有利な気がします。身体が横を向いたときに最後の1個を投げるとすると、これは自分の身体を右から左に越えていくアウタースローになります。反対に、右回転だとすると右に90度身体を回してから右手で投げるとき、ちゃんと美しくやろうと思えば、身体の左側へ右手を持って行って、アンダージアーム的に強引に身体の左側から右側へ投げる必要があって、これは不自然です。もちろん、投げきってから回れば何の問題もないわけですし、実は慣れれば大した問題じゃないという話もあるかもしれません。
「右回り-左回り」、「平行投げ-クロス投げ」と、ピルエット同様に、これまた組み合わせとしてはいろいろあります。偶数個のときは平行投げがいいだろうと思っていたのですが、案外クロスのほうがいいかもなと思い始めています。右で投げ始めて、1個目を右でキャッチできるからです。慣れの問題から言っても、カスケード軌道のフラッシュのほうが気が楽です。
2つほどアンケートページを作ってみました。複数項目をひとかたまりとして聞くことができなかったりするので、選択肢がイマイチこなれないですが……。お名前やコメントなどは不要というか、書けません。
それなりの数の回答が集まりそうなら、今後もいろいろとアンケートをやってみたいなぁと思っています。
あっ、アンケートには「利き足軸ピルエット」と書きましたが、これは不正確で、正しくは「利き手側軸足ピルエット」です。利き足と利き手が一致しているという前提だと、どっちでも一緒ですが、そうとは限らないのでした。といっても、自分の利き足がどちらだと明確に意識している人は多くないかもしれませんが。
投稿者 ken : 11:41 | コメント (0) | トラックバック
2006年01月05日
ピルエットの軸足
ピルエットの軸足を右にするか左にするかでは、いちおう「利き手と同じほうの足を軸にするのが有利」という話になっています。最後の道具を投げあげた瞬間から、次に道具をつかむまでの回転角度が小さくて済むからです。とくに道具の数が増えたりして余裕がなくなると、この差は大きくなるという話です。「回りやすい方向でやればいいけど、もしこれからピルエットを練習するなら、利き手側を軸足にするのがお勧め」と言われています。ぼくも何人かの上級者が「いまは後悔しているけど、今さら直せないし……」と言ってるのを耳にしました。
“鬼ピル”のここあさんは、「非利き手側軸足ピルエット」にも多段ピルエット時にメリットがあると指摘されていますし、「どっちでも、あんまり関係ないよ」という上級








