the other side of my days
ご意見,ご感想,ごいちゃもんなどございましたら
NISHIMURA Ken <nis@bigfoot.com>まで。


2005/03/01(Tue) モジラがいいかも?
2005/03/03(Thu) 電車通勤
2005/03/04(Fri) ウゴウゴ動く絵
2005/03/06(Sun) リングはじめました
2005/03/07(Mon) 信濃町を離れ、幾星霜
2005/03/08(Tue) たこ焼きやろうや
2005/03/12(Sat) ペンギン
2005/03/13(Sun) 雑事やら
2005/03/16(Wed) 真夜中のピルエット
2005/03/19(Sat) ナイフのような
2005/03/20(Sun) 10年のドラマ
2005/03/21(Mon) 点滴
2005/03/28(Mon) 病気やら仕事やら
2005/03/29(Tue) Matroskaビデオファイル


2005/03/01(Tue)

モジラがいいかも?

ブラウザとしてIEを使う理由って、どのマシンにも入ってるからというぐらいしか思い付かない。それはそれで十分すぎる理由だけど、これほど日々使うツールなのだから、ちょっとはマシなのを選びたい。今まで使ったなかではGaleonが良かったかなーと思うけど、Linuxを常用しないといけないってのがつらい。
Operaもかなりいいけど、最近どうもMozillaがすごいんじゃないかという気がしている。Mozillaプロジェクトがはじまった1998年とか1999年ごろに、XULだのXPIだのといった機能拡張のフレームワークに興奮したものだけど、ようやく多くの人が実用的な拡張ソフトをバリバリ書くようになってきた。あれから6年、ようやくそういう世界になりつつあるんだなと思うと感慨深い。
プログラミングというと大げさだけど、プログラマブルじゃないコンピューターやソフトウェアは、使うに値しないと思う。コンピューターを使うということ、コンピューターリテラシーがあるというのは、つまりプログラミングできるということに他ならない。いまでもそう思う。広い意味でのプログラミング。
Operaは速くて気がきいていて使いやすいけど、基本的に、提供される機能を使う以外のことは何もできない。たとえば、「閲覧中のページのtitleタグの中身とURLの組合せを、キー操作一発で指定したテキストファイルに書き出す」という操作を、どうして自動化できないのか。あらゆるアプリケーションソフトは機能拡張用のスクリプト言語を用意するべきだ。

2005/03/03(Thu)

電車通勤

エンジンがかからなくなってから、ずいぶん長くバイクに乗ってない。そもそも寒いので、くじけ気味。早く修理に出さないと、やばそうだけどなぁ。真冬の深夜に30分もバイクに乗れる年齢じゃないよ。いや、乗ってるけど。
電車に乗っている時間はジャグリングの練習ができないので、本でも読むしかない。だから今は通勤時間が唯一の読書時間になっている。電車通勤も悪くない。
このところ、乗り換えで終電を待つ妙に長い10分間は、だいたいピルエットの練習をしている。エレベーターに乗っているときと、ホームでの電車待ちの時間が、唯一のピルエットの練習時間。これで毎日合計20回転ぐらい。2kgぐらいあるリュックを背負ったまま回るほうが安定するのはなぜだ?

2005/03/04(Fri)

ウゴウゴ動く絵

ぷるぷる震える線画って、誰がどのへんで始めた表現技法なんだろうか。フリーソフトのウゴツールを使うと、一瞬で作れるぞ。
ウゴツールで描いてみたですよ。ちょっと楽しいかも。

終電には間に合わない時間だけど、思ったよりも早く仕事が終ったので、久しぶりのヨーカ会。媒体が変わって心機一転というところのウッチーを、新部署の歓迎会をぶっちさせて無理矢理誘うヨーカ会メンツ。すごく久しぶりに顔をあわせるのに、mixiでまったりやりとりしてる面々なので、ぜんぜんそんな感じもなく。
mixiでコミュを作ったことがあるという話をしたら、「あっ、そーっ、西村さん、マジックコミュ!」と酔っぱらいのヨーコさんに言われた。いや、何でもいいんですけどね……。ジャグラーのなかには、「大道芸、お手玉、マジック」と一緒にされると、あまりいい気がしない人って結構いたりして。漫研とアニ研が互いに認め合わないようなのと似た話だけど。

2005/03/06(Sun)

リングはじめました

所沢の義母のところへ。結婚式の二次会用の映像を作るため、幼少時の写真などをかき集めつつ。いつものように、ごはんいっぱい、お腹いっぱい。去年亡くなった義父のユニクロセーターを大量にもらった。
帰りがけ、電車のなかでヘンなステッカーを発見。
西武池袋線の車内にあった、ヘン(?)なステッカー。なんかインパクトがある。
シリーズ2個目。まあ、マナーだけどさ。
効果はあるんだろうか……。
さらに帰りがけ、板橋のジャグリングショップ「ナランハ」へ。最近入荷したばかりだというリジッド・ボールというのを投げてみたり、リングを試してみたり。で、ついにリングを購入。風のある日でも流されないというファットリングを買おうと思っていたけど、店員に聞いてみたら、実際にはどれを選んでも「ダメですよ、流されますよ、やっぱり」というので、スタンダードのリングに決定。オレンジを5枚。1枚840円なので、合計4200円。クラブなら1本の値段だから安いものだ。
リングを初購入。ミーハーにオレンジ色。だって、トーマスディーツがオレンジを投げてたし。
さっそく投げてみた。思ったよりも高さが必要で、部屋のなかでは4枚は無理だった。もっとも、外で投げても4リングファウンテンができるかどうかはよくわからないけど。プルダウンを試したら、リングが鼻の頭にあたって、非常に痛かった。リングは痛い痛いと聞くけど、痛いのは手だけじゃないらしい。

2005/03/07(Mon)

信濃町を離れ、幾星霜

島田裕巳『創価学会』(新潮新書) 714円 ISBN-410610072X
創価学会の総本山とも言える東京信濃町。周囲をみれば、道ゆく人はみな学会員、入る店はどこも学会関係者が経営。と、そんな宗教の町の駅ビルに入った社屋を離れて4ヵ月。そろそろ「創価学会」という言葉を口にしても大丈夫かなと思ったりして(嘘)、手に取った本。創価学会について、何を知ってるかというと、実はほとんど何も知らなかったりしたのだった。週刊新潮を抱える新潮社の新書で創価学会の本を読むのもどうかと思ったけど、かといってテリー伊藤のお笑いシリーズ本でもないだろうと。
創価教育学会の創設者にして初代会長の牧口からはじまり、中興の祖とも言える二代目の戸田、それから三代目の池田大作にいたるまでの創価学会の歴史を概観した、わかりやすい入門書。視点の中立性といい、時代背景にからめた宗教学・社会学的視点からの解釈といい、申し分ない入門書でございました。いまさらのように創価学会とは日本社会にとって何なのかというのが、ちょっとわかった気がする。

2005/03/08(Tue)

たこ焼きやろうや

知り合いがたこ焼きを焼いたと言っていたのを写真付きで見せられて、猛烈にたこ焼きを焼いてみたくなった。いや、もちろん大阪人なので焼いたこと自体はあるんだけど。
さっそく検索してみたら、大阪でたこ焼き屋台を引くことン十年という浪花太郎なる人物が書いた「大阪の味たこ焼き、関西のお好み焼きと焼きそば、レシピ・作り方・焼き方」というサイトが出てきた。このオッチャン、文章のノリがめっちゃえぇ感じ。画面の前で抱腹絶倒というほどでもないねんけど、ほどよい諧謔ちゅうのか、ありていに言えばボケやな、これが随所にあんねんな。こういうサービス精神はよう見習わなあかんのちゃうか。いい文章書くんに必要なんは作法でも文法でも、ましてレトリークなんかでもあらへんねんで、サービス精神やで。
そういえば今日、職場で「ライターのMさん、今回は文章がイキイキしてるね」という会話をしてんけど、こういうのも理由ははっきりしとる。Mさんが、書いた対象をたいそう気に入って、愛をもって書いたから、その愛が文章にもにじみでとるっちゅうことやねんな。
余談はさておき、少なくとも、たこ焼きのレシピと「大阪たこ焼き屋台略史」とも言うべき部分だけでも読む価値はあるで、ホンマ。大阪のたこ焼きって、昔っから出汁を使うのが当然と思うてたけど、それは歴史ちゅうもんを知らんワテが浅はかやったいうことや。もともとは水を使こうてたんやて。それどころか、あるとき商魂たくましい不届きモノが、文字通り「水増し」しで水を多めに入れたことから、あの、中身がトローとした大阪独特のたこ焼きが誕生したんやて。世の中知らんことばかりやで、正味のところ、ほんま、あんた。
あかん、完全に大阪弁がうつりよった。いや、もともと生まれてから20年近く大阪弁やったけど、それは、こんなコテコテちゃうねんで。まあ、何でもええねんけど、こんど、たこ焼きパーティーでもやろうな。

1月頭に注文したジャグリングビデオがようやくニューヨークから届いた。岩倉具視ですら横浜を発ってサンフランシスコに着くのに22日しかかかってないのに、2ヵ月もかかるって、どういうことやねん。いや、単にぼくがシッピングオプションの確認メールをスパムメールと間違ってゴミ箱に捨ててしまっていただけで、本当だったら注文から10日ぐらい届いていたはずだけど。
また買ってしまったジャグリング関連ビデオ。ボールバウンス、クラブ、リング。

2005/03/12(Sat)

ペンギン

すっかり別ページにまとめてしまっているけど、たまにはジャグリングの話題。このところあまり時間が取れずに5ボールの練習は進まないけど、それなりにちょこちょこ練習は続けている。
ペンギンカスケードで17→25キャッチの伸び。ようやく20キャッチ前後が頻繁にできるようになってきた。ペンギンっていうのは、ふつうの3ボールのジャグリングと違って、手の平を返した状態で腰の外に手をもっていってペンギンちゃんスタイルででボールをキャッチするやり方。連続してやると、ペンギンがちょこちょこ走るように見えるところから、そんな名前がついている。見た目はバカっぽいけど、これが結構むずい。
あともう少しで、すっと伸びそうな気もする。ペンギンカスケードも、結局スローがミソだったようだ。スローが正確にできるようになるかどうか、それだけがポイントだ。で、なぜスローが正確になってきたのか、自分ではわからない。わからないけど、日々少しずつ練習を続けたら狙いをつけられるようになってきた。
どうすれば上達するのか、いろいろと自分なりに分析したり考えたりしてみているけど、本当のところ、なぜ上達するのか、なぜ上達したのか、なにがよかったのかなんて自分でもよくわからない。練習して能力があがったとしか言いようがない。ジャグリングって、そういうもんなんだろう。

リング。3リングカスケードから、リングを首に連続してはめてフィニッシュするという通称「プルダウン」に初成功。カンタン、カンタンと思って調子に乗ってやってたら、リングがすっぽぬけてテーブルの上のグラスを直撃。ガシャーンとわかりやすい音がして粉々に……。リングって意外に破壊力があるらしい。

『3b Different Ways』のPEAPOTビデオの第3弾、『COOKING FAT』を見た。『Radical Club News - This just in』がいまいちだったのでクラブの続編『Radical Club News Special Report』は置いておいて、先にリングのビデオ。
すごくイイ! すっごいクリエイティブだよ、この人たち。がんがん壁や床でリングをバウンスさせる過激なのも楽しいし、水辺でリングと戯れる精霊流しのようなシーンもほのぼのしてて味がある。バウンス系(?)ではサイトスワップの真価を目の当たりにしたような気がする。リングバウンスやってみたいなぁ。あとちょっと早くこのビデオを見てたら、ファットリングを買ったのに。って、ファットリングじゃなくても、バウンスさせられるのかな。

2005/03/13(Sun)

雑事やら

仕事上でまいったことになって気が滅入っていたり、友だちに頼まれたアルバイトがあったりやらで落ち着かない週末。ため息ばかり。オトナって大変なんだなぁ。
いろいろと仕事上調達しなきゃいけないパーツやらパソコンやらがあったので、秋葉へ。珍しく中古パソコン市場をあさってみた。ヤフオク登場以降、もはや中古市場なんて風前の灯同然と思っていたけど、なんのなんの、まだまだソフマップさんもOTTOさんも元気だ。
自分用にノート用増設メモリーやらHDDを購入。これでメモリーは1GB、HDDは80GBと、かなり強い感じのノートに生まれ変わり。ふつー、HDDは5400回転の8MBキャッシュでしょう。50GB/プラッターですよ。

有楽町のビックカメラでサンヨーの動画デジカメ、『Xacti C4』を購入。ポイント還元で約4万円というところ。後継機のC5がまもなく出荷になるのだけど、C4とC5の違いと言っても、静止画の解像度が400万画素から500万画素になったという、わりとどうでもいい話だったので、あえて価格的に2万円ぐらい安いC4に決定。C5は、デザイン的にも改悪と思えるし、薄型になったぶん、光学系の性能が落ちているという、うっかり見逃してしまいそうなスペックダウンもあったりする。
さっそく動画を撮ってみた。ところが驚いたことにMPEG4の編集は、単なるカット&ペーストといったことですらパソコン上ではできないことが判明。いや、もちろんできるけど、ビデオ編集ツールが必要で、なぜかXacti C4には付属していない(?)。えーーーっ、信じられない。VCD・DVDのオーサリングソフトは入っていて、それでMPEG4の動画も編集はできるんだけど、出力先は光ディスクに限定されてるっぽいし、よくわからん……。いろいろ検索したら、そもそもMPEG4って、いまだにリアルタイムで編集処理をするには重たすぎたり、互換性の問題があったりとかで、パソコン上での編集には適さないらしい。素直にDVコーデックとかMotionJPEGのほうがいいんだって、知らなかった(買ってから言うなよ)。てっきり相互変換しちゃえば、MPEG4だろうが、MPEG1だろうがMPEG2だろうが、なんだって似たようなものと思っていたけど、どうなんだろうか。動画ってわからん。
とりあえず、QuickTimeProがMPEG4の簡単な編集には最適だっていうことらしいので、3780円でアップルストアからダウンロード。ついにアップルに魂を売った。
で、これが最近練習している「ペンギン」(QuickTime形式、6.7MB。Xacti C4のTV-HQクオリティで撮影。30fps、640×480ドット、2Mbps)。部屋のなかだと暗いなぁ。QuickTimeProだと動画を90度倒すことなんかもできる。で、こっちは、2月ごろに撮った「5ボールカスケードの練習風景」(QuickTime形式、2.4MB。CANONのIXY DIGITAL300で撮影。いちおう30fpsかな?)」。やっぱり見比べると、ふつうのデジカメで撮影したものより、C4で撮ったやつは解像度も高いしキレイだ。うむうむ。

2005/03/16(Wed)

真夜中のピルエット

微妙に終電に乗り遅れて仕方なく遠回り。電車を乗り継いで、麻布十番から歩いて帰る。寒さも和らいだし、ラーメンでも食べて帰ろうかと思いながら地下鉄の駅を出ると、そこにはステージがあった。
ステージじゃないけど、ステージとしか思えない場所が目にとびこんで来た。そこは、交差点の角の建物の正面階段。バーやらクラブやらが入ってる小綺麗なビル。左右から中二階へ上がる階段が合流する踊り場がイヤに広くて、しかもライトアップされている。壁にはスカしたデザインの垂れ幕なんかもあったりして、それはどうみても、ぼくのためのジャグリングステージにしか思えなかった。
交差点に面しているので、なんとなく人の目も届きそうだけど、気にしない。気分はもう一人でスポットライトを浴びる売れない役者。稽古がはけて厳しい鬼の演出家が帰ったあと、暗い舞台でひとりセリフを練習するような……。なわけないか。
舞台に立ってみると「スケートボード禁止」と書いてある。なるほど、スケボーやりたくなる場所だ。いいアンバイの階段があって、広々してて夜でも明るい。スケボーはダメだろうけど、ジャグリングはいいだろう。
久しぶりの外での練習だし、なんたってほどよくツルツルした花崗岩質のタイル張り。ピルエットの練習をするしかないと思って、ボールを投げつつくるくる回りはじめた。やや暗いけど、十分ボールは見える。
ぐっと上達してるんじゃないかと想像はしていたけど、そういう想像や期待をはるかに超えてピルエットが上達していた。このところ、ボールこそ投げてなかったものの、エレベータのなかでも駅のプラットフォームでも、ところ構わず回る練習を続けていたので、いつのまにか回転に慣れていたらしい。回りすぎて吐き気がする日もあったけど、今日は1時間ほどの間に200〜300回ぐらいまわってもまだ全然平気だった。人間って、ホントたいていのことには慣れるもんだ。
これまでのレベルといえば、3ボールから2個のボールを投げあげて1回転する2アップピルエットが成功するぐらい。それも、よくよく考えると、2アップピルエットが成功したのは全部合わせても10回もなかったと思う。それが今日は、2アップどころか3アップピルエットが5回も成功した。2アップなら3回や4回は連続でキマる。さらに、3ボールシャワーから2アップピルエットなんてのも成功したりして、いったい全体何で急にできるようになったんだよーと、もう驚くやら悦びのあまり鼻水垂れるやらでタイヘン。
ピルエットって10代や20代前半の若い人じゃないと覚えるのは無理なのかと思っていたけど、なんのなんの、そんなことはない。30歳を超えてからでも、やればできる。ぼくだって、いつかは5ボール5アップピルエット!
ふと気づけば、だいぶすり減っていた軸足の靴底。3足ぐらいダメにするころには、ぼくにもきっと華麗なピルエットができるようになっているに違いない。たぶん。

2005/03/19(Sat)

ナイフのような

近所にできたイタリアンの店でランチ。お店は小綺麗だし、料理もとてもオリジナルっぽくておいしい。なのに、隣の客がうるさい。初老夫婦のおばさんのほうが、信じられないほどのおしゃべり。ダンナはほとんど聞いてないんじゃないかという感じなのに、とにかくしゃべり続けるので、隣にいるこっちまでうんざり。ダンナがトイレに席を立ち、1人でテーブルに残ったあとまでしゃべり続けていたのには、うんざりというより恐くなった。精神疾患と健常のボーダーだ。
店を出ようとしたら、ワインセラーと並んでピカピカに磨きあげられたナイフの数々とナイフ専門誌が展示されてあった。聞けば、店で使っている肉切り用のナイフが、なんとかかんとかで、切れ味がぜんぜん違うんだとか。
そろそろナイフにも興味がないわけじゃない。チェーンソーだのたいまつだのを投げる危険なスタントジャグリングなんて、くだらないと言えばくだらないけど、いちどぐらいはやってみたい。
といって投げる用のナイフは肉切り用とは、ぜんぜん別物。20万円のナイフをぶんぶん投げたらナイフマニアに怒られる。でも、ナイフを投げるジャグラーたちのナイフに対する愛情もたいしたもので、「血がどっと出て来たら、まずナイフの取っ手の部分を軽く湿らせたペーパータオルでぬぐうこと。あらゆる努力を惜しまずナイフの手入れを優先すること」というのも聞いたことがある。血を流す指よりも、ナイフの血をぬぐえ、と。
ナイフ専門誌。ぱらぱら見たら、名前のある職人が作るナイフはだいたい1本が20万円前後。
展示されていたナイフの数々。

お店を出て少し歩いたところで、同居人が突然身体の不調を訴え始め、はげしい嘔吐と下痢がはじまった。いっしゅん食中毒かと思ったけど、病院に行ったら、胃腸に来る風邪かインフルエンザだろうという診断。代わってあげたいほど苦しそう。あまりできることもなくオロオロと。風邪が胃腸にくると、あんなにひどいことになるんだ……。喉や鼻にきてもイヤなものだけど、胃腸もかなりのもんだ。

2005/03/20(Sun)

10年のドラマ

『FRIENDS』最終シーズンのDVDをまとめて見た。北米では2004年に放映が終ってるのに、いまだに日本でもアメリカでも発売されていないので、イギリス版をamazon.ukで購入。イギリスなら英語のままオーケーだから特別な処理は不要で、しかも放映権だの何だのといった北米のような面倒な話もないんだろう。イギリスは日本と同じリージョン2だから都合がいい。
『FRIENDS』最終シーズンのDVD。3枚組。約3000円。
アメリカの口語英語は、これで勉強したというほど見まくったテレビドラマ。アメリカ滞在中は、ほとんど毎日みていたドラマで、過去8シーズンの各エピソードは、どれもそれぞれ再放送や再々放送やらで3回以上は見たと思う。アメリカ人の友だちに、フレンズが大好きだというとバカにされるけど、10年も続いた化け物的な大ヒットドラマシリーズだけあって、セリフやジョークがよくできてる。英語教材としては最高。

泉三郎『岩倉使節団という冒険』(文藝春秋) 735円 ISBN-4166603914
日本ほど歴史小説というジャンルが書店の棚を大幅にしめている国はないという。それは、小説ではないノンフィクションの歴史の本がつまらないからじゃないかと、そんな話がある。イギリスなんかと違って、歴史研究家が、まともに読むに耐える本を書いて来なかったから、司馬遼太郎、吉川英治、新田次郎といった人々が書かなければならなかったのではないか、と。
そういう歴史本不毛の時代って、この10年ぐらいで終りつつあるんじゃないかと感じるんだけど、それ歴史音痴のぼくのカンチガイ? この岩倉使節団の本も、ノンフィクションの新書だけど、めちゃくちゃおもしろかった。

2005/03/21(Mon)

点滴

後はもう寝るだけでよくなると楽観していた同居人の胃腸炎(?)が悪化。あまりに症状がひどいので、休みの日でも急患外来を受け付ける最寄りの病院を探して受診。またしても点滴を受ける。
救急病棟は阿鼻叫喚の世界だった……。身悶えながら寝返りをうち呻き続けている人、イタイイタイと泣き叫ぶ子どもたち、頭を抱えたまま動けない人、顔を真っ赤にして高熱と寒気と闘っている人、なぜかセーターが血まみれのご婦人……。吐き気を抑える薬の入った点滴を受けて、やや気分の落ち着いた同居人も、両隣のベッドから聞こえる泣き声と呻き声にちょっとまいった様子。
診察してくれたのは、物腰の柔らかい若い先生。手際よく質問してカルテを埋めて行く、その筆跡から几帳面そうな性格が見て取れた。カルテをのぞきこむと、ドイツ語じゃなくて英語と日本語のミックスで書かれていた。
夜は焼肉をひとくち食べれるほどに回復したので、ひとまず安心。起きてうめいている時間をのぞくと、薬の影響もあって、こんこんと眠り続ける同居人につき合って、こっちまでよく寝た3連休だった。

2005/03/28(Mon)

病気やら仕事やら

ようやく同居人が元気を取り戻したと思ったら、こんどはぼくが腹痛に悩まされ始め、あっというまに39度近い高熱が出てふせってしまった。体力的には、さほどつらい状態ではないものの、仕事が多忙で、しかもいろいろ問題があったりしてすっかり精神的にまいっていたりで、泣きっ面に蜂。日記の更新も滞ってしまった。
体重が2kgほど減って、58.5kgと、過去の最軽量記録タイに並んでしまった。ぜんぜん食べてなかったしなぁ……。

ノートPCのHDDを80GBの速いやつにしたら、VMwareがおかしくなった。ディスクの引越しに使ったAcronis TrueImageのようなクローンツールだと、仮想ディスク関係のソフトがおかしくなることがあるという話だ。不具合は、なぜかホストOS上で動いているDHCPサーバに、ゲストOSからアクセスできないというもの。ゲストOSからネットにつながらないので、ぜんぜん日記も更新できなかったりした。
しかたなく、VMware自体を入れ直したら、仮想ディスクイメージはそのままに復活できた。何だったんだろうか……。
載せかえた80GBの日立GSTのドライブ、「Travelstar 5K100 HTS541080G9AT00」(5400rpm、8MBキャッシュ、50GB/プラッター)は、もともとThinkPad X31に入っていた富士通の40GBのドライブ「MHT2040AT」(4200rpm、2MBキャッシュ、40GB/プラッター)に比べて劇的に速い。XPの起動が1分43秒から1分8秒にまで高速化。1MBのファイルを100個ローカル同士でコピーする時間を比較したら、なんとほぼ倍速! 速い速い。

2005/03/29(Tue)

Matroskaビデオファイル

ややこしいとは思っていたけど、MPEG4というのは、ずいぶんややこしい動画フォーマットのようだ。技術的にややこしいわけではないのだろうけど、ISOの標準化が遅かったことや、既存のメディアプレーヤーの再生互換性の問題から、いびつな普及と進化をとげている。特許の権利関係でもめた結果でもあると聞いているけど、そこのところ、どうなのだろうか。
ネットの動画配信という大げさな話じゃなく、JPEGを使って写真をネットで扱うのと同様の感覚で、ふつうのユーザーがネットで動画を扱うようになるとしたら(2年後ぐらいかな)、そのとき使うべき動画のフォーマットは何だろう。DivX!? うそぉ、ISO標準のMPEG4しかないんじゃないの。DVカメラで撮影したものをMPEG2に変換したものじゃないように思う。ましてMotionJPEGでもないし、WMV形式のようなプロプライエタリなフォーマットも話にならない。
最近購入したサンヨーの動画デジカメ、Xacti C4はISO標準のMPEG4で動画も音声も記録される。サウンドトラックは、AAC(Advanced Audio Compression)に対応しており、たいへんに志の高いことをやっていると思う。
志の高い技術選択が、ときに他の現実的な選択肢よりも使い勝手が悪くなるのは世の常で、MPEG4は、再生用動画フォーマットとしては、「圧縮率が高いが普及率が低い」というジレンマを抱えている。再生用としてもそうだけど、これが「編集」となると、もっと状況がひどい。ビデオ編集ソフトでMPEG4を読み込んで、それをMPEG4のまま出力するというような編集をやっている人は、ほとんど存在していないらしい。MPEG4編集は、まだ一般のパソコンで処理するには重たすぎ、また互換性の問題もありすぎて、非常にめんどうということらしい。
30日の使用期限つき評価版でUleadのビデオ編集ソフト、「Ulead Video Studio8」をダウンロードしてみた。タイトルを入れたり、シーンの切替えに必要以上のエフェクトをかけたトランジションを入れてみたりしてみた。重たい……。けど、まあ実用にならないわけでもない。さほど凝った処理をするわけでもなし、1時間のビデオを作ろうというのでもなし、ぜんぜんオッケー。
問題は、AACオーディオをうまく扱えないこと。Video Studio8は標準ではMPEG4が読み込めないけど、QuickTimeProでmov形式に変換すれば、動画もサウンドもちゃんと読み込める。でも、読み込めたように見えるけど、いざ編集をすると、サウンドトラックが消えてしまう。Video Studio8には、MPEG4の入出力をサポートするオプションが4000円で用意されているので、それをダウンロードすれば解決しそうだけど、すでにダウンロードしたQuickTimeProでmovからサウンドトラックだけをwav形式で分離して、それをVideo Studio8に取り込む、という手順でもよさそう。あとは、いったん分離して合成したあとに、微妙なタイミングの問題で音ズレが発生しないことを祈るばかりか。動画ってむずい。
それにしても、面倒だなと思ってあれこれ調べていたら、Matroska(マトリョーシカ)というプロジェクトを発見。こういうややこしい状況を打破すべく、動画、音声などを標準化された共通コンテナに突っ込もうというアイデアで、バイナリ形式のフォーマットを規定しているらしい。非プロプライエタリなAVIというところか。バイナリ形式の規定にはEBML(Extensible Binary Meta Language)というバイナリ版XMLというべきものが使われているらしい。
Matroskaって、ネーミングが気に入った。でも、拡張子が.mkvってのが、なんかイマイチ。なんで.matにしなかったんだろう。タイプしやすく、呼びやすく、覚えやすく、愛称としてもいいと思うんだけど。
動画編集って楽しい。

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